バルーン・マッシュルーム(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/01/30 Thu 15:38:40
更新日:2024/04/29 Mon 21:39:36
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永遠に尽きることのない生命の泉。大地から生まれ、木々と共に死ぬ。掟は命を無駄に使わぬこと、それが自然文明。

バルーン・マッシュルームはデュエル・マスターズの種族の一つである。

概要

名前の通り茸をモチーフとした種族。木のツリーフォーク、虫のコロニー・ビートルやジャイアント・インセクトと並び、自然文明らしいモチーフの種族。
…なのだが、最近はワイルド・ベジーズにお株を奪われている節がある。というのも、実に5種も茸がバルーン・マッシュルームでなく、ワイルド・ベジーズとして登場しているからである。

茸型ワイルド・ベジーズ一覧
《スナフ・マッシュルーム》 マッシュルームなのにワイルド・ベジーズ。茸も冷蔵庫じゃ野菜室かもしれんけども…
《食べてクルシメジ》 まだ命名ルール的にも外れてる分ベジーズである理由もわかんなくもない。でもしめじは茸の代表格やん…
《ポンズ・DE・オイシイタケ》 ワイルド・ベジーズよりバルーン・マッシュルームっぽい名前なのに…
《極みの香!イタダキマツタケ》 同上
《ナメナメ・ナメコー》 バニラビート用のクリーチャーであり、ベジーズである理由がない

バルーン・マッシュルームは長らく新規に恵まれておらず、存在感としては「デューンゲッコーよりは多かったよ!(だからどうした)」というレベルだった。
同じような境遇にフィッシュがいたが、あちらは種族カテゴリのルール変更で多数のゲル・フィッシュを仲間に引き入れてしまった。こちらはそんなカテゴリも現時点までないので悲しいことに数を増やす機会はなかった。
だが、突如思い出されたかのように一枚ほど新規が生まれることもある。今後もそんな調子で少しずつ増えていくのだろう。
それでもハナサキエリンギ→オニフスベダケ→モリノオウジャダケα までの流れで1枚につき5年以上の空白期間が生まれるほど新規が出るスピードが遅いという始末だったが、近年はちょいちょい新規が出てきているので不遇種族の中でも数は増えつつはある。

初期のバルーン・マッシュルームはマナチャージに関係する能力を持つ。

クリーチャー

シビレアシダケ 自然文明 (2)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。
《幻緑の双月》や《大冒犬ヤッタルワン》と同じ能力を持つ(というかこいつが初出である)軽量マナブーストクリーチャー。手札が減ってしまうので基本的に「速さ」を活かした緑単速攻や青赤緑ビートダウンなどで用いられる。他の2種に比べれば種族は不遇だが、《天使と悪魔の墳墓》対策で分散投入される際に重宝される。バルーン・マッシュルームのなかでは一番の優遇クリーチャー。最初期のクリーチャーが一番優遇されてる時点でこの種族お察しな気が…。

マボロシキリダケ 自然文明 (4)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム 2000
このクリーチャーが攻撃するとき、自分の墓地から自然のカードを1枚選び、自分のマナゾーンに置いてよい。
安定性も即効性もなく、《天真妖精オチャッピィ》や《偉大なる恵み》《再誕の社》に比べるとどうにもいまいち。おまけにカードタイプでなく文明で縛っている効果なので汎用性がない。

カスミダケ 自然文明 (3)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム 1000
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、闇のクリーチャーを召喚するコストと闇の呪文を唱えるコストは、それぞれ+1される。
初期に多かった対抗色メタクリーチャー。だがぶっちゃけ闇のクリーチャー相手にこんなの出したところでついでのように除去されるのは目に見えている。《イモータル・ブレード》《ローズ・キャッスル》などのクロスギアや城には弱い上、2マナスレイヤーだの《デッドリー・ラブ》には普通に焼かれる。そもそも闇中心にデッキを組む相手ばかりじゃないだろう…後に他の文明で《封魔ゴーゴンシャック》《剛厳の使徒シュライバー》が登場。クリーチャーコストは上がらないが妨害する呪文の範囲が広がっているため、今後はこちらが使われていくだろう。

フウセンアワダケβ(ベータ) 自然文明 (4)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム[サバイバー] 2000
SV-このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき、自分のマナゾーンに置く。
サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上のSV能力を得る)
サバイバーの茸。サバイバーは死んだクリーチャーを手札に戻して再召喚したいので、《死縛虫グレイブ・ワームγ》と相性の悪いこいつはあまり採用されない。闇を入れないタイプでは役立つか。

ハナサキエリンギ 自然文明 (4)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム 4000
サイレントスキル
SS-自分の山札を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
サイレントスキル持ちクリーチャー。ネタでしかない気もするが、一般的なイメージよりはめんどくさいクリーチャー。毎ターン欲しいクリーチャーを確保されてしまう。しかしそれでもサイレントスキルはタップ状態が続くので相手にとっては対処しやすい。

オニフスベダケ 自然文明 (3)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンに自分の他のパワー6000以上のクリーチャーがなければ、このクリーチャーを破壊する。
W・ブレイカー
6年越しの新種。デメリットはあるが3マナのWB。前のターンに6000以上のクリーチャーを出していればいいので、《アクア・カスケード》を出しておくのがいいだろう。《剛力防機シュビルパンチ》でセイバーしちゃうのもありである。意外と使い所はあるクリーチャー。しかしバルーン・マッシュルームデッキには入りそうにない…。そんなデッキ誰も組まないのが救いといえば救いか。

モリノオウジャダケα 自然文明 (2)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム[サバイバー] 2000
S・トリガー
上記のオニフスベダケから約5年ぶりに復活したバルーン・マッシュルームであり、衝撃の復活を果たしたサバイバー。
2コスト2000でS・トリガー以外能力は特に所持していないというシンプルなカード。
だが、シンプルな低コストS・トリガーというのはサバイバーデッキにとっては重要な人材と化す。
キング・ムーγ》や《雲上の精霊オービスγ》が場にいる状態でS・トリガーとして踏み倒したならば、擬似的な除去持ちトリガーとなれたりする。
それ以外でも、コストが低いため他サバイバーと能力を共有しやすい。サバイバーデッキでは高確率で投入されるだろう。

そして謎の新規

上述の《モリノオウジャダケα》は、新規サバイバー登場にあやかっての一時的な復活なのかと思いきや、時は流れてRMR-19革命編第三弾《禁断のドキンダムX》にて、何を血迷ったのか更なる新規バルーン・マッシュルームが登場。

フルフワモケダケ 自然文明 (2)
クリーチャー:バルーン・マッシュルーム 1000
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
自分の他のクリーチャーすべてに「ガードマン」を与える。(「ガードマン」を持つクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからそのクリーチャーに変更してもよい。)

どうせ使い道のない準バニラだろう……と思いきや、中々面白い能力を持ったトリッキーなクリーチャーである。
タップさえしていれば、たった2コストで相手の攻撃を受けてくれる丁度良い的になり、尚且つ他のクリーチャーにガードマンを与えてくれる。
ガードマン自体はそこまで汎用性の無い能力ではあるが、二つの能力が完全にかみ合っているので上手くいけば相手のペースを大きく崩す事も可能。


ワイルド・ベジーズで良かったんじゃ……というのは無しの方向で。




追記・修正は、茸を食べてからお願いします。

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最終更新:2024年04月29日 21:39