登録日:2010/02/13(土) 07:36:47
更新日:2024/02/10 Sat 01:54:54
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Counter Strike Online(カウンターストライクオンライン)とはプレイヤー視点で銃を持ち行うシューティングゲーム(
FPS)。
SteamでおなじみのValve社から発売された、カウンターテロリストとテロリストの闘争を描くCounter Strike(カウンターストライク・CS)をベースにNEXONがオンラインゲーム化した。
ゲームシステムはCounter Strike:Source(CS:S)ではなく、CS1.6(およびそのリファイン版のCS:CZ)をベースとしている。
CSシリーズとしては公式で初めて
日本語対応した他、オンラインゲームとしての特性を活かし後に様々なモードが登場。
「ゾンビモード」はこの
ゲームの最大の特徴であり、途中からは本来の戦いよりもむしろそちらの方がメインの
ゲームと化していた。
人口の変動が激しかったものの何やかんやで長く愛されていた
ゲームだったが、2019年3月6日のメンテナンスをもって日本版はサービスを終了。CSの正当続編である「CS:GO」が無料化したのが大きいかもしれない。
ちなみに続編のCSO2も出たがそっちは大コケした。
ゲームモード
オリジナル
CSから存在する伝統的なモード。どちらかの陣営にミッションが与えられ、もう片方の陣営はそれを阻止する。
ラウンド制であり、規定ラウンド取ると勝利となる。
死ぬと次のラウンドまで復活しない。また、CS伝統の資金制がある。
爆破・回避
テロリストは2カ所ある目標地点のどちらかをC4爆弾で破壊するか、カウンターテロリストを全滅させると勝ち。
カウンターテロリストはテロリストを全滅させるか、設置されたC4爆弾を解体するか、時間切れまで粘れば勝ちとなる。
人質救出
マップ上にいる人質を救出しポイントまで誘導すると、カウンターテロリストの勝ち。
テロリストはカウンターテロリストを全滅させるか、時間切れまで粘らなければならない。
人質救出に成功するとチームの所持金が増える。人質を攻撃することもできるがもちろんペナルティが付く。意図的に攻撃することはほぼないが流れ弾が当たるくらいなら割とあるので困る。
VIP警護
カウンターテロリスト側の一人がVIPに選ばれ、選ばれたVIPを護衛して終点まで届ければカウンターテロリストの勝ち。
テロリストはVIPをキルするか、時間切れまで粘れば勝ちとなる。
VIPは自分の装備が使えず装備はハンドガンしかないが、通常より強力な防弾アーマーがあり普通は即死するようなスナイパーライフルの一撃をも耐えられる。がもちろん見つかり次第テロリストに蜂の巣にされるので慎重に動くことになるだろう。
殲滅
シンプルに相手を全滅させれば勝ち。
デスマッチ
CSではMODのみだったが正式に採用された。
死んでも10秒後に復活する。
デスマッチ
テロリスト、カウンターテロリストに関係なく周囲全てが敵、殺し合いキル数を稼ぐ。規定数に達するか時間内に最も多くキルしたものの勝ちとなる。
チームデスマッチ
テロリスト、カウンターテロリストに別れてキル数が多い方が勝ちとなる。
こちらも規定キル数に達するか時間内に最も多くキルしたものの勝ちとなる。
ガンデスマッチ
基本ルールはチームデスマッチと同じだが、使う武器を自分で決めることができず、必ず決められた武器を使用する。
特定の回数キルするたびに武器が変更され、最後のハンドガンで敵を倒した時に得られる
手榴弾で爆殺に成功するとその時キルした人がいる陣営が勝利する。
ゾンビモード
プレイヤーの中からランダムに何人かマザーゾンビが選ばれ、ゾンビ側と人間側で戦う。
