登録日:2014/04/20 (日) 23:25:08
更新日:2024/12/29 Sun 20:13:46
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概要
アニメ効果
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
【モンスター効果】
(1):このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行う場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
初登場は「遊矢vsストロング石島」戦。
手札の《
オッドアイズ・ドラゴン》が謎の力で
書き変わって発現。
《時読みの魔術師》《星読みの魔術師》がPゾーンに存在する事でP召喚された。
このデュエルでは効果で弱体化した《バーバリアン・キング》を戦闘破壊してフィニッシャーとなった。
初登場以降も、Pモンスターのまま現存している。
「遊矢vs柚子」戦ではアドバンス召喚もできる状況だったが、
他のモンスターのP召喚をするため《時読みの魔術師》と共にPゾーンに置かれた。
結果論だが、この時アドバンス召喚していれば勝っていたりするが、P召喚できてないので微妙なところ。
その後は権現坂との徹夜デュエルの271回目にてP召喚された。
以後は遊矢のエースモンスターとして幾度となく登場。主に魔術師コンビからP召喚される。
自身もPモンスターだが、立場上前線で戦うことがほとんどであり、Pゾーンに発動されたのは上述の柚子戦のみだった。
その後、シンクロ次元のvs徳松戦でも発動され、
道連れ効果を持つ《EMビッグバイトタートル》で自爆特攻させ、自身はP効果でダメージを防いだ。
……レベル5以上制限が付与され、Pモンスターサーチが省かれた以外、ほとんどOCG版と変わらない効果なのだが、
Pスケールの問題で現実ではP効果が使われることはあまりなく、さっさと張り替えに使われてしまうのが大体なので、
アニメにてP効果が使われた際には少なくない視聴者が慌てて《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のテキストを確認し、
あまつさえ隠された効果扱いされてしまった。解せぬ。
P召喚の性質上、倒されても幾度となく復活するため、過労死
フラグが立ってきた。
所有者同様、赤と緑を基調としたカラーリングが特徴で、
名前の通り右目が赤、左目が緑になっている(Pモンスターの色と関連していると思われる)。
遊戯王シリーズのドラゴンとしては珍しく、翼が無いため空を飛べない。これはルーンアイズ・ビーストアイズも同様。
アクションデュエルにおいては、遊矢を背中に乗せダッシュでフィールドを移動する。
決して極端に遅いわけではないが特段速くもなく、ドッタドッタ走る姿は格好良さというよりは愛嬌がある。
ちなみに
遊戯王主人公の使うエースモンスターとしても空が飛べない描写があるモンスターはこのカードが初。
3期OPではハイウェイを駆け抜けているのだが、シンクロ次元でのライディングデュエルに対してもこのカードのダッシュで並走すると思われていた。しかし、そんな淡い期待もなんのその……何故か浮いている。飛んでいるわけでも、ましてや跳んでいるわけでもない(ちなみに《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》等も同様に走ったりしない)。
良く見ると顔についているものはピエロなどが着けている仮面に見えなくもない。
遊矢のキャラ設定を加味するとこれは意図されているデザインなのだろう。
攻撃名は「螺旋のストライク・バースト」。各次元のドラゴンの中では、ブレス攻撃をメインとする。
モンスター効果名は「リアクション・フォース」。
コミカルなシーンが多いのも特徴。
16話での
もこみちミッチーとのデュエルではP召喚されるが、ミッチーのRCMの効果によって
ナポリタンをたらふく食べさせられ、
満足して爆散した。
このとき、「目が明らかに笑ってる」「ナポリタンをゴクゴク飲み干す」「食べ過ぎてボールみたいに丸くなり揺れる」等々の
非常にコミカル(かつえげつない)な表情を見せた。主人公のエースでこれほどの表情を見せたのは《ブラック・マジシャン》以来なのではないだろうか。
また53話での洋子戦では《スマイル・ワールド》の効果によりコラ画像にしか見えない違和感ありまくりの笑顔を披露。
視聴者の腹筋にダメージを与える。ある意味エンタメモンスターの鑑。
もしかしたらOP1のサビの《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》も実は何かに笑っていたのかもしれない……。
視聴者からの愛称は「オッP」。 非常に簡潔で分かりやすい愛称である。
OCG
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名の(1)(2)のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
アニメで存在しなかった(2)P効果が追加されたほか、
モンスター効果はレベル制限がなくなった。
大まかに分けて、戦闘ダメージを0にするP効果。
PモンスターをサーチするP効果、モンスターとの戦闘時、戦闘ダメージを倍にする効果を持つ。
(1)のP効果は、戦闘破壊は防げない事もありあまり役に立つ効果ではない。
あえて使うのであれば自分モンスターを自爆特攻させる時に役に立つかという程度である。
(2)のP効果は、実質上自身と攻撃力1500以下のPモンスターを入れ替えるもの。
Pゾーンのペンデュラムモンスターは書き換えできないのでこの効果は非常に有用。
ただし、このP効果は自分のエンドフェイズに発動するため、
サーチしたPモンスターを使ってのP召喚は次の自分のターンまでできない。
タイムラグはあれどノーコストでPモンスターをサーチできる効果は強力で、主にこの効果を目当てに採用される。
さらに破壊されたこのカード自身はEXデッキに置かれるため、
ディスアドバンテージなくEXデッキのPモンスターを増やす事ができる。
更に、サーチしたPモンスターで自身の
P召喚の条件を整えて一石二鳥……を狙いたいのだが。
モンスター効果である戦闘ダメージの倍加はアドバンテージにこそ結びつかないが、うまく使いこなす事で大ダメージを与えられる。
単純に考えて攻撃力0のモンスターを攻撃すれば5000ダメージであり、
攻撃力を上昇させれば強化値も倍になるため、容易に1ターンキル圏内に持っていく事ができる。
アニメ本編でも実際に1ショットキルしてるし。
このカードでPカードをサーチ→次のターンサーチしたカードでこのカードをP召喚…を決めてどんどん展開したいところだが、実は問題がある。
このカードのレベルは7で、P召喚を狙う場合スケール8以上のモンスターが必須となる。
しかし現状スケール8以上のPモンスターはほとんどがデメリットや制約を持ち、
このカードをP召喚できるのは主人公
榊遊矢が使う「魔術師」か、ライバル
赤馬零児の
DD(遊戯王OCG)しかない。
あるいはPスケールを変化させる速攻魔法《ペンデュラム・ターン》を使うのもアリ。
いずれにしろ、モンスターとしてこのカードを使うとなると、どうしても専用デッキになる。
事実上、Pモンスターをサーチする魔法カード扱いが基本。
今後、使いやすいスケール8以上のモンスターが来れば、多くのデッキでこのカードがP召喚される姿が見られるかもしれない。
破壊・バウンス耐性持ちの2500打点のメリット効果持ちモンスターがぽこぽこ湧いてくる環境がいいかはさておき。
…と思っていたら、ストラクチャーデッキ「マスター・オブ・ペンデュラム」にて相性のいいカードが収録され、このカードも再録が決定した。
今後に期待がかかる。
《
オッドアイズ・ドラゴン》と比較するとほぼすべてにおいて同ステータスでありながら、
こちらはPモンスターで『オッドアイズ』カテゴリモンスター。さらに効果もより強力と言うこと無しである。
ついでに酷評されている向こうと違って、こちらのイラストは割と高評価である。(ペンデュラムモンスター故のイラスト酷評はあるが)
またその派生の数も多く、現状ある召喚法全てを始めて網羅したモンスターでもある。詳しくは
コチラ
追記・修正はP召喚をマスターしてからお願いします。
最終更新:2024年12月29日 20:13