覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン

登録日: 2015/04/10 (金) 11:16:08
更新日:2025/04/06 Sun 14:44:33
所要時間:約 11 分で読めます





二色の眼の龍よ

その黒き逆鱗を震わせ 刃向かう敵を殲滅せよ!

エクシーズ召喚! 出でよ、ランク7!



怒りの眼輝けし龍


覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!




《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》とは遊戯王ARC-Vで登場したXモンスターである。


●目次

【アニメ版】

アニメ版テキスト

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻 3000/守 2500
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
デッキからPモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
ドラゴン族レベル7モンスター×2
(1):レベル7扱いのXモンスターを素材としてこのカードがX召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのレベル7以下のモンスターを全て破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードはこのターンに破壊した相手モンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3):このカードがフィールドから離れる場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
公式サイト「熱血!デュエル塾」46回より

アニメ版概要

顔や全体のデザインはオッドアイズに似る部分もあるが、
黒い体色、効果発動時により大きく広がる機械的な翼、下顎から延びる一対の牙など、《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の特徴も多く見られる。

効果は、X召喚成功時に相手のレベル7以下のモンスターを全て破壊してその攻撃力分のダメージを与える効果(1)「オーバーロードハウリング」と、
X素材を取り除くことで、このターン破壊したモンスターの数まで攻撃回数を増やす効果(2)。
すさまじい破壊力を持つ一方で、発動するためには「X素材がレベル7扱いのXモンスターであること」が条件という厄介な条件をクリアする必要がある。

攻撃名は「反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ」。
これもオッPの「螺旋のストライク・バースト」とダベリオンの「反逆のライトニング・ディスオベイ」を掛け合わせたようなものになっている。
破壊効果の効果名は「オーバーロード・ハウリング」。


さらに、このカードはXモンスターでありながらPモンスターとしても扱うという、初めてのカードでもある。
しかし今のところ作中ではPモンスターとして活かされたことはない。
一応、後述するペンデュラムに関する効果も持ち合わせてはいるようだ。

かつて赤馬零児が言っていたペンデュラムのその先にあたるカードなのかもしれない。

アニメでの活躍

初登場は第46話『反逆の覇王黒龍』。
オベリスクフォースの侵略にブチギレた榊遊矢が、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と
レベル7扱いにした《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を素材としてX召喚。
効果で3体の古代の機械猟犬を破壊し、さらに3回攻撃でワンターンスリーキゥ…をなし遂げた。

この時の遊矢は烈しい怒りに呑まれており、デュエル開始時から闇堕ちモード。
視聴者からも遊矢の闇堕ちは歴代主人公と比較されていたが、マジで覇王だったのだろうか?


その後、紫雲院素良との再戦で、再び《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》を召喚。
遊矢達から離れていった素良が戦うのをやめさせ、彼の無邪気な笑顔を取り戻す決意が篭っていたからか、
怒りに呑まれることなく遊矢自身の心を保ったままコントロールすることに成功している。口上がそのままとか禁句

赤馬零児との再戦でも召喚されたが、《DDD双暁王カリ・ユガ》との戦闘において返り討ちに遭う。

シンクロ次元編ではクロウ・ホーガンとの再戦で召喚。
召喚と同時にコース上で衝撃波を発生させ、コースのシステムを復旧不可能なまでに破壊している(何それ怖い)。
デュエルではクロウの《ABF-涙雨のチドリ》に戦闘で破壊されるものの、装備魔法の効果でカウンターを決めてフィニッシュを飾った。
戦闘では負けたが、デュエルの勝利に貢献したのであった。

後に明かされた覇王龍ズァークやその他覇王竜の存在も合わせれば、
遊矢とユートが統合された結果、ズァークの力の影響を受けて生み出されたモンスターであったと言える。


なお余談だが、遊矢が使用するオッドアイズ系列のモンスターでこのカードがようやく出た「完全な飛行可能なモンスター」である。




【OCG版】

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン
エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
デッキからPモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
ドラゴン族レベル7モンスター×2
レベル7がP召喚可能な場合にエクストラデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
(1):このカードがXモンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのレベル7以下のモンスターを全て破壊し、破壊した数×1000ダメージを相手に与える。
このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。

