登録日:2009/12/26 Sat 20:40:49
更新日:2025/04/18 Fri 20:42:25
所要時間:約 7 分で読めるよ
概要
誕生日は1988年12月26日
作中(2007年)では18歳。
職業と言える職業はないが、姉の経営する
喫茶店でアルバイトをしている。
類い稀な不運体質で、出歩けば
- 自転車で木の上に引っ掛かって降りられなくなる
- ガラスを踏んづけて自転車がパンクし壁に激突・転倒
- そのすぐ側にいた不良に絡まれてカツアゲされる
- 拾った空き缶をゴミ箱に投げたら、縁で跳ね返って不良の背に直撃
- 怒った不良から右ストレートを食らわされる
と立て続けに不運に見舞われる。
上記はすべて第1話の出来事であり、以前からこんな不運がずっと続いていたらしい。
そして物語が進んでも大体こんな感じである。
大きな不幸が降ってくるというよりは、ちまちました不運が毎日無数に降り注ぐ。
姉の愛理曰く「幸運の星はまだまだ先」。
らき☆すたとは関係ない。
ただし不運そのものには慣れており、多少の問題には動じない。
昔はこの体質に悩んでいた時期もあったらしいが、義兄の言葉によって救われたらしい。
自転車で転んで怪我をする程度であれば「今日はだいぶマシだった」、チンピラに絡まれても逃げられれば「運がよかった」で済ませてしまう。
そんなある日、偶然ライダーパスを拾ったことで謎の電車と
少女と出会い、同時に不良に因縁付けられたり
変な赤鬼に体を乗っとられたりと、過去に経験のない不運(?)に終始オロオロする羽目に。
その後、自身が時間上の特殊な存在“特異点”であることをハナから告げられ、時の守護者・電王としてイマジンと戦うことになった。
というか、なってしまった。
「もう、倒れる気力もない」とは、第一話ラストの台詞。
そりゃそうだ。
【人物】
不運な上に極端な虚弱体質で、貧血などですぐにぶっ倒れる。
温厚な性格と気弱丸出しの喋り方ですぐナメられるが、心根の強さだけは折り紙付きで、一度決めたことは何が何でも貫き通そうとする。
万年アンラッキーな分、他人の不幸にも敏感で、皆の幸せは守ってあげたいと思っている。侑斗など、自らの犠牲を厭わない者は特に放っておけないらしい。
あとキレると普段との落差が激しくて怖い。怒鳴ったりせず静かにキレるタイプ。
持ち前の優しさと、不運慣れの末に身に着けたある意味達観した振る舞いはタロスズからも一目置かれている。
なんだかよくわからない謎センスの持ち主で、部屋には変な置き物が大量にあったり、イマジンなら敵も味方も全員が気持ち悪いと感じるクライマックスフォームを「カッコいい」と言い切ったりする。(まあ人間目線だとカッコよく見えなくもないかも)
このセンスは未来永劫変わらないらしく、未来で孫に付けた名前が元で一悶着起きることに…
【来歴】
幼い頃に両親を亡くしており、姉と二人、祖母に引き取られて暮らしていた。
両親と祖母のことについては劇場版『
俺、誕生!』で描かれている。
ちなみに姉の経営する
喫茶店「ミルクディッパー」は元々両親の開いた店で、良太郎にとっても大切な場所。
高校に通っていたが、ある出来事をきっかけに卒業間際になって中退している。
詳しくは
桜井侑斗の項目で。
なお、彼が通っていた「星城高校」は、
愛知県に実在する校名である(さすがにロケ地は違うが)。
【憑いている(憑いていた)イマジン】
名前にタロスと付く4体が基本味方陣営。
イマジンはほぼ全員が好戦的な自己中野郎であり、それはタロス達も同じなのだが、良太郎がいればなんだかんだ纏まりは良くなる。
なお、良太郎は特異点なので一定の支配制御も出来る。
■モモタロス
一番最初に憑いたイマジン。
チンピラの戦闘狂で手に負えなかったが、土壇場で見せた根性と
「ごめんなさいは?」で手懐けた。
■ウラタロス
特異点のメリットを狙って憑いたイマジン。
純粋に信じる心で手懐けた。
■キンタロス
元は別の人に憑いていたが、色々あって消えそうになっていたところを拾った。
その恩で力を貸してくれるが当然問題も多い。
■リュウタロス
ウラタロスが憑く直前にこっそり憑いていた刺客。
愛理が間接的にセーブしていたが、後半は良太郎の見事な腕前でべったり懐かせることに成功。
