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Zエンド(アイドルマスター)

登録日:2014/10/05 Sun 20:24:56
更新日:2026/05/28 Thu 19:17:26
所要時間:約 5 分で読めます




「Zエンド」とは、アーケード版『THE IDOLM@STER』で幻とされていたエンディングの一つである。


概要

クリア後のリザルトで、アイドルからの評価が最低ランクである「F」をも突き抜けて、アルファベット最後の文字である「Z」という評価を下される事からその名前で呼ばれた。

長らく幻とされてきた理由の一つが、「第1回のロケテスト版にしか存在しなかった事」である。
アーケード(通称:初代・アケマス・AC)正規版の時点では存在せず、コンシューマで追加された星井美希我那覇響四条貴音の3人のZエンドもない。

今でこそ765プロ全13人のアイドルが団結して立ち向かう……といった展開が主流になっているが、初期の頃は仲間同士の関係もあまり語られる事はなかった。
さらに初期のアーケード版は特に難易度が高く、真面目にプレイしていてもこのエンディングになる可能性があったほど凶悪とされている。
「アイドルを育てる」という初見で何をすべきか理解しづらいコンセプトも相まって、プロデューサー(プレイヤー)達でさえも勝手が分からず、ロケテスト最初のプレイでこのエンドになってしまった人が多かったと言われる。
条件はアイドル・プロデューサー評価の両方が最低の時に、ラストライブを失敗したら流れるとされているが、詳しいことは不明。

一部のブログや掲示板にて、「そのあまりに救いのない内容が強烈に残った」という証言が記される事はあったが、Xbox360版内にもそれらしきデータが発見されず証拠が無かった為、長らくプロデューサー達の間では都市伝説として語られていた。


発覚

しかし、アイドルマスターが登場してから9年、あと1年弱で記念すべき10年目を迎えようとしていた2014年秋の事。

海外で『アイドルマスターSP』のデータを解析していた有志がそれらしきデータを発見する。
SPではXbox360版と異なり、初代と同じく一定以上の実績を積まないと先に進めない「ランクアップリミット」が導入されている事から、AC版のデータをある程度そのまま流用していたのかもしれない。
没データの代名詞である、けつばんミュウと同じく、データのみが存在するだけで正規に拝む事はできず、この時点ではネット上に出回ったのもテキストデータのみであった。



だがその年の9月末に、ニコニコ動画にある一本の動画が投稿された。

それは初代アーケード版の没データとされた、これまでの最悪のバッドエンドをも超える結末だった。
明らかにアイマスガールズ本人のフルボイスであった為、「抽出されたテキストとボイスのデータが本物」である事は疑いようがなく、幻は真実へと変わり、歴史にその名を刻んだ。
華やかさなばかりがアイドルの世界ではなく、敗者には徹底して厳しく残酷なヒロイン達の末路が描かれた事で、逆に当時のプロデューサー達は燃え上がったとも言われている。

同時に、それ以前からZエンドの事実を知る人はアイマスにおける最初のファンであり、アイマスの旗揚げにはせ参じる事ができた選ばれたプロデューサーだという事も明らかになった。

バンダイナムコグループとしては、高難易度も合わせてこのような暗い内容を(下手をすると何度も)流すのは、プレイヤーがゲームから離れる原因になりかねないとして収録を見送ったのかもしれない。

2020年7月にアソビモットにて公開された「バンダイナムコ知新 第6回 アーケード版『アイドルマスター』誕生秘話【前編】 小山順一朗氏、石原章弘氏、梅木馨氏、深見和佳子氏、三枝芳宏氏、白井崇文氏、坂上陽三氏インタビュー」で、Zエンドとは明言しなかったものの、当該エンディングの存在にさりげなく言及している。
その内容を要約すると
  • 初期には途中リタイアになると到達できるエンディングがあった。
  • オーディションのプレイ内容が複雑化してしまった為、ロケテ参加プレイヤーのほとんどがそのエンディングにブチ当たる事態に。
  • ロケテ感想アンケートに「トラウマになる」という悲痛なメッセージがあった他、内容が内容なので筐体前で泣き崩れるプレイヤーまで出てしまった。
……などの惨憺たる有様であったという。
同時に難易度は高いが、スタッフ以上にプレイヤーが苦行試行錯誤してシステムを理解しようとする姿勢から、この作品はいけるとスタッフ一同が確信したらしい。

インタビューではお蔵入りにした理由などは語られていないが、「さすがに泣き崩れるプレイヤーまで出るような結末が一番辿り着きやすいのはいかがなものか」と判断したのだろう。
結果的にデータの奥底に封印された上でアイマスは世に出されたわけである。

なお、Zエンド自体は封印されたがオーディションの高難易度は据え置きな点については最初期のアケマスP達がご存じの通り。
稼働から1ヶ月後のver1.01以降数度に渡ってオーディションの相手CPUや勝利条件・ファン人数の緩和調整が入り、初期に比べれば徐々にとっつきやすくなっていった。簡単になったわけではない。
Xbox360版移植時にはさらなる調整が入った為、ある意味ではXbox360版は「アケマス最終ver.」と言える。


内容


/!\ WARNING /!\

基本的にアイドル達が容赦なく心を折られ、本来の性格とは変質している内容ばかりなので、迂闊な閲覧には注意。


いずれのアイドルも、最後の選択肢が3つ登場する。明らかにハズレの選択もあるが、どれを選んでも結末が変わるわけでもない。
失敗ライブの内容はプロデューサー次第となるのだが、具体的にはアイドルとして全てを賭けて失敗したとされている。

最後の会話では才能が無かった事を知って、引退してしまうのが共通している。
中の人の演技も手伝い、涙声で語るアイドル達の悲痛な叫びはどれも槍のように突き刺さる。





追記・修正は引退ライブに失敗してからお願いします。

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最終更新:2026年05月28日 19:17