サンダークラッカー(G1)

登録日:2012/09/11(火) 22:10:21
更新日:2024/07/09 Tue 03:24:21
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「「「サイバトロン共も復活したそうだな。」」」

ああ、メガトロン様もそれを聞いて、驚きのあまりヒューズがぶっ飛びそうになったってよ。




サンダークラッカー(海外名:Thundercracker)とは、世界に広く展開しているロボット玩具シリーズ『トランスフォーマーシリーズ』の登場キャラクターである。



所属:デストロン(海外名:Decepticon)
役職:航空兵
変形形態:F-15イーグル
担当声優:島香裕
     ジョン・スティーブンソン(海外版)
     ウォーリー・バー(海外版59話)



第1話から登場するデストロン軍団のトランスフォーマー。航空部隊ジェットロンの一員である。




【特徴】

他の初期ジェットロンのメンバーと同様、F-15イーグル戦闘機(セイバートロンモードは三角錐型のスペースジェット)にトランスフォームする。
サンダークラッカーの場合、カラーリングは水色灰色と白。無名ジェットロンには青系のカラーの者も多いので、正直ややこしい。
何かとヒューズを絡めた例えが口癖であるとされるが、実は劇中2回程しか使っていない。


卑屈で事無かれ主義なところもあるが、デストロンでも比較的温厚な性格。諍いを起こす仲間をたしなめる場面も。
しかし人望皆無なスタースクリームの部下であることは内心嫌がっている。(本人曰くスタースクリームに付き合ってるとろくな事がない)。
普段は怒ることが少ないが、任務失敗の責任をまるっと押し付けられた時は「よくもそんな嘘っぱちを、テメエ!」と流石にキレた。
しかもその後はクリスタルの防衛を放棄してスカイファイヤーに奪わせ、その責任をスタースクリームに擦って気晴らしをしようとしたが、
こういう小狡い手では一枚も二枚も上手なスタースクリームにはすぐにバレて逆に弱みを握られていた。


テックスペックによればメガトロンの下では安心して戦えると思っているが、その一方でデストロンによる宇宙支配には疑問を抱いているらしい。
そんな彼をデストロンに留めているのは、メガトロンへの恐怖と仲間の説得によるものである。

歴史が僅かに違っていたら、彼はサイバトロンの戦士だったのかもしれない。




【能力】

他のジェットロン同様に肩のビーム砲から放つビームや腕と主翼からのミサイルが主要な武器。

サンダークラッカー独自の能力としては火炎攻撃“ファイヤーアタック”や衝撃波を出すソニックビームによる攻撃を得意とする。
しかしファイヤーアタックはビームの代わりに時折使う程度、ソニックビームに至っては一度も披露していない。
一応パワー転送機で全デストロンのパワーを得たメガトロンがコンボイとの決闘でソニックビームを使用している。




【主な活躍】


OPで最初に登場するトランスフォーマーの1人。スタースクリーム、スカイワープとともに、なぜか主役や上司らを差し置いて先陣を切って画面中央に駆けこんでくる。別に彼は主役ではないのだが。

本編ではスタスクやスカワに比べてイマイチ地味な印象が拭えない。
スタースクリームのようにニューリーダー病でもなければ、スカイワープのワープのように目立つ能力でないのが原因か。

そんなサンダークラッカーだが、第63話「インカの秘宝」ではわりと出番が多い。
が、劇中で散々な目に遭い、スタースクリームの部下であることの苦労がうかがえる。
この時、スタスク以外では珍しくメガトロンに痛烈な皮肉を言っているくらいなのでよほど不満が溜まっていたようだ。


その後、『ザ・ムービー』にも登場したが台詞は無く、(いつの間にか)サイバトロンシティでの戦いで負傷しており、メガトロンやスカイワープら他の負傷兵と共に宇宙に放逐されてしまった。

そして広大な宇宙を漂い、ただ死を待つだけだった彼らは星帝ユニクロンに救われ、サンダークラッカーは冷酷な追跡者集団スウィープスの参謀スカージ、またはその同型に生まれ変わった……


と言うのが定説だが、実はスタスクの戴冠式やその後の戦闘シーンにも彼らしきジェットロンが姿を見せている。
一言も喋らなかったのでサンダークラッカー本人かどうかは不明。

続編の『トランスフォーマー2010』ではサンダークラッカーの墓が登場。
余計に混乱が生じている。

こういった事情から、スカージor他のスウィープスに転生したのは同カラーの別のジェットロンだと見るファンもいる。


結局真相は不明だが、どの道サンダークラッカーというTFはいなくなってしまったのは確かである。合掌。



……などと思っていたら、海外版では『アクションマスター』て復活していた。

結局どうなんだと問いたいところだが、それが『トランスフォーマー』という作品である。




【玩具】

基本的にスタースクリームの色変えで販売される。リペイント商品故にスカイワープ共々限定販売であることも多々。
あと、何故かアニメに比べて濃いめのであることが多い。


近年ではEZコレクションクロニクル第一弾のラインナップにて発売された。

一方アメリカではジェネレーションズでDXサイズ、トイザらス限定の新MPスタスクベースのマスターピースが発売されている。


しかし『ロボットマスターズ』ではスカイワープとのセットで、『変形!ヘンケイ!』では通販サイト願望百貨店限定品としてアニメのような水色の物が販売されている。




【余談】

彼らジェットロンの3人組は、作画ミスの被害にあうことが多い。

特に第3話「地球脱出!」ではスカイワープがサンダークラッカーと名乗って(しかもCVまでサンクラを演じる島香裕だった)ワープをするシーンがある。勿論これは脚本かアフレコのミスである。

トランスフォーマー名物である作画ミスや彩色ミス、脚本のミスはここだけに留まらないので是非探してみよう。






スタースクリーム、お前さんに付き合ってると全くろくな追記・修正がないよ。

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最終更新:2024年07月09日 03:24