鉄拳(格闘ゲーム)

登録日:2015/03/23 Mon 17:21:00
更新日:2025/02/16 Sun 23:00:56
所要時間:約 15 分で読めます





唸れ鉄拳!

燃えよ闘志!


『鉄拳』とはナムコ(現バンダイナムコゲームス)からリリースされている3D対戦格闘ゲーム。

☆概要

90年代前半、当時3D格ゲーといえば元祖3D格ゲーである『バーチャファイター(以下VF)』が有名であった。
そんな中、本シリーズはVF登場の翌年1994年に誕生した。
そういう意味では『VF』の二番煎じ……ではあるのだが、実際には第一作目から独自の操作システムとゲーム性を獲得していたのが後の発展に繋がったといえる。
特に、以降に誕生した3D格ゲーがリアリティを求めた場合には大概は『VF』を参考にしていたことが余計に『鉄拳』シリーズを独自のものとしていった。

ボタン配置が中々に独特で、攻撃ボタンがキャラの四肢に振り分けられており、1レバー4ボタンのデバイスとなっていてガードはレバー操作で行う。
『2』以降はレバーニュートラルでオートガードが働き、一部の攻撃以外はオートガードで凌ぎつつ次の一手を考えるという余裕が作れるようになった。
この操作システムは『鉄拳』が流行して以降は普通に受け入れられているが、VFのシステムとは違い殆ど他タイトルには波及しない独自性を維持している。

しかし、その独特すぎる世界観や濃すぎるキャラ達故、アーケード稼働初期はVFほど人気ではなかった。(ゲーム性も大味で、全く2D格闘ゲームとは別機軸の面白さを打ち出したVFに比べると奥深さや魅力を感じ難かった。)
……しかし、namco基板と互換性のある初代PSへの移植を機に、サターンのキラータイトルとなっていたVFに対抗するタイトルとして扱われて大ヒット。
特にベタ移植的なVFに対して、家庭用ならではの追加要素を加えていた事が大ウケした面も大きく、FF7ほどではないがそれに先んじてプレステの影響力をぐっと高めたシリーズといえる。

以降はアーケードでの人気も急上昇。
『2』以降はゲーセンでもVFとインカム争いをするまでになり、現在ではVFシリーズをも越えて、3D格ゲーの定番となった。
……というよりは、気づいてみれば90年代生まれの元祖格ゲータイトルの中で、唯一の休止期間の無いタイトルとなっていた。
『3』以降は後述のように改めてのゲームバランスの見直しが図られ、3D格闘ゲームとしての細やかさを保ちつつも、初代から伝統のやられる側からしてみればバランス崩壊してると文句つけたくなるような豪快な空中コンボが魅力のゲーム性が売りに。

登場キャラも非常に多く、戦闘スタイルが多彩なのも特徴。
メジャーなものを挙げるだけでも…
空手、マーシャルアーツ、プロレス、相撲、キックボクシング、テコンドー、カポエラ、ボクシング、コマンドサンボ、八極拳、心意六合拳
それ以外にも、バーリトゥード*1やサバット*2、エスクリマ*3等あまり名前を聞かないものも多い。
忍術とかフリースタイルダンスとか力任せとか破壊衝動とかなんてのもちらほら。
…あと、三島流喧嘩空手とかシリウス流祓魔術とかスーパースパイ式CQBとかの鉄拳のオリジナルも結構ある。

ちなみに、高確率で人外が交ざっているのも特徴で、そのハチャメチャさが話題に上がることも。
初代にして熊とロボットが混じり、以降も改造されたとはいえカンガルーとか恐竜の子供とか悪魔(天使)とかレプリカント(サイボーグ)とか美少女アンドロイドとかが登場しており、それをグラフィックが目茶苦茶進化した状態でも平気で維持されている。ストーリーは割と確りしてるのに死んだと思ってたキャラも平気で帰って来ることも。


豪鬼を初め、多数のコラボが実現した『7』では普通に飛び道具を使うキャラクターまで存在していた。

  • 各バージョンのストーリー・キャラ・システム
(ストーリーは公式サイト及びwikipediaからの引用)

☆ナンバリングタイトル


○鉄拳

1994年12月(AC版稼働開始)
1995年3月31日(PS版発売)
2005年3月31日(PS2版『鉄拳5』収録)
2005年7月21日(PS2版発売(ナムコレクション収録))
2011年7月6日(ゲームアーカイブス版発売)

世界有数の財閥である三島財閥の頭首・三島平八が主催する格闘技大会「The king of ironfist tournament」。
優勝者には三島財閥頭首の座と財産の全てが贈られる。
この呼び掛けに応じ、世界中から様々な格闘家たちが参戦に訪れた。ある者は名声のため、ある者は復讐のため、ある者は己の野望を実現するため……。


記念すべき第1作。決められた順に攻撃ボタンを押していく連続攻撃「10連コンボ」や浮かせてからの空中コンボはこの頃から既にあった。(10連コンボは『龍虎の拳』以来、格ゲー業界に根付いた“乱舞”を入力でやってみよう!というのが実装の経緯。)
のちに解消・発展されていく、(ある種問題点ともとられる)独特な要素が数多く存在する。
尚、先行した『バーチャファイター』とは正反対に、ステージの広さに制限を設けなかったのが特徴。(実際にはある程度で円に収まるようにループする)
『3』以降は(AC版は)背景もポリゴンで作るようになったが、それでも縁が存在していなかった。


○ダウンの向きは仰向けのみ*4
○攻撃を受けてのダウン時・ダウン中はレバガチャをしないと一定時間経過しなければ操作可能にならない(レバガチャにより時間短縮が可能。ダウン中のLP・RPパンチボタンはレバガチャ効果の判定になるが、それ以外には機能しない)
コンボによるダメージ補正が一切無い
○相手を背にしての振り向きジャンプRKの発生が1F
○相手の連続上段攻撃をしゃがみで回避し続けている最中にしゃがみから出せる攻撃で反撃しようとすると相手の上段攻撃に潰される*5
○三島家や李の使う踵落とし系や、ポールの瓦割り、ジャックのハンマーナックルなどの「見た目からしてあきらかに地面方向へ振り下ろす技」でも、空中の相手にヒットすると“真上に浮き直す”。
○ダッシュからのタックルは「ただ押し倒すだけ」。LP一発分の約半分ほどのダメージがあるのみ。
○当時はあまり珍しいことではなかったが、ステージの進行が8パターンしかない。*6
○選択可能キャラクターの幅が少ない。中ボスキャラクターや平八には固有の技やモーション等がそれぞれ用意されているが、使用できるのは家庭用移植版のみである。

家庭用では当時基準だが美麗なOPを追加。
ローディング中に『ギャラガ』が遊べた。
また、アーケードから使用できるキャラクターのみだが各キャラクター毎にEDも追加。
基本的に一発ネタ的なものばかりなのだがインパクトが強い。
特に、主人公であるにも関わらずラスボスとはいえ父親を崖下に投げ落とすカズヤの姿と爽やか(邪悪)な笑顔は語り種。
伝説になりすぎて、これが以降のシリーズの方向性&三島家関連のストーリーを定めてしまった感も。
後年のスマブラ参戦時にもネタにされていた。


・登場キャラ

各バージョンの主人公は名前の後ろに◆マークが付いています。

■プレイアブルキャラ

ポール・フェニックス(この頃は準主人公扱いだった)

