ドレッドパイク(アラガミ)

登録日:2013/12/31 Tue 03:00:07
更新日:2024/07/19 Fri 12:38:02
所要時間:約 6 分で読めます




Dread Pike

GOD EATER 2にて登場した新種の一体。
緑色の殻を備えた甲虫のような見た目をした小ぶりなアラガミ
頭上に前方へ大きく突き出た角を持ち、丸い胴体の両サイドにある一対の脚で歩行する。
フィールド上で神機使いを発見すると、錆びた金属同士を擦り合わせたような不快な嗚き声を上げて、ゆっくり近付いてくる。
撃破時の断末魔も同様で恐慌を煽る印象がある。
虫が苦手なプレイヤーは見るだけで怖気がするのではないか。
まあ、丸っこいボディに生えた脚でよちよちと向かってくるのはキモカワイイ系で愛嬌にも思えなくもない。
原産国もとい発生起源は南アメリカ大陸とされるものの、近年で大幅に個体数を増しており、世界各地で出現が報告されている。

名称は「恐れる」「恐怖」といった意味の"dread"に、歩兵用に使われた武器である鉾の「パイク」を合わせたものかと思われる。

素材名:鎧蟲(テガミバチとは関係ない)
弱点属性:[火][氷][雷][神]
アラガミバレット:魔蟲弾(スナイパー)、風牙(アサルト)、ジャックナイフ(ブラスト)、スパイラルホーン(ショットガン)
結合崩壊:なし


さてここからは性能面の話題になるが、
敢えて言おう。
カスであると。

小型の新種として現れたこのドレッドパイク、なんと攻撃手段をたった一つしか持たない。
それも「頭部の角を向けて突進する」という単純明快かつ威力に乏しいものである。

相対してみると、身を屈めて一本角を構える予備動作の後に、スライディング気味に跳びかかってくるのが解るだろう。
動作中なら地味に全身に判定があるため、真後ろで密着していると地味にダメージを負うことがあるものの、避けるにも防ぐにも造作もない。
この他にはバックステップをして距離をとる動きもある(ダメージ判定はない)。

知覚や動きも鈍く、小型ゆえかたいへん怯みやすくもある。
集団で現れたのに囲まれたとしても、彼らには連携をつなげられる要素もない。

よって攻略法は「近付いてボコる」。以上。

相手取る際には被弾するまでもなく、片づけるのに時間も手間もかからないだろう。
NORNデータベースでも「訓練を受けた神機使いならば手こずることはない」とさえ言われてしまっている。

同じ小型アラガミでも、少なくとも二種類以上の攻撃方法を持つ既存種に比べると数段以上も見劣りする始末。
……というかそもそも比べたらかわいそ(ry
ぶっちゃけ当然の事なのだが、小型である事を差し引いても驚きの弱々しさだ。

現時点で原種しかいないこともあり、このままならナイトホロウと並んで最弱のアラガミの名を欲しいままにすることだろう。
ただ、小型アラガミが冗談ではないほど超強化された前例もあることだし、今後の追加要素に期待…してもよいのだろうか?




ところが、誰しも予想だにしなかった面で彼らにスポットが当てられることになる。

高難度任務難易度7「獣の顎」
場所:神機兵保管庫(ごく狭いフィールド)
討伐対象:ナイトホロウ2体、ドレッドパイク6体

繰り返す。
敵はナイトホロウ2体、ドレッドパイク6体のみ。

【朗報】高難易度なのに少ない雑魚だけを狩るという点で異例のミッションが存在した。
報酬金も7,700fc(初回アップデート適用後)とクリアするのに1、2分もかからない割にお得で、効率の良いfc稼ぎになる。

