鈴井貴之

登録日:2012/01/07(土) 21:44:40
更新日:2025/01/16 Thu 20:06:40
所要時間:約 4 分で読めます




グルグルグル…

「アニヲタwikiをご覧のヲタクたち!いいか!いつまで見ているんだ!早く追記・修正しないとあいつをタコにしてやるぞ!!」

「………」














「あてのない旅に出かけます」

鈴井貴之とは、北海道で活躍する俳優・タレントである。
映画監督・放送作家・脚本家・演出家・実業家・プロモーター・DJ・ラジオパーソナリティも勤めており、『ハイパーメディアパーソナリティ』とも呼ばれる。

プロフィール

1962年5月6日生まれ。北海道赤平市出身。
芸能事務所「CREATIVE OFFICE CUE」の代表取締役社長
…だったが、オフィスキューのイベントであるCDJ2012において、社長職を退き、会長に就任する事を明らかにした。
後任は、副社長(鈴井の奥さん)が昇任。*1

経歴

北海道長沼高等学校を卒業後、後にTEAM NACSのメンバーを輩出する事となる北海学園大学の法学部に入学。
子供の頃から8mmカメラを使って映像を撮るのが好きだった鈴井は、この頃に本格的に演劇の世界に足を踏み入れる。
しかし、演劇にのめりこみ過ぎた上に酒に溺れ、大学を中退してしまう。

その後、いくつかの劇団を立ち上げ、1990年に劇団「OOPARTS」を主宰。
現在のOFFICE CUEの主立ったメンバーを抱え、当時では300人を呼べれば上出来だった札幌の演劇界において「1000人の客を集められる男」として注目を集める。
この頃、劇団と同時にバーの経営もしていたようだが、劇団公演のために抱えた借金が膨れ上がっていたため、かなり極貧生活を強いられていた。*2

1992年に役者が演技に集中出来る環境を作ろうと、芸能事務所「CREATIVE OFFICE CUE」を設立。
自身は代表取締役として就任し、以後長い期間その座にいる事となった。

そして道内を中心に勢力的に活動を続けて人気を確固たるものとし、事務所設立から4年後の1996年。
自ら企画・構成を担当した「水曜どうでしょう」が道内で人気を博し、その評判が口コミで全国へと広がり、一気に知名度が上昇。
同番組で自身も「ミスター」の愛称で親しまれ、共演した大泉洋氏ともども、社長という立場ながら一躍人気タレントとなった。
尤も、当人は北海道に在住していることや大泉およびTEAM-NACSを全国に売り込んだほうが良いとの判断からタレント活動は原則道内オンリーとしている。

2001年にはかねてからの夢であった映画制作に取り組み、この年に「man-hole」を発表した。
また2015年にはテレビ東京ドラマ24で北海道を舞台とした『不便な便利屋』で初の連続ドラマ監督・脚本を担当した。

性格

テレビの視聴者からすれば鈴井氏は穏やかで気遣いの出来るダジャレ好きの温厚な中年に見えるのだが、実はかなりの激情家で怒るとめちゃくちゃ怖いとのこと。特に社会人としてのマナーやモラルに厳しいため、彼と一緒に仕事をするには襟を正して行動することが要求される。
特に本気で怒る際は笑いを浮かべるらしく、後述のドラバラでの大泉の失態の際にニコニコと笑いながら怒る鈴井の姿を見て、「あ、笑ってる…」とメンバー全員が凍りついていた。

ご存知・大泉洋氏は雑誌のインタビューで「あんな怖い怒り方の大人を他に知らない。親父より怖い」と語っている。
『ドラバラ』内で大泉が脚本やイメージソングを担当していながら締切を大幅に遅らせた際には「鈴井貴之には黙っておいてくれ」と全力で懇願するほど。その後、度重なる延期により痺れを切らし、事態の進展を計った番組スタッフが鈴井氏に事の次第を報告した際には、大泉が「次の締切守れなかったら、覚 悟 し と け」と言い渡される事態となった。*3
他にも『水曜どうでしょう』初期においては大泉氏の行動によく本気の注意・説教を食らわせることがあり、大泉氏はよくディレクター2名に「鈴井さんに怒られた」と凹みながら漏らしていたそう。
ただ、大泉の遅筆癖(と本番前の便意)については慣れてしまった…というより諦めた模様。

戸次重幸氏は遅刻(しかも事務所のファンミーティング)しマネージャーに迎えに来てもらった際に、「車に社長が乗っている」と聞き、恐怖のあまり鼻血を流した。

2015年の正月に、NACSの森崎博之氏を始めとする事務所メンバーがラジオの企画で、鈴井にアポ無し電話をしたが、当の本人はドラマ制作でバタバタしており、スケジュールなどを調整してた最中にかかってきたため、立腹モードが発動し、生放送中にもかかわらず、鈴井の
ガチギレがラジオの電波で流れ、お茶の間を倍以上凍りつかせてしまった(しかも本人はラジオがあることを忘れていたため、電話中に収録中であることが分かると「何?これ、ON AIRのってんのか💢」とキレていた)。*4

今でこそ舞台に立つ事は殆どなくなったが、若い頃には芝居でガラスを割る、エキストラに殴られるなどの過激な演出を行っており、
当時の鈴井の演技は非常に鬼気迫るものがあったという。
2010年からまた舞台活動を始めている。

一方で、自他共に認める「ダメ人間」であり、上述の大学生時代のエピソード以外にも自堕落を超えた何かとも言える出来事を経験している。
この際の出来事は自著「ダメ人間: 溜め息ばかりの青春記」で述べているので、興味がある方は読んでみると良い。

