英雄(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/12/15 Mon 09:05:38
更新日:2024/06/12 Wed 20:03:54
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ジュダイナに殴られることで、龍は古代の力に目覚める。オクト=マットは殴られた箇所から原生林が発生した。



ここでは、デュエル・マスターズにおいて、名前に「英雄」を持つクリーチャーについて扱う。

概要

ドラゴン・サーガにおいて、「マナ武装」という能力が登場した。
これは特定の文明のカードが指定の数だけマナゾーンにあれば、能力を発動できるというものである。

そして、そのうち「マナ武装 7」(指定する枚数が7枚)のものは名前に「英雄」と付いている。

この英雄を持つクリーチャーは背景ストーリーでもかなりの実力者として描かれている。
背景ストーリー中では特に「様」付けされたりするなど尊敬を集めていることが多い。
当初はドラゴン・サーガのコマンド・ドラゴン種族のみだったが、後にサポート種族側にも登場し始めた。

なお、《次元龍覇 グレンモルト「覇」》や《二刀龍覇 グレンモルト「王」》《熱血龍 マスター・セブン》も「マナ武装 7」を持つが、これらは「英雄」とついていないので英雄カード扱いされない。だが同じデッキで使われることには変わらない。
また、《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》は「マナ武装 9」であり、英雄の前に付いている文字も二文字とやや異なっているためここでは扱わない。

また呪文にも「英雄奥義」と名のつくマナ武装7持ちの呪文が存在する。

特徴

特定文明7枚という重さからかなりの能力を誇り、単色デッキでは切札になり得る存在も多い。
しかし、それを揃えることもまた至難であり、しかも踏み倒すと能力が発動できない(すでにあるなら別だが)ために、なかなか一筋縄とはいかないカードである。

だがチャージャーなどを併用することで、7枚を特化したデッキでは貯めることも可能。
また単色コントロールでは時間を稼ぐのは元からデッキのコンセプトであるため、無理なく入れることも可能。
他にも【薫風武装】のようにマナの色を見立てることでも能力を発動できるため、その手の専門デッキでは愛される存在。

一覧

斜字体は呪文

通常弾

  • DMR-13
《護英雄 シール・ド・レイユ》
《理英雄 デカルトQ》
《凶英雄 ツミトバツ》
《撃英雄 ガイゲンスイ》
《牙英雄 オトマ=クット》
  • DMR-14
《術英雄 チュレンテンホウ》
  • DMR-15
《始英雄 ザウロディレクス》
《葬英雄 ゲンセトライセ》
《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》
  • DMR-16極
《罪英雄 クロノパギャラ》
  • DMR-16真
《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》

スーパーデッキ

  • DMD-18
《怒英雄 ガイムソウ》
  • DMD-19
《呪英雄 ウラミハデス》
  • DMD-20
《斬英雄 マッカラン・ボナパルト》
《英雄奥義 バーニング銀河》

プロモ

《天英雄 ヴァルハラ・デューク》

代表的なカード

凶英雄 ツミトバツ 闇文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 7000
マナ武装 7:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに闇のカードが7枚以上あれば、そのターン、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-7000される。
W・ブレイカー
闇単コントロールの要。使い捨てのパワー低下と見てもかなり十分と言えそうな能力だが、単体もWBなのでそのまま運用可能。デーモン・コマンド・ドラゴンなので進化先も豊富にあるのが嬉しい。
光器パーフェクト・マドンナ》や《インフィニティ・ドラゴン》に対しても強く出れるのはポイント。

「Duel Masters Saga」ではチャップリンの名言「1人殺せばただの犯罪者だが、100万人殺せば英雄となる」を引用しており、自身の名前はドフトエフスキーの「罪と罰」であるなど、なかなか文学的なカードである。と同時にWotCやタカラトミーの「英雄」ってそんな皮肉的なネーミングなのかよと黒い部分を垣間見れる。

牙英雄 オトマ=クット 自然文明 (7)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 8000
マナ武装 7:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに自然のカードが7枚以上あれば、マナゾーンのカードを7枚までアンタップする。
W・ブレイカー
単色限定だけど《ボルバルザーク・エクス》のような能力。もっともアンタップできるのは7枚なので、どちらかといえばMTGのフリースペルに近い地味な能力ではある。
しかし【薫風武装】では自身をタダだししては他の英雄につなぐなどかなり動かしやすいことは事実。

怒英雄 ガイムソウ 火文明 (7)
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 7000
マナ武装 7:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、《怒英雄 ガイムソウ》以外の進化ではない火のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。そのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得、ターンの終わりにバトルゾーンから自分の手札に戻す。
W・ブレイカー
展開の遅い火には朗報の踏み倒しカード。
ガイムソウで踏み倒すカードの方にはコスト制限はないので、どんな重量級でも出せてしまう。しかもSA付与で。
なので《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》でいきなり盾を焼こうが、《無限の銃刃 ダン・クローリー》で盾を全部持って行こうが、《暴走龍 5000GT》でサイキックとウィニーを狩ろうが、《勝利宣言 鬼丸「覇」》で覇ァ!しようが自由自在。
マナ武装の条件が一致する《二刀龍覇 グレンモルト「王」》に至ってはそこからゲームエンド可能。自分を出せない制約は1ショットキル防止だろうが、まったく制約になってないですよこれ。

術英雄 チュレンテンホウ 水文明 (6)
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 7000
相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、「S・トリガー」を持つ呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
マナ武装 7:自分の手札から呪文を唱えた時、自分のマナゾーンに水のカードが7枚以上あれば、その呪文を墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
W・ブレイカー
マナ武装を抜いても手札からST呪文を踏み倒せるという能力であり、《幾何学艦隊ピタゴラス》や《スパイラル・ゲート》などで相手を妨害できる。
しかもマナ武装条件を達成すれば、その効果を2倍にしたまま、手札に呪文を残すことができる。

都合上、呪文を多用するデッキで使いたい。スペルサイクリカやスペルサイケデリカ、ガリレオ・ガリレイなどと併用するのが吉か。



デュエル・マスターズ プレイス』では

DMPP-22から実装。
《撃英雄 ガイゲンスイ》にはドロー効果、《牙英雄 オトマ=クット》にはドラゴン以外のクリーチャーをマナ送り等上方修正されて登場したが、マナ武装7が足を引っ張りあまり使われる事は無かった。

しかし2023月10月26日のアップデートで、マナ武装7が5になる調整を受けて使いやすくなった。
マナ武装5と7を持つ《葬英雄 ゲンセトライセ》はそのままだがリアニメイトできるコストが5→7以下に強化されている。





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最終更新:2024年06月12日 20:03