無言の手刀(遊戯王ZEXAL)

登録日:2014/11/14 Fri 13:10:22
更新日:2025/10/21 Tue 01:22:30
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やめろミザエル



追記修正…次は止めない





無言の手刀とは、遊戯王ZEXAL第94話 「真月の危機! 暗躍者ベクターの襲撃」で起きた出来事である。


遊馬たちに敗れ力を失い氷漬け眠りについているアリトギラグに対し、
ベクター「『力及ばず何もできませんでした。許してください』ってかぁ?許してやるよォ!」と口汚く嘲り煽る。

その著しく品性を欠いた所業を目の当たりにしてイラッとくるぜ!なミザエルは制裁としてベクターに向けて無言で手刀を放つ*1
だが、ベクターに届く直前で「やめろミザエル」ドルベがその手刀を止める。

「今は我々が争っている場合ではない」とあくまで使命を優先し同士討ちを避けるドルベ。
「次は止めない」と怒りを露わにするミザエル。
「そりゃどうも」とまったく悪びれないベクター。

各人の性格が端的に表れた一幕であった。
それにしても、以上のやりとりがあのバリアン姿(しかもフードを着た不審者スタイル)で繰り広げられている絵面はなかなかにシュールである。


そこから、イラッとした時やモンスターや決闘者が手刀を繰り出した時などに使われるようになった。
後に(無言の腹パン)など派生形も生み出されている。
なお「手刀」という表現で知れ渡っているが、手刀とはいわゆるチョップ、刀のように振り下ろした手を叩きつける技である。手で突いて攻撃するのは実際には貫手という方が正しい。


これだけでも充分ネタになったのだが、終盤で再びこのシーンが注目を浴びる。
ミザエル・ベクターが消滅した回の追悼EDではよりによってこのシーンが「全て壊すんだ」の部分で使われていたのであった。
全て壊すんだ(無言の手刀)……確かに2人とも映っているし、2人の関係性をよく表しているけどさ。

ちなみに、その前後の「全て壊すんだ」も(ガラス)(皇の鍵)だったりする。というか絶対スタッフは遊んでるだろ。


また「やめろミザエル」の方も汎用性の高さから人気であり、(無言の手刀)された時の返しに使われたり、
登場キャラがヤバい事が起きそうな行動をとろうとした時やプレイングミスを犯しそうな時に「やめろ○○」という形で使われたりもする。

初手《RUM-七皇の剣》にブチ切れそうな決闘者がいたら、問題なく「やめろ○○」と言ってあげよう。


その他の(無言の手刀)の使用例としては、遊戯王ARC-V漢権現坂が、
カード効果で相手モンスターの攻撃力を0にしてダイレクトアタックをしのぐ際、
手を真っ赤に燃やして放った手刀で相手モンスターの攻撃を逸らした例が挙げられる。




(無言の追記修正)

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最終更新:2025年10月21日 01:22

*1 よく聴くと手刀の直前にミザエルはベクターの煽りに対して「…っ!」と反応、直後に「むうっ!」と言う掛け声と共に手刀を放っている。よって厳密には無言の手刀ではない。