パラダイス・アロマ

登録日:2014/11/06 Thu 16:07:49
更新日:2023/04/30 Sun 20:19:51
所要時間:約 3 分で読めます







サイバーロードあるところ、パラダイス・アロマあり。





《パラダイス・アロマ》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

DM-16「転生編 第3弾 魔導黙示録」収録。
転生編の新登場能力語「G・ゼロ」を持つ。

パラダイス・アロマ 水文明 (3)
クリーチャー:サイバー・ウイルス 2000
G・ゼロ-バトルゾーンにサイバーロードが1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。

サイバー・ウイルスであるが、サイバーロードがいればコストを踏み倒して召喚できる軽量獣であり、フレーバーテキストもそれにちなんだものとなっている。
だが、もともと転生編の人気が薄かったことや、G・ゼロサイクル内でも出した後はせいぜいが準バニラ、当時アストラル・リーフは既に殿堂入りしたためサイバー・ウイルスでデッキを組むメリットも薄く、サイバーロードっていっても使われるのがせいぜい《エメラル》《アクアン》《コーライル》といったところ。
次弾にウイルス進化のアストラル・テンペストが収録されたが、テンペストのためだけにこいつを入れる気になるデュエリストもそうはいないだろう。

転機

だが、そんな彼にも転機が訪れることになる。

神化編サイバーカテゴリが形成。サイバーを進化元にとれるサイバーロードやサイバー・コマンドの増加で、需要が発生した。
非進化軽量サイバーをメインに、進化サイバーにつなぐ構成では、《クゥリャン》や《斬隠テンサイ・ジャニット》、《チェレンコ》《電磁封魔ルチアーノ》といった軽量サイバーロードが多数搭載されるためアロマのG・ゼロ条件を満たしやすく、ある意味において《マリン・フラワー》すら凌駕する展開の早さで進化獣につなぐことができた。そのうえ、多数同時出しも可能、出した上でトドメをこいつが持って行くことすら可能だった。
おまけにサイバーというカテゴリ自体がドローに長けているカテゴリだったこともあり、《エンペラー・マルコ》などといったドロークリーチャーから飛んできて軽量進化につなぐさまは圧巻であった。《エンペラー・ティナ》《エンペラー・マリベル》…そして《アストラル・リーフ》。一枚のみになったくせにドローとアロマからの展開で再びリーフも活気づく展開に。

あまりに展開が早すぎたために2010年、殿堂入りを果たす。しかし現在でもサイバー青単では抜かれることはなく、《ストリーミング・シェイパー》《スパイラル・ゲート》《アストラル・リーフ》とともに青単に必須のカードとして名前が上がる。なお《エメラル》とも相性がいい。なんで殿堂入りカードばっかりなんでしょうかねぇ?
それから12年後の2022年にはスパイラル・ゲートと共に殿堂解除。強烈なインフレが進んだ現代ではどちらも殿堂解除候補の筆頭として挙げられる事が多く、やや遅かったのかもしれない。

相性のいいカード

エンペラー・ティナ 水文明 (1)
進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 4000
ブロッカー
進化-自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。
ブロッカー以外目立つ能力を持たないがサイバー/オリジン進化獣では最軽量であり、アロマをG・ゼロで出してからの進化速攻は必要マナが1という驚きのコストパフォーマンス。
ここまで軽量進化がいなければまだ注目されなかったのかもしれない。

トロン 水文明 (1)
クリーチャー:サイバーロード/エイリアン 2000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃することができない。
2012年登場した念願のサイバーロード1コストブロッカー。
こいつのせいで2012年以降は1ターン目にアロマの面を拝まされることすらある。殿堂入りしててよかった。
それでも2ターン目にティナ2体とかいうアホみたいな展開力ができちゃったりするが。

