阿武祖龍弩(MHP2ndG)

登録日:2012/01/08(日) 11:52:20
更新日:2025/03/19 Wed 09:56:27
所要時間:約 2 分で読めます




阿武祖龍弩(あぶそりゅうど)とは、『モンスターハンター』シリーズに登場するライトボウガンの1つ。
現在のところMHP2GとMH4G、MHXXに登場。

なんと滅龍弾以外の4種類の属性弾とLV1貫通弾の速射が可能なライトボウガン。攻撃力もトップクラスである。
グラフィックはリオレウスのボウガンである「火竜弩」が白色になったもの。

攻撃力と速射対応弾だけを見れば他のライトボウガンがいらない程のチート武器に思えるかもしれない。
ただしどのシリーズでもよく見るとかなり癖があり、使い所の見極めが非常に難しい。

まず第一の欠点として全体的に装填周りがよろしくないということ。
装填数はシリーズ通して大きく変わっておらず、MHP2Gではどの弾も平均レベル、通常弾はむしろ多い方なので問題はないが、
時代の進んだMH4G以降では装填数は下位武器とどっこいレベル。
こまめなリロードに攻撃時間を取られてしまうため、そのまま使うとかなり微妙である。
ということで装填数UPまたは連発数+1のスキルが欲しくなるが、そこに待ったをかけるのがこのボウガンの装填速度【遅い】。
そのままでは属性弾さえ最速装填できないのでこちらもスキルによるフォローが欲しいのだが、なんと装填速度のスキルポイントは前述の2種だとマイナスがついてしまう。
まさにあちらを立てればこちらが立たず。


第二に必要素材集めが非常に難しいということ。
裏ボスにあたる大量の祖龍素材を使うので並のハンターでは制作に取りかかることさえ難しい。
さらにMHP2Gでは入手が困難かつ他の武器にも使うレア素材「古龍の大宝玉」をなんと5個も使用し、更にはウカムルバスのG級レア素材「崩天玉」が2個も必要と、人によっては考えただけで作る気を無くしてしまう。
MH4G、MHXXで段々必要素材のハードルを下げられているものの、それでもトップクラスに面倒臭い。
物欲センサーホイホイである。

その他作品ごとの欠点としては、MHP2Gでは貫通弾速射が5発、属性弾速射が3発と当時のテンプレとしてはあべこべな連射数で立ち回り自体にも一考を要すること。
MH4Gでは貫通弾速射が産廃なので属性弾にしか頼れない。

MHXXでは貫通弾速射が上方修正され実用的になり、狩技「全弾装填」でリロード面での欠点をある程度克服した上で回し撃ちできるようになった等の強化があったが、他の多数のライトボウガンもこの恩恵を受けているのでその分ライバルが多い。
特にナルガライトは強敵。属性弾の強みも生かさないと下位互換となってしまう。


悪い言い方をすれば、裏ボス武器という肩書きから考えると器用貧乏という印象になりやすいかわいそうな武器である。
ただし弱点属性がバラけやすく、弾切れに悩まされる大連続狩猟クエストではトップクラスの使いやすさを誇る。
弾の種類の多さからやれることが多いため、装填数UPの発動が前提ならライトボウガン初心者がまず最初に作るのにオススメ!という見方もできる。裏ボス撃破後じゃ遅すぎだろとか言わない

このように使い所に難儀こそするが決して弱い武器ではない、適切な使い方をすればむしろ万能と呼べる性能なのは確か。
スキルを見ずにこの武器を使っているだけで使用者を地雷呼ばわりするならば、それはこっち側の人間であることを肝に銘じておくべきである。


追記・修正は古龍の大宝玉目当てに、オオナズチを双剣でハメハメしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年03月19日 09:56