純白の翼 キグナシオン

登録日:2015/01/02 Fri 23:42:51
更新日:2024/02/09 Fri 12:20:52
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最初に覚醒したのは、光文明のドラゴンだった。






《純白の翼 キグナシオン》は、デュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

世界の正義は、我らジャスティス・ウイングにあり! ---純白の翼 キグナシオン

純白の翼 キグナシオン 光文明 (2)
クリーチャー:ジャスティス・ウイング 2000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
相手のターン中に、このクリーチャーが破壊された時、そのターン自分が手札に加えるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。

DMR-12「エピソード3 オメガ∞マックス」で初登場したジャスティス・ウイング
いわゆる《問答無用だ!鬼丸ボーイ》や《破界の右手 スミス》などの「先行登場枠」であり、それが後述の問題を引き起こした。

2マナで2000のブロッカーは基準値以下だが、そのP2000という安い代償と引き換えにとんでもない効果を引っさげている。
相手のターン中に、このクリーチャーが破壊された時、そのターン自分が手札に加えるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。
いわゆる《星龍の記憶》内蔵ブロッカーであり、殴られた時にブロックするとこいつは死ぬが、それ以上の追撃を相手は躊躇するだろう。
またむりやり殴るしかない赤単速攻などのビート相手には、そのトリガーから重量級ブロッカーを投げることも可能。

低いパワーは逆に言えば死にやすいが故に能力を発動しやすいともいえ、破壊されやすいブロッカーであることも《爆竜 GENJI・XX》相手などには有利。
2コストウィニーで優秀なブロッカーは《信心深きコットン》や《光陣の使徒ムルムル》などたくさんいるがそこに食い込んでいけるスペックである。

MODE→CHANGEも存在するが、何故かロゴが入っていない。
アンコモンであるため、剥けば割とたくさん手に入る。

このカードがE3であることに関する問題

さて、このクリーチャーはもうひとつ、ドラゴン・サーガにおけるフィーチャー種族ジャスティス・ウイングであることから、下のカードで引っ張ることができる。

ジャスティス・プラン 光文明 (4)
呪文
自分の山札の上から3枚を、すべてのプレイヤーに見せる。その中からエンジェル・コマンドとジャスティス・ウイングをすべて自分の手札に加え、その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

デュエル・マスターズにはMTGのブロック構築に似た、限定戦という変則レギュレーションがある。
多くのプレイヤーは、DS限定レギュレーションでのデッキ構築も楽しんでいるところだった。

…ドラゴン・サーガの光文明は、正直めちゃくちゃ弱かった。
単体のスペックは確かに今までの光文明と比べても高い。ドラゴン・サーガで水準は飛躍的に向上した…が
他の文明のインフレーションや旧カードとのシナジーはその上を行くものであった。

  • 当初より単色コントロールのノウハウがあるところに高いカードパワーのカードを取り込んだ闇
  • もともと単色ビートと安すぎるドローの得意なところにドローで強くなる切札を獲得した水
  • どんな劣勢だろうが《龍覇 グレンモルト》を投げればひっくり返したれる火
  • 器用かつ力自慢なクリーチャーを潤沢なマナから飛ばして全部なぎ倒す自然
  • あいも変わらず《ヘブンズ・ゲート》に依存しなければ大型が出せない光

この状況では、相手も普通に殴ってくるし、仮にヘブンズ・ゲートがトリガーしたところで
自然「高パワーでなぎ倒すわ」
闇「破壊ならいくらでもできるから」
水「ちょっと横通りますよ(アンブロッカブル)」
火「これから毎日ブロッカーを焼こうぜ?」

こんな感じである。

ここでもしキグナシオンがいれば、相手も1ターンくらい待つかもしれない。
「これ以上殴ったらブロッカーが新たに湧いたりcipでフリーズさせられてしまうかもしれない」
実際、踏み倒されれば相手のターンで逆転して押し切ることもできる。そんな潜在能力だけは持っていた。

…だがキグナシオンのエキスパンションマークはE3。
DSマークではない以上入れられない。

《ジャスティス・プラン》で引っ張れるのに!
そもそも単体で強いのに!

その後、再録エキスパンションを兼ねた3D龍解のパック、《三段変形!龍解オールスターズ》が発売される。
光文明には《グローリー・スノー》《ダイヤモンド・ソード》《DNA・スパーク》といった優れた呪文が再録されたのだが…

多くの光使いが歓喜したのはDSマークのキグナシオンの存在だった。

そこいらの量販店で剥けば余るほど手に入るキグナシオンが「一番嬉しい再録」ってどういうことなの…
現在はキグナシオンの存在と、なんだかんだ搦め手も覚えて器用さがました光文明は、ワンチャンあるデッキと言われるようになった。
まだワンチャンあるかないかの時点で、他の文明に後れを取ってる気はしなくもない。

余談

名前の由来は「キグナス(はくちょう座)」+「メディタシオン」。
なおメディタシオンは重めの赤ワイン。つーか渋い。なんで「純白の翼」なんだこいつ?
なおメディタシオンの意味は「瞑想」。

はくちょう座のα星は白色矮星ではあるが…こじつけがましいだろうか。

最初に追記・修正したのは、光る頭のWiki籠りだった。

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最終更新:2024年02月09日 12:20