OCG版概要

クラッシュ・オブ・リベリオンで、看板モンスターとしてOCG化。
かなり特異な性質を持ったこのカードだが、OCG化にあたって効果の細部が変更されているとはいえ、基本的には見事に原作再現されている。

原作との違いとしては
  • このカードのP召喚に関する記述の追加(かつてのホープレイ同様、OCGで明言したというほうが正しいのかもしれない)
  • 効果(1)の発動条件が、素材がXモンスターであればレベル7扱いでなくても発動可能
  • 効果ダメージが1体につき1000ダメージで固定に
  • 連続攻撃効果が(1)の効果と統合され、使う際にX素材を使わず、攻撃回数が3回で固定に
  • 効果(2)のPスケール化効果が破壊時のみに



エクシーズ召喚条件について

レベル7ドラゴン族モンスター2体とされており、ただ出すだけならデッキは限られるが、一部テーマではそう難しくはない。

ただ、今まで素材候補筆頭だった親征竜は2015年4月から禁止のため、
安定して出しやすいモンスターとしては、《真紅眼の黒竜》や《ハーピィズペット竜》、Sモンスターなどがあげられる。

しかし、ただ普通のモンスター2体でX召喚してしまうと、(1)のモンスター効果を発動できない。
Xモンスターを素材としてX召喚を行う方法は、従来だとXモンスターにRUMを使うことだが、
大抵のRUMはX召喚先がCNo.やRRなどに指定されている。

1番簡単なのは闇属性・ドラゴン族・ランク5の《ZW-弩級兵装竜王戟》から《RUM-アストラル・フォース》をサーチ*1してランクアップする方法。
《ZW-弩級兵装竜王戟》自体はレベル5×2体から出せるが、希望皇ホープのX素材に《ZS-昇華賢者》を用いてサーチした《RUM-ゼアル・フォース》からランクアップしても良い。

このカードを出せるRUMには他にも《RUM-ソウル・シェイブ・フォース》と《RUM-幻影騎士団ラウンチ》があるものの、
前者はランクアップ元に墓地のRRエクシーズを指定するので狙って出すのに手間がかかる上、ビッグな愛幻征竜等の強力なライバルもいる為、中々厳しい。
後者はランク6・闇属性のエクシーズモンスターから即座にこのカードを出せるが、「X素材を持たない」と言う発動条件が若干面倒。1ターンにX素材を2つ消費出来る《交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン》を使いたい。


また、RUMを使わない場合にはどうするかというと、原作で使われ、このカードと同じパックでOCG化された《相克の魔術師》を使えば良い。
《相克の魔術師》はP効果で、Xモンスターをそのランクと同じレベルのX素材として扱うことが可能。
??「何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?

同時に《相生の魔術師》を併用すればランク変動もできるので、
ドラゴン族Xモンスターならランクを問わず素材にすることが可能となるが、
コンボに必要な枚数が増える上、《相生の魔術師》の効果が半ば《相克の魔術師》前提なので、
《相克の魔術師》のみで素材にできるランク7エクシーズモンスターを使った方が効率は良い。

組み合わせ次第では《相生の魔術師》と《RUM-アストラル・フォース》を使って出すことも出来る。

ランク7ドラゴン族エクシーズモンスターは、覇王黒竜を除くと現在6種類。

1つ目は《迅雷の騎士 ガイアドラグーン》。
ランク5か6のエクシーズモンスターを用意すればつなげられるため、選択肢は広い。
特に《聖刻龍王-アトゥムス》なら効果でもう1体の素材を用意した上で《迅雷の騎士 ガイアドラグーン》を重ねられるので、
《聖刻龍王-アトゥムス》と《相克の魔術師》さえあれば準備が完了する。

