村上草太(金田一少年の事件簿)

登録日:2014/08/10 (日) 23:26:11
更新日:2019/11/07 Thu 11:05:57
所要時間:約 6 分で読めます




金田一少年の事件簿』に登場するキャラクターの1人。

CV:青羽剛(第1期)
   浅沼晋太郎(R(リターンズ))


Caseシリーズ最初の作品である魔犬の森の殺人で、本作の主人公である金田一一の友人だった千家貴司が真犯人となり、逮捕されてしまった
この事に対して、読者からクレームが多数来たこと、
そして「ヒロインの七瀬美雪以外で、金田一の事を昔からよく分かっている存在」が非常に重要な物だと製作者側が気付いた為、
彼に代わる新たな「金田一の友人」ポジションとして作り出された。
(余談だがそれに伴い、墓場島殺人事件で登場した岡崎浩司郎にも「金田一とは友人関係であった」という後付け設定がなされ、
準レギュラーとしていくつかの事件に登場するようになった)


と言うのが、(一般の読者及び視聴者達の見解を含めた)彼の登場理由となっているのだが、
公式ガイドブックでは彼の登場理由を、「一と美雪のラブコメをもっと出したくて、起爆剤として入れた。」としている。
確かに最初はラブコメにおける爽やか系ライバル的な登場を果たしたが、下でも記述する様に現在では起爆剤としてはあまり役立っていないのが現実である。



不動高校2年。
金田一とは中学時代からの友人小説『金田一くんの冒険』によれば小6の頃からの付き合いで、現在では彼と同じミステリー研究会に所属している。
その一方で親が弁護士な事もあってか、本人も弁護士志望で塾通いをしている。
つまり部活と塾のかけもちをしている状況で生活をしている(獄門塾殺人事件以降は不明)。
身長は170.6cmで、金田一よりも3cm高い(…はずなのだが、公式ガイドブック等では金田一の身長も170cmということになっている。自称って書いてあるが)。
顔立ちも爽やかなのだが、風貌が1期とR(リターンズ)で大きく変わっており、1期では茶髪に体も若干色黒で別人レベルだったが、Rでは一転して黒髪に色白で原作とほぼ同じとなった。
性格は真面目で、ふざける金田一にツッコミを入れるシーンが良くあるが、金田一同様意地っ張りなところもたまに見受けられる。

上記の性格からボケに回る事はあまり多くないが、露西亜人形殺人事件の冒頭では、美雪がミステリー研究会会長として張り切る姿に呆れる金田一に対して、
彼女が「最低でも週3回は図書館でミステリー物を借りて読んでいる。」と言う、美雪本人に何度も話を聞くか、
毎日図書館に行って、彼女の事を調べでもしない限りは分かり得ない様なストーカーじみた事を言い、金田一にツッコまれている。

本作のヒロインである七瀬美雪の事が好きらしく、フィルムの中のアリバイは、金田一が彼と美雪の仲を疑って、調査するところから始まっていく。
この事からも分かる様に金田一と彼は恋のライバル関係にもある。
初登場の頃は短編にしか出ておらず、短編は比較的軽いノリも多いため、
金田一が草太の爽やかさに危機感を覚え、「さり気なく」を装って草太に差をつけようと必死になるギャグ的な描写が多かった。
ただ、草太自身は、美雪が金田一の事を信頼していること自体は知っている為、作中で直接的に張り合う場面は一切ない。
さらに、美雪からはただの友人としか見られていないため、実際には、ライバルとしての役目は、殆ど果たせていない。
「金田一37歳の事件簿」にて20年後の時点で(美雪以外の女性と)結婚し、子供もいる事が判明している。
長編に登場するときはギャグ描写が必然的に抑えられることもあり、ライバル要素が一切なく、ただの脇役ポジションとなる。
美雪が金田一に信頼を寄せている事もあってか金田一本人とも仲は良く、彼等を自分の田舎に誘ったり、塾を紹介してくれたりする事がある。

因みに彼の通っている不動高校は東京にあるという設定だが、彼自身は千葉県、さらに言うと臨海部の田舎出身。
金田一達は普通に東京生まれ(正確には金田一の本籍地は埼玉県)なので、中学、高校が一緒である所からして、恐らく電車通いか、中学以前に東京に引っ越して来たかのどちらかと見るのが妥当だと思われる。

初登場は天草財宝伝説殺人事件だが、この時はただのゲスト的な登場だった。
この後、短編作品フィルムの中のアリバイで再登場し、準レギュラーの地位を獲得した。
その後はゲスト的な出演がしばらくの間続いたが、獄門塾殺人事件で、長編初の容疑者入りを果たし、
他にも様々な作品でトリックを解くきっかけになったり逆に事件を起こす遠因になったりという重要人物になる機会が出て来た。
現在は再びゲスト出演としてのポジションに戻っている。
因みに原作で彼が重要人物となった作品は短編・長編両方を含めて6作品あり、ゲスト出演を含めると現在までに18作品に登場しており、
どちらの部門でも金田一・美雪以外の不動高校のメンバーの中では最多であり、同じく準レギュラーの中でもかなりの登場率を誇る
しかし、残念ながらアニメ版では1期後半に入ってからやっと登場したうえにゲスト登場の回での出番をほとんど潰されてしまった為、出番は激減している。

