中島宗美

登録日:2012/03/10(土) 23:39:17
更新日:2019/09/08 Sun 08:11:47
所要時間:約 5 分で読めます




【プロフィール】
声優:野島裕史
誕生日:1947年2月11日
身長:190cm
体重:70kg
出身地:岩手県
血液型:O型
所属:無所属→JUDA→加藤機関(原作版)、加藤機関→セントラル(アニメ版)
好きな食べ物:鍋全般
嫌いな食べ物:牛乳
趣味:なし
主な搭乗機:タリスマン


《概要》
鉄のラインバレル』の登場人物でファクターと呼ばれるマキナのパイロット。

見た目は和服を好んで着る青年で、丁寧な口調も相まって老成した印象を受ける。
一方、そんな彼だが原作漫画版のキャラクター付けとアニメ版のキャラクター付けはまるで異なり、あらゆる意味でどうしてこうなったと言わざるを得ない程。

以下それぞれについて記述する。


◇原作漫画版
阿戸呂村と呼ばれる『鬼』を信仰する閉鎖的な村の『信仰対象の鬼』の青年として村の調査に来た早瀬軍団と遭遇。

自身のマキナ『タリスマン』からの『マキナを破壊するマキナが現れる』と言う情報を元に、ラインバレルのファクターである浩一達と一触即発の空気に陥ってしまった。
薫と言う老女の登場によって宗美の態度が一時的に軟化するが、結局はファクターとして浩一と対峙する。

タリスマンの持つ電磁槍の力で終始ラインバレルを圧倒する宗美だが、突如として『ラインバレルの助太刀』に現れた加藤機関の強襲により膠着状態になってしまう。

一方その頃、寺生まれのDさんこと道明寺誠は死んだ宗美の父親の日記を発見、宗美の秘密と村の思いを知る事になった。







以下、原作漫画版のネタバレ







中島宗美は実は齢72の老人であり、薫は彼の妻である。
実はマキナはファクターの『老化』を『死の要素』と捉えてしまう為、若い人間がファクターになってしまうとある一定の若さで老化が止まってしまう。
彼は赤ん坊の頃にファクターとなり現代に送りこまれた為、10代後半程度の容姿を保ったまま今に至ると言う。
その事を父親が死ぬ30年前まで知らずに過ごし、一度は飛び出した阿戸呂村に、老化しないせいと化け物じみた回復力で気味悪がられ東京から戻らざるをえなくなった宗美は、『寂れた村の村人のすがる為だけの対象』として過ごす羽目になったと嘯く。

そんな宗美を道明寺は一喝する。
「そんなのは勝手な見解だ」と。

実は村人が宗美を信仰対象にした理由こそ宗美にあった。
村人は考えた。『普通ではない宗美は外の世界では生きていけない、なら村に縛りつけてでも守ってあげないと』。
つまり『信仰対象の鬼』の正体は阿戸呂村の人々の同郷の人としての優しさだったのだ。

それを知らされ戦意を失った宗美は、薫の危篤をシズナに知らされる。
末期ガンの影響で虫の息だった薫は、宗美に最期に死ぬまで付き添ってくれた感謝と未来への思いを託す。
それを聞いた宗美は、号泣しながら呟く…。


僕は、ただ…キミと一緒に、歳を取りたかっただけだったんだ…


そして、タリスマンを駆ってラインバレルに標的を変えた加藤機関を退けたのだった。

以降は上京し、JUDA特務室に参加。
アクの強いメンバーが多い中、どこまでも温厚で優しい彼は癒し担当でもある。
現在はイズナからパソコンの指南を受けている。


更にもう少しネタバレ


原作の宗美は『マキナのいた世界』の出身者だが、その世界の正体は数百年以上前の本来の西暦の世界の事(要するにラインバレルの本編が開始する遥か昔)。
つまり彼は実年齢もぶっちぎりで作中で上、本来の生年月日を逆算した場合の宗美より年上の人間は、現時点で城崎絵美と加藤久嵩の二人だけ。



◇アニメ版
ドSで外道な加藤機関の隊長。
ミウミウをいじめる事に命を燃やすド変態の鑑。
「痛めつけられるより痛めつけるほうが好き」と語るドSで、普段からミウミウをいじめる妄想をして一人ニヤニヤしている。
その危ない人っぽい言動にはデミトリーの旦那すら思わず苦言を呈するほど。

序盤でミウミウをロックオンしてからは度々彼女を追いつめ、終盤には追い詰めるものの、最終的にキレた早瀬に粛正されタリスマンを輪切りにされ敗北。
挙げ句マサキに拾われてマキナ人間に。
最期は揉み上げトロンベな沢渡に「もう殺してくれ」と介錯された。
…と、適当な解説だが、実際のところアニメ版は「薫が早期に死んだif」の話である。
要するに「愛するモノを失った絶望」からこんな原作仕様とかけ離れた性格になったという話、お前はどこのアポリアだ。
性格が急変した理由自体はわからないでは無いが、アニメではそこの説明がほとんど無かった上、薫との死別に関する描写が一瞬の回想シーンだけなのですごく分かりにくい。

