イノセ・ジュンヤ

登録日:2015/02/19 (木) 00:36:18
更新日:2024/02/05 Mon 12:20:20
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準々決勝で戦うチームの中に

セカイと同じ拳法を使う男が!


次回、『運命の再会』


なぜだ! なぜなんだジュン兄!?





















なら、その技を俺が頂いてやる

どこまでも果てしなく強くなるために!


イノセ・ジュンヤはガンダムビルドファイターズトライの登場人物。声の担当は吉野裕行
4年ぶりのガンダム出演だぜアレルヤァ!


☆キャラクター概要
宮城県の天山学園に属するガンプラファイター。迷彩柄のズボンと緑のパーカーを着た仄暗い雰囲気の少年。
目付きは悪いが髪型が少々カールしたショートカットになっており顔つきが端正な事もあってか、顔だけは美少j(セイケンヅキイ!

かつてカミキ・セカイと共に"師匠"の元で次元覇王流を学んでいた兄弟子とも呼べる存在。
修行時代に様々な事を教えてもらった恩からセカイは「ジュン兄」と呼び慕っていた。その縁からカミキ・ミライとも顔見知りである。

強さには限界は無いという持論からひたすらに鍛錬を続けていたが師匠から奥義の伝授を拒否された事から決別、姿を眩ませていた。

師の元を去ってからは更なる強さへの追求を続け、その過程で次元覇王流以外の拳法の技も取り込んでいった。
それらの鍛錬の影響なのか、弟弟子と同様に真っ直ぐだった気性が陰湿で攻撃的な物に変化している。

探求の末に生身の体で行う強さの体現に限界を感じたため、肉体の制限の無いガンプラバトルに転向。その強さはガンプラバトルにおいても十全に発揮され、本編から二年前のガンプラバトル選手権では全国大会への出場にまで至っている。

大会ではガンプラ学園と激突し、互角に渡り合うも当時のレギュラーだったスガ・アキラと時間切れという形で終結した。
この試合は五年間の無敗伝説の中で唯一、明確な勝ち星を挙げられかった戦いとして次元覇王流の名前と共にキジマ・ウィルフリッドアドウ・サガの脳裏に強く焼き付いていた。

スガとの戦いを境にガンプラバトルの表舞台からも姿を消していたが、二年が経った本編において宮城県代表・天山学園・チームタイタンの補欠メンバーとして参加。第13回ガンプラバトル選手権へと出場する。
過去のガンプラ学園との戦いはジュンヤ自身にも遺恨に残る物であったため、大会で再びスガと戦う事を望んでいたがスガは転校し、編入先のチームが敗退したため希望は叶わなかった。

ガンプラバトルにおいてはセカイと同様に無手による格闘戦を得意としているが、次元覇王流の他に合気道、ボクシング、中国武術などを使いこなし、次元覇王流だけでもセカイ以上の練度を誇っている。
元中学ボクシングチャンピオンであるイズナ・シモンがボクシングのキレに驚愕していた事から他の武術も相当の腕前だと思われる。
ただし、フェアプレー精神とは縁も所縁もない戦い方をしており、スガは余りの卑怯卑劣なファイトスタイルへの嫌悪感から「二度とバトルする気はない」と吐き捨てていた。
上記の過去の戦いは当時のガンプラ学園のチーム側にとってはジュンヤにとって以上の相当な遺恨となっている。
そのため、キジマ達もスガも万が一ジュンヤと再戦する羽目になった場合を想定して念入りに対抗策を講じた。

対戦相手への礼節などは持ち合わせていないが強くなるための努力は惜しまないため、ガンプラの調整は自分自身で行っている。
そのどうしようもない性格からチームメイトを全く気にかけておらず、チームメイトたちからもほぼチームの癌扱いされ、ほぼ学校公認の問題児となっている有様。
戦闘におけるチームの要でありながら補欠扱いなのも日々の所業のせいであり、チームへの復帰も当初は学園の理事長にすら嫌がられていた。
しかし、実力に限れば間違いなく本物であるのも事実であり、チームがジュンヤの復帰のために(あの最悪な性格を承知の上で)理事長を説得したことからも、そこまでするだけの価値がジュンヤにあるのがうかがえる。


☆本編中の行動
スガ・アキラが選手権に敗退した事に対して追求するために彼の元に向かうも、そこでスガの口から自身の同門が大会に参加する事を知る。

その同門こそが弟弟子セカイであったが、彼を見るジュンヤの視線は強い敵意を込めた物であった。

SD-Rとの試合でセカイが使った自身の知らない技を次元覇王流の奥義だと勘違いしたため敵意はより強い物となり、遂には不良をけしかけビルドバーニングの予備パーツを持ったユウマを襲わせるという凶行に走る。
その場にメイジン・カワグチとレディ・カワグチが駆けつけた事から事態は事無きを得るが、ジュンヤはセカイと対面する事になる。

