岬太郎(キャプテン翼)

登録日:2012/02/11(土) 01:43:44
更新日:2025/04/18 Fri 12:03:53
所要時間:約 5 分で読めます




概要

岬太郎は『キャプテン翼』に登場するキャラクターである。

通称:フィールドのアーティスト 永遠のミッドフィールダー

国籍:日本
生年月日:5月5日
出身地:不明
身長:174cm
体重:62kg
ポジション:MF/FW
利き足:両足

担当声優は以下の通り。


所属:明和FCやふらの小サッカー部→南葛小サッカー部→南葛SC→西峰小サッカー部→フランス日本人学校(無所属)→南葛中→南葛高校→ジュビロ磐田

略歴


両親は生まれてすぐに離婚。画家である父親に引き取られる。
父親の仕事の都合で日本各地を転々としており、日本中に友人を持つ(日向小次郎松山光など)。
一目会ったその日から大空翼とゴールデンコンビを組む。
全国少年サッカー大会で優勝して有名になった事を聞きつけた、かつての母親が名乗りを上げて小学校卒業直前に引き取ろうとしたが、これを拒否。

中学時代は父親と共にフランスへ。フランスでもいくつかのクラブチームから誘いが来るほどの実力を発揮した…が、
ヨーロッパジュニアユース以前は、フランスでの公式大会への出場経歴はなし。主に草サッカーの助っ人などで試合感を養う。

無印では西ドイツで若林と再会している。若林からサッカーの腕は衰えていないと言われる。

他のキャラと違って練習しているそぶりがまるで見られないのに全日本に入って大活躍する事から考えて、実は一番センスがあるのではという疑惑がある。
現にWY決勝ではブランクやハンデがあるにもかかわらず(おそらく初見で)雷獣シュートをツインシュートで打っている。

テクモ版では南葛高校のキャプテンとして2度の高校選手権制覇を果たす。高校卒業後、フランスのプロリーグへ。ピエールやシェスターらとライバル対決を繰り広げた。

原作では、高校三年生時のIHこそ、日向が足の怪我で欠場したこともあって、優勝したが、高校選手権は3年間、日向率いる東邦学園に敗れ続けた。
ユース代表に選抜され、キャプテンに任命されるが、日向に勝てないことで自信を失い、オランダユースとの親善試合では精彩を欠くプレイを連発、日向にキャプテンの座を譲る。
翼や若林の帰国、自身の立ち直りで自身を取り戻すも、ユース代表合宿で新監督・賀茂が連れてきたRJ7と練習試合を行い、敗戦。
そこで体調不良で入院する事になった見上の代わりに新監督となった賀茂に

「お前は大空翼がいなければサッカーが出来ないのか!?」

と精神面の弱さを指摘され、代表合宿追放を言い渡されてしまう。
その後父親の手助けもあって立ち直り、無事に代表に復帰。
しかしワールドユース大会直前に妹をかばって交通事故に遭い左足を負傷してしまう。

大会は欠場することになるが、必死のリハビリで決勝戦で復帰する。しかし試合中に同じ個所を負傷してしまい、1年間のリハビリ生活に入ることになる。
このためかねてより岬をスカウトしていたパリ・サンジェルマンへの入団が破談になってしまい、日本のジュビロ磐田に入団する。
怪我は完治したのだが、かなり無理も重ねたためか、もう一度、同じところを怪我すると二度とサッカーが出来ないと医師から言われている。

中学時代、翼が一番戦いたい相手として挙げていたのが、ウソのような零落ぶりとの声も。
またその家庭事情からか、炊事洗濯などの家事全般での高い能力を発揮している。
ちなみに、決して出しゃばらず優しく気配りが聞いて、味方を立ててくれる姿勢からかキャプ翼の人気No1キャラだが、男は『友達にしたい』女は『弟に欲しい』等の意見が多い。

必殺技


  • ムーンサルトパスカット
バク宙してハイボールのパスをカットする。綺麗に決まると気持ちがいい。
テクモ版では3から追加され、ゲームオリジナルと思われがちだが原作で岬が明和との試合で使った技。
バク宙の演出はパスカットが成功したときのみ発生するため割とレア。ドリブルを選択した相手からボールを奪った際には普通の接触プレイでボールを奪う演出になる。

  • 黄金コンビ(テクモ版では「ゴールデンコンビ」)
翼とのパス回しで敵陣を突破する。

  • ツインシュート
同じくらいのキック力を持った2人が同時にボールを蹴る事により、不規則な回転がかかりボールが分身するという凄まじいシュート。
小学生編の決勝で翼と岬が放つ。元々は試合の最中に「偶然撃ってしまった」代物。
その後、立花兄弟がスカイラブハリケーンのついでに習得すると安売りされるようになり、翼&岬はもとより翼&日向や日向&タケシ等が練習しなくても打てるようになった。
ゲームではさらにピエール&ナポレオンやカルロス&コインブラが打てる等バリエーションが豊富である。当時のサッカー少年はみんな真似した。

