空閑遊真(ワールドトリガー)

登録日:2013/12/26(日) 00:42:22
更新日:2024/11/20 Wed 12:53:26
所要時間:約 4 分で読めます




「おまえ、つまんないウソつくね」



空閑遊真(くがゆうま)』とは週刊少年ジャンプで連載中の漫画「ワールドトリガー」の主人公の一人。
CVはVOMIC版は皆川純子。アニメ版は村中知。

■15歳(中学生)
■?月?日生まれ
■星座・血液型 不明
■身長 141㎝
■好きなもの:日本の食べ物
■使用トリガー:黒トリガー、スコーピオン、グラスホッパー、シールド、バッグワーム
■サイドエフェクト:嘘を見抜く
■肩書き:アタッカー
人気投票:1位3002票(単数投票)/2位5561票(複数投票)
バレンタインチョコいっぱいもらった人ランキング:4位(2014)/3位(2015年)/5位(2016年)
■サブタイ回数:12回(2、3、5、20,33,38、39、40、78、83、94、101話)

作者「最初は描くのに時間がかかってましたが、今は速く描けるようになりました。
描けば描くほど顔が子供っぽくなってるような気がする」


重大な過去を秘めた少年であり、各種媒体では遊真が作品を代表する一番手のキャラクターとして扱われることが多い。
そういった点ではまさしく主人公であり、ワートリの看板キャラクターであることは確かである。
一方で、作中で物語を牽引する主人公ポジションは明らかに三雲修であり、遊真はもっぱら修を助ける相方という立場で行動するため、物語の中での主人公という感は薄め。
洒落た軍服風の装いとどこか不釣り合いな小柄で白髪赤目の美少年VS同じ格好の地味メガネでどちらが看板にふさわしいかという話もある

活躍

第1話

初登場のシーンでは交通事故の事情聴取という形で名前を名乗った。
この時、遊真は車にひかれつつも無傷。相手の車は大破している。

その後、背中から出てきた黒いコムサイみたいなのとずれた会話をしつつ学校へ。


「空閑遊真です! 背は低いですが15歳です! 遅れてもうしわけない!」

黒板に書かれた名前は平仮名で「くがゆうま」……もしかして漢字書けない?

指輪を外せと言われて学校やめようとしたり
髪がいつの間にか驚きの白さになった、と言ったり
3バカにケンカ売られて買ったりした。

ついには警戒区域に3バカ+αに呼び出され、つるんでいたメガネくんが先んじて果敢に立ち向かうも一瞬で凹られた。
続いて遊真に襲いかかってきたリーダーの足を先手で粉砕し、遊真無双が始まるかと思われたが

ゥウ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

『門発生   門発生』

『座標誘導誤差7.66』
『近隣の皆様はご注意ください』


門が発生し、別世界から侵略のため送り込まれたトリオン兵バムスターが現れた。
バムスターが3バカを追い始めたので逃げようとするが、メガネくんは彼らを助けるべく「トリガー」を起動、武装して立ち向かう。
なんと、メガネくんが真の主人公だったのか!?
と思ったがやっぱりメガネくんは凹られた。汗と眼鏡に定評があるメガネ。
しかしそこで遊真もトリガーを起動。バムスターを瞬殺したのだった。

実は別世界の侵略者と戦う組織「ボーダー」の一員だったメガネくんこと三雲修。
トリガーは彼らにのみ使用を許された武装であり、つまり遊真もボーダーに連なる者なのだと合点するが……



「それは『こっちの世界』での話だろ?」

「おれは門の向こうの世界から来た」

過去と目的

その正体は、その別世界の住人たる近界民(ネイバー)。向こうの世界は戦争が流行ってるらしく、遊真自身も小さい頃から戦い続けているので戦闘技術はかなり高く、その考え方も合理的かつ現実的。
4年前に黒トリガーを相手にして瀕死の重傷を負っており(生身の右手と左足が欠損、しかも脇腹と左目の部分がえぐれている)、父有吾の手で通常はトリガーを用いて戦うための仮の肉体として用いられる「トリオン体」に置き換えることで延命している状態。
その延命は有吾が自身の持つトリオンと命を使って出来た指輪型の黒トリガーによるものであり、遊真は父である勇吾の命で延命をしていると言うことになる。
身長141cmで15歳男子とは思えない幼い容姿だが、これも体が「当時の肉体を元にしたトリオン体」であるため。肉体年齢は11歳で止まっているのだ。
不老ではあるが不死ではなく、指輪の中に封印された肉体は徐々に死に向かっている。そして肉体が完全に死んだとき、トリオン体も消滅して遊真は完全に死ぬこととなる。

