登録日:2014/02/05 Wed 17:11:05
更新日:2025/04/18 Fri 12:17:18
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■概要
その名の通りカオスな色をした液体。
シリーズ通して調合アイテムであり、消耗品である。
作品によって薬品だったり毒だったり。どちらかというと毒の場合が多かったり。
材料も危険なものが要求されることが多い。
ザールブルグシリーズまでは作品毎に効果が全く異なっていたが、グラムナートシリーズ以降は登場する殆どの作品で、3つの状態異常を一気に発生させる「三重苦」という固有効果を持つようになった。
「三重苦」がもたらす状態異常の種類は作品によって差異が見られるが、決まれば戦闘で勝利が確定するものが含まれている場合もある。
また、「三重苦」の他に別の状態異常を発生させる効果や、何らかのダメージを与える効果が付くものも多い。
これだけ強力な効果を持つのだからボスには通用しないんじゃ……と思いきや、
ボスに普通に効く。そして、ボスは何もできずに倒される。まさにチート性能。
しかし、シナリオの
ラスボスや
裏ボスのような特に強力なボス相手には効かないことも多い。
基本的には状態異常を主目的とした補助アイテムとして使用されるが、作品によっては攻撃アイテムとして使用されることも。
殆どの作品では作成できるようになるのはシナリオ後半以降からで、要求される材料も手間のかかるものが多い。
更に、材料によって効果がかなり変わってくるため、狙った効果を出すには材料の種類・品質・付加された特性(従属効果)の厳選が不可欠である。
余談だが、錬金術士の中にはこれをパイにまぜてしまう者もいるという……
そのようにして完成したパイは『暗黒パイ』と呼ばれる。
■登場作品
■材料
1:産業廃棄物C×2.2
2:ヘーベル湖の水×3.0
青の調合アイテム。
対応する参考書は存在せず、オリジナル調合でしか作成できない。
効果はランダム。
使うまで何が起こるか分からない。
リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜
■材料
1:ヘーベル湖の水×1.0
2:産業廃棄物B×1.0
青の調合アイテム。
今回は参考書(『黒魔術師レーベの手記』)アリ。
リリー曰く「ついつい飲んでみたい衝動に駆られてしまう…」とのこと。
後のシリーズを見た後では考えられない台詞である。
効果は魔法攻撃値に変化をもたらす。
また、材料1を様々な種類の「水」に変えることで効果が変化する。
参考書の入手はやや面倒なものの、高レベルアイテムの中では材料の入手が容易で調合に日数もかからないことから妖精さん育成に用いられることもしばしば。
■材料&効果
1:産業廃棄物×1
2:【毒材料】×1
→猛毒をあたえるor石化するor呪いをかけるor三重苦
3:井戸水×1
→LPダメージ:中orMPダメージ:弱
参考書『ヘルミーナの日記』を拝借することで作成可能になる。
属性は「毒材料」「液体」。
効果範囲は敵全体。
効果に「三重苦」「MPダメージ:弱」、状態異常発生確率とダメージを高める従属効果「威力+○」「清められた」「祝福された」等を付けると万能攻撃アイテムと化す。
MPダメージしか通用しない敵がいることから、LPダメージよりMPダメージの方が重要視される。
この作品では、どちらかと言えば補助より攻撃寄りである。
「三重苦」は暗黒水を材料にすれば出やすい。
「MPダメージ:弱」を出すには品質の高いものを使う必要がある。
■材料&効果
1:【毒の材料】×1
→MPダメージ・中or呪いをかける
2:ヤドクダケ×1
→石化を与える
3:風船魚の毒×1
→猛毒を与える
4:井戸水×1
→LPダメージ・小
参考書は『魔女列伝』。
属性は「液体」「毒の材料」「タネ」。
前作から大幅に弱体化。まさかの「三重苦」消滅。更にデフォルトの範囲が1マスに縮小。
また、主効果が材料ごとにバラバラに付くようになり、従属効果が付けづらくなった(グラムナートシリーズでは、主効果・従属効果は合わせて5つまでしか付けられない)。
しかし、石下と猛毒を発生させてしまえば、とりあえずLPダメージが通用する敵はほっとくだけで何もできずに死ぬ。時間はかかるが。
前作にあった従属効果「威力+○」「清められた」「祝福された」は本作にはない。それらの代わりとなるのは「範囲を狭く」系の従属効果。
