登録日:2011/11/04 Fri 15:00:26
更新日:2025/01/12 Sun 03:48:30
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主人公勢の敵対勢力、
夜都賀波岐の主柱にして本作最強クラスの存在。
その力は他の7柱すら足下にも及ばないレベルで、まさに神とも言うべき力を有している。
外見は死人の如くの黒い肌に血のように紅い髪と瞳が特徴的な青年。
普段は蝦夷に波洵への憎悪をたぎらせながら住んでおり、その時は周囲からの呼び掛けに応じる事はあまりない。
一応、影のような形で他者と意思疎通をとる事は可能だが、結構負担があるらしい。
【性格】
基本、神らしい威風堂々とした口調だが、同士たる7柱に対してはどこか砕けた口調で話す若者のような姿を見せ、彼らからは全幅の信頼を寄せられている。
裏切りのような行動をとる
宿儺に対しても態度は変わらず、むしろブラックジョークを返す等、親友として見ている。
宿儺もまた気を許せるダチのような態度で応じている。
不倶戴天の宿敵たる東征軍に対しても問答無用の行為には出ず、穢土から立ち去るよう忠告する等、理性的な面がある。
【太極】
太極・無間大紅蓮地獄
夜刀の太極。
永劫の
時間停止。
穢土が黄昏時から季節が進まないのは、夜刀がこの力で穢土自体を異界に変え、
天狗道の理から切り離しているからである。
この太極内では夜刀が動いてよいと許可した者しか動けず、それが即ち彼以外の天魔である。
夜刀と許可された者は強固な時間停止という究極の防壁と鎧を身に纏い、より強力な存在に変貌する。
これを覆すには夜刀と
同等以上の太極に至ることが必須なのだが、彼が波旬を除く歴代最強であり彼を超える存在が波旬以外皆無であるがゆえに正攻法では不可能。
当初、覇吐らが悪路達に勝てなかったのはこの要素が大きな要因。
また覇道神として、夜刀ととある神格の2柱のみの特性である軍勢変性によって太極下の面々は夜刀のバックアップにより能力が急上昇。
元来、太極に至る素質がない7柱が太極を扱えるのはこの為。
7柱の太極の頭につく
無間はその証である。
その為、神にあたるのは夜刀で他の7柱は言わば偽神である。
守性の力だが、攻性としての面も桁違いで、自身の時間を弄る事で条理を無視した速度で戦闘が可能で、時間停止と併用が可能というトンデモ鬼畜仕様。
この能力故、夜刀に真っ向から勝つのはまず不可能である。
………
第六天波旬を除いて。
余談だが覇道神としての力量は長年の経験も加わって極まっており、その力はかの黄金と水銀すら凌ぐ。
通常、覇道神とは支配する魂の量+本人の渇望力の合計によって強さが決まるのだが、夜刀の場合、『本人の渇望力のみ』で波旬を除く歴代覇道神を超える力を持つというぶっちぎりでチートな存在。
腕の一振りで歴代神格を粉砕できる最凶最悪の波旬には、対峙した黄昏の守護神3柱の中でも『最も面倒で邪魔な相手』と言わしめ、防衛戦の地の文では『無間を冠した刹那の彼はよく耐えたと賞賛されるべきだろう』と評された。
作者の正田卿は
『(大欲界天狗道と鬩ぎ合えるのは)彼は時間停止だからできただけです』
『それ(波旬と畸形嚢腫の分離)を成すまで刹那が時を止めて時間稼ぎ』
『波旬と何千年も鬩ぎ合い続けているというだけでチートの領域』と言及している。
また、無慙が負傷しながらも幾万の激突の末に波旬の小指を切断した戦闘については『(黄昏防衛戦で)蓮は防御に全振りして大分長いこと波旬に耐えたけど、それの攻撃バージョンみたいな風に思ってくれたらいい』とのこと。
全ての能力値がカンストという異常性は言うに及ばず、夜刀が他の追随を許さない出鱈目な防衛能力・防御性能を有しているのは間違いない。
事実、過去最高純度で発せられた停止による防衛はあの波旬が即殺を諦めて後に回すほど。
【随神相】
下半身が大蛇で上半身は夜刀を模した
キメラのような様相で、穢土を覆うデカさという規格外中の規格外。
戦闘では強烈な光条や鱗を流星の如く降り注ぐ、巨腕による格闘等の多彩な攻撃で夜刀と共に戦う。
【戦闘形態】
常世によって、夜都賀波岐7柱と淡海の海坊主の魂を生贄とした事で全盛期の力と在りし日の精神を持って復活。
蛇の鱗の意匠が刻まれた白い鎧を纏った武者のような姿となった。
背中から無数の鋭利な鎌が生えており、その一つ一つが星すら裁断する威力を誇り、その気になれば宇宙すら破壊可能という尋常でない力も発揮できる。
また一撃一撃に相手の時間を停滞する事を強制する力を乗せる事も可能という鬼畜仕様。
前述の加速能力、時間停止も相俟って非常に強力な攻撃を仕掛けて来る。
等級項目のステータスも全てが
最大値の100(ゲーム内では色や他キャラとの数値の兼ね合いもありオール70表記)となっており、座に至った奥伝の
覇吐達すら統合的に上回っている(求道神が覇道神に敵わないのは覇道神が全世界の魂を保有していることによる物量差が大きいのだが夜刀はその条理を軽く無視している)。
黄昏の女神防衛戦では、全力を出せない状態でも宇宙を消滅させるだけの熱量(たましい)をその身に然と有していると描かれている。
【関連人物】
◇夜都賀波岐
大切な仲間達。
特に
宿儺や
大獄とは縁が深い。
たまに啀み合うも、夜刀の一言で矛を納める等、基本仲のいいメンツ。
彼らの死には血涙を流し、慟哭した。
7柱もまた、夜刀と彼が愛する黄昏の名残を愛し、守ろうとしている。
◇
坂上覇吐
蝦夷にて一騎打ち。
何故か夜刀の時間停止を(辛うじてだが)撥ね除けられる。
容赦ない怒濤の攻撃で終始圧倒するも、どこか彼に何かを伝えようとしているような……?
