原灰ススム

登録日:2015/10/17 (土) 09:49:57
更新日:2024/04/13 Sat 15:16:04
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逆転裁判』シリーズの登場人物。


地方警察局の総務課に配属されている警察官で階級は巡査。初登場時の年齢は22歳。出る作品を間違えたんじゃないかと思えるくらいのコミカルな顔の持ち主。
そのノッポな見た目通り188cmという高身長であり『1』『蘇る』に登場する人物の中では最長、成歩堂三部作通しても2番目である。
制服警官だが新米なので腕に「仮免」と書かれた腕章をはめており、肩に拡声器を下げている。
感情が高ぶるとその拡声器を使って叫びだすため、度々耳障りなハウリングを起こしている。留置所でも法廷でも構わず拡声器を使うので非常にうるさい。誰か拡声器を取り上げろ。
首からはお守り、手錠、IDカードをぶら下げているが、車に乗り込む時に度々それをドアに挟んでいるらしい。
よく力強い敬礼をするものの、角度がおかしく目線も上を向いてしまっている。
名前の由来は「腹ばいで進む」。だが自分の名前を2回に1回は「灰原」と書き間違えている。
家訓は「やられる前にヤレ」。


勢いだけが売りの警察官で、いつもそのやる気が空回りしてしまっている。
糸鋸圭介を尊敬しており、彼のような刑事になるべく日々精進しているようであるが、彼の名前を「イノコリ刑事殿」と間違えて覚えている(一応本名は ノコ なので間違ってはいないが)。
糸鋸の影響か彼もまた体育会系の人間で、コミカルかつエキセントリックなアクションをする。
要領が悪く不幸体質でもあるため、出会ってすぐの成歩堂龍一からも「いるよなー。こういう、アタマも運もよくないヒト‥‥」と散々な評価を受けていた。
“指示待ち世代”を自称しており、誰かの命令を受けないと動く事ができないらしい。


初登場は『逆転裁判』1作目追加エピソードの『蘇る逆転』で、警察局長の使いで御剣怜侍の執務室を訪ねた時に成歩堂と出会う。
その後で多田敷道夫を警察局で殺害した容疑をかけられ逮捕された。
成歩堂の活躍によって(本来の被告人のついでのような形で)無罪は証明されたものの、この件が原因となってしまい、正門のガードマンに格下げされてしまった。
なおこの事件で例により御剣に給与を下げられてしまうが、後に証拠保管室での行動を評価されたため*1、少しだけ持ち直した模様。


逆転検事』第3話『さらわれる逆転』では狼士龍の指揮のもと、バンドーランドでタイホくんの着ぐるみを着て捜査に当たっていたが、うっかり拳銃を落とす大ポカをやらかしてしまい、それを犯人に利用されてしまう。
この事が原因でまたも容疑者となるが、御剣の推理で無実が証明され後に拳銃も発見される。
だがその後何度も警察手帳も紛失してしまったため、それが致命的なミスとなり警察をクビになってしまった。
ちなみに御剣のことは「 あのヒラヒラ 」呼ばわりしており、感謝はあまりしていない模様。


その後どうなったかは『逆転裁判4』第4話『逆転を継ぐ者』の中の回想で書かれており、警察に復帰するため法廷係官として日々頑張っている。ちなみに成歩堂のことは全く覚えていなかった。
まだ警官の制服を着用しているが、これはクビになった際に記念に持ち出したものらしい。*2
法廷係官になっても相変わらずで、審理中の被告人の脱走を許してしまうという失態をしでかしてしまっている。
尤も今回は被告人が奇術めいた方法で脱走してしまっているため、普通の係官でも逃していた可能性は高いが。
被告人を逃して以降は不幸続きだったようだが、被告の弁護人だった成歩堂から謝罪の言葉をかけられ、ついでに〈ビビルバー〉のタダ券を貰った時は「謝ってもらったり何かを貰ったのは初めてでありますからしてッ!」と大げさに感激していた。

本来は全く別の新キャラが出る予定だったらしいが、最終的に彼に差し替えられている。上記の警察の制服持ち出しに関してもメタなことを言えば「 1からグラフィックを作り直す手間を省く 」ためと考えられる。


逆転裁判(漫画)』にも出演、総務課勤務のはずなのになぜか殺人事件の捜査に加わり何度か登場していた。


ハラバイ「追記・修正お願いするでありますからしてッ!」

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最終更新:2024年04月13日 15:16

*1 怪しい人間がいたので職務質問をしようとした所ナイフを突きつけられ、傷付けられた上で気絶させられた。少なくとも行動そのものは非常に真っ当なもの。保管室に入れるのは警官だけなので、それを怪しいと思うこと自体はそもそもおかしいのだが、偶然にも実際に不審な人物であることは間違いなかったので、文字通り怪我の功名となった。

*2 さすがに成歩堂もこの事に関しては「かなりマズいんじゃ‥‥」と困惑していた