ゾンビは最低でも人間の2倍の体力を持ち、移動速度やジャンプ力が強化されているが、あらゆる火器によって軽くノックバックし、己のの腕力のみで戦うことになる。
といっても往年の
ゾンビよろしく一発でも殴れば即人間に感染させられるので人間側は団結しないと
ゾンビにいとも簡単にやられてしまう。
全ルール共通で
ゾンビ側は人間側を全て感染させれば勝ち。人間側は
ゾンビを全滅させるか、時間内逃げきれば勝ちとなる。
ゾンビ1/ゾンビオリジナル
上述のルールのみがある最もシンプルなルール。
初期ではこれでも結構な難易度なのだが、インフレが進んでからは特に能力も使わず回復もしない
ゾンビVS強力火器で無双できる人間という酷い構図になってしまいハイパー人間有利ルールとなってしまったために遊ばれることは稀。
ゾンビ2/ゾンビミュータント
ゾンビは一定時間停止すると体力が回復するようになり、マザーゾンビにはスキル能力が追加された。ゾンビの種類もバリエーション豊かになっており、また一定人数を感染させることで進化するようになった。
人間側には補給箱というお助けアイテムが追加され、一定時間たつとマップ上にばらまかれる。
取ると弾薬が補給できるほか、運が良ければ対
ゾンビ最終兵器とも言える黒バナナことAK47 60Rが手に入り、これを見た
ゾンビが逃げ出すことも。
また、人間側にもスキルが追加されている。
インフレが進んでからも少人数で
縛りプレイ的に戦うルールとして結構遊ばれていたりする。
のだが、部屋にいるプレイヤーは多くが猛者揃いであり、生半可な気持ちで行くと返り討ちに合うのは必至だったりする。
ゾンビ3/ゾンビヒーロー
ゾンビ1、2との基本的はやはり同じ。
人間側にはヒーローと呼ばれる、専用武器を持ち移動速度が強化されたナイスガイorゲロマブ美女にランダム(0~3人)でなることが出来る。
専用武器は最終的に4種類になったが、その辺のスナイパーライフルを超える威力でマガジン20発・連射可能でグレネード付きというライフル・SVD custom、斉射でどんな
ゾンビだろうと叩き飛ばせるショットガン・Quadballel、壁抜き可能で機動力マシマシな癖に高火力なサブマシンガン・Dual Kriss Custom、300発高威力弾幕を張れる他、一斉射で殲滅が狙える固定砲台・M134 Vulcanとどれも黒バナナが裸足で逃げ出すほどの高性能。
また、人間側には
ゾンビを倒す度に攻撃力が上昇するゲージが、
ゾンビ側には進化ゲージが設置された。進化ゲージは従来の感染の他、被ダメージによっても増加する。
また、
ゾンビはヘッドショット以外で完全に倒すことは出来ず、ヘッドショット以外だと5秒で復活する。
また、マザーゾンビ以外に通常ゾンビもスキルが使用できるようになった。
最もプレイされているゾンビモード。多人数部屋も多く開かれている。
また、ルール変更も多く、
ゾンビ側にパッシブスキルが追加されたり復活するたびに
ゾンビの種類を変えられるようになったりヒーロー側の武器が増えたり人間サイドにサイドキックという黒バナナなどの隠し武器を初期から使える役職が追加されていたりしている。
ゾンビエスケープ
純粋に「逃げ」に特化したゾンビモード。CS:SのMODがモデルであり全てのゾンビモードの開祖とも言える。
ゾンビは初期の
ゾンビのみだが、マザーゾンビは体力が無限になっているのが特徴。また通常ゾンビともども死ぬことはなく倒されても数秒後に復活する。
ゾンビ特有の機動力によりショートカットを駆使して人間を追いかけてくるのでステージギミックで
ゾンビが足を止めている間にどれだけ引き離せるかがカギになる。
ゾンビダークネス
基本ルールは同じだが
ゾンビのデザインがリファインされていたりする。