2つ目は、これも同じCOREで登場した《真紅眼の鋼炎竜》。
効果でレッドアイズを蘇生することが可能なので、《聖刻龍王-アトゥムス》と同じくランク7モンスターとレベル7モンスターを揃えられ、相性が良い。
種族・属性もマッチするため、名前も含めてなかなか映える構成かもしれない。

3つ目はストラクチャーデッキ「-マスター・オブ・ペンデュラム-」収録の《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》。
こちらも鋼炎竜の様にランク7とレベル7を揃えられる上にオッドアイズサポートも共有可能であり、
同ストラクに収録された魔術師Pモンスターのおかげで相生・相克も無理なく採用出来るので、現状では一番出しやすい組み合わせである。

4つ目はVジャンプの応募者全員サービスである20th ANNIVERSARY LEGENDARY DRAGONSで登場した《撃滅龍 ダーク・アームド》。
素材指定がレベル7モンスター2体以上のランク7のモンスターであるが、自分の墓地の闇属性モンスターが5体のみの時にレベル5以上のドラゴン族・闇属性モンスターの上に重ねてX召喚が出来るので、P召喚等を利用すればランク7とレベル7を揃えられない事もない。
条件は厳しいものの効果で相手モンスターを除去出来るので、覇王黒竜が対応出来ないレベル8以上やエクシーズ・リンクモンスターを退かせられるのは大きい。

5つ目はPREMIUM PACK 2019収録の《ダーク・アンセリオン・ドラゴン》。
覇王黒竜と同じP召喚条件を持つので、一度場に出して破壊し、Pゾーンでも破壊してEXデッキに表側で送ればP召喚でレベル7と合わせて並べられる。
とは言え手間がかかるにも程があるので相性が良いとはとても言えない。

6つ目はDAWN OF MAJESTYで登場した黒熔龍騎ヴォルニゲシュ。
攻撃する代わりに単体除去&破壊したモンスターのレベル・ランク×300ポイント分味方を強化する効果を持つ。
レベル7と同時に並べやすくする効果は持たないが、ドラゴン族モンスターを素材にしていれば自身の効果をフリーチェーンになり妨害カードとして機能するのでレベル7ドラゴン族を主体にすれば共存は可能。
ドラゴン族であればXモンスターでも良いので《相克の魔術師》を使用する際に、相手ターンに備えたい場合はこちら、このターンで勝負を決めたい時は覇王黒竜、と使い分けが出来る。

最後はレイジング・テンペストで登場した《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》。
覇王黒竜と同じステータス・P効果・素材指定・P召喚条件(詳しくは後述)を持ちながらも
スケールは1と使いやすく、
エクシーズモンスターを素材にしたなら
  • 確定2回攻撃
  • 素材1個消費で相手のカードを全破壊し、その数×200攻撃力アップ
と似た効果ながら確実性を高めた殺意溢れる効果になっている。


また、墓地に落とす手段やタイムラグは生じるものの、《銀河眼の極光波竜》の効果で墓地からEXを経由して重ねてX召喚する手もある。


モンスター効果(1)について

そこまで手間をかけてようやく発動できるモンスター効果だが、
相手モンスターの全体破壊効果に、バーンダメージ、連続攻撃能力とかなり凶悪。

破壊効果はレベル7以下のモンスターという制限なので、
切り札級のレベル8以上のモンスターやエクシーズモンスター、セットモンスターは範囲外になってしまう。
しかし壁モンスターを掃除するのには十分であり、おまけで1000ダメージずつとなかなかのバーンダメージ付き。

そしてこの効果の本命は3回連続攻撃
3000打点が3回攻撃すれば9000ダメージ分であり、ライフ8000からでも一瞬でゲームエンドとなる。

モンスター・ダイレクトアタックによる攻撃回数制限もないため、破壊効果から免れたモンスターがいても、
戦闘破壊してから追加攻撃でライフをごっそり持っていく。
さらに以前はモンスターを1体も破壊できなかった場合攻撃ができないというデメリットがあったが、2022年の裁定変更で可能になったため、効果の発動さえ通れば3回攻撃できる。
火力に命をかけた、超攻撃的なフィニッシャーと言える。



