埼玉県

登録日:2010/03/20(土) 00:00:09
更新日:2021/07/13 Tue 08:52:41
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関東地方に位置する県。
日本の首都がおかれている東京都の北側に隣接しており、大都市圏の郊外としての性質が強い。所謂ベッドタウンである。
注意すべきは、地方出身者(東北地方など)が多く、毛色が合わない人はとことん合わない。


また、日本で8つある内陸県の一つであり貿易港や臨海工業地帯を有さないものの、日本の都道府県中、人口は7,194,556人(2010年)、県内総生産は20兆3000億円(2011年)で共に第5位。
人口密度は1,905人/㎢の一部をなしており平地が多い。平地部においては、東京に隣接する南側ほど人口が密集し、逆に北側ほど農地が多くなるという傾向がある。

県庁所在地であるさいたま市は、内陸県にある最大規模の都市であり、内陸県唯一の政令指定都市でもある。
浦和、大宮、与野ら3市の合併により誕生し、後に岩槻も加わって4市分となった。


■埼玉県の交通事情
2015年の利用者数ランキングで埼玉では唯一全国ベスト10入りを果たしている大宮駅が存在する。
東京と信越、東北とを結ぶ路線の分岐点ともなっており、私鉄も含めると14もの路線が乗り入れる大ターミナル駅である。
そのため東京方面や新幹線によって地方に出るのは非常に楽である。その代わり県内移動は極めて弱い。
東西方面は特に顕著。北に秩父鉄道、南にJR武蔵野線。その間にあるJR川越線東武野田線の3つのラインのみで後はバスしかない。
3本もあれば十分なように見えるが……

 ・秩父鉄道→オール単線 本数極少数 ついでにICカードの類は一切使えない
 ・川越線&野田線→どちらも一部を除いてほぼ単線 本数少ない 会社が違うので当然乗り換え必須(大宮駅)
          川越線は川越で運転系統が分断されてるのでさらに西に行こうとしたらそこでも乗り換え必須(まず行く用事がないと思うけど)
 ・武蔵野線→唯一まともだけど本数は少なめ 西武線との乗り換えがけっこう大変(新秋津駅) そして風に弱くてすぐ止まる

というわけで、要するに南北の移動は容易いが、東西の移動がほぼ皆無と言いたくなる状況なのである。
それゆえ東西の移動より都内への移動の方が早いなんてのはよくある話。

ひとつ例を挙げれば、大宮駅から西武ドーム(所沢)まで電車を使って行く場合、その時間帯にもよるがだいたい約1時間半弱かかる。
それに対し都内の東京ドームや神宮球場であれば1時間弱で到着し、さらに新幹線を使っていいのならば宮城県にあるKoboパーク宮城へも1時間半で行けてしまう。
いかに東西移動が不便かわかっていただけるであろう。
このため多くの埼玉県民(大宮民など)は西武ライオンズのことを「埼玉のチームじゃない」と思っているとかいないとか…

北側なんて自家用車がなければ移動すら出来ないかも…。
頭の使い方が試される…いや、試される余地すらないかもしれない。
本当に東京隣接県なんだろうか……?

ついでに言うと、東京方面に関しても東武本線(スカイツリーライン)には山手線への乗換駅がなく北千住から常磐線や千代田線を経由しなければならないため若干不便。

ちなみに「池袋は埼玉の植民地」と呼ばれることがあるが、これは西武池袋線や東武東上線がある西側や埼京線がある中央部に限った話。
足立区や台東区などの下町にしか繋がってない東側の東武本線利用者には全く無縁の話なのである。

高速道路は東北自動車道や関越自動車道があり、東北方面や信越方面へ向かうのは容易である。
ただし例によって東西方向に走る高速道はなく、車移動でも東西移動は苦戦を強いられていた。
だが後に圏央道が完成し、この大動脈2本がつながったことによって東西方向への移動がいくらかしやすくなった。



■埼玉県の日本一
「市」の数(40市)。
県の面積に対する川の割合。
鯉のぼりの生産量。
雛人形、五月人形の生産高。
足袋の生産量。
アイスクリーム
パスタの消費量。
ネギの収穫量。
ブロッコリーの収穫量。
コマツナの収穫量。
ケーキの消費量。
CDプレーヤーの生産量。
シャープペンシルの生産量。
イオンレイクタウン。国内最大規模のショッピングセンター。