  • オーバーヘッドツイン
オーバーヘッドでツインシュートを放つ技。
原作ではサリナスに防がれるものの、あまりの威力にキャッチングが出来ず、彼の両腕を痺れさせた。

  • ジャンピングボレ―
低い浮き球から繰り出される岬の得意技。
原作では他にも使い手がいるが、テクモ版では5まで必殺技扱いを受けた使い手が岬のみだった。

  • グリーンカットパス
受け手に優しいパス。バックスピンがかかっている。

  • ブーメランシュート
WY編でRJ7に敗れ、自分を見つめ直す為に世界を放浪しながら、岬がアフリカで身につけた必殺シュート。
カーブをかけてブーメランのようなくの字の軌道を描き、相手DFの外側を抜けながらゴールにシュートする。
大きく曲がるカミソリシュート。

  • 閃光雷獣シュート
日向の雷獣パスから翼、岬がスカイウイングツインシュートを放つというWY編究極のシュート。
実際サリナスからあっさりゴールを奪った。撃った後フィールドにV1の文字が刻み込まれる。

  • スピードスライドシュート(S.S.S)
速く曲がるカミソリシュート。野球でいう高速スライダー。
リハビリ中に習得しジュビロ磐田入団後に披露した。・・・ブーメランシュートは?

  • スライダーシュート
GKの手元で急激に落ちるシュートで、元々はピエールの技。
ライジングサン編でのメキシコとの親善試合で一度だけ使用するも、あっさりとエスパタスに止められている。

  • ハイスピードトルネード・スカイアルファ
翼とのコンビ技。
空中で岬がトルネードアロージャンピングボレーで翼にパスを送り、それを翼がトルネードアローオーバーヘッドキックで打ち返すという物。
サンターナとナトゥレーザのフルメタルファントムの空中版ともいうべき技だが、あまりの威力とスピードにミューラーが反応すら出来なかった。


血縁者もしくは関係者

  • 岬一郎
岬の親父で流浪の画家。貧乏そうだがその後絵が売れて小金持ちになった。翼の両親を差し置いてフルネームがある。

  • 岬由美子→山岡由美子
岬の実母。岬を捨てて離婚し、その後再婚した。
TVで岬の活躍をみて岬を引き取りたいと虫のいい、とんでもない事を要求をした。
その時、僕は岬太郎だからと断っている。
後にWY編で岬が交通事故を負った際は、怪我が治るまでという条件ながら岬の面倒を見ている。

  • 山岡美子
岬の父違いの妹。この子をかばった為に岬は大怪我をした。
岬に
『私のお兄さんは全日本の岬太郎なんだって自慢していいですか?』
と聞いていた。

  • 早川あずみ
岬のフランスでの友達の1人。フランス版あねご。
岬に惚れているがニブチンの岬は全く気付かず。
ゲームのキャプテン翼Vでは岬にプロポーズ(みたいな発言を)された。

  • フィッシャー
  • ミッシェル
岬のフランスでの草サッカー仲間。
フィッシャーは岬がフランスジュニアユースの非公開練習に潜入するときの道案内をした。
ミッシェルはセーヌジュニアユースの中心選手。
国内ジュニアユースの大会決勝でピエール率いるボルドージュニアユースに0-3で敗れた際、
「岬がいれば*1、お前らには負けなかった」
とつぶやき、ピエールが
「負け惜しみを」
と返すと、
「負け惜しみじゃない、本当のことだ!!」
と反論し、興味を持ったピエールが岬に会いに行くきっかけを作った。
国内ジュニアユース大会の準優勝チームの中心選手なので、フランスジュニアユースのメンバーに入っていてもおかしくないはずだが、
選考漏れしたということは、カルボナーラ監督の構想に合わなかったのかもしれない。
ジュニアユース大会中は日本の応援をしてくれた*2


名言


『ボクは岬太郎』

『今は翼君の力はみせないほうがいい』

『おう 翼くん』

『勝つ! 勝つぞ!!
この大会が終わってしまえばまた ボクは ひとり
また みんなといっしょにサッカーはできなくなってしまうんだ!
フランスにいたって ボクは日本人
この先も 必ずボクは この全日本で 日の丸を胸につけ 戦っていくんだ!!』

『ボクにとって サッカーボールは永遠のともだちなんだ』

『ボクは このユニフォームを再び着るために帰ってきた
そして この日の丸のついた背番号11のユニフォームは もう誰にも渡さない』

『一番 サッカーを愛し 一番 サッカーを楽しんだ者こそが 世界一になれるんだ』


ボクにとって 追記・修正は永遠のともだちなんだ。

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最終更新:2025年04月18日 12:03

*1 岬は自分がクラブチームに所属すると、父親が帰国する際の足枷になると思い、クラブチームからのスカウトを断っていたのが作中の描写にある。

*2 流石に日本対フランス戦では母国フランスの応援をしたが次の日は再び日本の応援に戻った