常闇の竜レグナード

登録日:2016/05/07 (土) 14:45:01
更新日:2025/06/27 Fri 19:13:23
所要時間:約 8 分で読めます




ドラゴンクエストXオンラインのVer.3パッケージ、「いにしえの竜の伝承」のVer.3.1より登場したボスモンスター。


【概要】

神話の時代から存在するいにしえの竜の一匹であり、ナドラガンドの深淵に力を失った状態で眠っているドラゴン。
邪悪な存在ではないものの、時折目覚めて地上に混乱を招いては、自身が封じられた結界である竜鱗のまゆのなかで力を蓄えている危険な存在となっている。
10のブラックドラゴンはこいつの末裔であるらしく、大地の竜バウギアは彼の妹分であるらしい。

見た目は赤黒い皮膚と黄色い爪、角を有したグレイトドラゴンとなっており、戦闘BGMもそれに合わせてかDQ5のボス戦の曲である「不死身の敵に挑む」が採用されている。


【レグナード系統のモンスターたち】

いかにも強力そうな見た目から、登場はどれも決まって中盤終わりから終盤にかけてになる。

ブラックドラゴン

DQ5で初登場。
漆黒のウロコを持ち、リメイク版以降は翼とアゴ、腹部が黄色い。
わしづかみや、かえんの息を使用する。
こいつが印象深いのはなんといっても11、なんと序盤も序盤で登場し、こいつを振り切って逃げきるイベントがある。
その後もその強さで要所要所で立ちはだかる壁になる。

グレイトドラゴン

同じくDQ5で初登場。
金色のウロコを持った神々しい竜。
高いHPと激しい炎が脅威で、稀に仲間を呼ぶこともある。
低確率ながら仲間になる事があり、苦労に見合うだけの強さを持つ。ゆえにモンスターズではほぼ皆勤。
モンスターズシリーズでは氷属性の特技を覚えることが多い。

基本的にブラックドラゴンの上位種だが、モンスターズでは一部で下位に甘んじることもある。

グランシーザー

DQMSLで初登場した、プラチナカラーのまばゆいウロコを持ち、光の力に目覚めた聖なる竜。
ナンバリングでは11で初登場。
噛みついたり、ひかりのブレス、シャインスコールなどの光属性による攻撃が得意。

りゅうおうもどき

DQ11(3DS、S)の追憶の神殿に登場するボスモンスター。
竜王のチカラを与えられたドラゴンで、冒険の書の世界を荒らし回っていた。

戦闘ではシドードラゴン*1、ゾーマズレディ*2と共に襲いかかる。
灼熱や闇の炎を吐いたり、テールスイングや痛恨の一撃を放ってくるほか、たまに雄叫びをあげたり、息を吸い込んでブレスの威力を上げ、シドードラゴンと連携して竜眼のはどうを放つ。
普段は1回行動だが、他の2匹が倒され、りゅうおうもどきだけになると3回行動にグレードアップするため、要注意。

ちなみに戦う前に『もしわしの味方になれば世界の半分をやろう』と主人公を勧誘してくるが、『わしにはそのような権限はない』と言うのでご安心を。


【関連人物】

  • プリネラ
マティルの村の廃屋でレグナードを見守り続ける竜の巫女。
レグナードに立ち向かう真の勇士を探している。
精霊王装備とドラゴンの杖を持っている。

  • 交換屋テゼ
プリネラの隣に立っている護衛の赤いリザードマン。
プレイヤーの噂を聞き、独断で手紙を送った。
竜牙石の破片を竜牙石に変えてくれるほか、後述する装備品も作ってくれる。


【戦闘ルール】

Ver3.1のシナリオクエストクリア後(豪炎の聖塔のボス討伐後)に交換屋テゼから手紙が届き、
聖都エジャルナの北西に位置する廃村、マティルの村にいる竜の巫女プリネラにまじないをかけて貰い、
その状態で指定されたドラゴン系モンスターを倒すと手に入る竜牙石を10個(竜牙石の破片の場合は10個で石1個と交換)所持した状態でプリネラに話しかけると、竜鱗のまゆに案内され、
4人パーティー1組による戦闘を行う。石を落とすドラゴン系モンスターはベヒードスやヘルジュラシック、
アックスドラゴン等だが、対象となる相手は1日1回の頻度で更新され、また竜牙石そのものはバザーでも購入可能である。