ドレッドパイクの真骨頂その1
金 策

そして後述する理由も加えて、この任務を繰り返し回すプレイヤーは後を絶たない。

本作で導入されたシステム、複数のアラガミ素材をまとめて合成する"複合コア"。
各種神機パーツの強化とリンクサポートデバイスの作成にあたり不可欠となる共通素材である。
余った素材を有効活用してもらうのを目的の一つとして実装されたようだが、
  • ランクが上がるにつれて消費する素材量が跳ね上がる
  • 複数を一度に使用する
  • 特定段階を除く強化において毎回要求される
といった難があるため、数多のプレイヤーの悩みの種と化していた。
※ただしアップデートVer.1.1からコストの緩和が実施されている。

さて、「獣の顎」のドレッドパイクから入手できる素材は"高密度"・"超密度複合コア"の材料になる。
※Ver.1.1から最高位の"極密度"にも低コストながら投入できるようになった。

「獣の顎」に出るドレッドパイクは6体。つまり…
複合コアの材料を一度で大量に仕入れることができるのだ。

この事実がコア作成に頭を抱える神機使いへのまさしく救済となったことは言うまでもない……

ドレッドパイクの真骨頂その2
素 材

今日もまた幾多のゴッドイーターが、コア素材や資金繰り目的で「獣の顎」マラソンをし、鎧蟲の死骸の山を築いていることだろう。


ドレッドパイクの真骨頂その3?
ちなみに鎧蟲素材から作成可能なアラガミ装備は、チャージスピア/アサルト/シールド。
攻撃力防御力共に安定して整っており、スキルも回復と救命の支援系に特化といった謎のイケメンぶりを見せている。
強化を重ねると黒色のカラーリングに変化する。RB以降ではカラーリングが変更可能。

装備名はチャージスピアがギリシャ神話、アサルトが実在する世界の昆虫、シールドが実在する世界のカブトムシ(3では一部クワガタも有り)が由来となっている。








  • GE3にて
そんな金策や素材要因として乱獲され続けてきたドレッドパイク。
あれから数十年、灰嵐が巻き起こり、灰域種が闊歩する世界となり、全てのドレッドパイクが死滅したかのように見えた。



だが、ドレッドパイクは死滅していなかった!



…それどころか凶悪な追加技まで引っさげて奴は来た。

それは「あなをほる」。
突進と同じように足に力を込め、ジャンプして地中に潜行。
数秒後にターゲットの足元から飛び出して急襲するもの。


…え?これだけ?
と思うかもしれない。
だが、GE3をプレイしたゴッドイーターたちの評価を変えるにはあまりにも十分すぎる代物なのである。

何故ならばこの行動、モーションの初動に入った瞬間から完全に無敵なのだ。
GE3ではバルバルスの潜行攻撃や灰域種の捕喰攻撃など、モーション中にホールドや怯みが発生しないいわゆる「スーパーアーマー」の技は珍しくはないのだが、こいつはそれに加えてモーション中にHPが0になっても死なない

そして地面からの急襲攻撃だが、予報エフェクトが非常に小さい。
限界灰域など暗い場所だとほとんど見えない。
ましてや他の中型以上と戦っている時に、地面を凝視する余裕などそう多くはなく、水を差されることがしばしば。

下手すれば「バースト維持要因」としてすら見られる最弱候補から脱し、「無視できないレベルの小型」へと格上げされたといえるだろう。


  • Project X Zone 2:BRAVE NEW WORLDにて
我らがシエルナナが参戦しているPXZシリーズ2作目「PXZ2」にて、新規アラガミとしてドレッドパイクも参戦を果たした。
しかし堕天種がいないという点で、小型アラガミの先輩方と比べて影の薄さは否めない。
それどころかクロスオーバーの都合でオラクル細胞周りの設定が省略されているため、今作では神機使いですらないヤクザの皆さんに素手でタコ殴りにされる始末。(これは他のアラガミにも言えることだが)
このように上記のGE3が発売されるまで、ドレッドパイクには長い苦境が続いたのである。


  Λ
┌( ^o^)┐
ドレッドパイクゥ…


追記・修正お願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年07月19日 12:38