昼夜で
ゾンビの優劣が変化するのが特徴。昼間は人間有利、夜は
ゾンビ有利となる。
このモードでの
ゾンビはゾンビヒーロー以上にしぶとく、昼にスキルを使わない限り完全に倒すことは不可能。さらに夜になると死ぬことすらなくなる。
一応朝を迎えると
ゾンビの動きが制限されたり人間側の予備弾薬が増えたりするが、その性質上人間サイドにとってはかなりキツい戦いをすることになる。
ゾンビZ
ゾンビダークネスの後から登場したモードだが、こちらは純粋にゾンビヒーローの亜種。
レベル・スキル制が採用されており、ラウンド開始時と戦闘による
経験値稼ぎによってレベルが上がり、スキルポイントが獲得可能。
スキル獲得は完全ランダムで、人間側・
ゾンビ側双方に割り当てられている他、共通のものも。
ゾンビヒーローでデフォルトの機能になっているいくつかの機能がスキルによってアンロックしないと解禁されない仕様になっており、解禁されるスキルによって戦い方が決まってくる都合従来のゾンビモードよりもRPG的な戦略性が求められる。
ゾンビ連合
まさかのゾンビと人間が協力してのチームデスマッチ。どういう世界観だよ。
このルールでの
ゾンビは当たり前だが人間を
ゾンビにすることはできない。しかし高いHPや機動性は健在であり、
ゾンビの種類にもよるが人間より高い攻撃力を持つ。
また、アイテムボックスから使い切りスキルを獲得でき、これを使うことで超火力の爆弾を落としたり無敵になったり割とやりたい放題できたりする。
Co-opモード
通称 生協。
10人程の味方と協力して迫り来る驚異に立ち向かうと言うもので、プレイヤー同士の協力が必要不可欠。
CS伝統の資金制が復活しているが、オリジナルほど武器に困ることはない。が、体力や攻撃力強化にバンバンお金を使うのでやはり金欠に悩まされることも。
地味にオリジナルは上限資金が16000$だったが倍の32000$になっている。
ゾンビサバイバルに登場するゾンビは他のゾンビゲーのように単純にプレイヤーにダメージを与えるだけになっているが、その分大群で登場する。
このモード限定の
ゾンビもいる。
ゾンビサバイバル・生存
時間内
ゾンビの大群から生存する。全滅せずに規定ラウンドこなすとクリア。
連絡の取れなくなり閉鎖された町、という設定の「ロストシティー」、その名の通り2つの門を強化しつつ戦う「ダブルゲート」、ビルの屋上のような狭い場所で迫り来る
ゾンビを迎撃する「トラップ」、ダクトの集合点みたいなところで上からのボスの妨害に気をつけて戦う「地下水路」の4種類がある。
死ぬと救済アイテムを使わない限り次のラウンドまで復活しない。
やたら長いが安定攻略可能な「ロストシティー」、必勝法がある上に比較的早く終わる「トラップ」の2つがよく遊ばれる。「地下水路」はトラップより安定しないが最も早く終わるのでそこそこ程度に部屋を見る。「ダブルゲート」は低難易度なら楽勝だが難易度が上がると即座に無理ゲーと化すのであまり遊ばれていない。
ゾンビサバイバル・追跡
今までのゾンビサバイバルとは違い、仲間と協力しながらゾンビを退けながらマップ最奥にいるボスを倒すというもの。
こちらでは死んでも60秒後にリスポーン点で復活する。
それまでのゾンビサバイバルはやたら時間がかかる上に難易度が高かったが、こちらは手軽さからあっという間に広まり、以降のゾンビサバイバルはほぼすべてこのルールによって行われるように。
ボスの名前は第二部までは衛星の名前から取られている。
また、第二部からはストーリー仕立てて物語が進むようになった。
様々なマップがあるが、最速で走ればほとんど妨害されない上に床抜けや壁抜きといったグリッチ、更にボスに嵌めパターンがあり高速クリアが安定していた「デッドエンド」は長く遊ばれた。
ゾンビサバイバル・殲滅
