マリィ(Dies irae)

登録日:2013/08/23 (金) 07:21:33
更新日:2025/03/26 Wed 10:16:30
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「私が皆抱き締めてあげるから」




CV-榊原ゆい
身長-160cm
体重-50kg
スリーサイズ―B88W60H89



藤井蓮の夢に現れる謎の少女。
首に斬首痕、その身には布一枚だけを纏い、黄昏の浜辺で断頭台で歌われる血のリフレインを常に歌い続けている。

また、そこには蓮そっくりの顔をした「カリオストロ」と名乗る裸ローブの変質者もおり、彼女を「マルグリット」「女神」と呼ぶ。

その正体は蓮の持つ聖遺物「罪姫・正義の柱(マルグリット・ボワ・ジュスティス)」に宿る魂であり、ギロチンそのもの。
「人類最悪にして最美の魂」と言われ、彼女一人でラインハルト・ハイドリヒの総軍すら凌駕する。

本名は「マルグリット・ブルイユ」。
フランス革命時にギロチンマニアの両親から生まれたが、触ると首を切り落とす呪いにより、誰とも触れ合えずギロチンで死ぬ。
このギロチンが、蓮の持つ聖遺物。


中盤、蓮の形成位階到達に伴い現実に実体化し、ゴスロリ衣装で「人間」として蓮達と共に暮らしていく。

彼女自身の戦闘能力は皆無だが、触ると蓮以外の首を切り落とす呪いを持つ。
この呪いは蓮によって制御されているため、蓮が意識を失っている間にマリィに触れると首が飛ぶ事に。
また、ある√では蓮が意識を失っている間に彼の創造を無理矢理発動させて戦う場面もあった。

性格は一言で纏めると無邪気・無垢だが、感情を理解出来てないので、考え方が極端になりがち。
しかし、√によっては人間らしい感情豊かな女の子になる。




















ある意味ではこの「Dies irae」という物語の発端である存在。
彼女の魂は生まれながらにして神格を有していたが故に、「自分の世界」の浜辺で一人過ごしていた。
そこに、既知感に絶望したコズミック変質者メルクリウスが現れる。ちなみに、この時に彼女に名乗った名はカリオストロ。
マリィの生涯の終わりを見届けてマリィに恋をした彼は、彼女に神座を譲り、彼女に抱きしめられて消えようとする。

「あなたに恋をした、あなたに跪かせていただきたい、花よ」
しかし、彼女はその渇望が神座になれない「求道」の性質だったため、水銀は彼女を「覇道」に変える為に策を弄する。

言ってみれば、「Dies irae」は「変態神がマリィを次の神様にするための繰り返し」

黒円卓やエイヴィヒカイトも総て、そのためだけに用意され、蓮やラインハルトすら例外ではない。

メルクリウスの理想からすれば、香純√や螢√は「マリィが神様になれなかったBAD END」であり永劫回帰からは抜け出せない。

そして、自らが蓮と結ばれるヒロインとなるマリィ√は遂に彼女が覇道に至って神様になる。
…が、最後の最後でメルクリウスに対して「抱きしめません、不倫はだめなんだよ」と彼だけをハブる。

流石のメルクリウスも予想外過ぎた展開に唖然、狂笑と共に消滅。

……かと思いきや徘徊するニートとなり、放置プレイに目覚め、後にマリィの守護者となる。

しかし、マリィが第六天波旬との戦いで消滅した事で再びメルクリウスが神となり、回帰し氷室玲愛√に突入。
先輩√ではメルクリウスが波旬を誕生させない事に気を取られ過ぎ、現世への介入が疎かに。
その結果、蓮はマリィではなく玲愛を選んでしまう。
香純達を失い心の痛みを覚えた事で、事の発端が自分であることに強く責任を感じ、さらに蓮と司狼の殴り合いを見て狂笑するメルクリウスを見た事で、慕っていたはずの彼に対して否定的な感情を持つことになる。
だが、皮肉にもそのおかげで「皆を抱き締めたい」と覇道に至り、ラインハルトとの決戦で致命傷を負ったメルクリウスを抱き締めて全ての決着をつける。