【レグナードの特徴】

形式上、強敵とのバトルコンテンツとなっているため基本的には上級者向けの相手となっている。

【推定能力値(強さ1の場合)】

H P:約73000
攻撃力:約1140
守備力:約766
ターンエンド:約15秒
備 考:全属性ダメージを1割減。怒りと激怒状態あり。戦闘の制限時間は20分。


強さはver5.0現在戦う際に申請可能で最大五段階。ちなみに強さ1→4でも能力の差は激しいのだが4→5の能力差はとんでもない事になっておりエンドコンテンツ最難関の一角となっている

使用する特技は、

  • 打撃
二連続攻撃。450~500程度のダメージ&その7割程度のダメージ。

  • 霜白の氷塊
対象と狭い周囲にダメージ1200程度のブレス攻撃&20秒程度自分の足元を凍らせ、プレイヤーがが踏むと凍結し、しばらく動けなくなる。

  • 紅蓮の炎
対象と狭い周囲にダメージ1200程度のブレス攻撃&20秒程度自分の足元を炎状態にし、こちらが踏むと最大HPの60%程度のダメージ。

  • シャイニングブレス
ダメージ1500程度のブレス攻撃&呪文・特技封印。

  • ダークネスブレス
ダメージ1500程度のブレス攻撃&全属性耐性低下&呪い(3秒ごとにMP-20)

  • ウイングダイブ
数秒後に相手から見て前方全員に1300程度のダメージを2回+足が遅くなる追加効果。
相手の側面等に移動すれば回避可能。

  • はげしいおたけび
ターンエンドに使用。
周囲に現HPの50%ダメージ+吹き飛ばし。
ダメージを0に出来れば吹き飛ばない。

  • ひかりのはどう
デバフ解除。

相手にかかっているバフ解除。


HP75%以下で、
  • テールスイング
広範囲の周囲全員にダメージ。
早くジャンプすると回避可能。

  • 裁きの雷槌
対象と周囲に300~400程度の雷ダメージ&マヒ&放電状態*3


HP50%以下程度で、
  • 竜の咆哮
敵の周囲(広範囲)の相手が約15秒行動不能(回避不能だが、まもりのたてではたまに防げる)&守備力0、敵に光の波動&テンション1段階アップ&45秒間ダメージアップ&与ダメージの50%HP回復&攻撃時、たまにテンションアップ%ピオラ2段階


と、致死相当のダメージを与える特技が目立つ強力な相手となっている。
特に回避可能なウイングダイブやテールスイングは当たると復活等の余計な行動が増えてしまう為、何としても回避出来るようにすることが求められる。
基本的に当たらない位置に逃げるなり発動前にジャンプするor安全地帯に陣取るなりすれば当たらないが、問題はHPの色が変わったり怒りが発動した頃に使用する竜の咆哮。
行動不能になる時間が10秒を超える為、その隙に攻撃されて全滅につながる可能性も大きいため、
あらかじめ後衛がタイミングを見計らって射程外に退避する、怒りの対象が延命することで新たな怒りを発生させない、
壁になるプレイヤーがレグナードの正面に陣取って相撲の状態を継続する、等といった対策を怠らないことが重要になってくる。

咆哮に当たってしまっても立て直しが成功すれば勝利するのも難しくは無いため、焦らずに立て直そう。


パーティー募集の際には壁役のパラディンと僧侶、攻撃役の魔法使い2人といったドラゴンガイア向けの編成が安定しやすい。(もちろんガイアと闘う感覚で戦闘するのは望ましくないが…。)
物理編成の場合は火力となる戦士やバトルマスター2人と、バイキルト必殺技による火力向上等を担当する道具使い、僧侶といった編成での勝利報告が挙がっている。
異常耐性必須のほか、安定を求める為に討伐経験などの条件で募集するプレイヤーもいるが、中には練習目当ての募集も見られるため、討伐未経験者は参加してみよう。

