超重荒神スサノ-O(遊戯王OCG)

登録日:2014/11/08 (土) 22:17:22
更新日:2025/04/07 Mon 22:05:09
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荒ぶる神よ!
千の刃の咆哮と共に、砂塵渦巻く戦場に現れよ!
シンクロ召喚!いざ出陣、レベル10!

超重荒神スサノ-O!



遊戯王ARC-Vに登場するカード。
権現坂昇の使うシンクロモンスター。


アニメにおいて


シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2400/守3800
チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(2):このカードが守備表示で、自分の墓地に魔法カードが存在しない場合、 1ターンに1度、500LPを払い、相手の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分の手札として発動する。
この効果で自分の手札としたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。

遊矢に対峙するために、かつて戦った刀堂刃からシンクロ召喚を学び会得した、権現坂の新たなる不動の境地。

アクションマジックを無視して自分からは魔法・罠カードを使わないという、アクションデュエル全否定のデュエルスタイルだった権現坂だが、
スサノ-Oの効果によって、相手の使ったアクションマジックをその場から動かずして使いこなすようになった。


召喚されてもその場から胡坐をかいて動かず、攻撃は持っている薙刀が伸びて相手に届く。
攻撃名は「クサナギソード・斬」。


ちなみにシンクロ召喚時の召喚口上は、シンクロ素材としたモンスターやフィールドによって異なるらしく、
項目冒頭のものは、チューナーに超重武者ホラガ-E、アクションフィールドが剣の墓場の場合。
暗国寺戦で、チューナーに超重武者タマ-C、アクションフィールドが絶海の孤島の場合には、
「荒ぶる魂よ、千の刃の魂と共に、荒波渦巻く戦場に現れよ!」となっていた。






遊戯王OCGにおいて


シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2400/守3800
機械族チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(2):1ターンに1度、自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、相手の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。

THE SECRET OF EVOLUTIONで登場。


まず、S召喚するにはチューナー・非チューナー共に指定されており、ほぼ超重武者デッキ専用となる。
《超重武者ホラガ-E》or《超重武者タマーC》+《超重武者ビッグベン-K》か《超重武者テンB-N》とレベル4超重武者の組み合わせ、
もしくは《超重武者タマーC》の効果で相手のレベル8を奪ってS召喚するのが基本となるか。

名前は超重武者ではないがルール上超重武者扱いとなるため、超重武者装留などのサポートを受けることが可能。

ステータスについては守備力がとても高く、効果で守備表示のまま攻撃できる。
その打点は3800と、4000ライン相手でなければ大抵殴り殺せるものの、《超重武者ビッグベン-K》の時点で同じ効果で3500の守備力があるので、そんなに大きな差ではない。
攻撃力の方は2400、不安は残るものの上級モンスターレベルで、表示形式変更されても突破はされにくくなっているが、
反面《奈落の落とし穴》などにひっかかるのは無視できないデメリットとも言える。とはいえ手札にファイヤーアーマーを握っておけば回避できる程度の脅威でもある。
守備表示での攻撃効果も、《超重武者ビッグベン-K》は超重武者全員が攻撃できるのに対して、スサノ-Oは自分のみ。



ここまでは、サポートに恵まれる《超重武者ビッグベン-K》と比べるとどうにも見劣りしやすい。
が、このカードの真価はここから。

(2):1ターンに1度、自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、
相手の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。

相手の使った魔法・罠を奪い取るという驚愕の効果。

相手依存ではあるものの、毎ターンノーコストで取っていける。
しかもこの効果はフリーチェーン。ターンが往復するまでに2回使えることになる。

使ったカードは除外されるので、同じカードを使い回すのは不可能だが、逆に相手の魔法・罠の回収を封じるということでもある。
相手が魔法・罠を対象とした効果を発動した際にチェーンして奪ったり、墓地で発動する起動効果を使われる前に封じることが可能という点も含め、
キーカードとなる魔法を過労死させるリチュアジェムナイトシャドールなどのデッキに対しては、まさに天敵となる。
反面、自分では使えないカードをセットしておくと、フルモンデッキでよく採用される冥府の使者ゴーズなどが使えなくなるのには注意。

魔法カードを奪った場合、速攻魔法以外ならセット後すぐ発動できる。
魔法カードはテーマに関連するエンジンであることが多く、自分も活用できるものは少ないが、使えば即アドバンテージを得られるものが多い。
死者蘇生などを奪えれば大きなアドバンテージとなるだろう。

速攻魔法か罠カードを奪った場合、セットしたターンには使えないが、相手ターンに発動できる。
こちらはデッキを問わずに採用する、強力な除去効果を持つカードが多い。
それを使って相手の動きを封じ込めたり、このカードを除去から守ることができる。

相手が汎用カードを多く使うほど、こちらが使うカードの選択肢も増える。
セットしたカードが分かっていても、相手からすればかなり動きにくくなるだろう。



ただしこの効果を使うには、こちらも魔法・罠を墓地に置いてはいけないという厳しい条件が課される。
デッキをフルモンスターで構成するか、墓地から除外できるカードぐらいしか使うことができない。

必然、展開補助となる一部のカードが使えない、伏せ除去ができず罠にかかりまくる、
スサノ-Oを出すまでは相手の展開を止める手段がほとんどないなど、そのデメリットはあまりにも大きい。
そのため、エフェクト・ヴェーラーや超重武者装留などの手札誘発効果を持つモンスターを使って補助するのが必須となる。

無事にシンクロ召喚するまでは、相手の罠をくぐり抜ける必要があるものの、
フィールドで守りきれれば、高い打点と相手の魔法罠の利用で一気に圧倒できる。

幸い超重武者にはファイヤーアーマーなどの奇襲性の高い手札誘発による戦闘・効果耐性を与えられるカードやカゲボウ-Cなどのように展開をしていく内に自然と墓地に落ちて疑似対象耐性を与えてくれるサポートカードが充実しており、スサノ-Oを出す段階でそれらのサーチ手段であるイワトオシを経由することが多いため、スサノ-Oを出したうえでこれらを揃えることはかなり容易である。

そのため一旦場に出せば自身の効果・ステータス以上の耐性を発揮してくれる機会も多いだろう。


アニメに比べると、チューナーに縛りが出来、墓地に罠カードがあった場合は効果を使用できず、効果と同時に魔法カードが発動するわけではないが、
ライフコストが不要、罠カードも奪える、セットしておける(自由なタイミングで使える)、守備表示である必要が無い、などの点が異なる。
総合すると基本的にアニメよりも使いやすくなっており、またフルモンデッキや効果の再現という視点から見ても十分満足な出来と言える。







追記修正は相手の魔法・罠を使ってお願いします

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最終更新:2025年04月07日 22:05