ホーリーナイトメア社

登録日:2014/04/20 Sun 23:23:04
更新日:2024/06/21 Fri 22:18:45
所要時間:約 9 分で読めます









「ホーリーナイトメア社の魔獣配信サイトにようこそ」



ホーリーナイトメア社とは、テレビアニメ版『星のカービィ』に登場する敵の組織のことである。




概要

本作のメイン、というか唯一の敵組織。ちなみに株式会社。
会長は闇の帝王ナイトメアが務める。
聖なる悪夢とは中々皮肉の効いた社名である。


魔獣の通信販売をなりわいとしており、
デデデ大王をはじめとした顧客のニーズに応えたものを売りつけている。
魔獣の殆どは、取り扱いを間違えれば大きな被害をもたらす凶暴なモンスターであり、一見無害そうに見えるものでも下手すると国を滅ぼす可能性がある。
また、商品も魔獣に限らず、要望に応えて何でも提供してくれるが、それらの殆どが危険を孕んだいわくつきの品々ばかり。
やってる事はまさに「死の商人」である。

このホーリーナイトメア社は、基本的にナイトメアが宇宙征服を進めるための足がかりに過ぎない。
数万年前にナイトメアが創業した時も宇宙各地に侵略し、銀河戦士団と戦争を引き起こした事があった。
(幸いにも宇宙征服の要「宝剣ギャラクシア」が手元に置けなかった為、本編開始時点では停滞している)

プププランドも本来ならナイトメア社の手に落ちるはずであったが、カービィの出現により阻止されてしまう。
以降、カービィをやっかむデデデ大王の愚かさを利用し、何かしら魔獣を購入させては間接的に始末を目論んでいる。


後にゲームでハルトマンワークスカンパニーが登場するまで、星のカービィシリーズ全体では唯一の「企業系悪の組織」だった。
悪の組織に限らなければ、更に後々『星のカービィ ディスカバリー』で「ホラインコーポレーション」「アライブルホールディングス」「ライトロンワークスカンパニー」の3社も登場。ただしこちらは作中において「過去にそういった企業が存在していたらしい」という程度の立ち位置で、特定のステージにその痕跡が残されるのみである。


事業内容

経営方針は意外と多角的らしく、魔獣以外にも色々な事業を手がけている様子。


魔獣配信サイト

ホーリーナイトメア社の主軸である商売。
顧客はテレビモニター等を介したやりとりで商談や注文を行い、
専用の転送装置「デリバリーシステム」を起動し、本社側から魔獣を送信してもらう。
顧客ごとに応対する社員が決まっているのか(そもそも他に社員がいるのか)は不明だが、
作中では主にカスタマーサービスがデデデ大王を担当している。
ノルマ制らしく、デデデが高額風邪ウィルスを購入しなかったらカスタマーの立場は不味いことになっていたらしい。


明らかに国境や惑星を超越した規模の商売だが、デデン以外の通貨の存在はよく分かっていない。
また、魔獣の値段もバラつきが大きく、時にはぼったくり同然の法外な価格をデデデにふっかける事もよくある。
デデデが日頃から非日常的な額の借金(後述)を負っている辺り、ツケ払いは一応許容されている様子。
もちろん、それはそれとして借金の取り立てを(強引に)実行することもある。


魔獣はナイトメアの手で生み出されることが分かっているものの、具体的な原理は不明。
しかし、銀河大戦時は無限に思える数を生み出していたため、
特に制約も原料も無いとすれば、完全ノーコストで商品を生産できるということになる。
そりゃ儲かって当然ですわな。


登場した魔獣については魔獣(星のカービィ)の項目を参照。



魔獣養成学校

魔獣を育て上げるための自前の養成学校。
花組、星組、月組、雪組の4班体制が敷かれており、
生徒達は調教魔獣の指導の下、トップスターを目指して厳しい毎日を送っている。どう見ても宝塚です(だだし宙組がない)本当にありがとうございました
第94話のファンファンもここの生徒であったが、あまりの厳しさにプププランドへ脱走して以来戻ることは無かった。


ちなみに作中で確認できる各組の生徒は以下の通り。
花組・・・Mr.フロスティ、ヤバン
星組・・・ジュキッド、ウィスカース
月組・・・ブーマー、ドゴン
雪組・・・ホットヘッド、ポピーブロスJr.

