青単(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/08/23 Sat 02:07:27
更新日:2024/12/01 Sun 12:23:54
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青単はデュエル・マスターズのデッキの一つである。

概要

水文明のみを採用したデッキであるため、水文明のMTGで対応する青から取って「青単」と呼ぶ。

基本的に水文明はビートダウンとコントロールの両方に長けているのだが、こと青単と行った場合はコントロールになることは少ない(組めないわけではない)。ドローが優秀な水文明だが、ブロッカーや足止め要員はそこそこいるものの十分とは言えず、コントロールを行うなら他の色を混ぜないと安定しにくいからである。
ということで、(フォーミュラを採用しない場合は)引いた札を片っ端から使用するのが基本戦略となる。ビートダウンなので過剰に手札を構えていても不利益になることは少ない。
むしろたくさん手札を引いておくことでマナに置くカード、盤面に出すべきカードが選択しやすい。

カード選択

水文明のドローソースは《ストリーミング・シェイパー》や《アストラル・リーフ》といったぶっ飛んだものも多く、殿堂入りこそしているものの今でも青単を組む場合は採用を検討すべきカードとなる(他にドロー源があっても)。
また、《アクア・サーファー》や《終末の時計 ザ・クロック》といったトリガー・クリーチャー、《斬隠テンサイ・ジャニット》《アクア隠密 アサシングリード》といった汎用除去手段は構えておきたい。

また青単は進化クリーチャーがいないと速攻を掛けられない。そのため、進化にあわせて種族を統一することをはかっておきたいところ。

サイバー軸

サイバーを主軸に採用した型。
《超電磁トワイライトΣ》と《イチバンの覚醒者オーシャン・G・ホーガン》を使った《サイバー・J・イレブン》エクストラウィンも青単色で組めるサイバーデッキだが、基本的に青単サイバーというと、軽量サイバークリーチャーで攻め立てるデッキを指す。

序盤は《マリン・フラワー》(サイバー・ウイルス)と《トロン》(サイバーロード)を展開し、その上に《エンペラー・ティナ》や《エンペラー・マリベル》、《エンペラー・ヒミコ》、《アストラル・ラッシュ》を載せる。サイバーロードがいるので殿堂入り《パラダイス・アロマ》も採用しやすく、またサイバー・ウイルスもたくさんいるので《アストラル・リーフ》も入れられる。

トリガーを仕込める《エメラル》やシノビの《斬隠テンサイ・ジャニット》もサイバーロードであるため、進化元に困りにくい。
エピソード2では上記のトロンの他《エンペラー・ベーシックーン》も登場したため、高速化した。
この型では《海底鬼面城》を4投することは必須。

難点は展開力の低さか(サイバー型に特有でもないが)。また高パワーで押しきれないので全体除去を食らった後でかめのブロッカーが来るときつい。

詳しくはサイバーを参照。

マーフォーク軸

今となってはマイナーな種族を中心にした、これまた今となってはマイナーなマーフォークのデッキ。MTGではマーフォーク活躍してるのにな。

とはいえ基本は《フィスト・ブレーダー》に《パシフィック・チャンピオン》を載せることを意識するデッキであり、それだけでは芸がないのでリキッド・ピープル進化も組み合わせられた。そのため、マーフォーク種族デッキと言えるかどうかもわからない。

後にパシフィック・チャンピオンが殿堂入りしてしまったため、この型は消えてしまった。

リキッド・ピープル軸


サイバー軸に比べると中速気味…だがサイバーも最近は中速なので、より中速に強いリキッド・ピープルは青単ではドラゴン・サーガ以降メジャーになった。

バニラビートのギミックを組み合わせており、《アクア・ティーチャー》から《アクア・ビークル》《アクア戦闘員 ゾロル》《蒼狼アクア・ブレイド》《アクア船長 イソロック》の展開に合わせてドロー。そして並んだリキッド・ピープルによって《龍素記号iQ サイクロペディア》をシンパシーで軽減してドローしながら打点を確保。
更に並んだリキッド・ピープルたちも《超閃機 ジャバジャック》に進化させて更にドローを繰り返す。あとは《零次龍程式 トライグラマ》や《クリスタル・スーパーパラディン》《超神星マーキュリー・ギガブリザード》を載せてフィニッシュする。

ジャバジャックやサイクロペディアがドローと打点を確保しており、ティーチャーは1コストブロッカーであるため無駄が少ない。《アクア・ガード》も1コストブロッカーであり、サイバーと違って同一種族で2体コスト1ブロッカーが用意されているのも特徴。また《アクア・サーファー》《アクア・スーパーエメラル》もリキッド・ピープルなので、シンパシーや進化に割り振れるのが強み。

なおこの型も最後に《龍覇 メタルアベンジャー》を出して《インビンシブル・テクノロジー》から《偽りの名 iFormulaX》を出すコンボ型も構築される。

グレートメカオー軸

青単色のグレートメカオーデッキ。

グレートメカオーもドローが多いが、グレートメカオーは特に進化速攻に向いている部類ではなく、むしろ自然に揃ったフォーミュラを自然に揃った手札で条件満たしながら召喚するのが基本的か。他にもグレートメカオーのドロー呪文はそれなりにある。

だがその構築よりフォーミュラ安定デッキが多いためあまり最近は目立っていない。

その他

特定のクリーチャーをメインにした型もある。《エンペラー・マルコ》の青単色デッキはなかなかファンデッキとしては評価は高い。


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最終更新:2024年12月01日 12:23