マーシャル・ロウ
ニーナ・ウィリアムズ
キング
ジャック CV:銀河万丈
ミシェール・チャン
吉光

中ボス
李超狼(リー・チャオラン)
クマ
王椋雷(ワン・ジンレイ) CV:大木民夫*8
アンナ・ウィリアムズ
アーマーキング
プロトタイプ・ジャック
巌竜
州光

■ラスボス
三島平八 CV:郷里大輔
デビル一八(平八使用時のみ)


○鉄拳2

1995年8月(AC版稼働開始)
1996年3月29日(PS版発売)
2005年3月31日(PS2版『鉄拳5』収録)
2006年11月22日(ゲームアーカイブス版発売)
2009年10月8日(Zeebo版発売)

前大会より2年、三島財閥頭首となった三島一八が「The king of ironfist tournament2」を開催。
前回の出場者に加え、世界各地から新たな強者達が名乗りを上げた。
一八の目的は、私設部隊の強化と死んだと思っていた前頭首である父・平八をおびきだすことにあった。
前作から約一年を経て稼働を開始した待望の続編。
まだまだゲームとしては荒削りなものの、キワモノ扱いだった初代『鉄拳』が家庭用移植にてヒットを記録していたことから注目が集まり、開発陣も前作を経て“格闘ゲームの文法”に慣れたのか、一気にキワモノ感を残しつつもメジャータイトルの風格を持ったゲームに生まれ変わった。
本作より稼働から一定期間でキャラが追加される「タイムリリース」が導入。
……殆んどが家庭用『鉄拳』にて登場済みの前作の中ボスキャラクターだったが、その家庭用にて中ボスキャラクターを使用キャラとしていたプレイヤーは自分の持ちキャラが解禁されるのをワクワク焦らされながら待たされるというマゾい楽しみを提供することになった。
最終的にはガワが違うだけで技が被っているキャラクターも居るとはいえ、24キャラも使用できるようになるのは当時としては画期的であった。

そして、前作の主人公である一八がストーリーそのままにボスになり、ラスボスであった平八が主人公になるという、格ゲーの常識を打ち破るような謎采配がされたのも話題となったが、その型のハマらなさこそが『鉄拳』の独自性を強めることにもなってしまった。

平八が主人公となったことで「主人公が54歳のオヤジ」という、フレーズだけでも、如何にインパクトのある出来事なのかが善く解ることだろう。
本作から投げ抜けも本格的に実装された。
また、VFよりも遥かに簡単な形で返し技も実装。
走りからのアクションが増え、4歩以上走ると発生する無敵ショルダータックルもここで実装。ジャンプが高かった*9のは本作まで。
この他の特徴としては、前述のようにレバーニュートラルでのオートガードが実装されたのもここから。
ガード方向を揺さぶられたりする攻撃には破られるので、ちゃんと攻撃判定を覚えたり反撃のタイミングを学ぼう。
また、一部のキャラは軸移動が実装されたり、前作にも存在していた関節技コンボから派生した投げコンボなんかも登場。
ラスボスのデビル(エンジェル)に至っては隙が大きいとはいえ目からガード不能の光線を出す始末であった。

家庭用移植版は好評だった前作の移植版を遥かに越える出来映えで衝撃を与えた。
まず、前作を遥かに凌ぐOPムービーで度肝を抜き、前作に引き続き家庭用のアレンジBGMを全曲に実装。
待望の全キャラにEDムービーも実装された。(今回は平八が一八を火山に投げ落とした。
また、自身の誤って入力したボタンも確認出来るプラクティスモードの実装は多くのユーザーに喜ばれると共に以降のスタンダードとなった。
売上は有に100万本を越え、純粋なゲーム性という意味ではVFには及ばないものの、そのキャッチーな魅力と間口の広さから支持を集め、ゲーセンでは『VF2』と共に多くの対戦台が設置されて人気を博した。

・登場キャラ(以降は新キャラと主人公のみ記載)


■プレイアブルキャラ
三島平八◆

風間準◆ CV:菊池志穂
雷武龍(レイ・ウーロン) CV:高木渉*10
ジャック2

■中ボス(1の中ボス群もタイムリリースでプレイアブルに追加)
ブルース・アーヴィン
白頭山(ペク・トーサン)

■条件による乱入
ロジャー
アレックス

■中ボス
三島一八◆

■ラスボス
デビル(エンジェル)



○鉄拳3

1997年3月20日(AC版稼働開始)
1998年3月26日(PS版発売)
2005年3月31日(PS2版『鉄拳5』収録)

2から15年後、世界各地で格闘家の失踪事件が発生。
一八との子供「仁」と屋久島で静かに暮らしていた風間準は、ふと身の危険を感じる。準は仁に話し始めた…
過去に起こったこと、もし自分に何かあったら三島平八を訪ねること。嵐の夜、2人の下に「闘神(オーガ)」が現れる。
「逃げて」と叫ぶ母を尻目に仁は「闘神」に挑むが一瞬で意識を失う。
目が覚めると母も家も生まれ育った森も何もかもが消えていた…

仁は平八の元を訪れ「闘神」を倒す術を教えてくれるよう頼み込む。
平八は「闘神」の狙いが「強い魂」であることを確信し、強い魂を持つ者、すなわち強い格闘家達が集うよう、「The king of ironfist tournament3」の開催を決意する。
そして仁に三島流喧嘩空手を伝授するのであった。4年後、「The king of ironfist tournament3」が開催される。


前作から19年後の話となり、現在までに続く『鉄拳』の基本となる時間軸に移行。
特に、その節目となった本作では大多数のキャラが世代交代という形で入れ替わっており、本作の時点では死亡扱いになったキャラも多く出たと思われていた。
本作から主人公は一八と準の子である風間仁になった。
一応、主人公と明言されているタイトルは少ないのだが、立ち位置的には“最も主人公らしい”のが仁といったところ。主人公と明言されても一八や平八は“悪役ポジ”にしかならないという事情もある。


□追加された主な新システム

○横移動
前作の時点で固有技として実装されていたキャラも存在していたのだが、本作から共通システムとなった。
レバー左右の前後移動に加え、レバー上下による左右への移動が追加。
これによって側面へ移動して攻撃を避けるといった3Dならではの奥行きのある攻防が実現。

○受け身
大きくふっ飛ばされた時や投げられた時に各種のボタンをタイミングよく押すことで受け身を取ってダメージを軽減出来るようになった。
また、押すボタンによって移動する方向も決めることも可能。

○気合いため
4つのボタンを同時押しすることで気合いを溜める。
自分の攻撃がノーマルヒットでもカウンターヒットに変化。
また、ガードされても体力を削れる。
アクション中はガード不可なので注意。

○さばき
上、中段は一部キャラの固有技。
下段は装備されているキャラの共通アクション。
足払いを下方向+投げボタンで振り払う。

○返し技返し
相手の返し技が発動する前に同コマンドを入力しておくと途中で振り払うことが可能。

○牽制キック
仰向けダウン中にレバー↓キックで相手を蹴って追撃を阻止して立ち上がることが可能。

○風神拳の仕様変更
仁のみだが、前作まで中段判定で猛威を振るった風神拳が流石に性能が見直されて上段判定になった。
また、カウンターで当てなければコンボに繋げる形で相手を浮かせることが出来なくなり、浮かせ技としての重要度が減ったと認識されることに。
また、テクニックとしては存在していた最速風神拳がシステムとして実装され、入力に成功するとエフェクトが発生するようになった。

