上杉秀彦

登録日:2014/03/04(火) 22:05:00
更新日:2023/05/07 Sun 21:12:03
所要時間:約 4 分で読めます




「夜・露・死・苦っ!」





上杉秀彦

CV:吉川虎範(ゲーム版)・置鮎龍太郎(CDドラマ版)

女神異聞録ペルソナ及びリメイク版であるペルソナの登場人物。
続編であるペルソナ2罪・罰にも登場する。




[概要]
通称は「ブラウン」。主人公のクラスメイトであり、染めた髪とゴーグルがトレードマークの少年。 クラスは2-4。
セベク編・雪の女王編共に選択メンバーであり、彼を仲間にしなかった場合は他のメンバーが仲間になる。
底抜けに陽気なお調子者であり、明るい言動やファッションセンスからクラス内での人気も高い。
一人称が「おれ様」で「でひゃひゃひゃ」という笑い声を上げるなど、どちらかというとふざけた態度や
調子に乗った物言いが目立つが、他人に気に入られたり煽てたりといった処世術にも長けているので
教師からの受けも良い。言い換えるならば典型的な長いものには巻かれろなタイプであり、
強い奴には滅法弱く、弱い奴には滅法強い。
パーティー加入後も冗談やとぼけた発言で場を和ませるなどムードメーカーとして活躍する。
各キャラの戦闘画面での愛称はブラウンが会話中に呼んでくれる渾名である。例外もあるが。



戦闘では槍とマシンガンを使用。
槍は攻撃範囲がやや狭い代わりに奥に長く、中衛に配置しても前衛越しに敵を攻撃することができる。
ちなみに最初から装備しているのだが、どこから持ってきたのかは不明
どちらの武器も攻撃回数が多く、技の値もそれなりに伸びるのでペルソナ次第ではあるが
物理・魔法の両面で安定した活躍が見込める。
同じ中衛タイプであるなんじょうくんと比べると打たれ弱い代わりに攻撃的なスキルを覚える
ペルソナと相性が高い。
最適性アルカナは正義。女神転生シリーズにおける妖鳥、軍神に属する悪魔が分類されており、
攻撃系の魔法や物理スキルを習得する。また速の値が高いペルソナが多いため、
降魔した際は補正を受けて戦闘の行動順も早まりやすい。
初期ペルソナは「ネヴァン」。専用ペルソナは「ティール」。
相性の悪いアルカナは「戦車」


悪魔との交渉手段は「ナンパ」、「世間話」、「笑わせる」、「驚かす」。
戦闘中でもおやじギャグを言ったり大声で悪魔を驚かせたりするなど、
交渉というよりは単にふざけているだけのようにも見えるが、意外と興味を持ってくれる悪魔は多い。
雪の女王編でなんじょうくんを仲間にしなかった際は、彼とエリーが交渉の主力となる。
ちなみに、同じ内面の悪魔でも内部で「女性」にはウケやすいが「男性」にはうまく行かない事がある。










以下、ネタバレを含む本編での活躍











[女神異聞録ペルソナ]
冒頭、主人公達に学生間で流行っているペルソナ様遊びを提案し、フィレモンと邂逅するきっかけを作ってしまう。
その際に気を失ってしまったのだが、主人公達よりも一足先に目覚めて別行動を取っていたため、
園村麻希の見舞には同行せず学校に残っていた。
セベク編では身を守るために警察署に駆け込んだが、既にゾンビ化していた警察官に捕まってしまい、
同じく捕まったマーク(彼は銃器を盗もうと忍び込んでいた)と共に牢屋に閉じ込められてしまう。
主人公達が(マークの)救出に駆け付けた際は戦闘に巻き込まれ、ペルソナを発現。
戦闘後は普段の調子を取り戻してヒーローになるために同行を申し出てくる(断ることもできる)。


雪の女王編では氷に閉じ込められた学校から脱出する方法がわからないため、
失恋のショックで自棄になった友人のトロが自棄食いしないよう、購買部などから食糧を隠してしまう。
しかし、この行動がトロの精神を追い詰めてしまい、彼のペルソナを暴走させてしまう。
またこの際にペルソナが発現し、学校からの脱出を目指して主人公に同行する。


同行中も終始、お調子者の態度を崩そうとはしなかったが、
それぞれの事情から悩み苦しむ仲間や敵の姿を目にして自分を見つめ直し、
中学時代にいじめられていたという自身の過去を明かす。
いじめの原因は授業中に大便を漏らしたという非常に屈辱的なもので、あだ名の「ブラウン」もそれに由来している。
そうした過去を消し去るために地元を離れ、実家からは決して近くはない聖エルミン学園に進学。
普段から過剰に明るく振る舞う事で周囲の注目を集め、好かれようとしたのである。
しかし、そうやって自らが作り上げた「ブラウン」という仮面を被り続けることに息苦しさも覚えており、
決意を新たにしてからは事件の元凶に対して嘘をつくのも逃げるのもごめんだと啖呵を切っている。


卒業後は持ち前のルックスと話術を活かして芸能界に入り、タレントとして活躍。
自身の恥ずかしい過去もあっさりカミングアウトして逆にそれをネタにするなど、
ささやかながらも大きな成長を遂げている。


選択メンバーであるためストーリーの大筋に絡むことはあまりないが、
実際にあり得そうな過去や悩みを持つ現実的なキャラクターであり、
ペルソナという作品のテーマにも非常にマッチした人物である。
また後のシリーズにも程度の差はあれど、密かに(本人にとっては)真面目な悩みを抱えた男子が登場しており、ある意味彼らの原点と言えるかもしれない。



上田信舟氏によるコミカライズ版では、警察署がカットされているので竹槍を片手に南条より先に主人公達と合流。
ペルソナの乱発で消耗していた主人公達が不意を突かれた際、ダジャレで悪魔をUターンさせるというファインプレーを見せる。
それまで悪魔は殲滅するか回避するかの二択しか取っていなかった主人公達に、悪魔との交渉という新たな選択肢を提示した。
というのも、合流時にはまだペルソナ能力に覚醒しておらず悪魔と正面を切った戦いができないため、ほぼやけっぱちでやったのが切っ掛けだったらしい。

セベクビル到着後もセキュリティサービスに押される主人公を助けるなど活躍をしていたが、武田戦で魔法の直撃を受けて重傷を負ってしまう。
ブラウンを除く全員はペルソナのお陰でかすり傷程度で済んだが、ペルソナなしで食らってしまった為腹部を裂かれてしまったのだ。
エリー達が回復に走るが、武田の猛攻は止まらない。
絶体絶命の窮地の最中、「死ぬのは嫌だ」という心の絶叫とともにペルソナに覚醒した。



[ペルソナ2 罪]
芸能活動を続けており、見た目と寒いおやじギャグのギャップから人気も出てきている。
基本的にただいるだけのNPCなのだが、終盤では街に襲来したラストバタリオンから人々を
守るためにかつての仲間と合流し、達哉達を最終ダンジョンへと送り出す。



[ペルソナ2 罰 -ETERNAL PUNISHMENT.-]
罪と同じくマルチタレントとして活躍中。
新世塾と繋がりがあると思われる占い師ワンロン千鶴を探るために珠閒瑠TVへ潜入する際に協力してくれる他、
天誅軍があふれ出した際は前作と同じく街の人を守るため、仲間達と共に天誅軍と戦った。













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最終更新:2023年05月07日 21:12