だが最大の問題点は、ほぼ全く同じ方法で呼び出せる《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》の存在
ステータスが全く同じ上にPスケールは1、バーン効果がない代わりにパンプアップ効果があり、破壊対象は相手フィールド全て&起動効果、消費する素材が一つで済む、攻撃回数は2回だが破壊効果とは独立=破壊に失敗しても2回攻撃は出来る、とほぼ完全に上位互換。
こちらが勝っている部分は上手くいけば大規模なバーンが見込めることと攻撃回数の多さ、召喚時の誘発効果なので召喚反応罠を踏んでも破壊&バーンが出来ること。

ダメージが欲しければこちら、大量展開する相手なら《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》と使い分けるのがベストだが、どちらか片方だけとなると《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》が優先されるのが現状である。

ただ、こちらには《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》と違い「素材を使用する効果」がないため、《鬼神の連撃》で2回攻撃させる、《エクシーズ・ギフト》でドローのモトにするなどの応用が利く利点もある。


ペンデュラムモンスターとして

本来ペンデュラムモンスターはメインデッキに投入するものだが、
このカードは初期状態でEXデッキにあるXモンスターでありながら、Pモンスターとしての特性もあわせもつ。
フィールドから墓地に送られる際には、代わりにEXデッキへ表側で送られ、以後はレベル7としてP召喚できる。
効果が使えなくとも、Pスケールさえあれば3000打点が何度も蘇るのは相手にとってかなりの恐怖となる。
なおこの特性により、このカードはX素材にしない限り基本的に墓地に行かないという性質を持っている。

表側の状態ではP召喚が中心となるため、X召喚とRUM等における「X召喚扱い」の特殊召喚では出せなくなる。
ただし、《エクシーズ・シフト》や《RUM-千死蛮巧》などのX召喚を無視して特殊召喚するカードを使って特殊召喚する事は可能である。

さらに、Xモンスターとしての特性上、手札・デッキに戻る際には代わりにEXデッキへと戻る。
この場合は裏側で戻るので、再び場に出す為には再度X召喚して出す必要が出てくる。

反面、EXデッキで裏側のこのカードをX召喚せずに出し、フィールドから表側でEXデッキへ戻った場合、
このカードをP召喚する事ができない。これは他のカードで言う「蘇生制限」に引っ掛かるからである。P召喚制限とでも言うべきか? 
いずれにしても、P召喚したければ一度正規の方法で出さなければダメ、という話である。

破壊された場合に、効果でPスケールとして置くことも可能。
その上P効果で、デッキから好きなPモンスターを置くという、こちらも超強力効果。
効果を妨害されなければ、その時点でP召喚の準備が整う。

自身のスケールは4と中途半端だが、もう片方のスケールを自由に選択できるので、高レベルモンスターのP召喚には不自由しない。
ただし、当然ながらスケールに置いた場合は自身を召喚することはできず、
また相手も承知しているので、自分で破壊しない限りは受動的な発動条件となる。


【派生カード】

10期の末になってこんなヤツが現れた。


覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン─オーバーロード

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚し、「リベリオン」モンスターまたは
「幻影騎士団」モンスター1体をこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
その後、自分のPゾーンのカード1枚を選んでそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
【モンスター効果】
レベル7モンスター×2
自分は「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン─オーバーロード」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
このカードは自分フィールドの「リベリオン」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もでき、
レベル7がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
(1):ランク7のXモンスターを素材としてX召喚したこのカードは
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

必殺技名を冠した別形態というべきカードで、バーン能力を削った代わり出すだけなら簡単になっている。
《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》、もしくは《覇王眷竜ダーク・リベリオン》を素材に直接出せるので、手軽に用意できる3000打点となる。ただしその場合、(1)の効果である3回攻撃は使えない。
一方【オッドアイズ】ならば《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》をエクシーズ→《グラビティ・コントローラー》をリンク召喚→《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》の効果で覇王黒竜を出す→《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》になる、という流れで呼び出せる。

