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バイキルト

登録日:2011/07/29 Fri 21:40:36
更新日:2026/03/15 Sun 23:31:53
所要時間:約 4 分で読めます




バイキルトとはドラゴンクエストシリーズに登場する呪文。

唱えると対象一人の攻撃力が2倍になり、与えられるダメージが格段に増える。
……実は攻撃力が2倍になるのはSFC版のDQ5だけであり、8までの大多数の作品では「与えるダメージが二倍になる」が正しい効果。
デメリットとして、魔神の金槌でもなければ会心の一撃が出なくなる点や、複数体攻撃や複数回攻撃は最初の一撃にしか乗らない点があるが、ここら辺は最近の作品ではなくなりつつある。
相手の防御力を下げるルカニ系や力溜め、気合い溜め等と併用するとよりよい効果が期待できる。
9からは攻撃力を2段階上げる効果に変更された。

初登場はドラゴンクエストⅢ、それ以来シリーズ皆勤賞となっている。
この呪文をいかにして利用するかで、戦闘の効率が良くなってくるかが全く違う。

全体版にバイシオンがある。全体化した代わりに1段階上昇になっている。ただしDQⅩ以降はバイキルトの下位版扱いとなっており対象も味方一人となっている。


【基本的な効果】

消費MP
6
範囲
味方一人
持続時間
主に力尽きるかいてつくはどうを受ける、戦闘終了まで
7以降の作品とリメイク版4~6は一定ターン経過でも解除される
効果
攻撃力与えるダメージ二倍(8までの多くの作品)
攻撃力を2段階上げる(9以降)


【各作品におけるスペック】


魔法使い、賢者が覚える。
SFC版ではスクルトを併用して敵にわざとこれを掛けてやることで、痛恨の一撃を防ぐテクニックがある。
冒頭で挙げられた『バイキルト中は会心の一撃が出ない』のは敵も同じである。
ルカナンを交えて痛恨の一撃を放つボストロールに有効。(しかもこいつにはマホトーンが効くので完封も可能)

ブライピサロが覚える。
FC版ではブライしか覚えないので馬車→バイキルト→馬車、という使い方をした人多数*1
リメイク版では直接入力ができるようになったが、ピサロが参入すると立場を奪われる。

人間では
モンスターではクックルー、エビルマスター、ケンタラウスコロヒーローソルジャーブルザイルが覚える。

前述の通り、SFC版だけ攻撃力2倍となる。リメイク版はダメージ倍率アップに変更された。
SFC版は3人PTで手数が少ないということもあってか、
  1. 効果中でも会心の一撃が出る(会心の一撃によるダメージもご丁寧に2倍)
  2. はやぶさの剣のダメージ減少補正が無くなる
  3. ブーメランが2匹目以降にも有効(ダメージ2倍ではなく、攻撃力そのものを2倍にしているため)
とかなりぶっとんだ性質を持つ。
「ファイトいっぱつ」の存在もあるので物理ゲーの印象が強い。
チート兵器戦いのドラムがあるとなおさら需要が……
クリア前はバイキルトのためだけでも嫁と娘に需要がある(仲間モンスターはどのモンスターもクセが強い)。

上級職業の賢者か魔法戦士で覚える。またラミアスの剣を道具使用することで同じ効果を得られる。
バイキルト→気合い溜め→正拳突きは凄まじいダメージを与えられる。*2
本作で初登場したばくれつけんは敵全体にランダムな順番に4回攻撃を行う特技、はやぶさ斬りは敵1体に2回攻撃を行う特技だが、前述の通り初撃にしか効果が乗らないので恩恵を感じにくい。
一部ボスやラスボスデスタムーア第2形態と裏ボスのダークドレアムも使うため、凍てつく波動で打ち消せないと非常に辛い。

人間職では上級職業の魔法戦士が習得できる。リメイク版では人間上級職の賢者、海賊、パラディン、ゴッドハンド、天地雷鳴士、勇者でも習得可能になるが、人間上級職で習得した呪文特技は転職すると忘れてしまう。
モンスター職ではエビルタートル、まじんブドゥ、デスマシーンで習得可能で、永久習得したいのならこの3つのどれかで習得すればいい。
前作に引き続き、最強武器のオチェアーノの剣を道具使用することで同じ効果を得られる。

本作初登場の特技つるぎのまいはダメージ倍率が上がったばくれつけんなのでやはり恩恵を受けにくい。
リメイク版ではつるぎのまいが弱体化されたもののばくれつけんが総合的に強化されたので結局変わらない。
ゴッドハンド就職時限定の「アルテマソード」がメタル貫通するようになったのも向かい風。