前作までの大味なバランスが見直されると共に、上記の細かなアクションが追加されたことで操作性と爽快さを失わずに純粋に格闘ゲームとしてパワーアップを遂げた。
前作までの『System11』基板ではなくアップグレード版の『System12』基板を採用している為か登場キャラクターを減らした分だけグラフィックも進化し、VFのような劇的な変化では無いものの、骨太で本格派の格ゲーマニアにも好まれるタイトルへと生まれ変わった。
前作までのバカ騒ぎ感は薄れたものの、本格的に『鉄拳』が後の覇権の為に動き出した転換点だったと言える。

家庭用は完全にキャパオーバーと言われつつも初代PSで発売されて有終の美を飾った。今回も平八は用済みとなった孫(仁)を銃撃し、ヘリから突き落としたりとやりたい放題だった。
互換性のある『System11』はともかく、アップグレード版の基板とはいえ初代PSの性能を越える『System12』で作られた『3』をどう移植するのか……と思いきや、背景をポリゴンではなく絵として作るなど、上手く見た目を合わせつつ容量を減らす努力を徹底して移植を実現。
……ギリギリと言いつつ、今回も家庭用の充実ぶりは凄まじく、更に進化したOP&共通しているキャラクターが居るなど、前作より数は減らされたがEDムービーに隠しキャラクター、オマケゲームなど、本当残ったカツカツの容量で入れたのか!?と思える位に充実。
その甲斐もあってか、本作もミリオン越えのヒット作となった。


・登場キャラ(世代交代及び新登場キャラのみ記載)


■プレイアブルキャラ
風間仁◆ CV:千葉一伸

凌暁雨(リン・シャオユウ) CV:冬馬由美
花郎(ファラン) CV:森川智之*11
フォレスト・ロウ
エディ・ゴルド
タイガー・ジャクソン*12
キング(二代目)

■タイムリリース追加
クマ(二代目)
パンダ
ガンジャック
ジュリア・チャン
ブライアン・フューリー
木人

■家庭用で追加
Dr.ボスコノビッチ
ゴン(講談社の漫画雑誌モーニングとのコラボ)

■中ボス
三島平八

■ラスボス
オーガ→トゥルーオーガ


○鉄拳4

2001年8月(AC版稼働開始)
2002年3月28日(PS2版発売)

前作より2年。闘神の捕獲に失敗した平八は、残された血痕などを元に新たな生命体を作る研究を行っていた。
研究が進むにつれ、闘神の遺伝子を生命体に組み込むためにはデビル化の因子が必要と判る。
しかし自分にはその因子がない。因子のある孫の仁は行方不明…

そんな中、平八は不思議な写真を入手する。
その写真は20年前に撮影されたもので、全身に火傷を負い、背中に翼のようなものが生えた男の遺体が写っていた。
その遺体が自らが20年前に葬った息子一八のものと確信した平八は、その遺体の行方を捜す。
そして、遺伝子学分野で躍進を続けている新興企業“G社(ジーコーポレーション)”に行き当たった。
G社はその遺体を使って、新たな生命体を作る研究を行っていた。
研究に使った遺体、そのデータの場所を突き止めた平八は鉄拳衆を送り込む。
ヘリでその模様をみていた平八は成功を確信する。
が、先陣を切った鉄拳衆が何者かに吹き飛ばされる。それをモニターで見ていた平八は驚く。
なんと鉄拳衆を倒したのは、死んだはずの一八だったのだ。

一八はG社の研究施設で蘇生し、自らの肉体を研究素材として提供し、デビルの謎を解こうとしていた。
またもや平八に邪魔をされた一八は怒りに震える。
鉄拳衆を全滅させ、「貴様からは全てを取り戻すっ!!!」と平八に向け宣戦布告をしたのち、一八は姿を消す。
「死に損ないめ…」そうつぶやく平八。
そして、「The king of ironfist tournament4」の開催が世界中に告知される。
自分をおびき寄せるための平八の罠だと知りながらも、一八は大会に参加するのであった…


□追加された主な新システム
『4』では『3』までと違い、大幅に変更されたシステムが多い。
しかし、それら新システムが旧作からのファンに受け入れられなかったからか、本作限りで廃止されたものが多い。無闇に高低差のあるステージなど、明らかに賛否両論があったことを知っていたはずの『VF3』を意識してしまっている。
また、ファンからの意見の中には「4は(鉄拳にしては)対戦バランスが良すぎるから鉄拳らしくない」というものもあったりした。

しかし、本作があったからこそ『5』以降もシリーズが続いていったのも事実。
実際、本作にて登場した全ての要素が“無かったこと”にされた訳ではなく、必要なものは然りげ無く遺した上で不必要な物を切り捨て、画面構成を元に戻したのが『5』以降の我々のよく知る鉄拳である。
特に“最速風神拳”の重要性を知らしめ、以降の三島家使いの命題と認識させたのは本作があったからこそ。
また、シリーズ中でも特にリアリティ志向が強いグラフィックや演出の方向性が“シブい”として評価する層も存在する。
そういう意味では正規ナンバリングの中では最も独自性の強いタイトルである。

○壁
それまでの無限ステージを廃止して全ステージに壁の概念を導入。
リングアウトが存在する訳ではないのだが、壁際やオブジェクトまで追い込んで二択を迫ったり、吹っ飛ばして壁に叩きつけた相手へ追撃するといった戦い方もできるようになった。

ただ、壁に関する調整が甘かったのか、とあるステージ限定で壁を使った永久コンボ「壁回し」も発見されてしまったりもしていた。

○ポジションチェンジ
掴んだ相手を任意方向へ突き飛ばす。コマンドは従来の左投げであるLP+LK。
そのため、4における従来の左投げは6LP+LKで繰り出すようになっている。
共通システムとして採用されたのは『4』のみで、以降はスティーブの固有技として残った。

○アンジュレーション
ステージの高低差のこと。
位置によっては専用のコンボレシピを考える必要がある。

◯ラウンド開始前移動
ラウンドコール中に移動と構え、特殊ステップが可能。これも本作のみの要素。


・登場キャラ


■プレイアブルキャラ
三島一八◆(正式にシリーズ中に復活)

スティーブ・フォックス
クレイグ・マードック
クリスティ・モンティロ

■タイムリリース追加
風間仁◆(スタイルが正統派空手に変更)
ヴァイオレット(正体はリー・チャオラン)
コンボット(ロボット版木人)

■家庭用で追加
平野美晴 CV:藤巻恵理子
※シャオユウの親友で、キャラクターとしてはシャオのガワを変えただけ。

■ラスボス
三島平八◆


○鉄拳5 ●鉄拳5 DARK RESURRECTION

2004年11月(AC版稼働開始)
2005年3月31日(PS2版発売)
2005年12月(『DR』稼働開始)
2006年7月6日(『DR』PSP版発売)
2006年12月27日(『DR』PS3版DL販売)
2007年8月1日(『DR ONLINE』PS3版DL販売)

前作のラスト、風間仁が飛び去っていった本丸。
平八と一八が意識を取り戻すと、突然爆音とともにJack-4の部隊が現れる。
一八の差し金か、と一瞬思った平八だったが、その一八も事態に驚いた様子。
2人に襲いかかるJack-4たち。不本意ながら共闘してJackたちをなぎ倒す2人。
隙をついて一八は平八をJackの群れの中に放り込むと、デビル化して本丸を脱出。
Jackたちに覆い被されて身動きの取れない平八。
すると、一体のJackが突然カウントダウンを開始。数秒後、本丸は大爆発を起こす。