実装からだいぶ年月が過ぎてアクセを完成させたプレイヤーが多くなったことと、報酬は別ながら上位版バトルと言える聖守護者が台頭してきたこと、一方の常闇には超ハイエンドバトルのレベルVが追加されたものの、左記の事情から募集はほぼVしかなくなってしまったことで、後続のプレイヤーはサポート仲間を使って一人で挑まざるを得ない状況がほとんど。
ダークキングは毒耐性さえあればサポでも楽、メイヴもまだなんとかなるが、レグナードはサポでは回避困難な攻撃ばかりなのでレベルIでも非常にきつい。

まずサポはジャンプができないためテールスイングをまともに喰らうことになり、ホップスティックがなければ基本的に回避不可能。
さらに怒り直後に確定で使用する竜の咆哮への対処もまず不可能であり、密集しているところを竜の咆哮で止まり、テールスイングで壊滅、というコンボで敗北一直線。
壁戦術やピンポイントのスタン、竜の咆哮飛ばし*4といった、レグナード戦で必須級の高度なテクニックが全然使えないため、サポ攻略は常闇の中でもぶっちぎりでハードルが高い。

挙句、公式も常闇の挑戦のお題を出した際に「 ダークキングやメイヴのつよさIであれば、サポート仲間でもいけるかも知れません 」という発言をしているため、I~IVはほとんど人がおらず、 レグナードは無理 ということをほぼ認めてしまっているようなものである。

以上のことから後発組がレグナードに挑戦する場合は、チームやルームで参加してくれる仲間を直接探すことが最も得策と言えるだろう。
幸い、レグナードを全く倒さなくてもアクセサリーの入手はできるため、自信がなければ回避してしまってもいい*5

報酬はその日の初回の討伐に出現する紫宝箱からは、アクセサリーのダークアイ(顔装備。HP4~10、攻撃魔力10~19、魅了ガード50%~80%の効果)と交換できるレグナライトが7個(強さ1の場合。強さが上がるとレグナライトの数も増える)
毎回登場する赤宝箱からはレグナライト1個or常闇の砂1個or金塊1個or小さなメダル1個となっている。

ダークアイはレグナライトを10個、常闇の砂は30個集めて「黄金の飾り~」と名のつく武器防具1個をプリミラの隣にいる交換屋テグに渡すと、「常闇の~」と名のつく装備と交換してもらえる。
常闇装備は特殊な効果を発揮する武器防具…ではなく、所謂おしゃれ装備となっている。機会があればぜひ狙ってみよう。



追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/












「……今日は いつもより
闇のチカラの高ぶりを 感じます」


一つ言い忘れていた事がある。

レグナードは確かに強力な相手ではあるが、その強さは日によってランダムに変化する
上記の台詞はプリネラが、レグナードが2番目に弱い状態に発する台詞であり、この手のセリフを発しない場合は上記に挙げた最も弱い強さレグナードⅠでの戦闘となる。
では2番目に弱いレグナード、レグナードⅡとはどのような物かというと

H P:約94000
攻撃力:約1350
守備力:約790
備 考:全属性ダメージを1.5割減、放電のダメージはHPの8%


…と、Ⅰと比較してHPが2万強増える等のステータス向上が見られる。
ブレスの威力は攻撃力に比例しない為ダメージはそのままだが、ウイングダイブとテールスイングに関しては威力が高くなっている。
というか、元々致死量に相当するダメージなのでいずれにせよ回避推奨なのは変わらないが…。

Ⅰよりは討伐に時間がかかるものの、対策を怠らなければ十分討伐可能な相手である。
報酬のレグナライトは8個。Ⅰより1個多くなっている。


追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/












「くっ……今日は 特に強く感じます。
まるで とどろく遠雷のような
闇のチカラの 高ぶりを……!


