超神星ネプチューン・シュトローム

登録日:2021/02/26 (金) 01:31:39
更新日:2021/02/27 Sat 23:31:54
所要時間:約 11 分で読めます







グランド・デビルの野望が生み出したフェニックスは、超大な太陽の化身を容易く深淵の渦へと沈めたのだった。




超神星ネプチューン・シュトロームとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。

概要

DM-21「不死鳥編 第3弾 封魔王の系譜(ヒストリー・オブ・デビル・ノヴァ)」にてスーパーレアで収録され、パックのパッケージを飾った。
初登場以降もDMC-38「キャッスル・オブ・デーモン」、DMC-61「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」、DMC-66「デュエル・マスターズ超ベスト」などで再録されている。
フェニックスとしては再録に非常に恵まれていたカードでもある。と言っても、ここ最近はインフレの影響もあってか再録は行われていないが…。

禍々しく巨大な翼と女性をイメージしたような雰囲気を宿したド迫力のイラストが特徴的。
スペックも不死鳥編フェニックスらしく非常に豪快なことから、高い人気を得ている。

スペック

超神星ネプチューン・シュトローム SR 水文明 (7)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV−自分のグランド・デビル、デーモン・コマンド、エンジェル・コマンドのいずれか3体を重ねた上に置く。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーをすべて、持ち主の山札の一番上に好きな順序で置く。
T・ブレイカー

進化GVのフェニックスだが、進化元には背景ストーリーでも関係性がある2種族の悪魔に加えてエンジェル・コマンドも参照の対象となる。
グランド・デビル以外はコマンド系種族と言う事で基本コスト設定が高いので、自身のコストの重さも合わさって多少使いにくいイメージが強い。
そのため、基本的にはグランド・デビルが進化元として第一候補になりやすく、種族デッキに投入されることが目立つ。
近年はデーモン・コマンドやエンジェル・コマンドはインフレに伴って軽いクリーチャーが増えているため、多少はその欠点は改善されている。
デーモン・コマンドやエンジェル・コマンドに水単色がいない点も惜しいが、インフレに伴って文明シャッフルも盛んな近年のDMでは将来的に出てくる可能性もあるのでそこにも注目したい。

メテオバーン能力は、相手クリーチャーを全て山札の上に送り込んでしまうという極めて凶悪な全体除去を持つ。
全体除去であるためにアンタッチャブルなども関係がなく、手札ではなく山札に送るので《時空の喧嘩屋キル》などのバウンスメタも通じないし、pigなどを発動する隙も許さない。
山札の上に送り込む性質から強烈なドローロックにもなるので、相手のバトルゾーンの再展開の難易度も非常に高く出来る。
進化GVの欠点としては場の頭数を大きく消費してしまうという一面があるが、このクリーチャーは全体除去を仕掛けることで相手にバトルゾーンの数のアドバンテージを与えないので展開負けしにくい点も大きい。

メテオバーンで全体除去を仕掛けた後は、攻撃力の高いT・ブレイカーという事もあってシールドに攻め込んで一気にゲームエンドに持ち込める
万が一仕留め損なっても上述したようにドローロックで反撃のチャンスを減らせるし、一度メテオバーンを使っても最低2回は再度使用できる。

しかし、全体除去と言う過激な破壊力を持つ反面、このクリーチャー自身にこれといった除去耐性がない点が大きな弱点だろう。
破壊やマナ送りではないタイプの除去の性質上、相手に再度クリーチャーを使われる可能性も与えるため、cipによる破壊効果などを持つクリーチャーがいる状況には弱い。
山札に戻す順番自体は相手に選択を委ねるため、cipなどは自由に再利用されてしまう。

重量級フェニックス全体の弱点もであるが、コスト軽減や踏み倒しの手段に乏しい点も辛い。
所持文明や進化元の種族の性質から考えるに、コスト軽減などに頼るよりは出せる盤面を整えながら召喚に必要なマナが溜まるまで時間を稼ぐスタイルを取る方が賢明だろう。
現在は登場当時と比べるとネプチューンですらも踏み倒せるカードは一応増えているので、そのようなカードと組み合わせて見るのも良い。

総評としては、上述したように明確な弱点自体はあるがそれが気にならない程度には強烈な破壊力を持ち、不死鳥編時期の最強候補のクリーチャーと言っても過言ではない。
進化元の種族デッキにおけるフィニッシャー候補としてシンプルに運用するのも良いし、ネプチューンを中心とした完全な専用デッキを組むのも良いだろう。