離れた場所でそれを見ている一人の男。
彼は無線機のスイッチを押すと、何者かに報告を行った。
「Heihachi Mishima is dead...(三島平八は死んだ…)」
その直後、男の背後から一体のJack-4が襲いかかる。
男はそれを撃退するとどこかへと去っていった。辺り一面燃えさかる中、本丸の瓦礫の中から何かが姿を現した。
翌日、全世界に三島財閥頭首三島平八の死が報道される。
それから1ヶ月後、何者かが三島財閥頭首の名で「The king of iron fist tournament 5」の開催を告知する。

前作『鉄拳4』の余りにも攻めすぎたアレンジに対しての批判が多かった為か、『4』がボロ負けした『VF4』を見習ったのかグラフィック面等は更に進化しているが、画面構成が『3』(『TT』)までのシンプルで直線的な印象のものに戻った。
操作感覚も『4』の妙にヌルヌルして柔らかい自由度の高いものから『3』以前に戻っており、それでいて『4』のようにステージ中を自由に移動することも可能と“いいとこ取り”を実現したことで『4』に不満を持っていた層を喜ばせた。
元の操作感覚が戻ってきた=『鉄拳』特有の触りやすさが戻ってきたということでもあり、演出面の強化(思い切り地面に叩きつけると地面が崩れるエフェクトが付く等)もあってか、とにかく爽快感と派手さが半端ではなく新規のユーザーも数多く獲得することに成功した。
また、操作感覚が戻ったことで『3』までの魅力であった豪快な空中コンボも帰ってきたのだが、本作以降はかつては一部のキャラの売りだったそれらの要素が全キャラで行えるようになり、これによって、熟練者はとにかく相手を拾いまくり追撃する方法を模索するというスタイルを完成させることになった。
一度、空中コンボに捉えられたら逃げられない……等の問題もあるが、何れにせよ“上手くなればやれることが増える”ゲームとしてのアドバンテージを得ると共に『鉄拳』というゲームが完成されたのである。

家庭用は前作に引き続き、互換性のあるPS2で発売。
発売日は家庭用『鉄拳』の発売日からちょうど10年目であり、オマケとして初代〜『3』までのAC版『鉄拳』シリーズを遊ぶことも出来た。エミュ使用なのでプレイ内容のセーブやコンフィグによるボタン配置等の変更は不可。『2』と『3』は最初から全キャラクターが使用可能。
オンライン対戦には対応していないが段位システムは存在しており、ゴーストモードを利用して1人用でも段位を獲得可能。
その他のシリーズ伝統の家庭用ならではの追加要素も健在。
今回は起動時の読み込み中に3Dシューティング『スターブレード』をプレイ可能。(読み込みが終わると強制終了するが条件を満たすと全プレイ可能)

2005年12月に無印『5』の好評からニューバージョンとなる『DARK RESUSCITATION』が稼働開始。
バランス調整や新技の追加の他、キャラクター自体も3名が追加。
家庭用『5』の書き下ろしコスチュームが逆輸入の形で実装された他、カスタマイズ用パーツや追加ステージが大幅に増やされた。

家庭用はソフトがPSPで、DL版はPS3で発売。
PS3版は後にオンライン対応版が登場した。


□追加された主な新システム

○各種ステータス技の正式導入
攻撃中に体勢が変わる(姿勢が低くなる・跳び上がる等)技に○○ステータス技という正式名称が付いた。

○ロングレンジスロー
通常投げをレバー6入れで出すと、一歩踏み込んで相手を掴むロングレンジスローになる。
投げ間合いは広くなるが、発生が15Fと少し遅くなってしまう。(通常投げは発生12F)

○壁の仕様の見直し・無限遠ステージの復活
壁の仕様も前作から変更されて壁回しは不可能になった。
ステージも壁あり・なしの両方が登場するようになった。

○TEKKEN-NET
本作からネットワークサービス「TEKKEN-NET」にも対応。
プレーを重ねてファイトマネーを貯めることでゲーム内のキャラに反映されるカスタマイズアイテムを入手できるようになった。

○段位
段位制も鉄拳では『5』が初。

○投げの強化
DRにおける変更点。
Ver5.1までは相手の打撃よりも4F以上早く出していなければ成立しなかったが、DR以降は1Fでも早く出していれば成立するようになった。
また、ロングレンジスローの相手の横移動に対する追従性が強化され、横移動抑制の選択肢になった。



・登場キャラ


■プレイアブルキャラ
風間仁◆ 三島一八◆ 三島平八◆

レイヴン
馮威(フェン・ウェイ) CV:土田大
風間飛鳥 CV:白石涼子
ジャック5
ロジャーJr.

■中ボス

■ラスボス
三島仁八(平八の父、家庭用で使用可能)

■DRで追加
セルゲイ・ドラグノフ
リリ
アーマーキング(二代目)


○鉄拳6 ●鉄拳6 BLOODLINE REBELLION

2007年11月(AC版稼働開始)
2008年12月(『BR』稼働開始)
2009年10月29日(PS3/Xbox 360版発売)
2010年目1月14日(PSP版発売)

様々な混乱のあった「The king of iron fist tournament 5」だったが、大会主催者三島仁八と風間仁の死闘の末、仁の優勝で大会は幕を閉じた。
三島財閥頭首となった仁は突如、世界に対して独立と宣戦を布告。特殊部隊・鉄拳衆を使い、世界に戦いを仕掛けていった。

混乱する世界。そんな中、些細ないざこざが世界規模の戦争に発展。国家は力を失っていった…
破竹の勢いの三島財閥であったが、ある時を境にそんな三島財閥の対抗勢力として三島一八が権力を握ったG社が顕在化し始める。
G社は各地で三島財閥の討伐を行っていく。そんなG社を世界は英雄としてもてはやし支持するのだった。
そして、三島財閥頭首であり、混乱の原因でもある仁に対してG社は莫大な懸賞金を賭けるのであった。

一方、それまでG社に対して沈黙していた三島財閥は待っていたとばかりに「The king of iron fist tournament 6」の開催を宣言。
今ここに「The king of iron fist tournament 6」が開催される。
ある者は名声のため、ある者は復讐のため、ある者は己の野望を実現するため大会に参加するのであった…


基本システムは『鉄拳5』で完成していたことから、そこから更に遊びやすく、攻めたプレイを追求出来る土壌が出来た。
安定路線に入ったことを象徴するような、順当な対戦格闘ゲームとしての純度の高まりと発展を遂げたといえる。
そのためか、前作から大幅に持ち技が変更されたキャラクターも増え、この傾向は以降も定番となる。
好調から、翌年にはニューバージョンとなる『BLOODLINE REBELLION』の稼働が開始。
バランスが調整され、追加キャラが増やされた。
対戦格闘ゲームとしての方向性を強めたこともあってか、前作までのメインストーリーであった三島家三代の骨肉の争いは形を潜め家庭用EDぐらいでしか見られなくなった

家庭用は、無印から約2年後にPS3とXbox 360で発売。
移植時期からも解るようにタイトルは無印だが、内容は『6BR』準拠。
移植度は流石でオンライン対戦にも対応するが、前作とは違い1人プレイだと段位が最後まで取れない仕様については、過去作同様に純粋に練習したいと思っていたライト層から不満が噴出した。

2010年には、何とPSP版も発売。
無茶移植で読み込み時間も長いという欠点こそあるが、携帯機ならではの仕様としてオンライン対戦なしでも最後まで段位を獲得出来る仕様になった。

□追加された主な新システム

○レイジ
体力差がついても諦めないように実装された、逆転を狙える要素。
体力が一定値を切るとキャラが赤いオーラを纏い、攻撃力が大幅にアップ。
一度発動すればラウンド終了まで持続する。