更にその上をいく強さも存在した。この台詞が流れた日は3番目に弱いレグナードⅢとして戦うことになる。

H P:約120800
攻撃力:約1450
守備力:約810
備 考:全属性ダメージを2割減、ドラゴンビート(プレイヤー1人が死亡する度にテンション1段階アップ)状態


とうとうHPが10万を超えてしまった。Ⅰと比較すると攻撃力が300程度も上がっており2連続打撃の累積ダメージも高いが
上手いパラディンなら何とか耐えられる…かも知れない。

また各種耐性も高くなっており、零の洗礼やスタンショットの効果が高確率で外れるため、ⅠやⅡよりは苦戦を強いられる機会も多い。

討伐報酬のレグナライトは9個となっている。


追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/












「ああっ……○○(プレイヤー名)! 闇のチカラは今
嵐のように高ぶり 荒れくるっています。
なんという 危険な状態でしょう!!」


H P:約151700
攻撃力:約1575
守備力:約840
備 考:全属性ダメージを2.5割減、ドラゴンビート状態、放電ダメージが最大HPの15%


上には上がいるとはよく言ったもので、このセリフが流れた日は最強の状態、レグナードⅣ(通称・最強レグナード)となっている。
元々上級者向けのバトルコンテンツとして追加されたレグナードではあるが、無策に挑むプレイヤーだと泣きを見る可能性が高い。
HPはⅠと比較して倍以上に膨れ上がり、攻撃力は400以上の上昇と、二連続打撃に耐えていたパラディンでも耐えきれなくなる者が増えるほど…。
制限時間が20分なのは変わらない為、テールスイングやウイングダイブはもちろん、竜の咆哮のタイミングにも更にシビアになることが求められる。

討伐報酬はレグナライト10個のほか、「常闇を切り裂く者」の称号が与えられる。


【余談】


公式ニコ生であるDQⅩTV出演者の中には、武器とアクセサリーのみ(防具を装備しない裸の状態)でレグナードⅣを討伐した者がいる。



追記・修正は常闇の装備を全て揃えた方がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/



















H P:約671250
攻撃力:約1725
守備力:約1425
備 考:全属性ダメージを2.5割減、ドラゴンビート状態、放電ダメージが最大HPの15%


だが、こいつの本当の強さはこんなものではなかった。
Ver.5.0以降からは強さがこちらで選べるようになった(それに伴って上のようなセリフは廃止)のだが、その中でレグナードⅤが実装。
数値上の攻撃力の上昇はさほどでもないが、HPはⅣと比較してさえ4倍以上、守備力はほぼ倍の上昇と、Ⅳでヒーヒー言っていたのがウソみたいな水準。
行動回数も3回に増えた上、次の行動までの間隔もⅣより大幅に短くなっている。
ブレス攻撃の威力は軒並み2300程度と耐えるのはまず困難なほどにまでなり、はげしいおたけびの威力も最大HPの90%分にまで強化。
さらにテールスイングの攻撃判定が2回になっており、ホップスティックや聖女の守りがそれ単体では対策にならない。
重さもⅣの1.5倍相当で、パラディン一人だけではせいぜい拮抗がやっと。更には状態異常も毒と行動中断効果が少しだけ入る程度で他は全て無効化と穴が無い。
それでいて制限時間が変わらず20分な為、討伐は困難を窮める。

討伐報酬はレグナライト11個のほか、「常闇の征服者」の称号が与えられる。


追記・修正は常闇の装備を全て揃えた方がお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年06月27日 19:13

*1 シドーのチカラを与えられたキングリザード系統のモンスター

*2 ゾーマの力を与えられたメイデンドール系統のモンスター

*3 放電状態になった人は自分と周囲の味方に、2秒ごとに最大HPの5%程度の割合ダメージを30秒間受け続ける。

*4 通常時に竜の咆哮を使おうとしたところで怒り状態に移行すると、制限行動である竜の咆哮を使えない時間が生じるため他の行動を使うことになり、足止めされない。

*5 レグナライトは常闇3種共通の報酬である上、「ダークアイ」はダークキングやメイヴの受付からも交換してもらえる。