■主な市町村
  • さいたま市
現県庁所在地にして埼玉県唯一の政令指定都市。
浦和市、大宮市、与野市が合併して誕生し、後に岩槻市もしれっと編入。
旧県庁所在地である浦和市と大ターミナル駅を持つ商業地区大宮市による主導権争いは激しく対立の溝は深い。
同一市に2つのJ1チームを持つ珍しい市であり、それぞれの旧市の仲の悪さもあってさいたまダービーは殺伐とした雰囲気を醸し、さながら代理戦争の様相を呈する。

  • 川口市
東京都と接する県南の市であり人口はさいたま市に次ぐ規模。自称「ほぼ東京」。
その地理的位置から東京都へ通勤・通学する市民も多く、県内で最も県民意識が薄いとも言われる。都民面しているとも言われる。
西川口駅周辺はかつては全国的に有名な風俗街だったが一斉摘発により現在は閑散としており、ハングルなどの看板が目立つ。
かつては鋳物の街として栄えたが、衰退後は鋳物工場跡に高層マンションがボコボコ建ち、荒川を挟んだ対岸の東京都北区より都会っぽくも見えたりする。
パンの袋を留めるのでお馴染みバッグクロージャーの、国内唯一の生産工場がある。

  • 川越市
小江戸と呼ばれる古い街並みを残しており、観光地として名を馳せる。でも駅前は普通の地方都市。
実は県内で最初に市となっていたりする。これらのことから市民は川越に対してけっこう強いプライドを持っている。
ウォーターボーイズの元ネタとも言われるらしい川高水泳部の文化祭の出し物(男子シンクロ)が有名。

  • 所沢市
先述したとおり、埼玉西武ライオンズの本拠地西武ドームがある。
トトロの森も所沢市内に存在するが、意外と市民にもどこにあるか知られていなかったりする。
西武線への依存が強い。というかほぼ100%。

  • 越谷市
後述するイオンレイクタウンが完成し一気に全国区の知名度を得た。
それまでは市の規模の割には地味。周りのメンツ(煎餅、クレしん)も濃いせいもあるが。
数多くの河川が流れており、「水郷(みず)のこしがや」とも呼ばれ、小学校の校歌の歌詞にもなっていたりする。
国の天然記念物に指定されているシラコバトは、かつてこの越谷市近辺でのみ生息が確認されていたが、今は北関東を中心に生息エリアが広がっている。

  • 蕨市
市としては人口密度が全国一位であり、同時に日本で一番面積の狭い市である。
成人式の発祥の地(呼称は「成年式」と微妙に異なる)。
JR蕨駅は川口市とのほぼ境にあるため、最寄りが蕨駅という川口市民も多い。
プラモマニアの間ではある意味伝説のB級プラモメーカー、アリイこと有井製作所(現社名マイクロエース)の所在地でもある。
字の難しさからか某番組で石原良純が書けなかった市名としても有名で、市としても書き順Tシャツや書き順手拭などを販売するなど積極的にネタにしている。
リンゴとしては北半球最速で収穫できる(6月半ば)新品種「わらびりんご」が存在する。ただし酸味がかなり強いため、生食には向かず専ら加工用。
最近では市内にクルド人がやたらと増えており、ワラビスタンなどと呼ばれることも。

  • 熊谷市
日本一暑い街をやたらと押しまくる県北の市。
事実夏はクソ暑いが冬は氷点下まで下がることもあるほど冷え込む。
イメージ悪化につながるとかで、最近は暑い街推しをやめたとかなんとか……

  • 秩父市
西の果てにでんと鎮座する埼玉最大の市……広さ的な意味で。
2005年に旧秩父市と周りの町村の大半がこぞって大合併。
この時にもともと広大な広さを持っていた旧大滝村も合併したため、とてつもない広さを誇ることに。
下記の長瀞町、上記の川越市とともに数少ない埼玉の観光地としてもそこそこ有名。
また、『仰げば尊し』の後継の卒業式定番ソング『旅立ちの日に』発祥の市でもある(秩父の中学校の教師達によって作詞作曲された)。
近年は笑点林家たい平が出身地アピールと山梨県大月市との大月秩父代理戦争をしている事でも知名度を上げている。

  • 長瀞町
長瀞渓谷にある岩畳は有名であり、かのナウマン博士によって発見され「日本地質学発祥の地」とも言われる。
最近では阿佐美冷蔵のかき氷が有名になり、夏の休日などは行列ができるほど。