簡単に言えばボスラッシュ。
「トラップ」を少し広くした空間にボスが登場し、これを倒すと1ラウンドクリア。合計5ラウンド行われる。
お祭り的なイベント限定マップとして登場しておりボスを一度にたくさん倒せて報酬もそこそこ美味しいので開催期間中はかなりの数部屋が開かれている。
ゾンビシェルター
拠点を強化して
ゾンビの襲撃を耐えつつ、ボスを倒すか救助が来るまで生き延びる。拠点が破壊されると
ゲームオーバー。
他のCo-opモードよりもプレイ可能人数が少なくなっている他、相手の拠点を破壊する対戦モードもある。
でも対戦モードは殆ど遊ばれない
昼夜制になっており、ゾンビダークネスと同じく昼間は人間有利、夜はゾンビ有利となっている。
また、スキル制を採用しており、スキルポイントは初期で3、以降は1日おきに1ポイントずつ支給される。スキルはスキルツリーから選んで取る形式で、$を払うことで初期化可能。
基本的にマップ内から調達してきた資材でバリケードや自動砲台、発電機など必要なものを作り、夜間の
ゾンビ襲撃に備えることになる。
一応全滅しても
ゲームオーバーにはならないが、丸腰で
ゾンビの襲撃を受けるので不利なことに変わりはない。
他のCo-opモードより稼ぎに乏しく、金策がかなり大事。さらに武器もスキルにより制限される上に武器購入ショップも日替わり1ヶ所しかない。
また、戦略に大きく影響するので計画性をもってスキルを取る必要もあり、かなり頭を使う。
チャットで適宜連携を取りながら進めていくといいだろう。身内で集まるならリアルで話し合いながらでもよい。
ヒューマンシナリオ
強力して敵軍と戦うというモード。ゾンビサバイバルの対人間版みたいな形。
相手も当然のように遠距離攻撃してくるので他のゾンビサバイバルとかなり動きが変わってくる。
武器について
メインウェポン、サブウェポン、ナイフ、
手榴弾の4種類ある。
大まかに言えばメインウェポンがライフルやマシンガン、サブウェポンがハンドガン、ナイフや
手榴弾は文字通り。
他には爆弾解除キットや防弾ベストのような補助装備もある。
CSのときは資金さえあれば全武器使用できたが、CSOにおいては「クレジット」と呼ばれるゲーム内通貨を使用して各武器の使用権をアンロックしておかなければならない。
またこの他にも課金によって手に入れる武器もある。ショップに売っている場合と「暗号箱」と呼ばれる
ガチャから手に入れる武器があり、特に後者はピンキリだが当たり品はゾンビモードやCo-opモードにおいてぶっ壊れに近いスペックを持つものばかりだったためとにかくガチャが回った。この時代のオンライン
FPSではどのゲームにも武器ガチャシステムがあったが、サービス時期的にはその走りとも言える。
ではショップ品はというと期間限定で売られている武器はちゃんと強い。こちらは「対
ゾンビ用に実銃を改造した」という設定のため、Co-opモード適正が高く設定されている。
なお、Co-opモードは資金性だったため、これらの課金武器を持っているプレイヤーが資金を稼いで武器を配る(通称:配布)文化があったりした。これの派生でボス戦において課金武器を買って打ち切ったらその場で捨てて買い直すことで自分はダメージを稼ぎ、落ちている武器を拾わせることで実質配布……みたいなプレイヤーもいた。
余談
アニヲタWiki(仮)の前身である
アニヲタの集いではクランが発足していた。
しかし、実際はクラン戦どころかメンバー同士でもなかなかプレイをしないというもので、きっと
アニヲタの集いで事業仕分けが有ったら間違いなくめいでんちゃんに廃止されかねないレベルだった。
なので、もし興味があったらクラン申請して改革してみよう。
追記修正よろしくお願い致します。
最終更新:2024年02月10日 01:54