なお、日常用のトリオン体には修復機能が備えられており、「交通事故に遭うも無傷」のカラクリはコレ。

父から「ボーダーにいる知り合いを頼れ」と言われていたのもあり、レプリカ先生はこれをどうにかすべく「こちら側の世界」に来たが、遊真は自身の黒トリガーから父を生き返らせるために来た。
が、その望みもボーダーが父の知人の成れの果てである黒トリガーを「保有している」のを知ったことで、不可能なのだと悟る。

目的を失い、近界に帰ろうとする遊真だったが、レプリカから遊真の過去を聞いた修からの頼みを聞き入れ、千佳を助ける(=修を助ける)ことを新たな目的として選んだ。
そして、近界民の身ながら、近界民の侵略と戦う組織であるボーダーに入隊することとなった。

使用トリガー

遊真の黒トリガー

遊真の黒トリガーにはメインとなる武装の代わりに様々な特殊な機能がある。
また、他のトリガーの機能をコピーしたり、重複して使うことで強化することができる。
因みにレプリカ先生が解析を行う。しかもかなり速い。流石は先生!
三輪さん曰く「他者の攻撃を学習するトリガー」なので、もしかしたら既存の印も近界のやつから学習したのかもしれない。

ちなみに本人もレプリカも一切命名しなかったため、「親父の黒トリガー」「有吾の黒トリガー」としか呼ばれていない。それでいいのか・・・。
現在遊真は規則によって黒トリガーを使用しないが、大規模侵攻の際は非常時のため警戒区域内から出ない事を条件に特別に許可されている。

■印(いん)
特殊機能の基本形みたいなの。これを単体や重複、複合して様々な機能を使える。
重ねがけすると二重(ダブル)三重(トリプル)などが最後に付く。
ちなみに最多記録は対イルガー戦で使った「強」印(ブースト)七重(セプタ)
現在判明してる印は以下の8種類。


「弾」印(バウンド)
物体を弾いて跳ね飛ばせる。自分でも他人でもなんでも飛ばせる。主にジャンプ台としての活用が中心。
生身の人間だと加速度で死ぬ。「この程度のGに、体が耐えられんとは…」
死ななかったとしても跳んだ先で死ぬ。「そんな道理、私の無理でこじ開ける!!」
非常に危険。
重ねがけでさらに遠くまで飛べる。
危険。


「強」印(ブースト)
トリオンの働きを強化する。バイキルトみたいなもの。
他の印と組み合わせればその性能を、トリオン体そのものにかければ身体能力を強化できる。便利。
修の力ではビクともしなかった巨大な瓦礫も、二重で掛けると腕の力だけで軽々持ち上げられるようになったことから、具体的な数値は不明だが最低でもt単位の力を発揮してると思われる。



「盾」印(シールド)
攻撃を防ぐバリアを張る。可動式は防御力が低くなる。
重ねがけで防御範囲が広がる。防御力アップには「強」を使う。


「鎖」印(チェイン)
トリオンの鎖で対象を捉える。2つ出して連結したり、罠を作ったりできる。
重ねがけで耐久度や射程が上がる。


「錨」印(アンカー)
トリオンを重しにして対象の機動力を奪う。三輪の「鉛弾(レッドバレット)」をコピーしたもの。
オリジナル同様、攻撃力がないため相手のシールドを貫通できる。しかもオリジナルより重い。
「錨」だけを使う場合は相手に直接触れなくてはならないため、基本的にはオリジナル同様「射」などと複合して使う。