「LPダメージ・小」を発現するためには、井戸水の品質が最低レベルでなければならない。前作とは逆である。
しかし、それを材料にすると完成品の品質がかなり下がってしまうのがネック。
■材料&効果
1:【毒の材料】×1
→三重苦
2:エアドロップ×1
→酸性のor硫酸の
3:湖底の溜まり×1
→眠り状態にするor暗闇状態にする
参考書は『アーランド地質学』。
調合カテゴリは「薬品」。
グラムナートシリーズと比べ、石化のように永久的に動きを封じるものはないが、代わりに眠り状態を手に入れた。
眠りはダメージを与えれは解除されてしまうものの、逆に言えばダメージを与えなければずっと解除されない。
これを利用すると、
対象を眠りにする
→対象のターンがスキップされる
→攻撃して対象を起こす
→対象のターンが来る前に眠らせる
→対象のターンがスキップされる
→……
というループが可能となる。
肝となる「眠り状態にする」を出すには、「湖底の溜まり」の品質を低めにする必要がある。
「酸性の」は対象の防御を少し下げる効果。
「硫酸の」は対象に
無属性ダメージを与える効果。
後者は眠り状態を解除してしまうため、眠り状態にする目的で使用する場合はエアドロップの品質を低めにし、「酸性の」が発現するように調整する必要がある。
ちなみに、本作では「暗黒パイ」なる派生アイテムが登場している。
■材料&効果
1:純粋なる毒×2
→三重苦
2:湖底の溜まり×1
→眠り状態にするor暗闇状態にするor呪い状態にする
3:闇の雫×1
→硫酸の
参考書は『ロロナの危険な本』。一歩間違えば自然消滅に繋がる危険なレシピである。
調合カテゴリは「薬品」「液体」。
コストレベルを増やしたい時にも使える。
トトリはアイテムを複製できるスキル「デュプリケイト」を持っているため、アイテムの使用回数を気にせず前述した
無限ループが可能。
特性に「判定を拡大・小~大」を付けておくと、かなりの確率で状態異常を発生させることが可能となる。
しかし、それでも「海竜」やラスボスといった一部のボスを状態異常にすることはできない。
■材料&効果
1:純粋なる毒
→三重苦
2:湖底の溜まり
3:産業廃棄物
→べとべとするor傷口を広げるor毒状態でダメージ
4:液化溶剤
→酸性のor硫酸の
錬金術レベル35になった時にトトリから教えてもらえる。
材料に「産業廃棄物」が再び登場。
調合カテゴリは「毒の材料」「液体」。
本作では眠り状態にすることはできなくなったが、能力低下に関しては強化されている。
「べとべとする」は対象の速度を少し下げる効果。如何にして相手にターンを回さないかが重要な本作では地味に重宝する。
「傷口を広げる」は行動順が回ってくる度に追加ダメージを与える効果。
「毒状態でダメージ」は毒状態の対象に追加ダメージを発生させる効果。
新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 〜アーランドの錬金術士〜
■材料&効果
1:純粋なる毒×2
→三重苦
2:エアドロップ×1
→酸性のor硫酸の
3:湖底の溜まり×1
→べとべとするor傷口を広げるor毒状態でダメージ
参考書は『神秘の霊薬』。
調合カテゴリは「薬品」。
主効果がメルルのアトリエと同じものになった。
一方、こちらでは特性「眠りに誘う」を付けることで相手を眠り状態にすることが可能となっている。
ボス相手にも通用するのは相変わらずだが、追加シナリオに登場するような一部のボスには状態異常が通用しない。そのような相手には能力を下げる目的で使用した方がいいだろう。
■材料
1:メディアの秘毒×1
2:(毒の材料)×3
レシピ発想条件はメディアの秘毒を6回調合or邪悪なる牙を6回採取+風船魚を10回採取orメディアの秘毒を3回調合+竜核を1回採取
カテゴリは(薬品)と(毒の材料)で錬金成分は紫45
効果は
赤:毒を与える・強 or 弱体化を与える・強 or 攻撃抑制・大 or レベルダウン・大
緑:眠りを与える・強 or 暗闇を与える・強 or 沈静化・大 or 全能力ダウン・大
青:ドロドロ or 回復無効を与える・強 or クリティカル低下 or ブレイク加算・大
紫:呪われた力 or 呪いを与える・強 or 全耐性緩和 or 不幸を与える
複数の状態異常・能力低下を使い分けることができる。
ただし材料の性質上赤・青・紫のすべてを高レベルにすることは困難。
ちなみに「ドロドロ」と「呪われた力」は錬金成分を追加する効果なので戦闘での効果はない。
リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~
■材料
1:メディアの秘毒×1
2:(毒の材料)×3
レシピ発想条件はメディアの秘毒を調合
カテゴリは(薬品)と(毒の材料)で錬金成分は紫の正方形4マス
効果は
赤/土星:毒を与える・強 or レベルダウン・小 or レベルダウン・中 or レベルダウン・大
緑/水星:暗闇を与える・強 or 眠りを与える・強 or 全能力ダウン・大
青/月:回復無効を与える・強 or 打撃に弱くなる or ブレイク加算・大 or ドロドロ
緑/月:全耐性緩和 or 不幸を与える or 呪われた力
効果に若干の変更こそあるものの、概ねフィリスと同一の性能。
ネルケと伝説の錬金術士たち~新たな大地のアトリエ~
■材料
1:湖底の溜まり×1
2:純粋なる毒×1
3:源素・水×5
カテゴリは『戦闘アイテム』
ゲームの仕様上三重苦の特性自体はないが、敵全体に毒、封印、呪いと実質的に同じ。
封印はスキル発動に必要なドライブが増えなくなる効果。
呪いはバフ効果とHP回復が無効になる効果。
本作は仕様上所持制限がない代わりに一度の探索に一回のみ使用可能なため、強敵には積極的に使って問題ない。
本作では派生として『ダークマター水』が存在する。
■材料
1:雲海の隠れ家×1
2:闇の雫×1
3:風船魚×1
レシピ発想条件は戦闘研究Lv3+雲海の隠れ家を1個入手で、2章より解禁
効果は敵全体に受ける魔法ダメージ+15%(2回)というシンプルなデバフ効果。
本作ではスコアバトルで高ランクを取ることで解放されるレシピもあるため、序盤のうちは高ダメージを出すために割と重宝する。
■派生
超力暗黒水
■材料
1:光る水×3
2:とんでもないもの×1
『マリー、エリー&アニスのアトリエ 〜そよ風からの伝言〜』に登場
参考書は存在せずイメージ調合でしか作れない。
調合カテゴリおよび評価は「薬」(1)、「最後」(20)、「錬金術」(25)
効果は敵全体に眠り・麻痺・毒・魅了を与える三重苦ならぬ四重苦。
暗黒水そのものは『アニス』には未登場だが、図鑑の説明によれば「光る水を使って暗黒水を作ろうとしたらできた」ものらしい。
暗黒パイ
『ロロナのアトリエ』及びそのリメイク版『新・ロロナのアトリエ』で登場。
参考書はどちらも『究極のパイ』。
調合カテゴリは前者が「料理」、後者は「パイ」。
パイに対するロロナの感性が暴走した成れの果て。中央になみなみと注がれた暗黒水が印象的。
ホムの一言に触発され、勢いで食べてしまったロロナは即倒れた。
■ロロナのアトリエでの材料&効果
1:暗黒水×2
→毒状態にする
2:小麦粉×2
3:水×1
材料よりも効果が落ちてしまっている。
やはり他のものを混ぜたせいだろうか。
作成コストが高いこともあり、実用的とは言えない。
■新・ロロナのアトリエでの材料&効果
1:暗黒水×2
→三重苦
2:小麦粉×2
→一撃で倒すかも
3:水×1
→硫酸の
材料と同レベルの強力な効果を手に入れた。
むしろ、材料以上に強力になってしまった。
小麦粉の力、恐るべし。
「一撃で倒すかも」はその名の通り確率で対象を一撃で倒す効果で、こちらのレベルが対象のレベルより高いほど確率が上がる。
ダークマター水
ウルリカが偶然錬金した「ダークマター」があまりにもやばかったため、リリーが素材を暗黒水などまとも?なものに変え中和に中和を重ねて薬品として形にしたもの。
それでもなお一滴で金属が腐食するほどの劇薬。
研究の使用カテゴリでリリーとウルリカの協力錬金。
分類は「戦闘アイテム」。
ゲーム上は暗黒水のパワーアップアイテムのため、材料は暗黒水と一緒であり、敵ターンをリセットする効果が追加。
追記・修正お願いします。
- このアイテム実はヘルミーナ先生が作成したのを興味を持ったエリーがオリジナルで作ってしまったということで・・・やっぱり先生パネェな。 -- 名無しさん (2014-02-05 17:18:37)
- エリーじゃ、産廃の入手がちょっと面倒だよね。失敗してもAだったりするしさ… -- 名無しさん (2014-02-05 19:35:16)
- (主成分は)へーベル湖の水よ、安心して飲みなさいエリー →だまされたあ! -- 名無しさん (2018-10-29 10:04:35)
- ユーディーの暗黒水はマジでチート。特性盛り盛りにすれば全ての敵が為す術もなく蒸発していく。 -- 名無しさん (2019-03-30 19:27:35)
最終更新:2025年04月18日 12:17