  • 鴻巣市
県内唯一の免許センターがある。
「ちょっと鴻巣行ってくる」と言われれば大半の県民は事情を察する。

  • 戸田市
戸田競艇がある。実は県内でも有数の財政安定市。そのため川口市や蕨市との合併を拒否している。
川口のオートレース、浦和の競馬、大宮の競輪と併せ4大ギャンブルスポーツが県南で楽しめる。
なお、公営ギャンブル4種が揃っている都道府県は埼玉と福岡のみ。

  • 三芳町
多くの企業の工場がある。こちらも戸田同様財政は安定している。そのため富士見市や旧上福岡市、旧大井町との合併を拒否している。
その結果……↓

  • 富士見市&ふじみ野市
上福岡市と大井町が合併、ふじみ野市となったため、ややこしいことに。
富士見市に「ふじみ野駅」や「ふじみ野小学校」があったり、両市に「ふじみ野」という住所があったり。
かと思うと「うれし野」なんて住所が出てきたり……。ええい、紛らわしい!(笑)
ふじみ野駅近辺は元々富士見市と大井町が入り組んでいたのだが、合併によりますますカオス度が高まってしまったのであった。
なお上記の2市2町の合併案の住民投票で賛成多数だったのは富士見市のみ、上福岡市と大井町では投票率が既定未満で不成立となっている。
なんてこったい……。

  • 深谷市
葱。渋沢栄一。レンガ。深谷駅のレンガはハリボテ
最大の名産品はガリガリ君であろう。

  • 草加市
煎餅。

  • 春日部市
クレしん。

  • 行田市
古墳。

etc...


■埼玉県のスポーツ事情
上述した通り、サポーターが狂ってる熱狂的すぎる浦和レッズと意外とドライな大宮アルディージャという2つのJ1サッカーチームを持つ*1
もともとサッカーは盛んな地域であり、高校サッカーの優勝回数も全国2位の13回と見事な結果を残している。最後の優勝から40年近く空いてるのは秘密
市立浦和、浦和南、浦和東など公立高校に強豪が多いのも特徴。
他に私立で唯一優勝経験がある武南、近年メキメキ頭角を現してきた昌平や正智深谷など私学勢がある。

野球では埼玉西武ライオンズがあり、1980年半ば~90年半ばにかけて日本一6回とまさに大暴れした。
この黄金時代は日本プロ野球歴代最強チームを議論すれば候補として名が挙がるほど。
また、二軍は西武の他に戸田にヤクルト、浦和にロッテが本拠地を構える。
対照的に高校野球では関東地方で唯一夏の甲子園で優勝経験がない県という不名誉な称号を頂戴していたが、2017年、第99回大会でついに花咲徳栄高校が埼玉県代表として初めて深紅の大優勝旗を埼玉に持ち帰った。また、春のセンバツでは2回、国体でも優勝している。
かつては上尾や大宮、熊谷商など公立高校が優勢であったが、記念大会を除くと平成7年を最後に公立高校は夏の甲子園に出場できていない。
近年では浦和学院、花咲徳栄を2強として春日部共栄、聖望学園など私学勢がしのぎを削っている。


Bリーグ(バスケ)でも埼玉ブロンコスがある。2016年はB3所属の上9チーム中7位というなんとも微妙すぎる成績だが。



■イオンレイクタウン
JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅前に立地する。
2008年(平成20年)9月26日よりソフトオープン、10月2日よりグランドオープン。2011年(平成23年)4月29日にはさらに増床。
24万5,223m2の商業施設面積(店舗数は710)と10,400台の駐車場及び7,100台の駐輪場を備えた施設。
千葉県船橋市のららぽーとTOKYO-BAY(店舗面積120,200m2)を抜き、日本最大級の規模のSCである。

とても巨大なため自転車で10分以上かけないと外側をまわれない。(検証しました)
内部は1日でまわるのは無理ゲーてか無理、それだけでかい。

また、イオンレイクタウンができたため、南越谷のOPA、越谷のイトーヨーカドー、吉川のジャスコ(但しジャスコはイオングループなので単なる統合)が立て続けにつぶれたのは秘密。
三郷市にできたららぽーとも忘れないであげて。
OPAにはアニメイトが入っていて一時存続が危ぶまれたが、OPAがあった建物の中でかわりなく経営中。よかったな!