設計としては「覇王黒竜を素材にして攻め、フルスペックの覇王黒竜を出す」ためのカードであり、
素の覇王黒竜に重ねて条件なしの3回攻撃→(2)の効果でペンデュラムゾーンに移動→次のターンでペンデュラム効果を使って素の覇王黒竜にエクシーズチェンジ→効果を使う、という構造。
素の覇王黒竜の弱点である「レベル8以上、もしくはレベルを持たないモンスターしかいない場合は何も出来ない」点に関しては《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》か《覇王眷竜ダーク・リベリオン》、《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》にエクシーズチェンジして対応が可能。X素材補充効果もあるので《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》も効果が使えるようになる。アンセリオン?知らない子ですね…
一応「幻影騎士団」にもエクシーズチェンジ出来るが、出し方の関係上そこまで相性が良いと言う訳でもないので若干オマケ気味。

足を引っ張るのが1ターン1度の特殊召喚制限。ペンデュラム効果で一度自分を特殊召喚する都合上、ターンをまたがないと次の《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》が出せない。

とは言え、覇王黒竜にとっては比較対象とされていた《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》との差別化が出来る様になった救世主とも言えるモンスターである。
勿論、従来通り《相克の魔術師》を採用すれば《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》とも共存が出来る様になっている。


また11期の末になってこんなヤツも現れた。

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、自分の墓地から闇属性モンスター1体を選んでこのカードの下に重ねてX素材にできる。
【モンスター効果】
レベル7のPモンスター×2
レベル7がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
このカードはX召喚されたターンにはX召喚の素材にできない。
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの攻撃力3000以下のモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

3体目の覇王黒竜。おそらく合体相手が《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》から《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》になったバージョン。
これまでの覇王黒竜とは打って変わって、バーンも連続攻撃もなく破壊効果も相手の攻撃力3000以下を2体まで、と派手さはないがエクシーズやリンクも破壊出来る堅実な効果になっている。
更に破壊されてPゾーンに移動しても、無条件でPゾーンから復活出来る様になっており、自力で素材も補給出来るため非常にしぶとく戦える。
また、「エクシーズ・ドラゴン」であるため《RUM-ファントム・フォース》に対応しており、ランク7の「リベリオン」モンスターなので《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》を重ねればあちらの3回攻撃の条件を満たせるのも魅力的。

ネックになるのはレベル7のPモンスター2体と言うややデッキを選ぶ素材指定と、X召喚されたターンにはX召喚の素材に出来ない制約。
特に後半の制約は即座に《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》を重ねられないため重く響く。
  • 《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》を重ねることは考えずにこのカードを単独採用に踏み切る
  • 破壊効果に巻き込んでPゾーン経由で再度出す事で「X召喚された」と言う情報を消す
  • 《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》の素材と割り切って《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》や《覇王龍の魂》などで召喚条件を無視して出す
と言った工夫をしたい。


【余談】

従来までの《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の(融合)進化形態は名称が「~・ペンデュラム・ドラゴン」だったが、
このカードは《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の進化形態でもあるという特徴を踏まえても
初めて「オッドアイズ」がついたオッP進化形態モンスターとなった。

どちらにせよ、オッ素には救いがないが





追記修正はエクシーズモンスターを素材に召喚してお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王
  • 遊戯王ARC-V
  • 遊戯王OCG
  • エクシーズモンスター
  • ペンデュラムモンスター
  • オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
  • オッドアイズ
  • ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
  • ランク7
  • 闇属性
  • ドラゴン族
  • ホログラフィックレア
  • 効果ダメージ
  • 星7
  • クラッシュ・オブ・リベリオン
  • 連続攻撃
最終更新:2025年04月06日 14:44

*1 正確には弩級兵装竜王戟でサーチ出来るゼアル・コンストラクションで手札1枚とデッキのアストラル・フォースを交換する。