「射」印(ボルト)
トリオンを飛ばす射程攻撃。三輪の「アステロイド」をコピーした。
他の印の効果を飛ばすのに使う。
重ねがけで射程か弾数が増加する。


「門」印(ゲート)
レプリカが単体で使った。
文字通り(ゲート)を出して何かを召喚する。
劇中では解析してコピーしたラービット(玉狛)を召喚して修のピンチを救った。


「響」印(エコー)
ヴィザ翁戦で使用。周囲の地形や生物、トリオン構造物の位置や距離、形状を把握する。
レーダーみたいなもの。


遊真のノーマルトリガー


  • トリガーセット
メイン スコーピオン グラスホッパー シールド -
サブ スコーピオン グラスホッパー シールド バックワーム

前述の通りボーダー入隊後は黒トリガーの常用が禁じられているため、ボーダーのトリガーを使用。
それでもずば抜けた元々の実力を遺憾なく発揮し、C級の時点で既にA級の緑川を圧倒し、あっという間にB級昇格を果たした。
B級ランク戦のデビュー戦では、(千佳のサポートもあったとは言え)一人で六人を瞬殺するほど。
しかし師匠の小南やアタッカー4位の村上には負け越すなど、まだまだ発展途上の模様。

また、3年前までは2つのスコーピオンを紐でつないだようなトリガーを使用していた。

■スコーピオン
体中どこからでも出現させることが可能で、変形も自由自在な刃(ブレード)。
しかもとても軽く重さはほとんどない。
ただし刃の耐久力が低いため、受け太刀には不向きな攻撃重視・奇襲型のアタッカー用トリガー。
正式入隊前に、小南との特訓を経て遊真が選択した。
それ以降は地面を経由した奇襲(もぐら爪(モールクロー))、体内で枝分かれさせて同時に二か所から刃を出す(枝刃(ブランチブレード))、応急処置として包帯のようにスコーピオンを生やすことで傷口を塞ぐ、等数々の技を習得している。

■グラスホッパー
ジャンプ台を空中に作り、トランポリンのように高く跳ぶトリガー。
B級昇格後に緑川から教わり、翌日の諏訪・荒船隊とのランク戦で使用した。
敵の周囲にグラスホッパーを多数配置して高速で移動し、攪乱しつつ攻撃する「乱反射(ピンボール)」も那須・鈴鳴第一隊戦で披露したが、まだこちらは緑川ほど使いこなしている訳ではない模様。
アニメオリジナルでは「よく似た効果の「弾」印(バウンド)を使っていたから習得に時間がかからなかった」と言われており、普通は時間がかかるらしい。
後に慣れてきたのか瓦礫を弾き飛ばしたり、味方を跳ばせたりと、在りし日の「弾」印を思わせる使い方も。

■シールド
文字通りシールド。
アタッカーとの立ち合いでは、攻撃は基本的に回避するかスコーピオンで受けているため、あまり使っておらず、
主にスナイパーからの狙撃を防ぐのに使用している。

■バッグワーム
トリオンを消費してレーダーに映らなくなるマント
奇襲の際に使用しており、諏訪・荒船隊戦ではバッグワームを着たまま半崎に斬りかかった。


サイドエフェクト「相手の嘘を見抜く」

もとは父有吾の能力だったらしいが、トリオン体になった時に継承された。
『嘘をついた相手の口から黒い煙が見える』という形で発現しており、『声の変化が視覚に作用している』というメカニズムらしい。
その為、嘘をついている自覚の無い嘘や文章からは見破れない。
気づきにくいが、これを使ってる時は眼の色が変化し、普段白い遊真の目の中央が黒くなる。
その活躍は交渉時だけに留まらず、実戦でも相手のブラフやハッタリを看破できる*1
大抵は相手に対して「おまえ、つまんないウソつくね」と言う。
が、三輪が狙撃手の存在を隠すために「(米屋と)二人掛りでやる」と言った時は

「おまえ、おもしろいウソつくね」

と言った。次は誰が言われるだろうか。




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「それを決めるのは私ではない、wiki籠りだ」

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最終更新:2024年11月20日 12:53

*1 下記の三輪隊戦や生駒隊とのランク戦など