なお、彼がミステリー研究会に入部したのは、本編中での描写や本人の発言から、少なくとも金田一&美雪が入部した学園七不思議殺人事件より後になるのは確実なのだが、その詳しい時期は原作ではっきり書かれていない。
(吸血桜殺人事件で、真壁からも「いつの間にかミス研に入っていた」と指摘されている。)
手がかりとして、金田一少年の殺人で、金田一&美雪が佐木2号こと佐木竜二に初めて出会った時に、余りにも兄である佐木1号こと佐木竜太に似ていたことに驚いたのに対して、
ある作品内で草太が彼に初めて会った時に(盗撮には驚いたが、)リアクションが2人程強くない所からして、
かつてミステリー研究会の部員だった竜太の事を知らない可能性が極めて高い。
この事から彼の入部した時期は、竜太が殺されてしまった異人館ホテル殺人事件より後である可能性が高い。
アニメ版では竜太が普通に生きていて、依然ミステリー研究会に所属しているので、当然彼の事は知っている。






以下、彼が特に重要な役割を持った、または事件の遠因を作った人物として関わった回。


ゲスト出演であり、あまり事件(というか事故)自体には関わってこないが、
美雪が事故に巻き込まれる遠因を作ってしまった(もちろん彼自身には何の落ち度もないが)。


彼が本格的に事件に関わることになった初の事件。
容疑をかけられてしまった美雪に代わって彼が金田一の助手(?)ポジションに収まった。
アニメ版では、美雪がプールに来る理由が「草太からチケットを貰った為」に変更された為、またしても事件に巻き込む遠因を作ってしまった。
ちなみに美雪の水着姿を見たときは、金田一と共に下半身の都合が悪くなっていた


上記の事件の気分転換として、金田一と美雪を田舎の民宿に連れてきたが、またしても事件に巻き込まれてしまう。
なお、アニメ版ではこの時点では草太はまだ登場しておらず、
彼のポジションは金田一達の後輩である、佐木竜太が代行した。


アニメ版ではこれが初登場。初めの部分で屋台でたこ焼きを作っている場面があったが、これが金田一の推理の助けとなる事に…
なお、先述の千家も誰が女神を殺したか?で同様にたこ焼き屋をやっており、「千家の立場を引き継いだ」とも取れる話である。


初めて長編で重要人物かつ容疑者となった事件。
金田一と同じ合宿所にいて、彼等とは違う方の合宿所に行ってしまった美雪に代わって助手的なポジションについていた。
ちなみにアニメ版の彼は被害者の1人を見つけた時にすごい顔になっている

ドラマ版では登場せず、佐木竜二が彼ともう一人別の人間の役を兼ねた存在として行っている。


ゲスト的登場ではあるが、さりげなくヒント要員にもなってくれた。
金田一史上最強クラスの外道兼今回の被害者で、転校してきた多間木の事をよく思っていなかった。
そして彼が出てくる回では、初めて長編で不動高校で殺人事件(3件(内1件は未遂)の内の1件だけだが。)が起こる。(学園七不思議殺人事件も加えると長編で不動高校で殺人が起きるのは2回目。)












【以下、彼の読者からのポジションについて】














と、ここまでこの様に書いてきたわけだが、「金田一の友人」ポジションであり、
準レギュラー」である彼、村上草太には「ある疑惑」が浮上している。
それは…






このままいくと彼は犯人or被害者になってしまうのではないかという疑惑である。


事実、これまでに金田一と親しかった者で犯人になってしまった者、被害者になってしまった者は多数いる。

これだけでも悲惨なのに、金田一では準レギュラーがこの例に当てはまってしまった事件がある。しかも複数。
つまり、たとえ準レギュラーでも安心はできないのである。

制作側もそれは意識していたようで、先述の千家についても
「お前のダチってだけですでに殺されるカクリツ高いのに」(短編集1巻おまけ漫画「KMR」)
という台詞がある。


そして、この2つの条件を同時に満たしている彼は、次期容疑者の最有力候補の1人となってしまっており、
彼がメインに関わってくる場合、一部の読者からは非常に不安がられる。事実、獄門塾殺人事件で彼が容疑者入りした時は不安な人も多かったはず。


果たして彼が真犯人or被害者になってしまう日は来るのだろうか…?


…なんて言われていたが「金田一37歳の事件簿」第1話から一の飲み仲間として普通に登場したため、少なくとも「金田一少年の事件簿」では死ぬような目には遭わない事が確定した。
職業は地元信用金庫課長。既婚者で子供も2人いるらしい。
20年経っているので犯人になる可能性がないとは断言しきれないが、幸せな家庭を築いているようなのでその可能性はかなり低い。




なお余談だが、アニメ版では1期からRへ移った際、過去に2回以上登場しているキャラクターの声優はほぼ全員過去のキャストが続投したのだが、
彼の場合は1期の声優だった青羽剛氏が基本的に副業禁止である劇団四季に入団したため、Rでは新たに浅沼晋太郎氏が声優を務めるようになった。
そのため、メインキャラクターの中では声優が変わっている数少ないキャラの1人となった。
(ちなみに、岡崎も1期とRで声優が異なるが、岡崎の方は1期の出番は墓場島殺人事件のみである)



曖昧な記憶の部分が多々ございますので、追記・修正の方、どうかよろしくお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/