■ジーク
ゲスト。元は別の人に憑いていたが色々あって良太郎にも何度か憑いた。その縁で電車にも何度か居候している。
■デネブ
侑斗のイマジン。侑斗のいない時間では良太郎に憑いていた。
本編では披露されていないために詳細は不明だが、『特撮ニュータイプ』2008年1月号によれば、「“電王 ベガフォ-ム”に変身出来るのでは」と推測されている。
【変身・戦闘】
不運のせいか、自力ではオーラアーマーを生成できない。
ただ変身するだけではプラットフォームのまんまで
めちゃくちゃ弱いので、まともに戦うにはタロスズの力が要る。
とはいえ怪人のタロス達に任せっきりだとそれはそれで収拾がつかなくなるため、上手く舵取りしなければならない。
指揮の良太郎と実戦のタロスという
Double-Actionで時間を守る。
しかし自力で戦うための努力は惜しまず、地道な特訓を重ねていった結果、ある時から一人でも戦えるようになる。
詳しくは
仮面ライダー電王の項目で。
【その他】
電王での役回りからはとても想像がつかないが演者さんこと佐藤健氏の特技はブレイクダンス。
つまり、作中リュウタロスに取り憑かれて魅せていたアレは本人の自前のスキルである。すげぇ。
そのスキルの高さ故に後々のライダー俳優の皆さんはリュウタロスに憑かれるのを恐れているとかなんとか。
数年後の
主演映画で
後輩もびっくりなアクションをほぼ生身でやってたりするので気づいた人もいるかもしれないが。
てれびくんハイパーバトルDVDではイマジンブートキャンプでぴょんこたんぴょんこたん!して鍛えていた。
撮影中に中の人が体調を崩して休業したことがある。
沢山歌った
Double-Actionの中でも一番大変だったのはAx formとのこと。
沢山演じた憑依体の中で一番大変だったのもK良太郎とのこと。
劇場版『さらば電王』にて中の人が良太郎役からさらばした。
『超・電王』シリーズ以降は子供時代の良太郎を演じた溝口琢矢が務めている。
8年後では成人し、再びレギュラー出演している。
佐藤健氏の出演は今作トップシークレットであり、公開前は、
- 番宣ポスターにも映画パンフレットにも記載しない
- 台本でも、佐藤氏本人以外の出演者のものには良太郎の登場が伏せられていた。
- 本作の脚本担当である下山健人氏に対してもシークレット
- 試写会でも佐藤氏の登場シーンはカット
- 児童誌やTwitterなどでの情報も一切公開しない
……など、徹底的な情報統制が取られていた。
なお、U良太郎としての登場の理由は、
「U良太郎ならできるが、今の歳で良太郎を演じたらみんなの夢を壊してしまう」
「10年経って良太郎が成長しているのはいいことだが、一方それは夢を壊すことでもある」
という佐藤健氏本人の配慮によるものである。
おそらく佐藤氏が「10年経ってもかつてと変わらない良太郎」「10年経って成長した良太郎」のどちらを演じたとしても、
『電王』ファンの誰かの夢を必ず壊すことになるという考えだと思われる。
ウラタロス役の
遊佐浩二氏も佐藤氏の意思を汲み、あえて当時の演技を再現しないようにしたとの事。
ただ、良太郎の登場シーンのラストでは、
モモタロスから掛けられたある言葉に対して、
ウラタロスが身体から抜けた(瞳や髪が通常に戻った)良太郎本人が、無言ながら微笑みを返していた。
さすがにジオウ本編には出なかったが、名前の言及のみはされている。
ちなみに、『
ディケイド』では電王の世界だけ唯一原作とほぼ変わらなかった(とはいえ設定と雰囲気が違う別の世界である)。
そのため「リョウタロウ」はおらず、そのポジションには
モモタロスが着いていた。
以降のオールライダーものでも電王の中身は
モモタロスということになっている。
『超・電王トリロジー エピソードイエロー』にて、
海東に愛用のマグカップを盗まれた。
【台詞・名言いろいろ】
「みんな、行くよ!」
「何だかよく分からないけど、やらなきゃいけないことだけは分かった気がする」
「ごめんなさいは?」
「やっぱりそうですよね…辛くても、忘れたくなんかないんですよね。大切なことを忘れてしまうのって、きっと…すごく辛い」
「お、およ~」
「ちょっと一人で戦ってみるよ。どこまで出来るか分からないけど、やってみる」