…言ってしまえば出番を貰えなかった原作キャラ共の救済だが、それにしたってメンツがかなり微妙である。



テレビ放映

自社のネットワークを通じて、宇宙中にテレビ放送を行っている。
(もちろんそこで放送する番組も自社がスポンサー)
形態的には民放の類であろう。
ただし、いかにナイトメア社の力でもド級に酷いアニメ番組の視聴率はどうにもならない。
また、番組の急な変更や取りやめには、これまたぼったくり級な多額の賠償金が伴ってしまう。
なおチャンネルDDDはプププランドのローカル局なのでこいつらは関わっていない。…筈。機材提供くらいはしただろうが。



人材派遣

顧客のニーズに合わせ、各分野の人物を現地に派遣する。
主に派遣されたのは以下の人物達。

  • コックオオサカ
  • ローリン(パピー・ポッティの作者)
  • Dr.モロー(DNAの権威)
  • オタキング(俺ら)
  • チップ(教師)

しかし、これも殆どが魔獣の化けた偽者であり、秘密裏にカービィ始末の任務を与えられている。
最後まで魔獣の描写がなかった普通の人は、皮肉にもあのオタキングぐらい。
他にも注文とは関係なしに、誰かしらの有名人や旧友に化けた魔獣を送り込むこともある。
チップも一応魔獣だが、やむなくナイトメア社と契約を交わしただけの善人。
各自の詳細はこちらも併せて参照のこと。
なおオタキングとは同名のキャラクターが後にスーパーマリオシリーズに参戦しているが全くの別物である。


ちなみに、元銀河戦士団のヤミカゲは魔獣としてプププランドに送られた為ノーカウント。
(星の戦士の出所を考えれば元魔獣が魔獣になっただけともいえる。)


その他事業

グループ会社か子会社かは不明だが、同じナイトメア社の系列には以下の会社も存在する。


  • ナイトメア出版社
コックオオサカの著書「めちゃグルメ食材大百科」の出版社。
ちなみに、この本はオオサカの来訪に困り果てたデデデ大王に無償提供された。
実際は遠まわしにカービィを料理させるための誘導。
オオサカも本人になりすました魔獣である。


  • ホーリーナイトメア・トイズ
玩具の販売会社。
魔獣に匹敵するパワーを秘めた物騒なペットロボットを販売する。
自爆機能搭載はもはや玩具じゃなくて兵器である。


  • ナイトメアツーリスト
旅行代理店。
しかし訪れた観光客達がマナー・モラル共に極めて劣悪であり、ププビレッジ住民からの評判は最悪。
代理店としての質も相当悪そうなことは確かなようである。


  • ナイトメアアパレル
かの問題作『星のデデデ』のスポンサーとして名前だけ登場。
やはり服は魔獣なのだろうか?


上記以外にもゴミ処理の業者等も存在する。



魔獣以外の商品

魔獣だけでなく、その他の商品取り扱いや発注には柔軟に応じており、レパートリーはかなり幅広い。


  • 工場の建設資材
  • 貯金箱
  • チョコカプセル第2弾(第1弾は既にタゴ&ガングが実施済み)
  • 学校キット(セット)
  • ポテトチップス
  • 回転寿司の機材
  • とあるエイリアンの美術品(貸し出し品)
  • パワップD/パワダウンE
etc…


ただし、当然といえば当然だが、単なる建設資材等を除くと殆どの商品には裏がある。
例えばチョコカプセル。
おまけのフィギュアは月の光を浴びると巨大化し、所構わず暴れまくるようになってしまう。
ポテトチップスやドリンク2種も、依存性が非常に強く
人体に悪影響を及ぼす危険な成分が含まれている。
ちなみにチョコカプセルのチョコはフームがもだえるほどまずい。
貯金箱はデデデ型の趣味悪い物で、これを通してデデデが呪いをかける事で催眠+強制貯金をさせてしまう。溜まったお金は銀行に預けさせて着服しようと企んでいた。
美術品は明らかに地球の産物。最終的に木っ端微塵となった為賠償金沙汰になったものと思われる。



ナイトメア大要塞

ナイトメア社の本拠地かつ本社とも言える建造物。
見た目は某ヤマトの白色彗星帝国みたいな超ド級規模の宇宙要塞であり、赤いコアのような部分が特徴的。


要塞外壁は無数のビルが立ち並び、対空砲をはじめとして無数の中華鍋野郎円盤兵器デスタライヤーが防衛にあたる。
有事の際には専用の射出口からデスタライヤーが出動。
要塞への侵入経路はシャッターで閉ざすことも可能である。


要塞内部は自動防御システムが攻撃を行うほか、
宇宙船の不法侵入を想定したと思われる巨大なセキュリティゲートで進行を阻む。
なお、船を降りる際はあまりに要塞内部が広大すぎるため、通路脇のレールリフトで高速移動を行う。


いつも魔獣を転送しているデリバリーシステムは、要塞中枢の司令室の一角に存在している。
カービィ達から見ると、意外と敵の本拠地が遠いようで近いところにあるという点が面白い。
ただし、作中ではデリバリーシステムを利用して直接乗り込む等といった提案は一切無かった。
まあ敵陣真っ只中という最悪の状況に飛び込むことを意味するため、仮に思いついても実行不可能に近い。
実際カラオケ大会でステージに見せかけて上手く転送台の上に立たせることによって、要塞まで送り込まれたカービィの周りには始末の為用意された魔獣が数匹待ち構えていたし。その時カービィはマイクをコピーして盛大に歌っていたので、耐えかねたカスタマーサービスによってすぐに送り返された。



余談

  • セキュリティについて
本社の物理的な防衛機構が万全に整っているように見えて所々穴があり、特にネットワークのセキュリティは非常にザル。
たびたびハッキングや電波ジャック、不正アクセスの被害を受けている。
これまでの主な被害は下記の6つ。


