登録日:2012/02/07(火) 17:38:32
更新日:2023/09/26 Tue 09:21:04
所要時間:約 6 分で読めます
大きなのっぽの古時計
おじいさんの時計
百年いつも動いていた
ご自慢の時計さ
戦いなさい、ブラッド・ボアル
百年間、戦い続けなさい
『ヴィーナス&ブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~』とは、03年2月にナムコから発売された
PS2用
RPGである。
7(セブン)~モールモースの騎兵隊~の続編的位置付けではあるが、直接の続編では無いのでやっていなくとも問題なし。
今作も戦闘に
ローテーションシステムを採用している。
色々作りが甘いからか、前作に引き続き売上は微妙……だが、やはりその世界観やストーリー、音楽に惹かれるファンは多い。
長年リメイクを要望する声があり、11年1月に満を持して
PSP版が発売された。
同社の人気タイトルである
テイルズ オブ シリーズのキャラクターがゲスト出演したが、
客層の違いやテイルズを毛嫌いする(元々嫌いか、近年作におけるスタッフの目に余る悪ノリなどから見限った)ファンも居て
結果一万程度しか売れなかった。
ストーリー
アクラル世紀999年
とある出来事で不死身になってしまった主人公ブラッド・ボアルは、
ゴーレム山賊団なる自警団を作り、拠点の街を守っていた。
ある日、自分を女神と名乗るアリアという女性が現れて「大災厄の予言」を回避するために百年間戦え、などと言い出した。
意味がわからん、とスルーするブラッドだったが、その予言通り拠点の街が壊滅してしまう。
ブラッドは予言に抗うため、すべては最後にして最大の災厄が予言された「1099年」に向けて、山賊団を「騎士団」と改め、長い旅路を歩き出した……。
登場人物
ブラッド・ボアル
主人公の
騎士。
前作の主人公とは違いよく喋る。
色々あって不老不死であり、
ゲーム開始時点では399歳。
壊滅的な
フラグクラッシャーであり、彼に惚れた女性は大概泣きを見るはめになる。
女神アリアに従い、大災厄の予言を回避するために騎士団と共に、100年間大陸を奔走する。
アリア
有翼の女神。
ブラッドに予言書を託す。
不老不死になってなお、人間臭さを捨て切れないブラッドを冷たく叱咤する。
前半の彼女はプレイ時のイライラの原因となるが、後半から凄まじい勢いでデレるので頑張って耐えよう。
ヴィヴィ・オールリン
人間でありながら不老不死になった
魔女。同じ不老不死であるブラッドに好意を寄せている、が当人は全く
スルー。
飄々とした性格で、人をからかうのが好き。
彼女には多大なる
伏線が仕込まれている。
ヴィヴィちゃん最高!
ウォルラス・ファリオン
職業は
僧侶。幼いころからブラッドに育てられた老兵。昔は血の気の多い性格だったが、ブラッドに命を助けられてから考えを改めた。
老齢のため、次世代への教育を積極的に行っている。
リリー・ウィルオール
職業は神官。
家事が得意で気も優しいという理想的な女性。
ブラッドに想いを寄せていたが、
フラグクラッシャーが祟りあえなく撃沈。
のちにガレフと結婚する。
ガレフ・バルハン
職業は戦士。たくましい外見だが、面倒見が良く繊細。
色々あってリリーと結婚するのだが、傷心のリリーに取り入ってかっさらった感が強く、プレイヤーからは蛇蠍のごとく嫌われている。
……けれど、古時計が止まった時、プレイヤーは彼に感謝することとなるはず。
ウィッペル・マグライネン
職種は騎士。
ブラッドに赤ん坊の頃から育てられ、
ゴーレム山賊団を自分の家族だと思っている……がとにかく弱い。
とある戦いで大ポカをやらかし、ブラッドに解雇を言い渡された。
しかし、別れ際にブラッドから渡された料理日記が、後に彼の人生を大きく変えることになる。
フリー・アルヴァロス
ゴーレム山賊団の活躍を聞き入団を希望したアーチャー。
彼の資質を見抜いたウォルラスに鍛えられ、後にブラッドを支える逞しい仲間へと成長する。
育てていくと主役を超える強さを身に着ける素晴らしい逸材。
○○・バルハン
リリーとガレフの息子。
生まれた際に選択肢で名前を決めるのだが、その中に「ゲフャッハー」という
トンヌラも真っ青なネーミングがあり、そのインパクトに当てられたプレイヤーにほとんどその名前を送られる。
職業は戦士であり、かなり優秀。
真っ直ぐで向こう見ずな性格であり、女好き。
マユラ
水上都市スクーレの時計塔に1人で住んでいる少女。
不老不死第三号。
ブラッドと接することで人間に対し徐々に心を開いていく。
レオ・ガッタカム
ミレッタ、オルガと共に旅をしていた冒険者。口癖は「ダサい」。
本当は、誰よりも熱く真っ直ぐな情熱の持ち主だが、初登場時はそれがダサいと思っちゃうお年頃だった。
入団後はフリーの弟子となり鍛えられる。
ミレッタ・マグウェリン
オルガ、レオと共にスクーレのギルドで仕事を受けていた魔女。