超電磁トワイライトΣ(シグマ) 水文明 (6)
進化クリーチャー:サイバー・コマンド 8000
進化-自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の「サイバー」と種族にある進化ではないクリーチャーを好きな数、バトルゾーンから手札に戻してもよい。その後、このようにして戻したクリーチャー1体につき、自分の「サイバー」と種族にある進化ではないクリーチャーを1体、手札からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー
速攻との相性ばかり述べていたがトワイライトΣとの相性も良好。
踏み倒して出せることから、トワイライトΣの効果で事前に踏み倒したアロマを戻し、サイバークリーチャーと入れ替え、その状態でロードが残っているはずなので再びアロマを出すことが可能。
わかるだろうがトワイライトΣさえ踏み倒す手段があればこれを連続して行うことで頭数を増やして《サイバー・J・イレブン》のエクストラウィン条件を満たせるので、無限ループできれば強い。まさかそのキーカードまでサイバーなんてそんなうまい話は…クラゲン?ホーガン?なんだいそれは…ハハハ…アイエエエ!?オロチ!?オロチナンデ!?

地味にエクストラウィンだけではなくライブラリアウトなんかも狙える。iFormulaXはサイバーではないので少々かみ合わせは悪いため、このデッキに限ればイレブンのほうが優秀。とはいえ、オロチも殿堂入りしてしまったが。

アストラル・リーフ 水文明 (2)
進化クリーチャー:サイバー・ウイルス 4000
進化-自分のサイバー・ウイルス1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを3枚引いてもよい。
元祖サイバー・ウイルス進化。
相性いいなんてもんじゃない。

…とはいえ、登場初期はサイバーで染めるデッキというのがマイナーであり、リーフは既に殿堂入りと割と共存していたことはなく、共存し始めたのは神化編以降の話だったりする。
アストラル・リーフとパラダイス・アロマを4枚ずつ積むのは殿堂ゼロデュエルでしかありえなかったが、どちらも殿堂解除されたことで実現可能になった。残念ながら、殿堂環境への影響は全くと言っていいほど無い。

派生カード

アロマの海幻 水文明 (1)
タマシード:サイバー・ウイルス/レクスターズ
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
シンカパワー:このタマシードが進化する時、このターン、この進化したクリーチャーはブロックされない。

タマシードと化したパラダイス・アロマ。シンカライズとシンカパワーによるアンブロッカブルを与える。
1コストのサイバー・ウイルスのシンカライズ持ちなので、アストラル・リーフとは綺麗に繋がるなど相性が抜群。というか単純に1コストのサイバーなので手軽にサイバー進化の素材となれる。

デュエル・マスターズ プレイス

パラダイス・アロマ 水文明 (3)
クリーチャー:サイバー・ウイルス 1000
G・ゼロ-自分のサイバーロード2体以上

DMPP-06 第6弾「超獣の転生 -INVINCIBLE RAGNAROK-」にて収録。レアリティはアンコモンに昇格。
レアリティこそ上がったがTCG版の大暴れの再来を防ぐためなのか能力は弱体化しており、G・ゼロの条件はサイバーロード2体の準備が必要となった。

本家から踏み倒しのスペックは明確に劣化したと言えるが、それでもなお条件自体は簡単な部類。サイバーロード自体が軽いので2体でも別に並べやすいためである。
登場時点では環境に影響を及ぼしていないが、今後のサイバーロード次第では伸びる余地はあるクリーチャーだろう。

余談

DMC-55で再録されている。
DMC-55のカードはフレーバーテキストがそのカードの有効な使い方を紹介したものに変更されているが、このカードは変更されていない。
まあ、変更しなくても能力を示したフレーバーテキストになっているので問題はないと考えたのだろうが。

DMX-22でも再録されたが、その際のフレーバーテキストは《無重力 ナイン》に声を掛けられており、公式から殿堂入りから解除されることを許されていなかった事実を示唆するネタとなっている。

類似クリーチャーにアーマード・ワイバーンに対応した《北風の騎手フォッカー》、エンジェル・コマンドに対応した《巡霊者ウェビウス》、アウトレイジに対応した《無重力 ナイン》がいる。



Wiki篭りいるところ、追記・修正あり。

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最終更新:2023年04月30日 20:19