○ホーミングアタック
5まで回避手段として強力すぎた横移動に対するカウンターシステム。
相手が横移動をした際に出せば必ずヒットする技。
ホーミングアタックは発動時に手足から白い軌跡が出るのが目印。

○バウンド
新登場のコンボシステム。
特定の技で空中に浮いた相手を叩き付けると受け身不能状態になる特殊なやられモーションが発生する。

○フロアブレイク・ウォールブレイク
ステージには特定の床に相手を叩きつけると床が崩壊して下層フロアに移動するフロアブレイク、特定の壁に向けて吹き飛ばし効果の高い攻撃で相手を叩きつけると壁が崩壊して追撃が可能なウォールブレイクが発生するステージが新たに実装。

○下段さばきの仕様変更
下段さばきの仕様が変更、さばきが成功した時点で空中判定になるようになった。もちろんそこからバウンドさせることも可能。
BRではさばきが成功した時点でバウンド状態になるのでそこからコンボを決めてもあまりダメージを取れなくなっている。

○壁システムの更なる見直し
壁ヒット時のやられ判定が見直されてあらゆる技を壁コンボに組み込めるようになった。
そのため、壁やられ中のヒット数4発目からは相手の受け身不能時間が短くなるのだが、壁やられ中にバウンドさせると壁ヒット回数がリセットされるような仕様だったらしく、ほとんどのキャラがえげつない壁コンボを持っていることが多かった。
BRでは壁コンボ中にバウンドさせても壁ヒット回数はそのまま引き継ぐようになったみたいである。

○アイテム技
カスタマイズで特定のアイテムを装備するとそのアイテムを使った特殊な攻撃「アイテム技」が使用可能になる。



・登場キャラ


■プレイアブルキャラ
三島一八◆ 風間仁◆ 三島平八◆


■BRから

■中ボス
NANCY-MI847J(ボーナスステージのボス)
風間仁(常時レイジ状態)

■ラスボス


○鉄拳7 ●鉄拳7 FATED RETRIBUTION

2015年2月18日(AC版稼働開始)
2016年7月5日(『FR』稼働開始)
2017年6月1日(PS4/Xbox One版発売)
2017年6月2日(PC版発売)
2019年2月13日(『FR2』ACT版稼働開始)

世界に対して宣戦布告をし、大規模な戦争を開始した三島財閥。
三島財閥に対抗するため、反三島財閥を掲げ立ち上がったG社。
二大勢力による争いが激しさを増す中、三島財閥頭首であった風間仁が突如消息不明となってしまう。

頭首不在となった三島財閥は各地でG社の攻勢に遭い、戦況はG社が優勢な状況へと傾きかけていた。
そんな中、一人の男が三島財閥へと乗り込んでくる。
その男こそ、三島財閥の初代頭首であり三島財閥そのものといっても過言ではない男、三島平八その人であった。

平八が頭首の座に返り咲いたことで、三島財閥は急速に勢力を立て直し戦況は再び拮抗状態となる。
そんな中、平八は全世界に向け「The King of Ironfist Tornament」の開催を宣言する。
それはG社を裏から支配している息子、三島一八を倒すための作戦の一つであった。

平八と一八による世界を股にかけた親子喧嘩が今、決着へ向けて大きく動き出す。


TT2を経て久々のナンバリングタイトル。
相変わらず、格闘ゲームとしての真価を発揮しつつ、ストーリー面に於いても大きく歴史を動かした集大成にして意欲作。
多数の新キャラクターの追加に留まらず、後述の豪華すぎるゲストキャラの登場には世界中のプレイヤーからの歓喜の絶叫が聞かれた程。
上記ストーリーは現行の7FRで発表され、メインとなった一八と平八の骨肉の争いの決着や如何に……!?

そのストーリーを本格的に描く家庭用も発表され、各キャラの個別ストーリーも公開されている。
アーケード・家庭用共に一定期間で大型アップデートがされている。
順番としては家庭用→アーケードで行われ、家庭用は「シーズン○」、アーケードは現状「FR ROUND2 Ver○.○○」と表記。

2020年11月時点での最新バージョンは家庭用がシーズン4、アーケードがFR ROUND2 Ver3.33


□追加された主な新システム

○パワークラッシュ
一部の技が「ダメージは受けるもののモーション中に攻撃を受けても潰されずに出し切れる」という、いわゆる「
スーパーアーマー」効果がついたになった。ただし、下段・投げ・ガード不能技には体勢を崩される。
もちろん、攻撃を受け止めた際のダメージが残体力を上回った場合はKOになってしまう。

○スクリュー
バウンドに代わって実装されたコンボシステム。
浮いた相手を特定の技で吹っ飛ばすと従来のきりもみ叩きつけダウンのような特殊なやられモーションを誘発。
こちらはやられモーションの関係上、ホーミングアタック等の横に払う技が対応していることが多い。
6BR以降のバウンドと違って下段さばきからでも誘発可能。
ただし、始動できりもみ叩きつけダウンを誘発する技をヒットさせた場合、そのコンボ中はスクリューを誘発できない。

○レイジアーツ
1ラウンド1回レイジ中のみ発動可能な超必殺技的な大技。
これもパワークラッシュ効果があるが、これだけ相手のレイジアーツ以外の全攻撃を受け止めることができる。
レイジアーツは使用した時点でレイジ状態が解除されてしまうので、使うか使わないかという戦略性も生まれた。

○フロアブレイク・バルコニーブレイクの仕様変更
TAG2では、フロアブレイクと後述するバルコニーブレイクが発生した際、落とした相手はバウンド状態になったが、
7では下層フロアに相手を落とした際に大きく跳ね上がるようになった。

○オンライン対戦
アーケード版初となるオンライン対戦が可能になった。
もちろん、従来のローカル対戦もできる。

○スーパースロー
本作がeスポーツ公認タイトルに選定されたことを受けて、「見る側」にも配慮した演出関連のシステム。
どちらか一方の体力があと1発ヒットすればKOになる程度まで減少した状態でお互いが攻撃を同時に出すことで発生し、攻撃がヒットするまでの動きがスローになる。
スーパースローが発生した際にKOが決まると通常よりも次ラウンドへ移行するまでの時間が長くなる。勝った側はそのまま動かなくてもいいし、ゲーム内でできる動きで勝利の舞をキメるのもいい。
大抵はKOが決まるのだが、ごく稀にお互いの攻撃が空振りになったり、ヒットしても倒しきれなかったりする。

○レイジドライブ
FRで追加された、レイジ中の新たな選択肢となる技。
固有技の強化版ともいえるものであり、ガードされても大幅な有利フレームを取ることができ、ヒット時には追撃可能な状態にするものが多い。
中には完全新規モーションだったり、直前に出した技をキャンセルしてステップへ移行するようなタイプもある。
レイジドライブのヒット効果がスクリュー誘発タイプだった場合は、そのコンボ内で通常通りスクリューを誘発させることも可能。
しかし、レイジアーツと違って攻撃を受け止めることが出来ない上に、レイジアーツと同じく使った時点でレイジが解除されてしまう。

○レイジ・レイジアーツの仕様変更
レイジアーツのダメージが自分の残体力に応じて増減するようになった。
この仕様のためか、レイジの発動条件が残体力1/3と、7無印までから緩和された。

