ヘビ女(仮面ライダーストロンガー)

登録日:2012/07/23 Mon 02:11:49
更新日:2024/10/14 Mon 02:09:04
所要時間:約 4 分で読めます





いいともさ……シャドウ様の為とあらば、どんな事でも

出典:仮面ライダーストロンガー/東映/第35話「 帰って来た男!その名はV3!!」/1975年11月29日放送


◆ヘビ女

:瀬能礼子

「ヘビ女」は特撮ドラマ『仮面ライダーストロンガー』の登場怪人。
後半からの強敵「デルザー軍団」の一員にして、事実上の軍団最強の実力者であるジェネラルシャドウの腹心である魔女。

シャドウの策略により、改造魔人による同士討ちも狙っていたとは云え、予想外に城茂=ストロンガーがしぶとく、シャレにならない位に弱体化したデルザー軍団の戦力を補うべく、シャドウの指名を受けて「魔の国」から呼び寄せられた。

歴代シリーズでも屈指の強者であるシャドウの腹心と云うだけあり、ヘビ女自身もかなりの実力者であり、策略のみで茂を瀕死の状態に追い込んでみせた程であった。


【人物】


予想外のストロンガーの抵抗により魔人を失ったシャドウが呼び寄せた「魔の国」からやって来た蛇の化身。

由緒ある伝説の魔物の子孫である改造魔人の中にあって、ただ一人のみ魔物の血を引かない為に「成りあがり者」と蔑まれるジェネラルシャドウの信奉者であり、シャドウの為ならば平気で命を投げ出す覚悟を持つ。

児童番組の為に大っぴらには語られていないが、シャドウの愛人情婦と云った存在らしく、シャドウがスペードのキングを自分を顕すカードとして使用していたのに対し、ヘビ女はスペードのクイーンで顕されていた。余談だが巨乳。

特殊能力と策略に優れた万能型の魔女で、ストロンガーとの最初の対峙の際には、幻術を利用してストロンガーを完全に子供扱いしている。

特に恐ろしいのが、赤い鱗を額に貼り付けた人間を意のままに操る術で、この力を利用して親子や子供達、籐兵衛を操り、彼らに攻撃出来ない茂を苦しめた(ヘビ顔メイクが気持ち悪い……)。
最初の作戦の際は、まだお遊びであったが、奇岩山への侵入経路を探す茂と籐兵衛に罠を仕掛け籐兵衛を催眠術で操ると、籐兵衛を利用して茂を崖に落とし、動けない茂の電気エネルギーを吸い取り、代わりに猛毒を注入しストロンガーを行動不能に陥らせる。
……結局、正気を取り戻した籐兵衛の助けと電気人間である事を利用したカブトローからの発電と云う、エンスト車を直すのと同じ方法によりストロンガーの復活を許すも、復活を見越して配下の戦闘員を蛇に化けさせて周囲に潜ませていると云う周到さを見せていた。

そして、自ら姿を現し、ストロンガーとの直接対決となるが、流石に女性怪人だからか攻撃力には欠けるものの、赤い特別金属製の繊維で出来たマントによりストロンガーのエネルギーを奪い絶体絶命のピンチに陥らせる。

しかし、エジプトからマシーン大元帥を追って来た風見志郎/仮面ライダーV3が現れ、この窮地を救う。

ピンチを脱したストロンガーはヘビ女に猛然と反撃を開始。

更に介入したシャドウがV3の足を止めるが、エネルギー不足をチャージアップで補ったストロンガーは一気に、超電大車輪キックでヘビ女を仕留めるのであった。

……流石のシャドウも、自分の腹心である女の死にはショックを隠しきれなかったが、傷心のシャドウの前にマシーン大元帥が出現。
……いよいよ物語は最終局面へと移るのであった。


【能力】


ヘビの化身として、多彩な術を操る魔女であり幻術や催眠術を得意とする。
赤い鱗により人間を操る技では、洗脳による効果か「城茂の血を飲めば治る」と犠牲者に思い込ませていたのが無闇に不気味。

自らを蛇の姿に変える事が出来る他、噛み付きによる電気パワーの吸収能力や左手の蛇からの猛毒の注入能力を持つ等、特殊能力の多彩さは凄まじいものがある。

直接の戦闘能力のみは高くは無い様だが、特殊マントを利用したエネルギー吸収攻撃はV3の助けが無ければ確実にストロンガーを仕留めていただろう。
一応、を専用武器としているが、生憎とストロンガー相手には有効な攻撃とはなっていなかった。また電気パワーを無効化することができず、エレクトロファイヤーも普通に通用していた。

配下の戦闘員はヘビ女を模した仮面をかぶり、ヘビ女同様蛇に変身する能力を持つ。掛け声は「ヒューッ!」。

仮面ライダーSPIRITS

他のデルザー軍団と同じく、生前の記憶を持っている状態で復活。
原作通り、あくまでシャドウの下僕の立場を貫いており、彼の命令で暗黒大将軍の支援に周った際も、協力はしているが「命令は聞かない」と断言している。
また、本作では眼を潰されても、蛇頭の目を代替とすることで視界を確保できる能力があることが判明している。
しかし、肉弾戦は半壊した鋼鉄参謀にすら圧倒されるレベル……いや、確かに本調子でないとはいえ鋼鉄参謀相手では分が悪すぎるが……
15000人の民間人を大首領の竜のために利用する策戦を立てた暗黒大将軍の援護に来た後、因縁の相手である風見志郎と交戦。
V3への変身が不能になった志郎を鋼鉄・暗黒と共に取り囲むものの、デルザー同士で不和をきたす内に取り逃し、1号・2号の参戦により鋼鉄参謀が、更には彼らにより復活したV3に暗黒大将軍も撃破されてしまう。
1人になったヘビ女はシャドウのもとへ帰投するつもりだった様子だが、その頃暗闇大使たちは大首領離反・打倒に動き出していた。その宣戦布告がてらか、廃墟の路地でヤマアラシロイドの奇襲に遭って死亡した。
死後、暗闇大使の目の前に現れた際のシャドウには「俺の女」と口にされている。



【余談】


※蛇女ゴルゴンの子孫とされる記述があるが、劇中や公式では不明である。


※デルザー軍団では唯一「爵位」や「役職」に相当する称号を持たないが、これは元々は地位の低かったシャドウの為に棄てたとの考察がある(※本来は他の軍団員をも遥かに凌ぐ地位に居る「魔の国」の王侯貴族であったとも)。





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最終更新:2024年10月14日 02:09
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