番場真昼/真夜

登録日:2015/01/09 (金) 18:33:24
更新日:2021/08/27 Fri 23:33:46
所要時間:約 5 分で読めます






鍵、かけますた……

ご存知ねーの?そういのさ、ひなたの匂いって言うんだぜ




◇プロフィール



身長:158cm
血液型:B
誕生日:5月30日
星座:ふたご座
出身地:群馬県(前橋)
平均睡眠時間:6時間
好きな食べ物:(真昼)白米(真夜)するめ
嫌いな食べ物:(真昼)するめ(真夜)フライドポテト
趣味:(真昼)ジグソーパズル(真夜)クロスワード

一人称:(真昼)わたし(真夜)オレ
胸のサイズ:B

出席番号12番
金星寮は6号室で英純恋子と同室。



◇概要


悪魔のリドル」の登場人物。
読み方は「ばんば まひる/しんや」
一ノ瀬晴暗殺の為に10年黒組に送り込まれた暗殺者の一人。

昼と夜で全くの別人になってしまう二重人格者。昼の真昼は小心者で引っ込み思案。夜の真夜は好戦的で獰猛。
それを現すかのように左右それぞれ異なるソックスを履いている。肌や髪と全体的に色素の薄い容姿で、顔の左半分には大きな傷がある(設定によると幼少期に真夜が自分でつけたもの)
寝る時(真夜)は髪を下ろして黒い浴衣を着ている。


真昼はオドオドしていて声が小さく、「なるます」「かけますた」など変な訛りを使う。内心では毒づいたりもするが。
真夜は見た目通りの乱暴な口調だが、「ご存知ねーの?」「お黙りになってろ!」など時折丁寧語が混ざる。(ドラマCDでは特にそれが顕著)


◇人物


真昼は何故か純恋子に気に入られており、度々お茶の誘いを受けているが真夜にダイエットを強要されているためいつも断っている。ちなみに漫画版では特にアプローチが露骨。お嬢様自重しろ。
当然真夜のほうも「梨の礫」だったようだが、暗殺の決行を決めたその夜だけお茶会に応じていた。
ちなみに黒組のテストでは点数は不明だが上から6番目(真昼)になる。そのうち、犬飼伊介は名前だけしか書いておらず、武智乙哉は退学していた。
裁縫が得意で、舞台用の衣装や水着などを自分で作っている。

水着はスクール水着を着用。
…というか同室の相方半ば強制的に着させられた。マジ自重しろ。


真夜はしばしば「真昼は◯◯をするのが夢だったんだよ」と、「風呂場に大量のアヒルのおもちゃを浮かべる」「スク水で泳ぐ」など性格に似合わない行動をとっている。
フルーツ牛乳が好物のようで、いつも風呂上がりに飲んでいる。

武器はハンマー。真昼に体力はないが真夜になると脳のリミッターが外れて筋力が上がり、巨大なハンマーも軽々と振り回せる。ただし元が元だけにスタミナには欠ける模様。
そのため作中で戦闘シーンがあるのは全て真夜。


暗殺の報酬は「無し」
一ノ瀬晴から貰ったストラップを「聖遺物」と読んで大事にしているが……。



以下、ネタバレ注意









◇番場真昼の過去


幼少期にある男に監禁されて個撮を強要されるという虐待を受けていた。
その時に真夜の人格が誕生し、男を殺害。凶器に使ったナイフを「聖遺物」として自分の殺人を正当化していた。
そして真昼は壊れた心を埋めるため「聖遺物」を求め続け、真夜は真昼の望みを叶えるため暗殺者となって殺人を犯していた。
つまり晴のストラップを「聖遺物」と呼んでいたのは「殺した人間の持ち物」と認識していたからであり、アニメ8話では晴を殺していないのでストラップが聖遺物にならないことに錯乱した様子を見せていた。
望む報酬が「無し」なのも晴を殺すこと自体が目的なため。

真昼・真夜の見た目との印象と本質は真逆で、実際に狂気に満ちているのは真昼の方とも言える。(乙哉にも同類とみなされていた)
逆に真夜は凶暴な雰囲気と言動だが、昼はできなかった挨拶を夜になってやりにきたり、風呂場で傷を隠そうとする晴に本人なりの気遣いの言葉をかけたりと、案外まともなのでは?と思わせる面がある。
もっとも真夜は真昼の望みを叶えるために行動しており、そのためならその望みが殺人であっても躊躇はしないが。