小柄で愛らしい容姿とは裏腹に、魔術の腕は高い。非常に気が強い姉御肌。オルガとは相思相愛。
オルガ・ドゥーガ
ミレッタ、レオと共にスクーレを拠点に働いていた剣闘士。
おっとりとした優しい心の持ち主。
大工仕事が得意だが、戦闘ではさっぱり使えない。
ユマ・ランカン
スクーレの闇ギルドで働く爆弾魔の
忍者。
仕事の時は常に冷静になんでも爆破させるが、実は「適当に爆破してる」との本人談。
EDで退団後の話が語られるが……。
スルギ・ウォスマ
山間の町フェルミナのサムライ。非常に無口で、己の使命に忠実。剣の腕を買った○○の誘いを断り続けたが、後に恋人に諭されてブラッドに手を貸すことに。
固定キャラとしては28年という長い期間騎士団に在籍する。
ミレイ・シミュオール
赤ん坊の頃ブラッドの活躍によって命を救われたことを聞かされていたため、ブラッドを素直に慕う幼女神官。
彼女とマユラの存在が、ブラッドにとってのある転機となる。
マキ・シスシャ
湾岸都市メゾネアで生まれた
巫女。
流行り病によって両親を失ったが、騎士団によって助けられる。
後に予言の魔物に襲われた故郷にてブラッドと再会、騎士団に入団する。
後半は陰鬱とした展開が多いのだが、それに負けない清涼剤的存在となる
固定キャラの中でも特に扱いやすい強力なユニット。
リリーと同じ声なのを利用した心憎いイベントが後半にある。
イゴール・ナヴァロ
通称チワワ。
ありとあらゆる殺しの技術に精通し恐れられている「狂犬」の異名を持つ男……だが実際の能力は終盤に登場するキャラとしてはイマイチであり、場合によっては全く活躍させる事なく解雇する事もある。
いわゆるモブ。
様々な職業が存在する。
衰退期というものが存在し、最後まで共に戦うことはできない(これはメインキャラも同様)
入団希望者を酒場で入団させたり、メンバー同士を結婚させて生まれた子供を入団させたりして強化していくこととなる。
彼らは百年間という期間の中で、戦い、愛し合い、友情を育み、命を育み、そして死んでいく。
モブといえど、共に戦う彼らには間違いなく愛着が湧くことだろう。
ナレーター(声:小山裕香)
前作に違わず、ナレーションは重要な要素である。
彼女がこの物語を語り終えた時、次の冒険が始まるのだから。
ちなみに、喋ると同時、何故かタイプライターを打っているような音がする。
- せめて、コスモスみたいなイベントで一回だけ、2~4人だけ登場させれば。 まだ、マシだったんですがね。 例えば、漆黒の翼とか、四英雄とか。 -- 閲覧者 (2014-02-19 03:48:20)
- テイルズが好きか嫌いとかよりmo -- 名無しさん (2014-07-12 18:43:06)
- すまん誤爆した -- 名無しさん (2014-07-12 18:44:02)
- TOD2に入ってたPVは感動するほど素晴らしかった。ゲーム起動するたびに見てたわ。 -- 名無しさん (2014-11-08 18:54:14)
- PVの曲凄い良いな。うっとりしちゃう。 -- 名無しさん (2014-12-08 20:16:07)
- 関わったすべての人間がエンディングに繋がっていく様子がいい。ヴィヴィちゃん最高! -- 名無しさん (2015-01-30 18:06:30)
- ウォルラスって傭兵やってからブラッドに合流したわけだし、幼いころから、という説明は正しくないと思うんだけれど。詳細はピクチャーブック参照。 -- 名無しさん (2015-02-10 01:19:49)
- 年齢から逆算するとスルギは初登場時9歳。老けすぎだろ… -- 名無しさん (2015-08-07 16:50:04)
- ティルズそのままのアニメ絵にせずちゃんとキャライラストに落とし込んでやりゃ良かったのに。 -- 名無しさん (2015-10-23 22:29:50)
- ↑ほんとな。コスモスでできたのに何でアニメ絵で大量投入してしまったのか。作風台無しよ -- 名無しさん (2016-03-25 18:53:23)
- 偉い人からから他作品もっと入れろって圧力きたが世界観壊れるから勘弁って断った結果があのコスモスゲストなんだって。PSPは言わんこっちゃないを体現しちゃたよねー -- 名無しさん (2016-07-09 18:20:22)
- ↑4 設定的に少年の時期でもモデル使いまわす都合でおっさんな徳川家康とか、もうちょっと何とかならんもんかねぇ -- 名無しさん (2017-10-25 13:35:02)
- 1099年以降のイベントが二つしかないのは、何か寂しく思う。 -- 名無しさん (2018-10-17 21:30:07)
- 後半のイベントが少なすぎて飽きたわな。各地の爆弾処理に強烈なモチベーションがなくて。 -- 名無しさん (2020-02-19 00:38:08)
最終更新:2023年09月26日 09:21