ハートキャッチプリキュア!

登録日:2010/02/08 (月) 22:49:53
更新日:2020/01/15 Wed 22:33:41
所要時間:約 8 分で読めます





『ハートキャッチプリキュア!』とは『プリキュア』シリーズ7作目で、5代目にあたるプリキュアである。
放送時期は2010年2月から2011年1月。


◆概要

例によって世界観を一新しただけでなく、何と言っても 従来作と大きく毛色の違う絵柄 が特徴。
本作では、『おジャ魔女どれみ』シリーズでキャラクターデザインを担当した馬越嘉彦氏が
キャラクターデザイナーに起用されており、ぶっちゃけまんま『どれみ』の画風である。
本作の放送当時20代くらいの人間なら、キャラクターデザインを見ただけで「あ、同じ人だ」と気付いた人もいたかもしれない。


また、シリーズ構成は『どれみ』のシリーズ構成を担当した山田隆司氏が起用された。
作風は『どれみ』の系譜を継ぎ「人助け」「人情話」がメインに置かれた設定となっており、
「毎回悩みを抱えたゲストキャラが登場し、その悩みがモンスターとなって襲いかかる」
というストーリー展開が特徴である。
この「人の心を媒体に怪物が生まれる」という斬新なパターンは『プリキュア』シリーズに新しい風を吹き込み、
後年のいくつかのシリーズでも踏襲される事となる。


ちなみに、本作のシリーズディレクターは『どれみ』シリーズで演出デビューとなった長峯達也氏が担当しており、
馬越嘉彦氏と山田隆司氏の起用は、長峯氏の意向によるものであるとのこと。
この作品で久々に集合した『どれみ』スタッフの面々は意気投合し、
後に『おジャ魔女どれみ16』シリーズを始めとしたシリーズ再展開のきっかけになったという。


前情報ではそんなアクの強い絵柄に対して賛否両論だった*1が、
第一話放送時の出来栄えに、大きなお友達がハートキャッチされた。
変身アイテムがケータイから香水になるなど新しい試みもあるが、EDがCGのダンスだったり、
3人目以降のプリキュアの存在を匂わせるなど、前作を引き継いでいる部分も多い。


本作はプリキュア2作目の『MaxHeart』を僅かに追い上げ、『プリキュア』シリーズで過去最大の興行成績を記録。
ちなみに、この記録は2016年現在も破られていない。
他のシリーズに比べて女児向けコンテンツのライバルが多くなかった*2事も追い風だったと思われる。


今作では、より「子供向けへのシフト」を目標。
また、地上デジタル放送ではクイズでプリキュアポイントを溜めるなどの連動企画があった。

「その手は桑名の焼き蛤です!」
「合点承知の助!」

……子供向け?


◆あらすじ

中学2年生の「花咲つぼみ」は「謎の人物達が争い、木に咲いている花が全て枯れる」という不思議な夢を何度か見ていた。
数日後、私立明堂学園に転入したつぼみは、新しい生活を機に引っ込み思案を克服しようとするも、
クラスメイトの「来海えりか」にハートブレイクされて失敗。

その後、つぼみは自分の夢に出てきていた妖精に実際に遭遇。
「こころの大樹に花を咲かせて欲しい」と頼まれ、つぼみは一度は拒否するも、
謎の変人に「こころの花」を奪われたえりかを救う為、「プリキュア」に変身することを決意する。


◆主な登場人物

【プリキュア】
精霊に選ばれた、今時のキレやすい少女が変身する戦士。
馬越氏曰く「コンプレックスからの解放」というテーマがあるそうで、
各々の抱える弱さがキャラクターに設定されている。

花咲つぼみ/キュアブロッサム
(声:水樹奈々
鎌倉から引っ越しをし、希望ヶ花市の「私立明堂学園中等部」に転校してきた女の子。
眼鏡をかけた冴えない外見で引っ込み思案、素直で丁寧な性格&口調。勉強は古文と理科が得意。
転校を機にコンプレックスである性格を克服したいと思っている。歴代最弱のプリキュア(らしい)。
実家はフラワーショップで、将来の夢は宇宙飛行士。