組み合わせたいカード

キングダム・オウ禍武斗 MAS 自然文明 (9)
クリーチャー:グランセクト 14000
マッハファイター
T・ブレイカー
破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。
轟破天九十九語 MAS 自然文明 (10)
呪文
各プレイヤーは、すべてのクリーチャーを自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。(マッハファイターなどの、そのターンの間働く能力は無視されない)

敵味方問わずマナを空にして強烈な踏み倒しを行わせる呪文面を持つツインパクトカード。

ネプチューンをマナに仕込んで轟破天九十九語を唱えれば、コストが重いネプチューンでも場に一気に踏み倒すことが出来る。
轟破天九十九語はcipこそ無効にしてしまうがメテオバーンには影響がないので、相手がマナから踏み倒した後にネプチューンのメテオバーンをぶち込めば相手の場は一気に壊滅する。
相手はマナが0の状態で場のクリーチャーを全て失い、大量のマナが場を経由して山札の上に戻ることで疑似ランデス+重すぎるドローロックという負担を与えられる。
ネプチューンは除去耐性の無さが欠点だが、轟破天九十九語はcipの効果を消すので相手のcipによる除去を避けられるという部分も良い。

ただし、轟破天九十九語を超重量級呪文なので唱えること自体は簡単ではなく、所持文明やクリーチャー面がネプチューンと組み合わせやすいという訳でもない。
それでも上述のコンボが決まればゲームエンドに一気に持ち込めることは間違いではないので、専用デッキを組んでみると面白い。

デュエル・マスターズ プレイス

超神星ネプチューン・シュトローム SR 水文明 (7)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV-グランド・デビル、デーモン・コマンド、エンジェル・コマンド
シンパシー:グランド・デビル、デーモン・コマンド、エンジェル・コマンド
メテオバーン3:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、相手は自身のクリーチャーをすべて、山札に加えシャッフルする。
T・ブレイカー

DMPP-08 第8弾「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」にて収録。

プレイス版進化GVフェニックス特有のシンパシーが追加されたことにより、重量級と言う弱点は解消された。
デーモン・コマンドやエンジェル・コマンドはシンパシー元としては扱いにくい部分もあるので、参照にされやすいのはやはり軽量のグランド・デビルだろう。

シンパシーが追加された一方で、メテオバーンによる全体除去はメテオバーン3になったことで一度しか使えなくなってしまった。
考えなしに取りあえずメテオバーンを起動する余裕があったTCGとは異なり、状況によって能力を使うタイミングを見極める必要性が求められることもある。
プレイスの仕様の都合もあってか、全体除去の山札送りは山札の上に置くだけではなく、山札に送ってからシャッフルするランダム性となった。
ドローロックとしては期待できなくなった一方で、TCG版の弱点だったcipやスピードアタッカーの再利用の可能性も低くなっており、一長一短な変更と言える。

ネプチューンの登場によってゲームエンド級のフィニッシャーを得たグランド・デビルは、種族デッキとして【グランド・デビル】を確立させることに成功した。
あくまで対クリーチャーに特化しているネプチューンでは難しい対呪文要員として《超神星マーキュリー・ギガブリザード》と両立して投入される場合が多い。
どちらも進化クリーチャーなのでデッキに何枚投入するかはプレイヤーの好みによるが、特に対呪文などを意識しない場合やカード資産的な余裕の都合からマーキュリー・ギガブリザードを入れないタイプも見かけることはある。

背景ストーリー

不死鳥編の数多くのフェニックスと同様に背景ストーリーでの描写はなく、詳しい動向は不明。
一応不死鳥編背景ストーリーの結末を考えると、何者かに撃破されていると思われる。

しかし、デュエル・マスターズ プレイスにおける背景ストーリーでは、何と不死鳥編時代のラスボスに設定が変更
絶望の不死鳥である《超神星ブラックホール・サナトス》の存在が抹消され、代わりに《超神星ビッグバン・アナスタシス》の対戦相手を務めることに。
実は能力的にもTCG版の時点から対照的な両者であり、印象的にも割と無理のない変更だったりする。
ちなみにプレイスにおけるボイスから察するに、人格的には女性であることが明確になっている。

ブラックホール・サナトス「通るかっ・・・・・・!こんなもん・・っ!」

プレイスにおいて判明したグランド・デビル産の不死鳥と言う出自だが、TCG版の背景ストーリーにも適応できるのかは不明。
様々な設定改変が行われているプレイス版の背景ストーリーはTCG版のパラレルストーリーと解釈できるようになっており、プレイス版の描写を純粋にTCG版の背景ストーリーに反映しにくい部分がある。