「やらなきゃいけないと思ったらやるよ、これからも。人助けとかそんなんじゃなくて、出来ることがあったらやるだけなんだ。僕が電王になった時みたいに」
「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらないことの
言い訳にはならない。僕の知ってる桜井さんが言ってた」
「たった一日でも、一瞬でも、忘れたくない時間はあるんだ…失くしたくない時間が。何で忘れてたんだろ? 僕のもう一つの時間!」
「うん、すごくいいよね。あの新しい電王」
「やるよ。僕がやらなきゃ。…そのためにも、もっと強くなる」
「君が誰だろうと今はいいよ。ただ、僕が邪魔なら君が直接来て。僕は絶対逃げない。だから…二度と
リュウタロスに近付かないで」
「面白い…? 勝手に時間弄って、こんな簡単に人を消して。それで面白いってどういうこと!? そんなの、僕は絶対認めない。…変身」
「楽しくても、これは本当の時間じゃない!!」
「でも僕は迷えない。迷いなんかない!
モモタロス達が消えるかもしれないのに、僕はこの時間を守ろうって思ってる、今も。なんでかな…?
モモタロス達が消えるのは、こんなに嫌なのに…」
「
モモタロス! 望みを言うよ。…僕と…最後まで一緒に戦ってくれる?」
「いつか、未来で」
追記・修正は特異点の人がお願いします
- メンタル面は歴代でも最強クラスだったりする -- 名無しさん (2013-07-08 02:52:36)
- 中の人がフェードアウトしたのは残念だな・・・Wから世代が移行したって言ったら仕方ないがな -- 名無しさん (2013-10-12 06:49:03)
- 野上葵(絶対可憐チルドレン)の兄ですか? -- 名無しさん (2013-11-20 08:28:22)
- 気弱な雰囲気に騙されるけどすでに完成されてて成長型主人公じゃなく成長に影響を与える側。 -- 名無しさん (2013-12-23 02:23:16)
- ハナと良い感じになるかな?と期待したがお姉さんと侑斗のことを知ったとき「あ~~~」となってしまった。もう!モモタロスとくっつけ! -- 名無しさん (2013-12-23 09:28:57)
- 坊っちゃま「我が友ノ・ガーミン!オレは運の悪さに置いても頂点に立つ男だ!!」 モモタロス「それじゃダメだろ・・・(汗)」 -- 名無しさん (2013-12-23 13:07:54)
- 運が悪いというがイマジンに恵まれている。 -- 名無しさん (2014-03-07 09:55:57)
- 2話辺りのモモタロスが憑依した状態の良太郎の声健本人だったよね? -- 名無しさん (2014-03-07 12:51:26)
- 弱さを持たない人間が強いんじゃなくて自分の弱さと向き合える人間が本当に強い人間なんだと教えてくれる…そんなヒーロー -- 名無しさん (2014-03-07 13:10:35)
- 4話で印象変わった人多いと思う -- 名無しさん (2014-03-07 13:36:01)
- 弱いけど未熟って感じはしないな -- 名無しさん (2014-03-25 20:51:41)
- 1話からすでに精神的には完成されてた存在だからなー。 -- 名無しさん (2014-03-25 20:56:18)
- 憑依された状態のキャラを全て演じきった佐藤さんは凄いと思う。 -- 名無しさん (2014-03-25 21:29:04)
- ↑6佐藤健とおのおの声優が合わさった感じ、何時から声優一択になったんだ -- 名無しさん (2014-03-25 21:34:01)
- 本人が電王やりたくてもやれないのは可哀想だな -- 名無しさん (2014-06-14 01:43:03)
- 佐藤健って電王またやりたいの? 水嶋ヒロはディケイドやってるときオファーきたらやりたいみたいなのどっかで聞いたけど -- 名無しさん (2014-06-14 01:43:28)
- おとなしい子がキれるのが一番怖い、の典型。敵には凄く冷徹な視線を向けるし一切容赦がない -- 名無しさん (2014-08-05 20:33:58)
