馬等島晋吾

登録日:2014/09/20 (土) 11:00:44
更新日:2024/02/21 Wed 11:17:36
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「名前→馬等島 晋吾(ばらしま しんご)」
「職業→機動隊の爆弾処理係」


逆転裁判5』の登場人物の1人。

『逆転のカウントダウン』から登場。
職業は機動隊の爆弾処理係。
第1話の法廷爆破事件の裁判における証人であり、事件当時証拠品として法廷に持ち込まれていた爆弾が起動したことにいち早く感づき、爆発による死傷者を1人に抑えた功労者。
ゲーム中での表記は「バラシマ」。


名前の元ネタは「バラす」とマシン語だろうか。
ちなみに英語版では「Ted Tonate」。おそらくは「detonate」(英語で爆発させる、などの意)のもじり。


いつでも機動隊のバイザー付ヘルメットと特殊スコープ(機動隊の官給品だが彼自身によりより高性能に改造されている)を頭に装着している。
ちなみにこのバイザーとスコープ、なぜだか触れてもいないのに上げ下げ・伸縮可能。


会話は基本的には左腕に装着したキーボード付きの端末を介した機械音声で行う。
別に話せないわけではないが、話すのは嫌いであり、本人曰くエネルギーも口で話すよりキーボード入力のほうが少なく済むから、とのこと。
ちなみにムジュンを突きつけられたりして動揺するとミスタイプするためか、意味を成さない文字列に。


また、法廷にも訓練用のダミー爆弾を持ち込んでおり、証言の最中に幾度と無く解体したりまた組み立ててたりしている。


要するに結構な変人である。心音には「ロボットみたいな人」と評されている。


ただ、その爆弾解体の腕は本物であり、法廷爆破事件で爆発した爆弾『HH-3000』(を再現した訓練用のダミー)ならば5.3秒で解体してしまう。しかも片手で。ちなみに自己ベストは5.1秒だったらしい。






注意→これより先、ネタバレがありマス。














…まあ、第1話のプロローグを見ればわかるだろうが、この男が第1話の事件の犯人である。


裁判中、そのことが露見した彼は思わぬ行動に出る。


「‥‥待っていただきマショウ。命が惜しければ…ネ。」
「爆発したのは、《別の爆弾》デスヨ。ワタシが作った…ネ。」


「これは、とても珍しい爆弾なのデス。ワタシも他に見たことがない。」
「‥‥ワタシが爆発する機能を再現できなかったほどデス。」
「だから…欲しくなってしまったのデスヨ。」


彼が持ち込んでいた訓練用のダミー爆弾は、実は本物であり、法廷爆破事件で爆発した爆弾は彼が作った別の爆弾だと言い出したのである。


そして自らを逃亡させるよう脅迫する…が、成歩堂に爆弾はやっぱり訓練用のダミーだと見抜かれ失敗。
狂乱した彼はあくまでもダミーを本物だと言い張り、解体しようと息巻く。
が、完全に理性を失った彼にはそんな繊細な作業などできず、タイムアップが近づいていき…


「ま、間に合わないいいいいいいい?」
「かくなる上はああああああああああああああああああああっ!」


爆弾に頭突きをかますという強硬手段に出る。
その後爆弾の代わりに故障した彼のスコープが爆発し、そのままひっくり返った。
そして止まったと見せかけてそんなことはなかった爆弾(ダミー)が再起動し…タイムアップを迎えたのだった。



……GAME OVER……
…解体失敗デス…







「ははは!終わりだ!オレの人生は爆発した…!」
「すべては、あの女のせいだ!」




爆弾処理係という自らの地位を利用し、馬等島は以前から処理した爆弾の横流しを行っていた。
そして今回も証拠品の爆弾を回収しようとしたところ、それを被害者の賀来ほずみ刑事に見咎められ…逃げ場を失った彼は彼女を爆弾で撲殺。


そして法廷爆破に乗して彼女の死体を法廷内に放り出し、あたかも彼女が爆発に巻き込まれ死んだように偽装する…が、その時点では彼女はまだ死んでおらず、血文字で彼のIDを書き残していた。


王泥喜法介を襲撃した犯人もやはりこの男。王泥喜は爆弾処理ケース(被害者の遺体は最初この中に隠されていた)を調べていたため、それに気が付いた馬等島が彼を後ろからコンクリート片で殴り倒したのが真相。


すべてが明らかになった後も、ちくしょうと繰り返すばかり。反省の色は皆無であった。
賀来ほずみ刑事殺害、王泥喜法介弁護士への傷害、そして爆弾の横流し…彼は重刑に処されることになるだろう。


余談だが、裁判中の亜内の台詞に「爆弾は、爆弾処理犯であるバラシマさんが管理していた。」という誤字がある。
実際犯人であったわけだからあながち間違ってもいないのだが。









※以下さらなるネタバレ







ただし、実は彼は法廷爆破事件そのものにおいては無実である。第5話において留置場に来ていた成歩堂にそのことを打ち明ける。


法廷爆破事件は事件当時行われていた裁判のある証拠品を隠滅しようとした真犯人により行われたものであり、彼の「音が聞こえたから爆弾が作動していたことに気が付いた」という証言は真実だった。爆弾のカウントが見えたというのは本当に記憶違いだったということであろう。


また、法廷爆破事件の犠牲者をゼロ(唯一の犠牲者と思われていた賀来ほずみは彼に殺害されていたため)に抑えたことも自作自演などではなく、まぎれもない真実であった。


開発初期の彼の設定資料には、「機械音声で話すので、声から感情を読み取れない」「動揺して地声で話すと感情を読み取れる」といった内容のメモが確認できる。
開発中は彼を相手にココロスコープを行う展開も視野に入れていたと思われる。
なお、トレーラームービーでは(機械音声で話しているものの)彼にココロスコープを使う場面がみられる。その時の「弁護士」と言うワードに強い怒りを込めている様子から、当初は「何らかの理由で弁護士を憎んでいた」ことが動機の犯人という設定であったと推察される。




追記・編集は爆弾を数秒で解体しつつお願いします。

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最終更新:2024年02月21日 11:17