  • ナックルジョーに電脳空間で不正アクセスを受ける(19話)

  • 膨大な量のゴミを燃やしたいデデデ大王がハッキングで魔獣ダウンロード(ゴミの片付けを聞き入れずそれどころかもっと場所を提供しろと言われた報復)(33話)

  • デデデ大王による国家ぐるみの犯罪でテレビの電波をジャックされる(61話)

  • 養成学校の生徒であるファンファンにデリバリーシステムを起動されてプププランドに逃げられる。
    これについてはカスタマーサービスも「お恥ずかしい話」と失態を認めている(94話)

  • ナックルジョー、シリカ、オーサー卿達にデスタライヤーを奪われる(99話)

  • 特に武装していないカワサキ達に中枢への侵入を許してしまい時限爆弾(しかも中枢の100分の1程度の体積)を仕掛けられ要塞を爆破される(最終話)

本拠地が大きすぎる弊害として警備に所々穴ができた典型的な例とも言える。
ナイトメア大要塞ほど大きくない施設を持つものの警備の穴が目立たないハルトマンワークスカンパニーを見習え。(まあ、そのハルトマンワークスカンパニーもロボボアーマーを奪われる失態を犯しているし、そのロボボアーマーはカービィが奪ったことにより大幅な強化がされたのだが)


  • クーリングオフについて
4話「星の戦士のひみつ」によると、クーリングオフ期間は何と1時間以内という契約になっている。短いにもほどがある……。


  • 借金
デデデ大王には毎度のごとく料金を踏み倒されており、なかなか払ってもらえずにいる。
デデデの金遣いが荒いのかナイトメア社が超絶ぼったくりなのか、ツケの総額も相当ヒドイ事になっており
最高額はとある回でなんと



117京411兆2464億1370万8686デデン

なぁにこれぇ。

もはやインフレを超越した何かである。
現実離れし過ぎて逆に重みが実感できないかもしれない。
通貨が違えども日本やギリシャの国債を鼻で笑える上に、世界中の金をかき集めても届く可能性は限りなく低い。
一体どういう買い物をしたらこうなるのだろうか。
恐らくデデデ大王の借金は創作物史上最も額がデカいと思われ、次点と思われる両津勘吉の借金は1663兆2928億5903万8850円
単位の違いから単純比較はできないが、数値だけでいえば約117京もの大差を付けている。


この数字はカスタマーサービスがツケを払わせるためのハッタリという可能性も有り得るが、スカーフィの餌代が1日800万だった当たり、国際的には数万デデン=1円程度に価値がとんでもなく低い通貨なのかもしれない。それにしたって高すぎだが…
但し、32話「歯なしにならないハナシ」にて、タゴのコンビニエンスストアで電動歯ブラシが88デデンで売られており、59話「最強番組、直撃!晩ごはん」では400万デデンで車が買えるという描写もある為価値が著しく低いという可能性はあまり考えられない。
スカーフィの餌代にしてもフームが「まだあんなに食べるの…」と言われたり、エスカルゴンがペットフードの領収書を突きつけ「安い?これのどこが!?」と言っていたあたり、この餌代だけとびぬけて高いものなのかもしれない。
それなら今までの超高額請求の数々にも合点がいく。
最終回ではホーリーナイトメア社が壊滅した為、事実上この借金は踏み倒されたことになるが
国外のデデンの価値次第で経済への悪影響はいかほどのものか…


ちなみに借金とは別に会社の業績が非常に厳しいとの事らしく、歳末にはデデデに高額な風邪ウイルス魔獣と新製品マイクロナイザーのセットを買わせている。
ただ、これはあの口八丁な詐欺師のカスタマーサービスが発言元なので、どこまで本気にしていいのか信憑性は微妙である。
というか無限に軍勢を生み出せるナイトメアにしてみれば、わざわざ企業の体裁を取らなくとも、大戦時代のように物量作戦で一気にゴリ押しする手だってある筈(効率性、及びギャラクシアが手元にない件はともかく)。
あえて販売会社(の真似事)を重視するのは、彼なりに理由があるのだろうか。それともデデデ個人をおちょくっているだけなのか……*1
企業と名乗った以上は真似事でも金を請求しないと怪しまれる危険性もある。
カネゴン的魔獣がいる可能性も否定は出来ない。



全くの余談だが、プリキュアのあるシリーズにも「ナイトメア」という同名の組織が出たことから
一部では「ナイトメア社は地球で営業活動している」などとネタにされた事がある。
もちろん両者には何の関連性も無いので、真に受けないように。




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画像出典:テレビアニメ『星のカービィ』
アニメ内スクリーンショット
(c)Nintendo/HAL Laboratoly.inc・CBC
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最終更新:2024年06月21日 22:18

*1 そもそも無限に魔獣を生み出せる以上、利益にこだわる必要性がないのでよく考えるとデデデに借金取りを送ったりする意味がない。曲りなりに商売である以上は顧客と言えども筋を通してもらう、という事だろうか?