ハナ(仮面ライダー電王)

登録日:2010/03/17(水) 22:08:13
更新日:2025/05/03 Sat 18:03:29
所要時間:約 5 分で読めます





仮面ライダー電王』のヒロイン

演:白鳥百合子




【概要】

ある事情があってデンライナーに乗車している特異点の女性。本編開始時点で19歳。
ゆったりとした白い服に黒タイツを身に纏っており、デンライナー外ではこの格好以外にもラフな格好で活動する事も多い。

ある日偶然ライダーパスを落としてしまい、それを拾った野上良太郎が特異点であることに気が付き、「きみなら電王になれる!」と良太郎を電王にした。
前述の「ある事情」によりイマジンを憎んでおり、特に良太郎が最初にゲットしたモモタロスとはケンカが絶えず、「ハナクソ女」と呼ばれている。


【人物像】

性格は少々ツンデレ(特にイマジンに対して)。
モモタロスとケンカが絶えないのも、お互いツンデレなので仕方ないのかもしれない。

戦い方が覚束ない良太郎を生身でフォローしたり、良太郎を守ると言ったりと、良太郎には「優しくて頼りになる女性」として描かれている。

一方、接客は苦手のようで、着ぐるみに入って客寄せをした際には客が全く来ず、ナオミに言われて着ぐるみを脱いでからも接客時はぎこちない様子だった。


【身体能力】

生身の身体能力は作中でもトップクラスで下記の行動を簡単にこなしている。
  • 数トンのパンチで殴られても怯む程度で済むイマジンを素手でぶっ飛ばす
  • 頑丈な肉体を誇るキンタロスをデコピンで怯ませたことも
  • イマジンの言い争いを実力行使で止める
  • 投げたフォークが壁に刺さる
  • イマジンを頭が天井に刺さるほどの力で蹴り上げる(しかも痛めた右足で)
  • デンライナー食堂車の壁に穴をあける(※食堂車の壁は戦闘用の車両よりは薄い)
  • 忍者に囲まれてもなんともないぜ


彼女が変身すれば間違いなく、史上最弱の良太郎が変身するよりも高スペックのライダーになっていただろう。
彼女も特異点ではあるが、どうしても電王になれない事情がある。



【正体】

ハナは未来人(2007年よりも未来の人間)である。
ハナの時間はイマジンによって破壊されて消滅してしまい、特異点である彼女のみが取り残された状態となっている。
彼女がイマジンを憎んでいるのもそのため。

しかしモモタロスら一風変わったイマジン達と過ごしているうちに、彼らとだけは仲間として打ち解け合う。


【子供化】

  • コハナ
演:松元環季

ある事情で幼女化してしまったハナ。
身体は子供になってしまったが、代わりに身体能力は格段にパワーアップしている。
公式によると年齢は「不明」となっている。

ちなみに「コハナ」という名前は、突然縮んでしまったハナを「ハナさんの妹」として愛理に紹介した際、良太郎が咄嗟につけたもの。
つまり良太郎の超センスが光る名前になっている。
実際、ハナ本人はあまりお気に召していない様子だった。
ハナタロスとかにならなかっただけマシだが

そういうわけで、コハナと呼ぶのは愛理くらいのもので、デンライナーの面々からは今までどおり「ハナさん」(モモタロスからは「コハナクソ女」)と呼ばれている。


ハナの真実



以上がストーリー上の理由。


大人の事情

実際は、ハナがコハナになったのはメタ的な問題。
それはハナ役の白鳥氏が体調を崩したことによるもの。

ただし、その正確な理由は現在も不明であり、以下の理由が推測されている。

ファンからの攻撃

仮面ライダー電王は女性にもかなり人気な作品となった。
そしてその女性ファンというのは、よく言われる腐った人達だけではない。声オタやらドリーマー、そしてイケメン俳優のファンというのがいる。
そしてイケメン俳優のファンのうち一部の心無い人達が、ハナ役の白鳥氏を攻撃。
それにより体調を崩して降板というのが説の一つ。


ハードスケジュール

白鳥氏は当時は『電王』の撮影に加えてグラビア(海外撮影もあった)も引っ張りだこであり、事務所が過密にスケジュールを入れすぎていたのは誰の目にも明らかだった。
また本人もブログが趣味であり、毎日更新を義務づけ、コメントを夜遅くまで全部チェックしていることを語っていたので、それで体調を崩したのではないかとの説もある。



どちらにせよ関係者が黙して語らぬ以上、憶測の域を出ず、詮索するだけ野暮というものだろう。 
今は体調も回復、ローカルながらも細々と芸能活動をしているとのことだが、
2017年での仮面ライダー電王のBlue-ray BOX特典ブックレットのハナ役スペシャルインタビューにて芸能界を引退していることが述べられている。

なお、現在はコハナ役の松元氏が学業のため芸能界を去り、たとえ今後『電王』作品が作られたとしても、良太郎・ハナの二役は出せない状態になっている*3
フォーゼ』も主演が引っ張りだこ、ヒロインが諸事情で出演不可と似たような問題を抱えている。


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最終更新:2025年05月03日 18:03

*1 2007年1月(本編開始前)時点で愛理の妊娠を良太郎が把握していることや、終盤ミルクディッパーに届けられた時計が到着が元々の予定より大きく遅れていることなど。ここから、元々ハナのいた時間は2026年の8月から1年以内と推測される

*2 後の死郎の暗躍(ソラの死を回避しつつ歴史の修正を防ぐため良太郎の先祖の抹殺を試みた)を見るに、タイムパラドックスや時間の破壊に耐性を持つ特異点といえど自身のルーツに関わる事象を改変されては流石に受け流しきれないらしい。恐らくは、『ディケイド』以降の良太郎の幼児化も同様の理屈と思われる。

*3 ただ、良太郎は『超・電王』の世界観なら溝口琢矢氏を起用でき(『仮面ライダーゴースト』のシブヤ役でライダー作品に二度目の登板を果たしており、チャンスはある)、佐藤健氏も『平成ジェネレーションズFOREVER』にて客演したことで、チャンスが完全になくなったわけではない。