かつての旧世界では
黄昏の女神の力で夜刀と
黄金、
水銀の4人の覇道神が存在していた。
これは女神の力があってこそで、本来は2人以上、覇道神は存在できない(座の奪い合いが始まる為)
そういう意味では平和ながら不安定な世界であったといえる。
その均衡を崩したのが他でもない6番目に座につく事となる第六天波洵である。
波洵によって女神の覇道神の共存機能が破壊され、全力を出せなくなった3柱の内、黄金と水銀が死亡。
更に波旬は純然たる力を発揮した刹那を後に回し、天狗道を容易く潰せる黄昏に集中させて徐々に圧壊させていく。
守りに長けた夜刀が【防衛】を捨て、【特攻】するも波旬からすれば『路傍の小石をどかすような腕の一振り』(それでも上記の通り歴代覇道神を粉砕する力)で特異点から弾き出されてしまい、女神が波洵に蹂躙される様を見続ける事しか出来なかった……。
夜刀は大紅蓮地獄をもってして天狗道完成を阻止。
尚且つ、女神の死によって波洵に取り込まれかけた仲間の魂を回収し、再構成。
これこそ穢土と夜都賀波岐の誕生である。
すなわち、その正体は
Dies iraeの主人公・
藤井蓮その人である。……が顔出した時点で夜刀=蓮だと気付いた人は結構居たりする。
元々が短期間でラインハルトと戦いマリィを座へと至らせるために作られた戦闘兵器のような存在なので、年月を重ねることでここまでの強さを得た。
どうしても追記しなくてはならないから……修正もしているんだよ! この項目でな!
- 求道と覇道が備わり最強に見える。ヒッキーはバグだからノーカウント -- 名無しさん (2013-07-11 00:31:21)
- ↑ベイ「ああ!」 -- 名無しさん (2013-07-11 00:44:20)
- こいつの部下のホモ二人が強すぎる。顔見たら即死と総軍無視とか座の神でもどうしようもない -- 名無しさん (2013-07-11 01:14:29)
- 波旬がバグチートなら夜刀はカンストだからな、天狗道との数千年の鬩ぎ合いで達した悲しい境地よ -- 名無しさん (2013-07-11 01:21:25)
- というか宿儺、 -- 名無しさん (2013-07-11 02:32:53)
- ミスった
というか宿難、奴奈比売、紅葉辺りでわかるよな -- 名無しさん (2013-07-11 02:36:03)
- 当時は水銀との融合体とか言われてたんだよ -- 名無しさん (2013-07-11 02:40:35)
- おまけCDでほとんど水銀になってたりするしね。流石は親子。 -- 名無しさん (2013-07-11 08:25:44)
- 太極から蓮の流出までリンクする? -- 名無しさん (2013-12-21 00:28:52)
- 好きに、しろやぁ… -- 名無しさん (2015-07-27 23:39:59)
- 一人の女への愛を貫き、たった独り諦めずに生き続ける姿は奇しくも生みの親とそっくりなのであった -- 名無しさん (2015-11-10 01:11:33)
- つーかほとんどフェイスレスなのよね〜しかも成功してる。ある意味で水銀はすでに勝ってるというか -- 名無しさん (2015-12-06 02:04:25)
- ↑10 正田卿の方も高濱さんの方もホモは強いからねw -- 名無しさん (2019-11-16 20:32:43)
- 漢字の多さも圧倒的 -- 名無しさん (2019-11-16 21:28:35)
最終更新:2025年01月12日 03:48