なお、このダメ人間っぷりは「水曜どうでしょう」でも発揮されており、「サイコロの旅で肝心な場面で札幌と逆方向の目を出してしまう」、「大泉とD陣の失態を叱責した次の日にインキーをやらかしてイジられる」など枚挙にいとまがない。
ちなみに本人曰く、「地味ながら致命的なミスをやらかしがち」とのこと。

芸能活動

その独創性は「どうでしょう」での俗にいう前枠・後枠で遺憾無く発揮され、数十秒の短い枠ながら数々の名作を生み出した。

同番組内では大嫌いな甘い物を無理矢理食わされる、前枠・後枠で所属タレント(のはず)の大泉洋にドッジボールを全力でぶつけられたり、時には殴られたり、
タコ星人という謎のキャラに扮して延々回り続けるなど、下手な芸人がタジタジになるほど体をはっている場面が多々ある。
このように番組初期〜中期にかけては学生でプロのタレントとしての意識が薄かった大泉、他はディレクターが2人だけという態勢のためトークやリアクションにおいて前に出る事も多かった鈴井だったが、ある程度の時期になると「僕が前に出るより大泉、藤村の2人に好き勝手やらせた方が面白いのでは」という境地に至り、以後は本編で自身が前に出ていくシーンが少なくなっていき、現在の「大泉と藤村Dが罵りあいながら珍道中を繰り広げ、それを俯瞰で見守るミスター」という今日まで続いた「どうでしょう」の図式が完成した。

弱点としては先述の通り甘い物全般。特に餅やあんこを大の苦手としているが、原付の旅では大泉、藤村両名の策略により何かにつけて甘味を無理矢理食わされたり早食い勝負を仕掛けられて悶絶している。*5
ただ、甘い物の中でも氷菓や果物は問題ないとのこと。特にソフトクリームは一度に3本別々の味を余裕で完食したり、「スイカがあれば機嫌が良くなる」というほどスイカ好き。
なお、味覚が変化したのか現在は甘い物が大好きとのこと。反対に藤村Dのほうが酒にこだわるようになったせいで甘い物が苦手になっているとか。
かつてはテント泊などのアウトドアも大嫌いで、ユーコン川での7泊8日のキャンプをかけて対決列島で藤村Dと争ったほど。
結果は敗北して結局ユーコンに行く事にはなったが、この事がキッカケでアウトドアに目覚め*6、現在は赤平市に森に囲まれた広大な土地を所有し、そこを自らの手で切り開きながら生活するまでになっている。いまや「寝泊まりするのにテントなどいらない」とまで言い切るばかりか、あらゆる建築道具の扱いや資材の加工もお手の物。本職の大工さんにも「いますぐ現場に出ても通用するレベル」と太鼓判を押されており、果ては重機を購入して自ら操縦して作業を行うなど歳を重ねる毎にアクティブさが増している。


余談

愛称は『水曜どうでしょう』でついた「ミスター(ミスターどうでしょう)」だが、大泉らは番組以外では「社長(会長)」または「鈴井さん」、「ダメ人間」、「「おっさん」と呼んでいる。

私生活では眼鏡(どうでしょうDVDのシークレット映像等で確認できる)、テレビや舞台ではコンタクトと使い分けている。
どうでしょう初期によく掛けていた『ダメ眼鏡』と呼ばれる野暮ったい眼鏡は、何回目かのサイコロの旅で博多駅に置き忘れてきてしまったと副音声で鈴井本人が回想している。

また、女将や鶴の恩返しの鶴役など、何故かやたら女装する。

また『ドラバラ鈴井の巣』では女役としてベッドシーンに挑んだ事もある。(当然、森崎や大泉達はドン引き)





グルグルグルグル


「どぉーだ!!追記・修正しない奴が居たからタコにしてやったぞ!バッカ野郎!!」

「ヲタクは早く追記・修正しなさぁぁぁい!!」グルグルグル

この項目が面白かったなら……\ダメ人間ッ!/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 鈴井貴之
  • CREATIVE_OFFICE_CUE
  • ミスター
  • ダメ人間
  • たっくん
  • インキーマン
  • ダジャレ
  • 社長
  • 北海道
  • 赤平市
  • 自害
  • 水曜どうでしょう
  • 貴(タカ)派
  • タコ星人
  • 本当は怖い
  • 浦見魔太郎
  • 常識人
  • ハイパーメディアパーソナリティ
  • 怒ると怖い
最終更新:2025年01月16日 20:06

*1 その5年後、社長となった奥さんとは離婚。しかし、「夫婦という枠やしがらみにとらわれない関係に戻る」という前向きな形であり、これからも一緒に事務所を運営していくようだ。

*2 これらの若き日の鈴井氏のエピソードは触れるのがおっかないものらしく、『宮崎リゾート満喫の旅』で鈴井氏が自らの過去を語ろうと切り出した際には大泉氏が「怖い怖い」と笑ってかき消す場面がある。

*3 大泉曰く、「デューク東郷の殺害予告」

*4 鈴井がブチギレ中のなか、出演者があわてて通話を終了させ、スタジオはヤバめのムードになっていたが、森崎の携帯に電話がかかり鈴井が優しい声で「面白くなってたらいいよ」と伝えられたそうな

*5 鈴井氏が一番最初に食わされた甘い物は岡山のきびだんご。『サイコロ2』でロケ終盤に機嫌を損ねた鈴井氏のご機嫌取り、という小さな演出での結果だったが番組有数の名物となることに。

*6 最終的にユーコンでは誰よりも早く起きて流れる川を眺めながらコーヒーを嗜むほど。なお、当の仕掛け人である藤村Dは案の定ユーコンの過酷な環境にやられており泣き言を漏らしていた。因果応報