一応、TCG版において初登場でメインを飾ったパックが「封魔王の系譜」という名前だったり、何らかの関係性は持っている可能性はある。
ネプチューン・シュトロームの進化元がグランド・デビルの背景設定を強く反映されており、特にエンジェル・コマンドを素材とする点は天使を取り込もうとしてたグランド・デビルの性格が反映されていると解釈できる。
不死鳥編のフェニックスはどいつもこいつも背景ストーリーでは敵対関係のハイブリッド種族を進化元にしているので、ただの深読みの可能性も高いが。


◇デュエル・マスターズ プレイス版背景ストーリーでの活躍

新世界ではティラノ・ドレイクと同盟を結んで煉獄を解放したグランド・デビルだったが、その真意は水面下でのフェニックスの力の獲得だった。
最初は世界の滅亡を生き延びるために旧種族を取り込んでいた悪魔の活動は、いつしか世界全てを取り込むという活動に歪んでいた。

世界を支配する時が来たと確信した封魔達は、ついに「世界を深淵に導く存在」としてネプチューン・シュトロームを誕生させる。
《悪魔提督アルゴ・バルディオル》などはネプチューン・シュトロームを敬称で呼んでいることから察するに、主人と認識して従っていた模様。
ネプチューン・シュトロームはユニバース産の不死鳥ではなく、不死鳥と戦っていたはずのハイブリッド種族が生み出した超獣世界出身の超神星だったのである。

誕生したネプチューン・シュトロームは、太陽の化身として神にも等しい力で世界を極熱焦土に変えようとした《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》を深淵の渦に沈める。
このような強大な力を持つネプチューン・シュトロームに対抗するために《龍仙ロマネスク》や《極仙龍バイオレンス・サンダー》が仙界に過剰にエネルギーを送り込んだ結果、ビッグバン・アナスタシスが誕生。
「生命VS深淵」の構図となる中、ネプチューン・シュトロームの深淵に引き込む力はビックバン・アナスタシスの生命力と互いに力が打ち消し合ってしまう。
両者の激突は相討ちに終わったようで、戦闘の影響でフェニックスは超獣世界から全滅し、異次元空間の「ユニバース」も消え去ったのだった。

しかし、ネプチューンを倒すために仙界に送られたエネルギーがゴッドを出現させる原因となった。
そして、ネプチューン・シュトロームが消えてもなお収まらぬ憎悪と絶えない悪意を持っていたグランド・デビルに呼応し、《竜極神ゲキ》が超獣世界に飛来してくるのだった…。

余談

  • 名前は海王星を意味する「ネプチューン(Neptune)」とドイツ語で嵐という意味の「シュトローム(Strum)」を組み合わせている。

  • プレイス版背景ストーリーで瞬殺した《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》とのゲーム上での力関係だが、ネプチューン・シュトロームの除去ならばランデスを起動せずに山札送りに沈められる。
    一方、ゲーム的に見るとアポロヌス・ドラゲリオンが場に出た時点でネプチューン・シュトロームの召喚が間に合うかと言うと微妙な所。
    TCG版のアポロヌス・ドラゲリオン相手なら間に合うかもしれないが、プレイス版だとアポロヌス・ドラゲリオンのメテオバーンからゲームエンドに直行しやすい。

  • 唐突にライバルになった《超神星ビッグバン・アナスタシス》とは上述したように対照的な効果であり、どちらが先に場に出るかという所。
    コスト設定的にはネプチューンの方が有利だが、進化元の揃えやすさで言えばビッグバン・アナスタシスの方が上。
    プレイスでビッグバン・アナスタシスの大量展開にカウンターを仕掛けられればかなり爽快な気分となるだろう…まあ大量展開された時点で一斉攻撃を決められてゲームエンドになる可能性も高いが。

  • スマートフォン用ゲームアプリ『パズル&ドラゴンズ』でも、デュエマコラボにおいて登場。
    レアリティの低いいわゆるハズレ枠なので、性能に関してはお察し。
    尚、コラボではガチャから入手した《蒼神龍スペル・グレートブルー》から進化して入手することになっているが、実際のカードゲームではグレートブルーの種族であるポセイディア・ドラゴンはネプチューンの進化元には含まれない。文明、レアリティ、全体除去能力、グランドデビルから進化できる等、共通する点の多い《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》と取り違えたという説が有力。





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最終更新:2021年02月27日 23:31