決め台詞は「堪忍袋の緒が切れました!
高血圧。
性格に反して芯は強いらしく、初変身~名乗りまで見事なアドリブを決めた。


来海えりか/キュアマリン
(声:水沢史絵)
明堂学園の生徒で、つぼみのクラスメイト。
お節介でかなりマイペース、思ったことがすぐ口に出る女の子。
初登場時につぼみのハートと一部視聴者のトラウマをえぐりズタボロにしたが、本人に悪気はない。ウザかわいい。
変身で頬に手を当てるシーンにやられた者は多いだろう。

決め台詞は「今度までに考えとく!」ではなく「海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!

前作と違い物騒な口癖の二人。


明堂院いつき/キュアサンシャイン
(声:桑島法子)
第3話から登場。学園の生徒会長。
武術も勉強も得意という、文武両道を体現したイケメン……と思いきや、じつは女の子
家のある事情により「男装」して学校に通っており、ふだんは男のようにふるまっているが、
やはり女の子なのか、可愛い物にはメがない。
決め台詞は「可愛い~」ではなく「私の光で照らしてみせる
燃えと萌え担当。

えりか同様、「プリキュア」になる以前に「デザトリアン」化したことがある。
やはりスタッフは黄色い子好きなのか、総数約5000枚の変身バンクという気合いの入れっぷり。
その為、可愛さ余って憎さなんたらという少数意見も。
変身後の笑顔はとてもかわいい。


月影ゆり/キュアムーンライト
(声:久川綾
えりかの姉の来海ももかの親友で、つぼみ達の夢の中に登場したプリキュア。
当初は変身能力を失っていたが、復活。
つぼみ、えりか、いつきの後輩三人組より遥かに強い。もうあいつ一人でいいんじゃないかな
『今よ!』という台詞に視聴者大反響。
月光に冴える一輪の花、キュアムゥウウンライトォッ!

キラキラ☆プリキュアアラモードに琴爪ゆかりと剣城あきらが登場するまでは、現役としては唯一の高校生にして、最年長プリキュアだった。


【砂漠の使徒】
「こころの大樹」や「こころの花」を枯らして、世界征服を企む集団。

  • 砂漠王デューン
(声:緑川光)
「砂漠の使徒」のトップ。
ある理由から地球を砂漠化しようとするが、アニメではなぜかその理由が描かれなかったという、なんか扱いが悪いお人。


  • サバーク博士
(声:楠大典)
一昔前のロボットアニメのラスボスみたいな、中間管理職。「砂漠の使徒」の総指揮官。
キュアバーロー……もとい「ダークプリキュア」を生み出した。
謎の多い人物だが、その正体は……
教えてやろう、私がゆりっぺの父親だ


(声:高山みなみ
サバークが作った「プリキュア」。やたら強い。
黒尽くめの服にコウモリのような片翼、金と青のオッドアイとなんか色々詰め込んでるキャラ。
通称「キュアバーロー」。
キュアムーンライトのクローンで実質ゆりさんの妹


(声:高乃麗)
三幹部の紅一点。黄色いの
直情的な性格で、蠍の尾のような髪型。
初対面の際、えりかに「変な人」呼ばわりされた。


  • クモジャキー
(声:竹本英史)
三幹部の熱血担当。赤いの
武器は日本刀じゃなくて騎士剣。
島本和彦氏の漫画に出てきそうな姿である。


(声:野島裕史)
三幹部のイケメン。青いの
初対面のプリキュアに自身のプロマイド写真を投げ付けながら自己紹介するほどのナルシスト。


(声:金田朋子
人間から奪った「こころの種」を物に定着させて生み出された怪物。
元になった人間のコンプレックスやトラウマが鳴き声となる。


  • スナッキー 
個体差があり、デブやチビなど様々。南斗人間砲弾を習得している者も。
中身は砂。


【妖精】
変身に必要な「プリキュアの種」を生み出す。
発射された種子を受けとめるとか、今回のプリキュアはエロいですね。
「こころの大樹」を救うため、つぼみ&えりかに助けを求めた。
ちなみに、飛行用のマントにもなる。

