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さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜

登録日:2009/12/02 Wed 23:22:20
更新日:2026/07/30 Thu 20:06:44
所要時間:約 4 分で読めます


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2001年 3大電波ゲー BD-PG CRAFTWORK ある意味泣きゲー ある意味神ゲー この世の地獄の見本市 この世界に神はいない さっぽろももこ さよなら さよならを教えて なんだよこの展開… まるで意味がわからんぞ! エロゲー グロゲー ゲーム ジョーカー トラウマ ドグラ・マグラ フェラチオさせる プレミア マリオ 不朽の名作 不朽の迷作 不遇の名作 人見広介 伝説の選択肢 佳作 僕は白い便器を見つめている 名作 地獄絵図 地獄絵巻 地雷 天使 怪作 救いがない 救いなし 救いはないんですか!? 日課はトイレ 検索してはいけない 検索してはいけない言葉 氏賀Y太 特級呪物 狂気 狂気の産物 狂気ゲー 石埜三千穂 神作or地雷 神作? 精神崩壊 精神的ブラクラ 色んな意味で泣ける 読む劇薬 超上級者向け 迷作 選択肢の意味を考えさせられるゲーム 長岡建蔵 電波ゲー 鬱ゲー 鬱展開 鬱展開の嵐


「そうです。彼女が僕の畏敬する天使様なのです」


『さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜』とは、2001年3月2日に発売された18禁アダルトゲーム(エロゲ)。
CRAFTWORK最後にして、史上最強最悪の鬱ゲーであり狂気・電波ゲームである。

キャッチコピーは「言葉・男・狂気・少女・さよなら」で、その名の通り、
「狂信(ファナティック)」=「人間の狂気」
をテーマにした作品。

【概要】

純粋にグロが多いのもあるが、このゲームは人間が不快になるツボを的確に示しており、また次第に現実と妄想が区別出来なくなる様な巧みな演出が成されている。
子供が見たら確実に泣き、普通の人でもかなり不安定になる。

あまりの鬱ストーリーに、
ご注意
  • 現実と虚構の区別が付かない方
  • 生きているのが辛い方
  • 犯罪行為をする予定のある方
  • 何かにすがりたい方
  • 殺人癖のある方
※このソフトには精神的嫌悪感を与える内容が含まれています。
上記に該当する方はご遠慮くださるよう、あらかじめお願い申しあげます。
という注意書きがある。

また、CD本体にはネガティブな単語がびっしりプリントしてあって怖い。

だが、合う人には神ゲー。
評価を点数にすると「0点か100点のどちらか」とまで言われる程極端に分かれる。

ただでさえ生産数が少ない事に加え会社自体が潰れた為に現在では最高レベルのプレミアが付いている。
下手すれば中古でも六桁を行くとまで言われている。
余談だが、発売当初はあまりのイミフぶりとグロさによりクソゲー認定されていた為、ワゴンで¥980~¥1480で投げ売りされていた時期がある。
今では、それがその40倍以上に高騰するまでになったのだから
当時の投げ売り価格でこのゲームを買えた人は幸運と言える。あまりそうは思えないだろうが


エロゲは数在れど、ここまで極端なケースはさよ教以外に見られない。


2011年12月にBD-PG版が販売された。
パッケージやディスクも再現され、書き下ろしのミニポスターつき。
しかしBD作品用の規制で一部のグロシーンが見えないとか。

2016年にはDLsiteでDL版が発売された。現在はこれが一番安価で手軽。
とはいえ、いくら手軽であっても気軽にプレイして良いかどうかはまた別の話。
迂闊に手を出すとマジで痛い目を見かねないので、未プレイ者は心してポチるべし



シナリオ:石埜三千穂/長岡建蔵
原画:長岡建蔵
音楽:さっぽろももこ

主題歌「さよならを教えて -comment te dire adieu-」
作詞:長岡建蔵(原詞)・さっぽろももこ(仏訳)
作曲:さっぽろももこ
編曲: 高瀬一矢(I've)
歌:MELL