■アニメの埼玉県
大宮に新たにとらのあなができるなど、アニメ関係で非常に積極的な誘致を行っている。

●例
  • らき☆すたの柊かがみつかさの家の神社の元ネタの鷲宮神社でイベント開催
  • 新座市でアトムの住民票発行。(意外と知られていないが埼玉初のアニメキャラの住民票発行だったり)
  • 幸手市で泉こなたの住民票発行
  • 鷲宮町で柊一家の住民票発行
  • 春日部で野原(クレヨンしんちゃん)一家の住民票発行
  • 大宮のヲタ専門ショップの数がやけに多い。
  • おおきくふりかぶっての高校モデルが浦和西高校、そしてそのことを学校パンフレットでアピール
  • らき☆すたの舞台、春日部共栄高校のパンフレットに作者記事掲載
また、漫画やアニメの舞台となることが多い県としても有名である。

例)

など様々なアニメ関係に力を入れる埼玉県。

そしてついにコミックマーケットの誘致にまで動きだした。




■埼玉のアニメでの観光誘致
埼玉県には県アニメツーリズム検討委員会というものがある。
同委員会は2009年6月、漫画家の比古地朔弥(ひこちさくや)さんや、アニメ好きの山村高淑・北海道大准教授ら民間有識者6人で設置。

座長を務めた山村氏は「日本のアニメは国際的にも高い評価を受け、若い世代への訴求力も高い。
鷲宮町のようにアニメを観光資源として活用することは、地域の活性化に有効だ」と強調している。

そして2010年3月18日、アニメや漫画による地域活性化の提案書を発表した。
ファン、地域、制作者の3者が一体となるための様々な方策を挙げ、地域がアニメに理解が深いことをアピールするために、街角でゆかりのアニメ主題歌を流したり、コミケ(コミック・マーケット)を誘致したりすることが必要になるとした。

さらに、ファンが集まれる空間を作ったり、地元の伝統技術を生かしたアニメ関連グッズなどの販売にも乗り出したりすれば、訪れたファンの満足度を高めることになると指摘した。


さらに、は、提案書を県内市町村、商工団体や非営利組織(NPO)などにも配布する予定で、「地元と連携し、可能な提案はどんどん実施していきたい」(観光課)とするなど、アニメに活力を入れている…からかどうかは知らないが、埼玉県出身の声優はたくさんいたりする。

+埼玉県出身声優の一覧
青木瑠璃子
明坂聡美
浅野真澄
新井里美
飯田里穂
市川治
伊藤栄次
井澤詩織
岩田光央
石見舞菜香
上村彩子
魚建
内川藍維
内山昂輝
江森浩子
及川ひとみ
大久保瑠美
近江知永
大前茜
岡和男
かかずゆみ
梶裕貴(出生は東京だが育ちが坂戸)
片石千春
川崎恵理子
菊地美香
北原沙弥香
草尾毅
久保田未夢
黒沢ともよ
國府田マリ子
國分優香里
小西寛子
斎賀みつき
斎藤綾
斎藤恵理
斉藤朱夏
斎藤千和
坂巻学
島涼香
清水マリ
菅原祥子
すきがら沙智
杉田智和
すずき紀子
瀬戸麻沙美
千本木彩花
太地琴恵
大地葉
高橋李依
高橋理恵子
竹内順子
竹達彩奈
田丸篤志(出生は宮城県)
田村奈央
千葉千恵巳
茶風林
チョー
坪井智浩
鳥海勝美
堂坂晃三
中島沙樹
中島千里
中山さら
永野愛
成田剣
新谷恵
上別府仁資
原優子
深見梨加
細井治
本名陽子
増岡弘
升望
町井美紀
松浦チエ
松下美由紀
的井香織
三ツ木勇気
松田健一郎
宮内敦士
宮野真守
矢澤りえか
ヤスヒロ
山岡ゆり

どんだけいるんだか…
草創期から活躍する大ベテランから声優ブームの主力、令和の時代を支える期待の若手までバランスよく揃っている。
まさに安心と信頼の埼玉ブランド。

埼玉県、始まったという状況になってきているのである。


なお、災害に関しては異様に強い。
東日本大震災においても、ビックリして心不全を起こした一名のみ。
震源地あるのか?というくらい埼玉を避ける余震…震源地としては、一度震度3が起きたくらいである。
海もないので津波もなく、台風もなぜか直撃しない。(ここ10年で直撃は2、3個くらい)
さらに直撃しても夜中に通りすぎたり。


ただし、人災…交通事故などはワースト常連。
何とも惜しい県である。













ちなみに埼玉県の女性は平均Aカップ率が高いらしい。
貧乳好きにはたまらない。





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最終更新:2021年07月13日 08:52

*1 現在大宮アルディージャはJ2