アクティオンゾウカブト

登録日:2011/07/30(土) 14:36:57
更新日:2025/06/27 Fri 08:31:57
所要時間:約 2 分で読めます





アクテオン、アクタエオンとも呼ばれる甲虫の仲間。
英名はActaeon Beetle
学名はMegasoma Actaeon

名前はギリシャ神話に登場するアルテミスによって姿を鹿に変えられた狩人「アクタイオン」に由来。


/ゴッツァンデス\


概要

主に中南米、アマゾン川流域に生息している。

つや消しの黒いずんぐりした体と、その名の通り象の鼻のように上を向いたぶっとい一本角を持ち、フォルムは日本のカブトムシに近い。

最大の特徴は、やはりその世界最重量を誇る体重である。

その重さはなんと50g


ちょうどテニスボールと同じくらいの重さであり、世界最大の体長を持つあのヘラクレスオオカブトでさえ、
その三分の二程度の重さしかない事から、こいつがいかに重いかがうかがえる。

幼虫期ではさらに重く、現在228gの本種の幼虫が、なんと世界一重い昆虫としてギネス認定されている。


その巨体故に、生み出されるパワーももちろん強く、
現地では光につられたこいつに体当たりされた 電球やガラスが割れるなどの事故も起こっているらしい。
カブトムシ同士が戦う番組などでもそれを遺憾無く発揮し、時には重戦車のように相手を蹂躙し、時には動かざる山の如く鉄壁の防御を誇る。

あのヘラクレスオオカブトでさえ、アクティオンには苦戦を強いられ、あわや敗北というところまで追い詰められた。

「カブトムシ界の白鵬」とも言うべき存在であり、スピードを除けば単純な戦闘能力は、全てのカブトムシの中でもヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトと並び最強クラスである。

ただ、その巨体を構築するには莫大な時間と餌を有し、幼虫の期間はなんと3年にも及ぶ。
あまりにも長すぎるため、飼っているのを忘れてて、ほっといたらいつの間にか生まれていたというケースもあるとか。
ただし、その分幼虫自体は頑丈な方で、ある程度の温度管理さえできればほったらかし気味な飼育でもそこそこ大きくなってくれる。


ちなみにゾウカブト類は一般的におとなしいイメージがあるだろうが、アクティオンは(コーカサスオオカブトほど凶暴ではないが…)比較的闘争心が強く、個体差はあるが決してエレファスゾウカブトのような温厚な性格ではない。(ちなみにアクティオンに近縁なマルスゾウカブトも割と好戦的な性格をしている。)


アクティオンゾウカブトに近縁な種には、レックスゾウカブトやヴァズデメロゾウカブト、ラミレスゾウカブト(ヤヌスゾウカブト)、マルスゾウカブトなどがいる。
中でもレックスゾウカブトはコロンビアやエクアドル、ペルーなどの南アメリカ大陸西側に生息するアクティオンの亜種で、現在出回っているアクティオンの殆どはこのレックスゾウカブトである。

ムシキングでの活躍

「南米の巨人」という肩書きを引っ提げ、ムシキングにおける最強値である強さ200のムシとして登場。
強さ200のゾウカブトはアクティオンのみであり、本作のこの格付けの影響からか、メディアからゾウカブト代表種として抜擢される機会が多くなっていった。
(おそらく、他のゾウカブトを差し置き本ページが作成されているのも、ムシキングが少なからず関わっていると思われる)
(ちなみにマルスゾウカブトは強さ180、エレファスゾウカブトとギアスゾウカブトは強さ160、アヌビスゾウカブトは強さ140である。)

一旦排出を終了したが、2005ファーストプラスで新技「サマーソルトプレス」を携え、復活。
復活して新技を習得したのはアクティオンゾウカブトが最初である。
ちなみに、ガンガンスマッシュのものはムシキングブーム以前のごく僅かな時期にしか排出されていなかったため、当時は非常に珍しいカードだった。

ちなみにネブ博士のライバル、ブラック博士が愛用するムシであり、対戦バトラーズターミナルでは「ブラック博士スペシャル」のアクティオンのカードが登場していた。

2006セカンドではアダーコレクション*1入りした。

  • ガンガンスマッシュ
旧超必殺わざ。
相手を掴んだ後、左右に連続してたたきつける。
ちなみにグランディスオオクワガタの超必殺技でもある。

  • サマーソルトプレス
新超必殺わざ。
相手を弾き飛ばした後、突っ込んでぶつかった反動で飛び上がり、宙返りしながら全体重をかけ、押しつぶす。


◆アダー完結編


第四段EXノーマル
ダゲキ98 ハサミ48 ナゲ48 体力215 防御50

第四段ハイパーレア
ダゲキ118 ハサミ51 ナゲ51 体力220 防御56

自慢の体力は甲虫の中で4番目に高く攻撃もかなりモノ。
アダー完結編の第五弾では世界最大かつ重量のエレファスゾウカブトが彼に代わって物語の最後を締めた。


後に新甲虫王者ムシキングの2015セカンドにてアクティオンやエレファスゾウカブトより「最強の軍神」もといマルスゾウカブトが先に登場し、
立ち位置はSRでありながらも実力はヘルクレスオオカブトと並ぶ攻撃力を持ち、旧カードのスーパーアタックタイプ以上に目覚めた。
前作ではアタックタイプとして登場した名残だろう。

長らく参戦しなかったものの、4弾に当たる2016セカンドにてついに参戦を果たす。当然レアリティはSSR。
見た目に違わぬ高いHPと攻撃力に加え助け相性がグー+チョキ+パーとカスタマイズ性が高く、新たな新勢力として猛威を奮う。

後に激闘3弾にて再登場。性能が一新されてテクニックを犠牲に体力、攻撃力がさらに強化され、必殺技が新技「アクティオンボム」に変更、お助け相性もグー+グー+チョキとなった。
(正直なところ大きく汎用性を落としており、大会においては2016セカンド時の個体が使用されることの方が多かった。)

超神化2弾にも再登場。こちらは2016セカンドと同様のスペックな上に新要素のVブースターを手にしたことで大幅に強化されている。
…が、超神化シーズン以降に登場したSSRの上をいく新レアリティSGRの登場により、現在はコスト制限下環境に主戦場を移している。
超神化4弾ではゴッドフォーム、マジンフォームが登場。必殺技はブラック・グングニール。
ゴッドフォームの方は激闘3弾時のアクティオンの純粋強化版というのもあり、あまり評価は高く無かった。マジンフォームの方は待望のグー+チョキ+パー相性な他、圧倒的な攻撃力を携えており、ここに来てようやく対戦環境へと復帰した。

追記・修正は土の中で3年間過ごしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年06月27日 08:31
添付ファイル

*1 ポポ達の宿敵「アダー」が操る赤目甲虫を呼び出せるムシカード