ただし、真夜がミョウジョウ学園に来た理由は「監禁されていてまともな人生を送れなかった真昼に、学園生活の雰囲気だけでも味わわせてやりたかった」とのことであり、晴の聖遺物を求めて急かしていたらしい真昼との若干の見解の相違が見られる。
好きな食べ物や趣味が真逆だったりと、それぞれ独立した意思を持つ人格になっており、対話も行う。原作の高河ゆん曰く「黒組は本当は14人」。


幼少期の個撮のトラウマにより真昼・真夜共にフラッシュなどの強烈な光が苦手。プールのナイター照明には無反応だったため不意の光でなければ大丈夫なようだが。
アニメではあまり絡みが描写されていないものの、同室の純恋子とはお互いの生い立ちなど深い部分を打ち明ける間柄。純恋子の真昼への好意は過去に凄惨な目に遭ったシンパシーなどからきている。(対話しているのはもっぱら真夜のようだが)
その様子はドラマCDで詳しく書かれており、その際真夜は純恋子の身体の「秘密」「綺麗だな」「真昼と同じくらい、カンペキだ」と評していた。



◇作中の動向


アニメでは8・9話で暗殺を決行。希望報酬が無しという活かし伊介と結託し東兎角と晴を分断、晴を襲撃する。
(放送版では予告票は無地だったが、BDでは「番場真夜参上!」と書かれているように修正されている。そもそも予告票に何も書かないのはルール違反である)
しかし追い詰めようとする度に、晴に携帯をぶつけられたり消火器を浴びせられたり用具箱の扉で鼻を殴打されたりと激しく抵抗されて何度も取り逃がしてしまう。
最終的に視聴覚室でハンマーを掠らせて負傷させ、あと一歩のところで追い詰めるが。その時報酬の総取りを狙った伊介が裏切りスライド映写機の光を浴びせさせる。過去の記憶がフラッシュバックし錯乱して戦闘不能になったところを伊介に蹴飛ばされて気絶、退学が決定した。
そのため兎角とは一戦も交えていない。


その後最終話で真昼が再登場した時には何があったのか不明だが憑き物が落ちたようになっており、「私はもう一人でも大丈夫」と語っていた。
この時真夜が消滅してしたかのような描写になっているが、公式Q&A曰く「真夜は真昼の中で生き続けている」とのこと。

若干の消化不良感は否めないので、原作での補完に期待したい。



◇ED曲「真夜中の逃亡」


アニメ第8話ED曲。

彼女の二面性、不安定さを現したような曲。
悲惨な過去により歪んでしまった真昼の心情を現すように、全体的に歌詞は暗く後ろ向き。優しく隠し包んでくれる「暗闇のマント」とは真夜のことだろうか。
ただし、ラストのフレーズではいつか前向きになり過去を精算しようとする意思が見える。
映像ではサビの直前で真昼と真夜が切り替わる描写があり、サビの部分でよく聞くと、低音で真夜のコーラスが入っている。

なお、「負けたらCDデビュー」と言われるアニメだが、8話では彼女と伊介が暗殺を決行するところで終わっており、この回では誰も退場していない。裏オリエンテーション後の3話以降ではこれは初のケース。
そのため「負けていないのにCDデビュー」「先行デビュー」「退学フラグ」など揶揄されていた。
負けたのにCDデビューすら許されなかった人もいるのに……

諏訪トロでは長めのイントロに入る「もわん」というサウンドがネタにされている。



◇その他


二重人格であるため、同室の純恋子との組み合せにおいても真昼と真夜で別物。
原作で純恋子さんが(時々如何わしい)アプローチや好意を向けているのは真昼に対してだが、腰を据えた会話を行っているのはもっぱら真夜であり、そちらのカップリングも中々人気がある。
ちなみに漫画版作画担当の南方純のイラストでは純恋子さんに対して真昼が受けで真夜が攻め(あくまで二次創作であるが)。
公式同人の「小悪魔のリドル」でも純恋子×真昼・真夜×純恋子・真夜×真昼と三組ぶんきっちり描かれている。
ちなみにがゆん曰く「あっでも真昼→純恋子はないかな。わらっ」とのこと。お嬢涙拭けよ。



追記・修正は聖遺物を渡してからお願いするます……

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最終更新:2021年08月27日 23:33