オティヌス(とある魔術の禁書目録)

登録日:2014/01/15 Sun 2:34:06
更新日:2024/03/19 Tue 19:36:05
所要時間:約 4 分で読めます




新約『とある魔術の禁書目録』の登場人物。
初出は名前のみが旧約22巻、台詞が新約三巻、実際に登場するのは新約四巻。


科学と魔術の複合組織『グレムリン』の構成員であり象徴。
見た目は14歳ぐらいの少女でありよく魔女が被っているような三角帽子を被り、毛皮のコートを羽織っている。
ちなみにコートの下は露出度が非常に高い衣装を着ている(禁書内でもトップクラスの露出度ではないだろうか…)。

魔術を極限まで極めた魔神と呼ばれる存在。
その実力は旧約のラスボスである右方のフィアンマや相当の実力者である魔神になりそこねたオッレルスが格下だったり、
上条当麻の右手の中に眠る莫大な力をあっさり握りつぶしたりと凄まじいもの。


しかし魔神として完璧な故にあらゆる物事に対して失敗する確率と成功する確率が共に50%になる『無限の可能性』を有しており、それが大きな弱点。

そんな弱点である無限の可能性を成功100%にし制御するため彼女はグレムリンを率い世界中で主神の槍(グングニル)の製作を求めて暗躍をしている。



劇中の活躍

それまで名前と台詞のみだったが新約4巻バゲージシティにて遂に表舞台へとその姿を現した(ちなみにこの時点ではまだイラストは無かった)。
マリアンの戦乱の剣(ダインスレーヴ)や上条の右腕を潰しその中に眠る力を握りつぶすなど圧倒的な力を見せたが、
上記の『無限の可能性』が原因でフィアンマとオッレルス相手に撤退をすることに。
ちなみにそこでは死亡したグレムリンメンバーの一人であるベルシを『死者の軍勢』(エインヘリヤル)として使役した。

その後は主神の槍完成を求めて最後のピースであるフロイライン=クロイトゥーネの奪取をグレムリンに命じたが、これが失敗してしまう。
またその際に雷神トール(中身はオッレルス)は代用となりうる学園都市第2位の臓器を持ってきたのだが、お構いなく彼の腕を切断した(とんだブラック上司である…)。


全てのピースが揃いグレムリンは東京沖にある船の墓場という場所にて遂に槍の製造に着手する。
世界中のあらゆる勢力の妨害をグレムリン各メンバーが騙し交戦して行くことで邪魔なく順調に進んでいく槍の製造だったが、
雷神トールに扮したオッレルスの奇襲により槍の完成間近で製造作業を邪魔され、
オティヌス自身も隠れていたフィアンマによって魔神を殺すために構築された『妖精化』術式を撃ち込まれて撃破されてしまった…


かと思われてたが……?


ありがとう、オッレルス

成功と失敗、どちらか片方に傾いてくれれば何の問題もなかった


『妖精化』を撃ち込まれ失敗100%の可能性に傾いてしまったが、
そもそもオティヌスは成功と失敗が50%になる無限の可能性を克服できるならどちらかの可能性に傾いても良かったのだ。
つまり勝って主神の槍により成功100%を得ようが妖精化という術式で失敗100%に傾こうが、どちらにせよ彼女は魔神として完成していたのである。

オティヌスはその後オッレルスを血祭りにあげ(フィアンマは現時点では不明)、船の墓場に乗り込んできた上条当麻、
インデックス御坂美琴、レッサー、バードウェイを迎え入れた。
そして上条達に今まで新約内で暗躍してきたグレムリンの活動は全てオティヌスが知ってるもう一つの主神の槍製造方法を隠すためのカモフラージュ、囮だったことを明かし、
眼帯の下に隠された眼窩から生理的に不快な音を立てて主神の槍を取り出した。

『妖精化』と主神の槍という二つの解決策を手に入れたオティヌスはただの魔神程度では収まらないと宣言し槍を掲げ、上条当麻は絶叫しながらオティヌスに駆けて、













ちまちま戦うなんて面倒臭ぇな。世界でも終わらせてやるか








世界全てが壊れた。



【新約9巻までのネタバレ注意】

文字通り世界は壊れた
それも地球などというちっぽけな惑星では当てはまらない、世界そのものが壊れたのである。
残ったのは上条当麻とオティヌスのたった二人だった。それ以外は何もかもが無くなりただ黒一色の破壊後の世界が残っただけだった。

上条当麻オティヌス
漆黒の世界で人と神の戦いが始まる。













ああ

……『理解者』が欲しかったのか、私は

本当に……ひどい一撃だな。ちくしょう



(一番初めに、何をしたかったんだ?)



(それで答えは決まった。)





(選択は。たった一つに絞られる。)



【新約9巻以後のネタバレ注意】

オティヌスの後悔を理解した上条当麻はオティヌスを魔神から人間に戻すために逃避行を始める。
しかし事情を知らない他から見れば、どう見ても良くて裏切り。悪くて略奪愛。
魔神へ向けられていた矛先が、彼女を庇う彼へも向けられることを意味していて――そして。上条当麻VS全世界という最大規模のボスラッシュが、始まった。

  • 『学園都市最強』
  • 『数の暴力』
  • 『七つの大罪』
  • 『四人の聖人』
  • 『万能職人』
  • 『歴戦の勇者たち』
  • 『無限の弾幕』
  • 『超電磁砲』
  • 『全知と行使者』
  • 『第二の聖人』
  • 『百発百中』

そして、最後に立ちはだかった人物。
2人の逃避行、その結末は――
















魔神としての力はほぼ失われ、15cmのサイズになり、スフィンクスに追い詰められては咥えられ、寝てるインデックスにグリグリと押し付けられ、上条さんに文句を言う日常を送る事になりました。



理解者ならば追記・修正をするがいい。

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最終更新:2024年03月19日 19:36