ゼシカが覚える。またスキルによってはククールも覚えられる。
テンションシステムと併用すれば相当なダメージが入るだろう。

魔法使いLv33もしくは魔法戦士Lv39で習得。
消費MP8で味方1体の攻撃力を2段階上げ、攻撃力が1.5倍になるなどとこれまでの作品とはかなり違う仕様になっている。
2倍から1.5倍に減ったので要らない……と思いきや、
  1. ダメージ倍率アップよりも攻撃力上昇の方が影響が大きい(バフ/デバフを参照)
  2. 初撃以外にも攻撃力上昇が乗るようになった
  3. 攻撃力上昇中でも会心の一撃が出るようになった
このため、従来作品と比べて使い勝手は大幅に上がっている。
特にはやぶさの剣・改+はやぶさ斬りの4回攻撃全てに乗るのは大きく、その強さを後押しした。
また特技のすてみでも守備力1段階低下のデメリットはあるが、同等の効果を得ることができる。

これにフォースやテンション上げも絡めればかなりの威力を発揮するので、高レベルの宝の地図のボス戦では重要になる。
ちなみにたたかいのうたを2回使えば、バイキルトと同等の効果をパーティ全員に発揮できるが、2ターン必要になるので、死亡や凍てつく波動でバイキルトの効果を消された、一部のキャラのみ攻撃力を上げたいという場合はバイキルトの方が効率的である。


魔法戦士がLv43、どうぐ使いがLv62、レンジャーがLv72で習得可能。
消費MPは4。味方一人の攻撃力を二段階上昇(40%)させる。
なお今作は下位種にバイシオンが登場。こちらは旅芸人も使う事が出来る。
概ねⅨの仕様を引き継いでいる。

なお、今作は範囲内の味方にバイキルトをかける手段がいくつか存在する。ただしそれらの技は使うたびに使えない時間が発生してしまうので、こちらも頼れる補助呪文である事に変わりはない。

ベロニカがLv31、シルビアがLv39で習得可能。
仕様はⅨのものと同様。
下位種のバイシオンはシルビアが初期から使える。

ビーンファイター、コハクそう、ピクシー等がLv18で習得。
今作は(特に対戦では)突き詰めていくとマダンテか物理攻撃以外はほぼ役に立たなくなるバランスのため、必然的にバイキルトの重要性もかなり高くなっている。
当時の対戦ではバイキルト→せいしんとういつ→ばくれつけんのコンボが猛威を奮った……と言われているがこれはちょっと眉唾。
当時のばくれつけんは攻撃力自体に下降補正がかかる仕様のため、特に両者ステータスがカンストしているような極まった対戦環境だと会心が出ない限り大したダメージにならず、バイキルトと組み合わせるならさみだれぎりを使ったほうが効率がいいのである。

MP1を消費して一定時間攻撃力が上がるものとなっている。大抵はベホイミが優先になってあまり使われないが。

登場エリアに突入する前に剣エネルギーを最大まで溜めた上でバイキルトをかけていれば、はぐれメタルも瞬殺出来る。メタルキングを倒すにも必須。
ただ、入手条件が第5章のベロリンマンの雪合戦に勝つ事なので少し面倒。


【同じ効果を持つアイテム一覧】

  • ファイト一発
600Gで買える。
ちと高いがバイキルトを使える奴がいない場合はこれでどうにかしよう。

  • 戦いのドラム(Ⅴ)
クリア後に登場する隠しダンジョンにあるチートアイテム。
何とバイキルトの効果が全員に得られる上使っても無くならない。
敵ではエビルスピリッツとマヌハーンが使ってくる上に、図ったように攻撃力の高いモンスターと一緒に出現する。

  • ラミアスの剣(Ⅵ)
一人にバイキルトの効果。
後の天空の剣の効果とは賛否が分かれる。

  • オチェアーノの剣(Ⅶ)
Ⅵと同上。

  • 友情の杖(GB、PS版イルルカ)
使うと一定確率で砕けて無くなる。(※杖系アイテム共通の仕様)

  • バイキルミン(JOKER以降のモンスターズ)
消費アイテム。全体版にバイシオロン(JOKER2P以降)がある。

効果は少し違い、装備している武器の性能を+1するというもの。呪いがかかっている-1の武器の場合は通常のものになって呪いも解ける。


【余談】

戦闘はもちろん、日常や土木作業でも便利そうな呪文だが、漫画等の外部作品ではホントに意外なほど出番に恵まれない。
バイシオン等の同系亜種を含めても少なく、『ロト紋』『ソウラ』、ドラマ『勇者ヨシヒコ』あたりでチラっと出た程度。
パワーキャラの取り柄を奪いかねないとか、効果を数字で可視化できないので演出しにくいとかだろうか。
ギャグ方面ではバイキルトでムキムキマッチョになることもたまにあるが、シリアス作品でバイキルトを掛けられた女子供が一瞬でゴリラになるのは確かに嫌かも。

Ⅷにはデータ上「ハンキルト」という没呪文が存在する。
「味方単体の攻撃力をすこし上げる」という説明文が残されていることから、のちのバイシオンの立ち位置だったことが推測できる。




アニヲタは バイキルトを となえた!
アニヲタの 追記・修正力が 2倍になった!

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最終更新:2026年03月15日 23:31

*1 AIなのでうまくいかないこともある

*2 岩石耐性はダメージの増減の代わりに命中率に影響する。