【あらすじ】

「今日もまた退屈な実習生の一日が始まる……」
教育実習生として訪れた主人公が黄昏に染まる校舎で様々な少女達と交流するお話。

【登場人物】

  • 人見広介
気弱な教育実習生。

  • 巣鴨睦月(CV:佐々木あかり)
教室にいる女生徒。
天使。

  • 高田望美(CV:天天)
屋上にいる女生徒。
空を飛びたいという自殺願望めいたことを言う。

  • 田町まひる(CV:あさり)
校庭にいる女生徒。
ツインテ妹キャラ。

  • 目黒御幸(CV:紬叶慧)
図書室にいる女生徒。
司書係らしく雑学に詳しい。

  • 上野こより(CV:多田美智)
弓道部室にいる女生徒。
矢と毒舌を向けてくる巨乳。

保険医。
ヘビースモーカー
主人公の相談にもよく乗る。

  • 高島瀬美奈(CV:佐伯ゆりこ)
先輩教諭。


【ネタバレ】

+ 閲覧注意
上記のいかにもエロゲのお約束的な設定は主人公の妄想である。

実は主人公は精神病患者で、校舎と思って徘徊しているのは自身が入院させられている大学病院の精神病棟である。
ヒロインたちも実際には人間ですらなく、カラスや野良猫、ホルマリン漬けの臓器標本などを、主人公が人間と思い込んで話しかけているだけ。
また、その容姿や人格は、かつて主人公が好意を持っていた少女や主人公自身の精神が反映されたもので、現実には存在しない
  • 学校の外に出る描写が一切無い
  • 主人公達以外の生徒や教職員がモブどころか背景にすら一人も居ない
  • ヒロイン達がいつも同じ場所から動かない
  • 主人公が上履きではなくスリッパを履いている
……などといった劇中の不自然な描写の数々はこのため。

本編に登場する本物の人間は、巣鴨睦月、大森となえ、高島瀬美奈のみ
睦月は重度の鬱で入院していた患者だったが、主人公との交流(ただしかみ合っていない)を通じて回復し、エンディング時点では退院している。
色々と相談にのってくれる大森となえは保険医ではなく主人公の主治医であり、主人公が苦手としている高島瀬美奈は主人公の姉である。
大森は主人公に現実を認識させようと、かの有名なスーパーマリオを例にこの状況を説明するのだが、
主人公は「畜生、あの女……! マリオの偉業を否定しやがって!」と暴走し、一番好感度の高いヒロインとくっついてしまう。
その後はヒロインによって展開は違うが、主人公がトラウマや過去を抉られ精神崩壊に近い衝撃を受ける。

ちなみに主人公がここまで精神を病んでいるのは、教師志望だったものの受験に失敗したことや、教師として働いている姉へのコンプレックスが原因なので、
「患者の妄想を適度に流すことなく付き合っている*1」「患者(主人公)のトラウマの一つである姉(瀬美奈)と毎日会わせる」といった大森の行動は、
治療するどころか病状を悪化させるようなものばかりで、主人公の担当医・精神科医としては失格と言えるレベルである*2



…要するに、平常心でプレイするのはまず困難なゲーム


【余談】

シナリオライターの石埜三千穂氏は、本作後しばらくしてゲーム業界から去り、故郷の長野県に帰り郷土史研究家に転身。
歴史関連で『ブラタモリ』にゲスト出演したり、漫画『逃げ上手の若君』に主に専門である諏訪地方史の情報提供者として協力する等意外な方向で再び世に知られる事になる。


追記・修正は幻覚を見てからお願いします。

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最終更新:2026年07月30日 20:06

*1 強い妄想がある患者に対しては、その妄想に付き合わず適当なところで話題を逸らすのが基本的な対処法とされている

*2 このことは大森本人も自覚しているようだが、自分の行動を改めようとしていないので、もはや悪質である。