メノ・ルー

登録日:2010/10/04 Mon 02:35:21
更新日:2025/08/19 Tue 21:38:36
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祈って





ARMORED CORE 4』(以下AC4)登場するリンクス。
リンクスNo.10。




【概要】

GAアメリカ(以下GA)唯一のオリジナル
リンクスNoは10と、GAグループ内では一番高く、GAの最高戦力といえる。
だがGAはコジマ技術・ネクスト分野に出遅れており、企業グループ盟主の最高戦力でありながらNo.10と他の企業と比べると低い。
しかも他のリンクスはGAEと有澤に20番台、GA本社には間に合わせに等しい「粗製リンクス」が2名と、GAの最高戦力どころか「唯一のまともなネクスト戦力」ですらあるのかもしれない。

大艦巨砲主義を象徴する圧倒的な火力と装甲を誇る、サンシャインベースの重量二脚タイプのネクスト、原始の光こと『プリミティブライト』を駆る女性。


メノ本人はそのゴツい機体構成とは裏腹に落ち着いた雰囲気であり、どこか儚げな感じ。
しかしそこはオリジナル、戦いに迷いがなく自分の勝利を確信している気。
女性でありながら悪魔超人を駆る、AC4におけるギャップ萌え担当。

因みに説明文にある「根本主義者」とは、宗教用語で「聖書の記述を一切疑わないこと」「聖書に誤りは無く全て事実と断じる思想」、早い話がいわゆる「原理主義」のこと。
それ故に彼女は「戦いにまったく迷いがない」とされる。
エンブレムといい台詞といい、おそらくメノはクリスチャンとして、ここではGAまたはパックス・エコノミカへの忠誠心が篤くその敵を許さない、ということだろうか。

極めて異例なことに、PS3版とXbox360版でそれぞれエンブレムが異なっている。
ストーリー前半と後半で変化するような例なら他にもあるがハードによって全く別物に変更されるというのは史上初にしてACVI時点で唯一。
どちらもステンドグラスのようなデザインなのは共通しているが、PS3版は「子供を抱く聖女」、XBOX版は海外販売が中心のハードなので宗教上の理由だろう、「杖を握る羽の生えたライオン」になっている。



【搭乗機体】

プリミティブライト

薄いODとベージュのツートンというGAらしくミリタリー調のカラーリングのGAN01-SUNSHINE

武装は右腕に重バズーカ、左腕にガトリングガン、両背中にはこと「BIGSOUX」で肩部には連動ミサイル、格納にも両方GAEハンドガン……とGAらしく豪快な火力である。特にジャック・O同様の両肩核のインパクトは凄まじい。
運動性は無きに等しいがその火力と実弾防御力は圧巻の一言。
できれば距離を取り、開けたフィールドで高威力の武装群を振り切れる機動性重視のアセンとEN武器を主体で挑みたいところだが、詳細は後述する通りミッションでは狭い通路に陣取ってその圧倒的火力をぶちまけて来るので大変手強い。



【ストーリー中の活躍】

GA本社からすれば"GAの異端の集まり"であり、関係が悪化したアクアビットとの提携解消の方針に従わないGAヨーロッパに対し、社内粛正としてアナトリアの傭兵にGAE・ハイダ工廠を襲撃させ、巨大兵器(ソルディオス)を撃破させるミッション"INTERNAL PURGE"のハードで敵増援として登場。

余談だが、この襲撃に対しアクアビットが「GAからアクアビットに対する直接攻撃」と難癖をつけたことから、全企業を巻き込む企業間の直接戦闘の火蓋が切って落とされた。


ハイダ工場は細い通路が枝分かれし、その先に大きな広場があるような構造。
その広場に巨大兵器があり、アナトリアの傭兵がそれを全て撃破した後、細い通路から増援として現れる。
上記の通り、プリミティブライトは火力と防御力が高くそのまま通路で撃ち合いを繰り広げると勝つのは大変だろう。良くて地形を使ってのHIT&AWAY戦法か。
だが、広場におびき出せば弾速の遅いバズーカ、核ミサイルが余り当たらなくなり、重量級故の旋回の遅さも相まって勝率が一気に上がるだろう。
多少のダメージは覚悟で一息に通路を通り抜け、レーザーブレードやパイルで速攻を狙うのも悪くない。

メノ優勢なら「諦めて、お願い!」と、投降勧告っぽいが、本当にお願いされてる感じなので、実際投降を考えたリンクスがいるとかいないとか。
しかしそこで武器を捨てて止まっても撃たれるので、諦めずに戦うべし。
例え負けたとしてもサー・マウロスクアンシールみたいな暴言は飛んで無い、むしろ「さようなら 幸福を」と主人公の行く末を祈ってくれる。
彼女も辛い思いで戦っているのだろう早く終わらせてあげよう。
AC4のストーリー中に登場するリンクスの例に漏れず、没音声の中にはかなり語気の強い掛け声やダメージボイスと思しいものが確認されている。

劣勢なら劣勢で「私は、負けない」と、これもまた絞り出すような声で。


撃破すると、一言


「嘘、なのね…」


…何が?
上記の通り、このミッションはGAグループの内部粛正でありアナトリアの傭兵はGAの依頼を受けてGAEを攻撃している。
内部分裂の事実を隠蔽するため、

「傭兵にハイダ工廠が襲われ、本社のネクストを向かわせ襲撃犯は始末するも時すでに遅く、工廠は壊滅」

というカバーストーリーをGA本社が演出しようとしたとすると辻褄が合う。
場合によってはどこか他所の企業を依頼主として糾弾しようとしていたかもしれない。
とはいえ真相は薮の中もといアレの中…
嘘というのはGAから言われた内容か、はたまたアナトリアの傭兵が噂以上の強さからか…どちらにせよ私達にはフロム脳があるので問題はないだろう。


二次創作では重量コアとダブル核を反映してか、白髪の巨乳美少女で描かれている事が多い。






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最終更新:2025年08月19日 21:38