○ウォールバウンド
家庭用シーズン2(AC版のFR ROUND2)にて新登場。
特定の技で吹っ飛ばして壁に叩きつけると相手が跳ね返ってきて追撃が可能。
ただし、地上ヒット時限定。ウォールバウンド誘発技が浮いた相手にヒットした場合は通常の壁貼り付けになる。

○飛び級システム
段位に関係するシステム。
初めて特定の段位に到達すると、他キャラの段位も一定値まで引き上げられる。
ただし、一度でも降格を経験してしまったキャラは引き上げが働かない。



登場キャラ


■プレイアブルキャラ
三島一八◆

クラウディオ・セラフィーノ
カタリーナ・アウヴェス
シャヒーン
ラッキー・クロエ CV:金元寿子
ジョシー・リサール
ギガース
マスターレイヴン

■家庭用シーズン3にて追加
リロイ・スミス
ファーカムラム

■家庭用シーズン4にて追加
州光(二代目) CV:早見沙織
リディア・ソビエスカ
■中ボス
三島平八◆

■ラスボス
三島一美 CV:原由美
平八の妻、鉄拳のストーリー中で最初にデビル因子を持った人物。

■7FRゲストキャラ
豪鬼 CV:武虎

他ゲーからの刺客・其の一
ストリートファイターシリーズからまさかの参戦。
ストリートファイターIVをベースとしており、独自要素としてスーパーコンボゲージを持つ。ただし、原作と違って溜められるゲージ量は2ブロック分。
セービングアタック・セービングキャンセルも可能。

本作のラスボスである一美に何かしらの恩があり、その恩に報いようと自分に何かあった時には代わりに平八と一八を止めてほしいという約束を果たすために行動する。
他者を呼ぶときには呼び捨てにしたり、小童等の下に見るように呼んでいるが、一美に対しては一美殿と敬称付きで呼んでいる。(7FRのOPムービーで確認できる)

他の格ゲーでも他社ゲーキャラがゲスト参戦する例はあったが、大抵はストーリーにまでは関わってこない。
原田P曰く「単なるゲストではなく、物語の重要人物として登場する」とのこと。

なお、FRからは条件を満たすと一美に代わってアーケードモードのラスボスとして出現する。


ギース・ハワード CV:コング桑田*17
他ゲーからの刺客・其の二
家庭用DLC第2弾でハワード・コネクション総帥がまさかまさかの参戦。
本作においてはデビル因子に興味を持ち、トーナメントへの参戦を決意したという設定。
KOF XIVをベースにしており、3本まで溜められるアドバンスドパワーゲージを持つ。
他にも、原作同様に通常攻撃→レバー入れ技の連携MAXモード発動クイックMAX発動も可能。
超必殺技はもちろん、ギースの象徴ともいえる「レイジングストーム」が採用。
レイジアーツも餓狼伝説やKOFでおなじみの「羅生門」…だけでなく、10連コンボ枠を兼ねた「デッドリーレイブ」の二つを所持。


ノクティス・ルシス・チェラム CV:鈴木達央
他ゲーからの刺客其の三
国民的RPGではあるが、もはや格ゲーですらないFINAL FANTASY XVからの参戦。
パワーゲージ的な要素は持たないが、原作同様に武器召喚を駆使して戦うので全体的なリーチは長め。
本作においてはラースの友人という設定になっている。


ニーガン
ゲームではなく海外ドラマ「ウォーキングデッド」シリーズからの刺客。
吉光同様に武器を用いて戦うスタイル。
使用武器はもちろん、亡き妻ルシールの名を冠した有刺鉄線を巻き付けたバット。


既存キャラに関しても、過去バージョンに登場したキャラの技等が統合されたりしている。



○鉄拳8


お前を殺し、全てを終わらせる

2024年1月26日(PS5/Xbox Series X|S/Microsoft Windows(Steam)発売)

三島平八率いる三島財閥と、三島一八があやつるG社との全面戦争は、
平八が消息不明となったことで勢いを増したG社の勝利によって幕を閉じた。
しかし、その後もG社は各地で戦闘を続け、半年を過ぎてなお世界に安息の時は訪れなかった……。

そんな中、国際協力連合主導のもと世界各国の首脳が集まり、
G社に対し武装解除しない限り制裁処置を行う旨の決議案を採択する。
その直後、G社の代表となった一八が会場に現れ、武装解除は行わないと宣言すると同時に G社軍を突入させニューヨークは炎に包まれるのであった。

一方、ラース・アレクサンダーソン率いる反乱軍は、
一八を討つための作戦『オペレーション・ライトニング』を発動しようとしていた。
作戦の中心となる人物、それは自らの意思でデビルの力を制御可能となった風間仁であった。

三島一八、そして風間仁……世界を巻き込んだデビル同士の戦いが今、始まろうとしていた。



現行最新バージョン。2024年1月26日発売。
ナンバリングタイトルで初めてアーケードではなく家庭用が先に発売となった。
ストーリーでは一八と平八の決着を描いた前作に続き、今作では仁とデビルの力、そして仁と一八の決着が描かれる。

□追加された主な新システム
〇ヒートシステム
本作のコンセプト「Aggressive(アグレッシブ)」を体現するシステム。
各キャラの特定の技が「ヒート発動技」に設定されており、ヒットさせるとヒート状態に移行する。
それ以外にも、パワークラッシュ効果を持ち、ヒット・ガード・空振り問わずヒート状態に移行する「ヒートバースト」もある。ヒートバーストのコマンドは全キャラ共通でLK+RP。
ヒート発動技をヒットさせると、ヒート状態になりながら自動で吹っ飛んだ相手へダッシュで接近。
ヒートバーストヒット時は+2fで攻め継続、ヒート始動技ヒット時はガード可能な+16fで完全3択となる。

ヒート状態中は共通で全ての技に削り効果が付与され、更にキャラごとに固有の強化要素も付与される。(一八ならヒート中はデビル化し、風神拳が最速入力でなくても最速版になる…etc)

ヒート状態の持続時間は移行時の行動により変化し、ヒート発動技の場合は15秒、ヒートバーストでは10秒となっている。

ヒート状態中は
  • LK+RPで高威力のヒートスマッシュ
  • ヒート発動技を(再度)ヒット時に6入力で高速で再接近するヒートダッシュ*18
を発動可能。
いずれも発動するとヒート状態は終了する。

〇トルネード
6・TAG2のバウンド、7のスクリューに続く新たなコンボシステム。
空中に浮いた相手へ特定の技をヒットさせると、縦方向へ回転してからバウンドする特殊なやられモーションが発生する。
叩きつけるバウンド、横方向へ払うスクリューに続いて、今回は正面に吹っ飛ばしたり打ち上げるタイプの浮かせ技が対応していることが多い。

〇削りダメージと回復可能ゲージ
ヒート中の攻撃や特定の技をガードさせると2D格ゲーのような削りダメージを発生させられる。
これらで発生したダメージは「回復可能ゲージ」、いわゆるヴァイタルソースとなり、攻撃をヒット・ガードさせることで回復可能となっている。
時間経過では回復しないので、回復したいなら本作コンセプトの様にアグレッシブに動く必要がある。
パワークラッシュで受け止めたダメージや空中やダウン状態で攻撃を受けた場合もダメージの一定量がこれになる他、一部のキャラが持つ自身の体力を消費する技もこの回復可能ゲージとしての消費であることが多い。