(声:川田妙子)
つぼみのパートナーで♀。
コフレとそっくりで、装飾品の色がピンクで耳が上に立っている。
『技の脱糞』


(声:くまいもとこ)
えりかのパートナーで♂。
シプレとそっくりで、装飾品の色がブルーで耳が横に倒れている。
『力の脱糞』


(声:菊地こころ)
いつきのパートナー。
新たに生まれた妖精の赤ちゃん。
全体的に黄色い。
脱糞は今のところしないもよう。


  • コッペ様
(声:中の人などいない)
伝説の妖精だが、無口で喋らない。
薫子のパートナーで♂。
前情報の画像でえりかに抱き付かれていた為、登場前にして一部から殺意の対象になっていた。
度々現れる謎のイケメンさんの正体である。


(声:石田彰
ゆりのパートナーで♂。
ダーク戦にて死亡。
裏声出す気のないイケメン声。
この声で脱糞してたんだな……ジュルリ
「ん、心の種が産まれそうだよ……」

ちなみに名前の頭に「コ」の付く妖精は♂である。


【その他】
(声:坂本千夏)
つぼみの祖母で植物学者。植物園の園長で67歳。
むか~しむかしに「キュアフラワー」として戦っていたらしい。
文句なしプリキュア最年長。
なお、計算すると現役時でも既にムーンライトより年上となるとか。
クリスマスにゲスト的に復活した。要はウルトラの父


  • 謎のイケメンさん
(声:堀内賢雄)
つぼみ達のピンチを救った謎の青年。
一部では「絶望先生仮面」「キュアゼツボウ」などと言われたが、その正体は皆の予想通り、コッペ様だった。
正体が判明するまで、つぼみは彼のことを「イケメンさん」と呼んでいた。


  • 花咲空
(声:堀内賢雄)
薫子の旦那。故人。
初聞きでやたら渋い声で吹いた者も多い。
謎の「イケメンさん」のモデル。


  • 志久ななみ
(声:藤井ゆきよ)
愛称は『なみなみ』。
母性本能漂うファッション部のメンバー。
妹の『るみ』(声:玉川砂記子)がいる。


(声:置鮎龍太郎)
つぼみやえりかのクラスメイト。
えりか曰く『伝説の番長』。
お母様は17歳で巨乳。
そして男性初のプリキュア。
熱風にゆれる一輪の花!キュアファイヤー!!
後に、なみなみといい関係になる


◆変身アイテム

  • ココロパフューム
香水型の変身アイテム。普段や戦闘中はポーチになる。
プリキュアの種をセットして、自らに振りかけることで変身する。
「こころの種」をセットして振りかけることにより、その種にちなんだ能力を得られる。
(例:赤のこころの種→レッドの光の聖なるパフューム!シュシュッと気分でスピードアップ!)


  • ココロポット
「こころの種」を貯める壺。
ムーンライトの変身アイテムでもある。


  • ハートキャッチミラージュ
「スーパーシルエット」に強化変身するアイテム。


◆エピソード



◆余談

  • 事件解決後に毎回流れる某シーン
事件解決後に毎回流れる 強烈なバンクシーン に定評があり、 BPOのウェブサイトで真剣な苦情が紹介された事もある
流石に不味かったのか、後に下痢から固形へと変更となった。
BPOェ…
「俺たちは下痢がいいんや!」


  • 小説版
2015年には初代と共にまさかの小説化。
アニメでは明かされなかった3年前の戦いを含め、キュアムーンライト視点の物語が綴られる。
その他、原作ではやや駆け足気味だったクライマックスが大きく補完されている。
(中にはふたご先生が単行本で触れていた没設定の反映されている場面も。お蔵入りしていたプロットが小説媒体という場で日の目を見たのかもしれない)
原作ラストより更に半年後、メインキャラのさらなる後日談に触れられているので、ファンの人は必見。
詳細は『小説 ハートキャッチプリキュア!』の項を参照。



つぼみ「アニヲタwikiの花言葉は『豊かな追記修正』…wiki籠りさんならきっと素敵な追記修正ができます」

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