登録日:2014/03/01 Sat 15:38:47
更新日:2025/07/15 Tue 09:10:53
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山内重保は
北海道出身のアニメ監督および演出家。
元は葦プロダクションに所属し、
東映に移ったのちフリーとなった。
一言で言えば、良くも悪くも演出馬鹿。
とにかく演出には凄まじいこだわりを持っているのだが、反対にシナリオ管理はおざなりだったりする。
放送終了後「尺計算を誤ってルナを掘り下げる余裕がなくなってしまった」と公言した「
キャシャーン Sins」や、
原作ファンから
レイプと呼ばれた挙げ句、監督が「失敗作」と言ったというデマが広まった「
夢喰いメリー」の例もある。
本人も本当はあまり監督業をやりたいわけではなく、絵コンテ・演出だけをしていたいらしい。
そしてその演出だが、かなり独特な表現を多用するため、賛否がハッキリと分かれやすい。
「
翠星のガルガンティア」6話の踊りのシーンのように、場面に合わせた演出とはいえ、敢えて画面を見づらくすることもあるほど。
また、「とにかく表情を見せたい」ということで、顔のアップを濫用するため、否定派からは特にそれが嫌われたりする。
一方、自然物のエフェクトには定評があり、上述したガルガンティアの他、
「
聖闘士星矢 天界編~序奏~」や「新世界より」10話などでは、美しい水の表現が見られる。
鬱アニメと名高い「
甲虫王者ムシキング」に代表されるように、シリアス面を強調した演出傾向が強い。
反対にコメディ回においては、そうしたシリアスな演出が噛み合わず、ギャグの勢いを削いでしまうこともある。
ベテランなこともあってか、同業者との繋がりは強い。
細田守や「
ハートキャッチプリキュア!」と「
聖闘士星矢Ω」(第二期)、「
ハピネスチャージプリキュア!」の監督である長峯達也などは、
彼の演出に強い影響を受けたと公言している。
また馬越嘉彦、羽山淳一、大塚健など、多くの有名アニメーターとの親交が深いため、彼のアニメの原画陣は、豪華な顔触れになりやすい。
特に羽山はフリーアニメーターであることもあり、事あるごとに自分の作品に呼びつけては、重要な役割を任せている。
主な監督作
追記・修正お願いします。
- 乙 -- 名無しさん (2014-03-01 23:24:16)
- なんだこれ -- 名無しさん (2014-03-02 17:01:54)
- 山内山内……うーん。まさかとは思うが、会津藩藩主の山内氏の血をひいていたらさりげなくすごいな、と思ったり。 -- 名無しさん (2017-03-27 12:47:57)
最終更新:2025年07月15日 09:10