〇レイジ関連の仕様変更
レイジアーツは全キャラ共通でコマンドが3WP、発生20f、ガード-15fに統一された。そのため、7シリーズでは唯一構え経由でしか発動できなかったファランも通常立ち状態から直接出せるようになった。
7FR同様にレイジアーツの威力は残体力が少ないほど高くなる。加えて、ヒット時に相手の回復可能ゲージを全て吹っ飛ばす効果も追加された。
またレイジ中は削りダメージを受けづらくなる効果も追加されている。
なおヒートバーストと被るからかレイジドライブは削除された。

〇スペシャルスタイル
新たな操作モードとしてスペシャルスタイルが登場した。
鉄拳新規層向けの操作モードとなっており、ボタン連打でコンボが決められたりワンボタンで浮かせ技が出るといったシステムになっている。
昨今の格ゲーではよくある簡易操作システムだが、対戦中いつでも任意にオンオフできるという特徴がある。
初心者でも簡単にキャラを動かせるためとっつきやすく、ストーリーモードをクリアする程度ならスペシャルスタイルでもさほど問題ないといったところ。
しかしやはり4ボタン式ではないため出せない技がかなり多いのは難点であり、対人での立ち回りは難しい。

〇その他
レイジアーツやキャラ固有の特殊ステップなどの正式名称が無かった一部の技・アクションに固有名が追加され、技表に載るようになった。
ランクマが3ラウンド制の2先となり、エンドレス再戦が不能になった。
過去作のストーリーを1分でまとめた「1分でざっくり分かる!鉄拳シリーズ」が公式から公開されている。なんやかんやあって人を崖から落とす
参戦キャラ全ての声が撮り直されている。発表当時のご時世を考えたらかなり大変だったはずなのによく実現できたものだ。


登場キャラ

風間仁◆ 三島一八◆

■完全新規キャラ
ヴィクター・シュヴァリエ CV:ヴァンサン・カッセル(フランス語)
アズセナ・ミラグロス・オルティス・カスティーリョ CV:マリサ・コントレラス(スペイン語)
麗奈 CV:瀬戸麻沙美

■復活キャラ
レイヴン
風間準

■家庭用シーズン1にて追加
エディ・ゴルド
リディア・ソビエスカ
三島平八 CV:楠大典

■8ゲストキャラ
クライヴ・ロズフィールド CV:ベン・スター(英語)
7のノクトに続き、またしても格ゲーですらない「FINAL FANTASY XVI」からの参戦。
片手剣を携え、召喚獣の力やトルガルとの波状攻撃をウリとしている。ちなみに剣は短くなった。
固有システムとして斬鉄剣ゲージがあり、一部攻撃をヒットさせて溜め、放つことが可能。
さらにレイジアーツで決着を決めると、リザルトでFF16のファンファーレが流れるという小ネタも。

☆外伝・お祭りゲー


○鉄拳タッグトーナメント

1999年7月(AC版稼働開始)
2000年3月30日(PS2版発売)
2011年12月1日(『鉄拳 ハイブリッド』PS3版収録)

タイトルの通り、タッグで戦う。
略称は『鉄拳TT』だが、後に『鉄拳TT2』が発売されたので『TT1』とも表記されるようになっている。
ぶっちゃけ、先行していた『VF3tb』の後追いだったもののVFにとは違ってタッグ制は『鉄拳』というゲームのバラエティ感&登場キャラクターの多さにマッチしたものであり、単純なアレンジながら好評を呼び大人気となった。
AC版はAC版『3』のアップグレード版という趣だったが、PS2発売に合わせて製作された家庭用は『System12』基板より遥かに高性能なPS2で作れるということもあってかグラフィックが一新され、この時点での3D格闘ゲームの最高峰を更新したと言っても過言ではないレベルであった。
それでいてゲーム性は据え置きなのだから『3』までの集大成にして決定版と言ってもよくこの後に登場した『鉄拳4』がアレだったこともあってか、長らく遊ばれるゲームとなった。

タッグバトルだがラウンド制になっており、メンバーのどちらか一方の体力をゼロにすればラウンド勝利となる。
1~3までのほぼ全キャラがプレイアブルキャラとして登場するため、キャラ数はかなり多い。
ナンバリングタイトルと違い、操作デバイスは1レバー5ボタンとなっている。1個増えたボタンは交代等のタッグ要素に用いるTAGボタン。

攻撃を当ててからすぐチェンジしてコンボを続けるタッグコンボが特徴。
ダメージを受けてもその一部は赤ゲージ(ヴァイタルソース)として残るようになっており、控えに回ると徐々に回復していく。
タッグコンボには相手のヴァイタルソースを大きく削る効果もある。

メインビジュアルとなっているのは三島一八だが、この時点では(家庭用『3』では生存が示唆されていたが)正史では生死不明の扱い。
その他の『2』からの復活組も怪しかった。
ラスボスはアンノウン。

家庭用では、ミニゲームとして鉄球をボウリング方式で投げ込み平八型のピンを倒す『鉄拳ボウル』が実装。
キャラクター毎の腕力設定を無駄に細かく反映した調整が光る良ゲー。


○鉄拳タッグトーナメント2 ●鉄拳タッグトーナメント2アンリミテッド

2011年9月14日(ACT版稼働開始)
2012年9月13日(PS3/Xbox 360版発売)
2012年11月13日(PS3版DL版発売)
2012年12月8日(Wii U版発売)

約10年の時を経てTAGが帰ってきた。
今度は1~6までのほぼ全キャラがプレイアブルキャラとなっており、過去最大のキャラ数となっている。
システムに関しては、TAGを基本に6のバウンドやレイジを絡めたシステムを採用。


バージョンアップ版のアンリミテッドでは新たにソロプレーも可能になった。これによって、タッグvsソロの対戦も可能に。
タッグvsソロ時のソロ側は、ヴァイタルソースが自動で回復し、レイジも自動で発動するようになる。
しかし、ソロ側はタッグ関連システムを使えない上に総体力もタッグ側より低いといったデメリットが大きすぎるという意見が多い。

既存キャラのCV変更も久々に行われた。(一部のみ記載)
平八:郷里大輔→石塚運昇
シャオ:冬馬由美→坂本真綾
準:菊池志穂→能登麻美子


□追加された主な新システム

○バルコニーブレイク
6のウォールブレイク・フロアブレイクを組み合わせたような階層移動システム。
一部ステージはフェンス等のある崖っぷちに向けて吹っ飛ばすと吹っ飛ばした先の壁等を破壊して下層フロアへ落とすバルコニーブレイクが発生。
なお本作のみ、バルコニーブレイクが発生すると強制的にこちらが控えキャラに交代となってコンボ続行となる。

○タッグコンボの仕様変更
タッグコンボは、浮かせ技だけでなく一部の崩れ誘発技からも移行可能になった。
また、本作のタッグスローは決まればヴァイタルソースが残ることなく投げのダメージをそっくりそのまま与えられる。

○タッグアサルト
バウンドを絡めたタッグシステム。
バウンド誘発技を当てた際にタッグボタンを押していると、即控えキャラと後退して追撃できる。控えキャラで追撃した後は自動で元の操作キャラにチェンジする。
コンボ火力を上げるために必須のテクニックだが、タッグアサルトに移行すると移行後の攻撃によるダメージが全てヴァイタルソースになり、相手側にタッグレイジを与えてしまう。
相手の操作キャラがレイジ状態の場合は操作キャラのレイジを解除して控えキャラにレイジが付くことになる。
この「相手の操作キャラのレイジを控えキャラに移動させる」という効果は、戦略的に有効な場面もある。

○タッグレイジ
レイジはタッグレイジとなり、一定量のダメージを受けて控えキャラの体力ゲージが光っている状態でチェンジするとレイジが発動する形式になった。6との違いは時間経過で解除される点のみ。

