バーサーカー(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/09/17 Wed 01:18:24
更新日:2025/05/24 Sat 22:20:07
所要時間:約 3 分で読めます







戦線維持の為、伝道師達は常に戦場を走り続ける。大事な言葉を伝える為に。




バーサーカーとは、デュエル・マスターズの種族の一つ。

概要

初代から登場しているような古参の伝統ある種族。
光文明の外側で働く種族。

単種族は「伝道師」または「伝道士」を名前に持つ。だが《深海の伝道師 アトランティス》はバーサーカーではない(そもそもあちらは水文明のリヴァイアサンである)。
多種族は存在こそしているが例外的な《貪欲バリバリ・パックンガー》のみであり、本来の多種族冠詞は不明。

姿形は三角形や四角形の板が連なったような抽象的な造形。だが後発のものは生物感が増した。流石に子供に受けなかったのだろう。
方針転換をしなかったスターライト・ツリーは再登場の機会を失っているので妥当である。
もっとも、こちらも十分、いや十二分に不遇だが。

狂戦士そのものなMTGのバーサーカーと異なり、光文明らしい無機的な姿と限られたフレーバーテキストからは、なぜバーサーカーという種族名なのかは読み取り辛い。

一応、バーサーカーは本来「北欧の果敢な戦士」程度の意味合いであり、D&DやMTG等で描かれ *1「狂戦士」という訳語と共に日本に伝来した無法者、狂暴な戦士のイメージでは無くそちらを元にした可能性もある。

余談だがデュエマでは「ベルセルク」という名前のクリーチャーもいる。しかもご丁寧にアウトレイジで。
聖域の戦虎(サンクチュアリ・オーディン) ベルセルク 自然文明 (9)
クリーチャー:アウトレイジMAX 12000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、好きな枚数のカードを自分の墓地からマナゾーンに置く。
T・ブレイカー

クリーチャー

粛清の伝道師ラー 光文明 (5)
クリーチャー:バーサーカー 5500
遊戯王のラーとタメを張れそうなラー。えっ、あっちはヲーでしたか、失礼しました。

5コストで5500と割とまあまあとはいえ、中途半端すぎて使いづらいバニラであることには変わりがない。なにしろ、スミスさんのパワーの半分しかない(むしろ後にちょうど2倍のパワーを持つ同コストバニラが登場すると誰が予想しただろうか?)
バニラビートに一番入りにくい色なのも評価を下げる。入りやすくても5コストなんざスミスさん以外採用しないけども。スミスさんすら就職怪しいけども。

ちなみに4コストにはパワー6000のバニラがいる。

牢黒の伝道師ミリエス 光文明 (5)
クリーチャー:バーサーカー 2500
ブロッカー
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、闇のクリーチャーを召喚するコストと闇の呪文を唱えるコストは、それぞれ+2される。
文明メタもここまでくると清々しいレベル。

正直あまり重用するカードではないのだが、環境が多色化すればするほど闇の需要が増えるので、そういった環境では猛威を振るうのではないだろうか。逆にドラゴン・サーガ環境のような単色が流行る環境ではちと厳しい。
一応、アクアンブラックが流行った時代にはメタとして採用された歴史がある。

陰陽の伝道士セイメイ 光文明 (4)
クリーチャー:バーサーカー/サムライ 3500
相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
相手は、呪文を自分自身の墓地から手札に戻すことができない。
呪文回収に対するメタだが自身が呪文回収に長けた光文明である。
正直闇のような手札に戻さない詠唱に対応してないのは痛い。

あとスペルサイクリカ相手だと、回収はできないけど唱えはしますよ、という感じになるのであまり痛手になりにくい。

とはいえ、ひっさびさのバーサーカーだったりする。

模龍の伝道師 ドルーラー 光文明 (3)
クリーチャー:バーサーカー 3000
名前の通りドラゴンのパチもん。
ドラゴン・サーガではドラゴンでもなくドラゴンサポートでもないと生きにくいらしく、こうなった。…いや、なったらどうだという話なんだがなあ。

DS第2弾故に、既存種族も2種だけ再登場したのだが、片方がスノーフェアリーでもう片方が何故バーサーカーなのか。そしてスペックがいわゆる枠埋めバニラなので、だったら前弾に出せよと言いたいスペックである。とはいえ、ドラゴン・サーガ環境の謎に答えてくれたカードとしては評価をせざるを得ない。

そして時は流れ2020年、十王篇。ドラゴンが絶滅した後の世界で圧倒的な力を手に入れ、バーサーカーは帰って来た!
聖板龍 ジークシュトルツ SR 光文明 (7)
クリーチャー:バーサーカー・ドラゴン/暴拳王国 11000
ブロッカー
W・ブレイカー
相手のシールドゾーンにある表向きのカードの能力を無視する。
相手は、自身のシールドゾーンにある表向きのカードを手札に加える時、その「S・トリガー」を使えない。
<アバレチェーン>自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、相手のクリーチャーを1体選び、表向きのまま、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。
表向きのシールドを無視するという性質は、シールド・ゴーやギャラクシールド、裁きの紋章と言ったギミックを完封出来る。表向きならS・トリガーも完封出来るため、《処罰の精霊ウラルス》なんかと相性が良い。さらに、ドラゴンが付いた影響で《ドラゴンズ・サイン》に対応し、早出しが容易になったのだ!
ひょっとしたらバーサーカーが環境に現れる日は近いのかも知れない。



追記、修正は板が連なった形の者にお願いします。

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最終更新:2025年05月24日 22:20

*1 元々キリスト教が広まってからは本来の「ベルセルク」の意味は薄れていた