因みに、余談だがよりによって優しさと人柄から人気のある人を改悪した事からアニメ版のファンからも怒らせてしまう理由の1つになった。アニメ版ラインバレルを黒歴史と言う人の理由の半分ぐらいが中島の扱いにある。
本当に、本当にどうしてこうなった。


◇PSP用ゲーム版
原作漫画版をベースにされた優しいお兄さん。オープニングでは加藤機関側にいるが気にしない。
とはいえ流石に原作のラインバレルは複雑な伏線が多すぎるので、アニメ版の設定を利用して比較的あっさり目に描いている。
エンディングではJUDAを去ろうとするが、浩一に止められ、森次からは「勝手な真似は許しません」と却下されるも、森次からは「私には出来ない事をやって頂きたい」「何かあった時に相談に乗ったりしてやって下さい。あなたはそれができる人だ」と頼まれる。森次からの頼みを無下にしないために、JUDAに残ることになる。森次の宗美への信頼と彼の人柄が伺える。



《乗機》
◇タリスマン
全長:20.2m
頭長:19.0m
体重:49.6t

白銀の体躯をした優美なマキナ。
装飾の一部が剥がされたとは言え美しい西洋の鎧の様な姿をしており、本来の建造された目的は貴族や王族の為の護衛用と推察される。
ちなみに機体名の『タリスマン』とは『護符』と言う意味。

武装は自衛用の多目的な電磁槍(テールオブキングダム)一本のみ。
これは通常の刺突攻撃のほか、攻撃の際に先端から高圧電流を放出することで敵マキナやアルマの人工筋肉を破壊し徐々に行動不能に陥れる地味に厄介な代物。
アニメではこれでペインキラーごとミウミウを電気責めにした。
更に、先端部を開いた最大出力時には自機の周囲に迫る誘導兵器などを一気に破壊してしまうことすら可能。
総じて機体名に違わぬ防衛能力を発揮する。

この装備や外観から、元々は戦争や隠密任務目的の機体ではない事は推察される。
だが、宗美と長年一緒にいたことに加え、元々機体自体に大量の戦闘経験が蓄積されているたため機体性能を遺憾なく発揮しており、JUDA合流時にも即戦力となった。



《人間関係》
早瀬浩一
アニメ版では絡みは無いが、原作では仲が良く早瀬軍団の一員。

道明寺誠
原作では、彼の説得がなかったら村の人の真意はわからないままだった。

九条美海
アニメでハァハァしていた相手。
薫さんに謝れ、主にアニメの脚本家。

沢渡拓郎
アニメでは介錯を頼んだ相手。

加藤久嵩
アニメでは上司、原作では敵。
おまけドラマでドS担当扱いされていた。また宗美を含む加藤機関隊長の男性陣のコスプレに本気で呆れていた。

菅原マサキ
原作では絡みはあんまりなかったが、アニメでは中島を改造人間にしてしまう。


《その他》
スーパーロボット大戦L
何と、アニメ版と原作版の両方のノリで参戦。
基本的には最期までアニメ版の外道ながらも、複雑な生存フラグを立てる事で漫画版仕様の『きれいな宗美』となり終盤に仲間入りする。
多分アニメでしかラインバレル知らない人は、唐突な改心と急変したキャラクターにびっくりしただろう。

タリスマンの性能は中の中ぐらいだが、5段階改造済みかつ資金&経験値アップのボーナスはおいしいので援護防御を覚えさせてMAP兵器持ちのサブにすると良い。オススメのパートナーはストフリヘビーアームズ
射程距離を重視するならペインキラーやダンクーガ、ラインバレルやラッシュバードも有り。
また、宗美を生存させると全ファクターの合体攻撃の必殺技『ファイナルフェイズ』の威力が凄まじく伸びる。


スーパーロボット大戦UX
念願の原作漫画版の設定で参戦し、多くのファンを歓喜させた。
初登場は第1部の日本ルートで、NPC時に呂布のファクター魂ィィィ!!!されて積んだプレイヤーも多し。
薫を看取った際の台詞がDVEで再現されるなど、こちらでも優遇されている。中断メッセージによると、タリスマンからのフィードバックでスパロボの遊び方のコツを教えてもらっているらしい。
イズナ「タリスマン、昔、何してたの…?」
ユニットとしては中堅サブという感じ。やたら固く癖の無い近接タイプなので大概適当なスーパー系のお供として使われる。
アパレシオンと並んでタリスマンを動かし忘れるのは良くあること



僕は、ただ…キミと一緒に、追記・修正したかっただけだったんだ…

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