神格としての咒(な)は黄昏。初代から数えて五代目の座の主である。


全ての人間に慈愛を振りまき抱きしめ、幸せを願う女神の理。
その法は全ての人間がいつか幸せになれるよう願う優しく温かな女神の理である。












神咒神威神楽』でのマリィ

とある理由で登場しない。





以下ネタバレ。















神咒神威神楽はマリィ√からのIF。
彼女が座に至り、水銀、刹那、復活した黄金と共に世界を見守っていた所、波旬という新たな覇道神が登場。
マリィの「総てを抱きしめる」と言う渇望を鬱陶しがった波旬は、マリィの腕を振り払い、守護者である水銀と黄金を殺害し、刹那を座の外に吹き飛ばす。
そのままこの上なく残忍な方法で殺されてしまう。






以下、余談(ネタバレ注意)










実は玲愛ルートにおいての彼女も、最終的には波旬ではないものの邪悪な神格によって消されることは(ほぼ)確定している。
たとえ自分の手で守る存在である彼女でも、観測者が存在する限り永遠の治世はありえないため。

(そもそも彼女のルートでも「神座を作り出した文明のレベルにまで発展してしまう」と観測者に危機感を抱かせるというアウトレベルに踏み込んでしまっている)

しかも彼女では観測者の存在に気づくことは絶対に不可能。*1そして彼女のルートにおいて波旬がもし存在しなかったりそもそも波旬のような邪悪な神格が発生しないなら…と考えた場合でも彼女の治世は永遠ではない。

これはマリィもまた時が経てば自滅因子を発生させてしまうため。
そして観測者はその自滅因子による神の消滅を起こさないように新しい覇道神を発生させるように誘導する。
しかし、彼女の理の関係上マトモな覇道神ならば覇道の共存によって彼女の守護者となる。つまりそれは裏を返せば彼女が座から退場するのはマトモでない邪悪な覇道神に消された場合しかほぼありえない。

つまり、彼女は正史でもIFでもどうあがいても最終的には救いようのない方法で消滅することが確定しているということなのだ。
しかも後年発表された『黒白のアヴェスター』で明かされた設定から*2第五神座は神座闘争劇の観点において最悪レベルの危機であったことが判明してしまった。
具体的には、マリィの治世が続いていた場合、遠からず神座世界そのものが詰む。
更に2025年にスタートした第五神座の物語『Dies Entelecheia』においては、刹那・黄金・水銀が波旬や邪宗門こと転輪王の花輪(サンサーラ・ヴァルティン)に対処できなかった理由として、
彼らはマリィが許すからこそ存在できるので越権行為はできずマリィが介入できない事態には対処できない事、そして覇道共存という世界のキャパシティが既に限界を迎えており法則が完全には安定せず本来神座に招かれる事のない魂を転生させており、その存在が関わる事象にはマリィは勿論三柱も介入できなかった事が判明している。






実はマリィは神座世界において唯一、同作者の別作品、相州戦神館學園 八命陣における盧生になる素質を持ち、八層の試練を踏破して盧生に覚醒することができる存在。
まあ世界観が違うので、邯鄲を行使できるわけでも神格を召喚できるわけでもないのだが、要はマリィの愛は真実人類全体に及んでいるということである。

ちなみに盧生の試練に挑む資格だけならマリィの他にラインハルトも当て嵌まるが、八層にてメルクリウスとの対決という試練が課されるため、試練突破が困難とのこと。






追記修正は皆を抱き締めたい人がお願いします

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最終更新:2025年03月26日 10:16

*1 那由多に渡るループを繰り返した水銀ですら観測者の掌の上である

*2 ただし、神咒神威神楽の時点から少し設定変更はあった部分はある