どれだけのダメージでレイジが付くかは選択したキャラ間の相性で変わる。
例えば、師弟関係にあるファランとペクや、長年のトレーニング仲間であるポールとロウ等は相性がいい。タッグによっては新たな技を使えることがある。
逆に、初代からの因縁がある平八と一八等は相性が悪い…といった具合。

○タッグクラッシュ
タッグレイジが発動可能な状態のみ使用可能。
控えキャラがステージ外から飛び込んでインターセプトする。
発動すると残っていたヴァイタルソースを消費し、タッグレイジも消滅する。




・登場キャラ


■新キャラ(?)
ジェイシー正体はジュリア

■家庭用追加かつ完全新規キャラ
セバスチャン
スリムボブ
エンシェントオーガ(人型版、これはただの名称変更なのだが)

■その他家庭用復活キャラ
Dr.ボスコノビッチ
アレックス
ヴァイオレット
エンジェル
州光 CV:豊口めぐみ
タイガー・ジャクソン
平野美晴 CV:藤村歩
フォレスト・ロウ
プロトタイプ・ジャック
ミシェール・チャン

コンボット(家庭用の追加モード「ファイトラボ」で使用技をカスタマイズできる)


■中ボス
三島平八&三島仁八

オーガ(トゥルーオーガ、ソロだが体力ゲージの仕様が通常と異なる)

■ラスボス
風間準→アンノウン(ソロ、こちらも体力ゲージの仕様はオーガと同じ)


○鉄拳レボリューション

PS3専用の基本無料プレー版。TAG2をベースにしているが、ソロ対戦となっている。

バウンドの仕様が変更され、一部キャラが持つ対応技を始動でヒットさせた場合のみ発生するようになった。(ラースのボルトライナー、アリサのインバウンドキック等が該当)
このバウンドの仕様は7にも継承されている。

新要素は、攻撃判定発生まで無敵時間が発生するスペシャルアーツと、ヒット時に確率でクリティカルヒットとなり与ダメージが上がることがあるクリティカルアーツ。
また、対戦を重ねてプレイヤーレベルを上げた際に獲得出来る強化ポイントをキャラに割り振ってカスタマイズできる。(パラ強化には別途ファイトマネーが必要)
強化可能項目は、攻撃力のパワー・体力最大値のタフネス・クリティカル発動率とレイジ発動体力値に関わるスピリット、の3つ。
ステータス強化をすれば初心者でも1発の事故から勝ちを拾える可能性がある反面、そういったカスタマイズなしのガチ対戦をしたいプレイヤーからは賛否両論の声もある。

…まぁ、このカスタマイズがランクマッチに適用されてしまうのも問題であるが。
段位の変動なしでもいいのならプレイヤーマッチに勤しむのもあり。

スペシャルアーツも「これだけ使っとけばいい」って技ではなく、ガードされるとアホみたいに長い不利時間が発生するため(多分-30Fくらい?)、使い所を誤ると逆に浮かされてコンボをもらってしまうハイリスクな技となっている。


■完全新規キャラ
エリザ
600年の仮眠眠りから覚めた女ヴァンパイア。
眠りの中失われた自身の力を取り戻すべく人間の血を求め活動開始。寝すぎたのか時折うたた寝するのが玉に瑕。
「ブラッディゲージ」というパワーゲージを持ち、これを消費することで強力な技を繰り出す。
飛び道具を出したり、噛みついて血を吸ったり、瞬間移動したり…とその戦い方は出るゲームを間違えている
寝るアクションを取ることで体力・ゲージが回復可能だが、隙ができてしまうため多用はできないのが難点。

☆メディアミックス

○漫画『鉄拳』

小学館の学年別学習雑誌に短期掲載された高谷正弘の漫画。
第一作のコミカライズではあるが、後の展開からは考えられないほど きれいな一八 が特徴。
ヒロインはミシェール・チャン。原作通り三島財閥への復讐のために闘っているが、
吉光に敗れ止めを刺されそうになったところを一八に助けられ、
一八の生い立ちを知り吉光の刃から庇った時の傷が元で李に苦戦しているのを見たことで
ツンデレ的にクマの相手を引き受け一八を平八の所に送り出す。

☆余談

  • キャラクター衣装・カスタマイズが非常に豊富。初期こそ単なる衣装替えだったが、シリーズを追うごとにオンラインゲームのアバターのごとくトップス・ボトムス・帽子・アクセサリーなどをキャラクターごとに細かく設定できるようになった。
    そのままオンラインに持ち込むことも可能で「好きな衣装のキャラクターで楽しむ」のは本作の楽しみ方の一つとして挙げられるほど。
    TEAM YAMASA所属のノビ選手*19は大仏ヘッドや食パンマンなど奇抜過ぎるカスタマイズに定評があるが、そのことについて原田Pから苦言を呈された事があるとかないとか。

  • 各キャラクターは基本的に出身国の母国語で話す。例外は日本暮らしの長いシャオユウ、風間関係者であるラースとリーは日本語で会話する。にもかかわらずお互い母国語で喋っているのに何故か会話が出来る。またクマやキングのような唸り声、吉光のような四字熟語だけのようなキャラとですら当然のように意思疎通ができている。*20

  • 国別代表ものというほどに様々な国のキャラクターが登場するが意外にも『7』までフランス人キャラクターが居なかった。*21
    『8』で遂にフランス人キャラとしてヴィクターが登場したが、その戦闘スタイルは「小型ナイフと長刀と拳銃を持ちイアイ・ポズィション(居合道)でワープするスパイ」というものであった。フランスとは


追記修正は親子喧嘩を制してからお願いします。

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最終更新:2025年02月16日 23:00

*1 ブラジルの総合格闘技

*2 フランスのキックボクシング

*3 フィリピン武術でフィリピンの国技

*4 うつ伏せダウンが存在しない

*5 例えばロウの左連拳[LPLPLPLPLP]や吉光の三散華[RKRKRK]などをしゃがんで回避中に、こちらがシットジャブ[しゃがみ中LP]等を出そうとすると、相手の攻撃がヒットする。

*6 特に有用性はないが、パターンを覚えてしまうと最初の相手が誰から始まるかで次の相手などがすぐに分かる。最終ボスの平八に至るまでのキャラクターとステージ舞台まで組み合わせのパターンが決まりきっている。

*7 4以降は篠原まさのり氏が担当

*8 TAG1まで担当

*9 頭身からの推定跳躍高度は4~5mくらいの高さ

*10 2のみ担当、3以降はジャッキー・チェンの吹替えでおなじみの石丸博也氏が担当

*11 4まで担当

*12 ゲーム上はエディのカラー違いだがエディとは別人

*13 「鉄拳王」の文字が黒になっていることから。別名黒王

*14 PSP版にて追加された最高段位。

*15 家庭用の追加モード「シナリオキャンペーン」における主人公

*16 CPU戦のラストでは1/32の確率で金色の個体が出現する。コイツを倒せば通常個体よりも大量のファイトマネーが得られる。

*17 戦闘ボイスのみ、対戦前後セリフはRichard Epcar氏

*18 ヒート始動時の移動と異なり、瞬間移動レベルの高速移動のためコンボを継続or有利状態で攻め継続できる

*19 鉄拳6BR、鉄拳7で世界王者にも輝いた鉄拳界トップクラスのプロプレイヤー

*20 こういったキャラは「(台詞)」という形のカッコつきで表現される

*21 一応フランス語圏という括りならモナコ出身のリリがいるにはいた