- 腕っぷしが弱かっただけで実は一番の頑固者だからね。でなきゃイマジンズを繋ぎとめられなかったし -- 名無しさん (2014-08-05 20:37:45)
- 良太郎は精神メンタル高い -- 名無しさん (2014-11-03 00:58:25)
- 頑固な一面が良い方向にも悪い方向にも働く -- (2014-11-03 01:12:45)
- スーパーヒーロー大戦侑都出てくるから佐藤健の良太郎も出てきて欲しい -- 名無しさん (2014-12-26 22:09:59)
- 良太郎は不幸じゃなくて不運なんじゃないか -- 名無しさん (2015-02-12 21:30:55)
- ↑そうだね。そういう表現の方がしっくりくるかもしれない。彼は頼りなく見えるけど、穏やかな性格だから親しみやすそうだ。 -- 名無しさん (2015-02-12 21:43:37)
- 佐藤健が超電王とかに出たい出たいって優斗役の人に言ってたらしい -- 名無しさん (2015-10-30 21:05:37)
- 佐藤健は売れちゃったから、本人が出たくても事務所が許してくれなそう -- 名無しさん (2015-11-11 22:13:58)
- 頼りなく見えるとは言っても強靭な意志と明確な正義感を持つ、ゴセイのアラタと並んで絶対に敵に回したくないタイプでもある -- 名無しさん (2015-11-11 22:45:50)
- 良太郎は運は悪いけど、精神面は強いよな -- 名無しさん (2016-03-04 22:55:59)
- あまりに精神面が強すぎて、このままイマジンを倒し続け、カイの野望を阻止した場合タロスズも消滅するってことが発覚した際、そのせいで戦うのを躊躇うのではなく、戦う意志は一ミリも失ってないので逆にそんな自分に嫌悪感を感じて悩むっていう珍しい展開になったりもしたな -- 名無しさん (2018-10-25 20:30:45)
- 次の劇場版では出てくれるかね。態々劇場版枠にしたんだし、否が応でも期待してしまう -- 名無しさん (2018-11-02 15:53:16)
- 久しぶりに健くんが演じる良太郎くんを見たいよね -- 名無しさん (2018-11-02 20:33:57)
- 佐藤健のその後のカメレオン俳優路線を決定づけた役柄かもしれない。多重憑依の設定に本人のスター性と演技力が噛み合った最良の配役だった -- 名無しさん (2018-11-29 18:10:31)
- 今はただ一言だけ言いたい……おかえり、良太郎 -- 名無しさん (2018-12-23 03:44:31)
- 今年は大晦日NHKホールで先輩ライダー(+戦隊出身組)達が歌う姿も見られるしね。 -- 名無しさん (2018-12-25 17:37:57)
- 本当に未来で再会したんだなあと…感無量 -- 名無しさん (2019-05-11 10:50:15)
- 「いつか…未来で」の別れから10年後にかつての仲間達と一緒に時を守るために戦ってるとか本当にいいよね…今の良太郎がどうなってるかは分からないままだけど、モモタロス達との絆は以前よりも深く確かなものになってるし… -- 名無しさん (2019-05-16 21:59:22)
- 彼の不運ぶりはオーレンジャーの新田一家といい勝負 -- 名無しさん (2019-05-27 20:12:40)
- 野上じゃなくてイマジンばかりがクローズアップされるようになってから電王はなんか追っかける気なくなっちゃったかなぁ、野上とイマジンの友情が電王の妙なのに -- 名無しさん (2019-12-07 13:32:38)
- とあるの当麻とはどっちが不幸なのか気になるところ -- 名無しさん (2020-03-25 17:51:40)
- 平成フォーエバーの良太郎は年齢的に30歳前後かな。 -- 名無しさん (2021-02-08 21:54:35)
- おそらくセンスは車に乗る刑事で仮面ライダーなあの人と同じレベル -- 名無しさん (2021-04-10 11:22:29)
- 佐藤健くんの素の声を聞くと良太郎は気弱に聞こえるように弱弱しい演技してたんだなってよくわかる。 -- 名無しさん (2022-06-06 10:20:59)
最終更新:2025年04月18日 20:42