弟弟子との戦いを明日に控える中、試合観戦にやってきたスガ・アキラと出会ったジュンヤはセカイを倒す事を決める。

そして準々決勝、相手はチームトライ・ファイターズ

ジュンヤは味方機に対して「勝手に戦って勝手に負けろ」と言い捨て、セカイのトライバーニングと対峙。
言葉通り味方機がユウマとフミナに倒されたのを意にもせず、弟弟子をその技量で圧倒する。
トライバーニングは負けじとアシムレイトとバーニングバーストシステムを発動するがジュンヤもまた自機の強化機能を発動。試合は依然としてジュンヤ優勢のまま続くのだった。

セカイがトライバーニングと共に編み出した炎の鳥を、いとも簡単に模倣(何この人怖い)。
セカイから奥義を手に入れる為に煽るが、セカイと「強さ」の道が違えている事を指摘されるだけであった。
拳の撃ち合いにおいてはトライバーニングの右腕にダメージを与え、すかさず関節にも攻撃を加えつつ投げ技を決める。
だが、それでも立ち上がるセカイを見て次元覇王流の極意に忠実な姿に苛立ちを増した。

強さを求め続けた目はガンプラと同様に赤く染まっていおり、常軌を逸した姿を見せてからは最早格闘技の技ですらなくなった
頭部に目潰し、すかさず股間へ膝蹴りを加え、頭髪状の粒子エフェクトで首を絞めるというえげつないやり方でセカイを苦しめる。
(その戦いぶりには流石に会場からは批判の声が上がり、出場者の中にも「何でもアリの闘い」という認識を持ちつつも嫌悪感を隠さない者もいた。)そんなに殴り合いが好きか*1
さらに、首を絞めていた頭髪状の粒子エフェクトを頭部に巻く事で視界を封じ、手の甲に内蔵されたビームソードを使用。
身動きが取れないトライバーニングを一方的に滅多切りする事で、遂にセカイを限界まで追い詰めた…はずだった。

しかし、もう動かないはずのトライバーニングが突然発光し、驚異的な量の粒子を放出し始める。
その粒子を身に纏い、再び立ち上がったトライバーニングに「往生際が悪過ぎんだろお!」と激昂、ビームソードでトドメを刺しにかかるジュンヤ。
だが、トライバーニングが作り上げた5つの分身による次元覇王流の技のコンボを受けて機体が大破、最後にはトライバーニングによるゴッドフィンガーと思わしき技でトドメを刺されて敗北した。

敗北直後のジュンヤの様子は描写されていないが、自分が背を向け、嫌悪していた次元覇王流の教えを忠実に守り抜いてきた弟弟子の拳に敗北したことで、それまでの強さへの異常な執着からは解放されたのか、
廊下で疲れから座り込んでいたセカイの胸ぐらをつかんで乱暴に引き上げはしたが、爽やかに「勝者は胸を張れ」と激励の言葉をかけた。その瞳にはもう狂気はなく、かつてセカイが憧れた兄弟子の優しい瞳に戻っていた。
別れ際にミライから次元覇王流に奥義が無いことを告げられた際には苦笑し、「強さは果てしない」と言い残して会場から去っていった。

帰りの道中ではスガ・アキラとの会話の中で自分が失いセカイが持ち続けているものを思い出し、修行をやり直す決意を固めたことを彼に話している。

決勝戦前日では、買い出し途中のセカイを襲撃。これは彼が憎いからではなく、彼なりにキジマ・ウィルフリッドの技を再現してセカイに見せることで、不器用ながらも応援したかったからである(実際、セカイは即興で対策を講じることができた)。
最終話では、もう一度師匠に稽古をつけてもらうようお願いしている。

次元覇王流に奥義が無いという事実を、師匠がちゃんと言っていればここまで紆余曲折せずに済んだのだが、
恐らく言っても納得してもらえない可能性や当時のジュンヤのメンタル面の問題を懸念した結果、師匠はそれを言わなかったのであろう。
間違っていることは女性相手に平手打ちしてでもハッキリと指摘できるスガですら言及しなかったのだから、裏目にこそ出てしまったが師匠の判断自体は強ち間違っていなかったと思われる。


☆使用機体
○ディナイアルガンダム

格闘戦に特化した調整を施されたジュンヤ専用機
詳細は該当項目を参照。


元々は他人が製作した、部活顧問曰く「最高のガンプラ」を学園の理事長が調達し、ジュンヤの手に渡った後に改修を施され、現在の姿として完成した。
つまりトライバーニングを「人が作ったガンプラ」と貶している割にはジュンヤ自身も他人のガンプラを改修・調整していることになる。
改修自体はセカイと違って自力でやったが、それでも説得力がない。


複数の格闘技を会得した人は追記・修正お願いします。


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最終更新:2024年02月05日 12:20

*1 一応、補足として相手のファイターがアシムレイトしている事を把握している上で、ガンプラを破壊して勝利を狙う訳ですらない、ファイターを嬲るだけの絞首という行為が批判の対象になった模様。実際に、セカイは首を絞められる感覚に苦しんでいた。