登録日:2016/11/08 Tue 00:00:27
更新日:2024/01/03 Wed 01:22:08
所要時間:約 7 分で読めます
年齢:神話の時代からの神なので不明
身長:192cm
体重:88kg
誕生日:6月13日
血液型:不明
出身地:不明
CV:二又一成(OVA版冥王ハーデスエリシオン編、
ゲームなど)/坪井智浩(LC)
神話の時代から冥王ハーデスに仕える最も信頼厚き側近の一人。
「眠りを司る
神」と称され、同じくハーデスの側近を務める双子の兄弟・
タナトスと合わせて
「双子神」とも呼ばれる。
冥界から嘆きの壁、神々だけが通れる超次元の道を経た先の楽園エリシオンに築かれたヒュプノス神殿に住まう。
前聖戦でタナトスと共に小箱の中に封じ込められていたが、本編の13年前にパンドラが封印の弱まった小箱を開けてしまい解放される。
そしてパンドラに「ハーデスの姉」として地上に生まれたハーデスの魂を世話させると共に、エリシオンに戻った自分たちの命令を冥闘士たちに伝える役割を与え、次なる聖戦に向けた準備を進めていた。
外見は金色に輝く長い髪と瞳を持つ青年で、額に線状の六芒星が描かれているのが特徴。(OVA、アニメ版LCでは同じ五芒星に変更されている)
顔立ちはタナトスと瓜二つ。
常に落ち着きを払い紳士的な言動を見せており、タナトスに比べるとかなり慎重な性格の持ち主。
人間を自分たちに劣る存在と考え見下してはいるが、必要以上に侮るような真似はしない。
神である自分たちの力だけを頼るのではなくパンドラや冥闘士たちのこともきちんと戦力と考えその働きを心に留めており、たとえ反意を表した者にも恩情を与える。
また、『すべてを無にする
死』を快く思わず、たとえ敵であろうとも命を奪うことは好まない。(
結局永遠の眠りに落とすだけなので大差無い気もするが。)
そのためすぐに人間を軽んじ殺そうとするタナトスを注意することも多い。
主君であるハーデスに対し忠誠を誓い彼の治めるエリシオンが流血に染まることを嫌う。
しかしそれと同時にハーデスの力に強い警戒感を持っており、彼本来の肉体が目覚めること非常に恐れている。
神話の時代の聖戦で神の血の加護を受けた聖衣が神聖衣になる場面を目撃しているらしいがどの聖衣かは不明。というか本人もほとんど忘れていた。
ただしハーデスが星矢の顔を見て「神話の時代に余の顔に傷を付けた男にそっくりではないか!!」などと驚くシーンがある事から、恐らくペガサス座の聖衣の事を言っている物だと思われる。
【作中の活躍】
エリシオンの花園でタナトスと満身創痍の
星矢の前に初登場。
エリシオンの地を聖闘士の血で汚すことを嫌い、タナトスを止める。
その際タナトスがパンドラを殺したことを
「なにも殺すことはなかったのではないか」と咎め彼女の死を惜しんだ。
更に直前にエリシオンに侵入してきた
アテナを眠らせはしたが殺してはいないこと、彼女がハーデス神殿にいること、聖なる大甕に入れられたアテナの命が尽きようとしていることを素直に星矢に教える。
アテナの下へ向かおうとする星矢を今度こそ殺すと言うタナトスに対し「窮鼠猫を噛む」と忠告したヒュプノスはその場を後にし、自分の神殿に戻った。
しかし、星矢と遅れてきた
瞬、
紫龍、
氷河、一輝を始末するのに時間がかかり過ぎることに不安を覚えると同時に神聖衣のことを思い出したヒュプノスは再びタナトスの下へ急行。
進化した天馬星座の神聖衣の秘密をタナトスと星矢たちに告げるが、忠告を無視したタナトスはヒュプノスの目前で星矢に一方的に倒されてしまう。
ヒュプノスは再びアテナの下に向かうとする星矢の前に立ちはだかるが一輝と瞬の妨害に遭い星矢と一輝を先に行かせてしまい、アンドロメダ星座の神聖衣を発現させた瞬と交戦。
神聖衣の力に改めて驚きつつもエターナルドラウジネスで瞬を眠らせる。
もはや二度と目覚めることはない…
死はすべてを無にするが 眠りは何ものをも破壊しない
このヒュプノス 乱暴な死というものは好まぬのだが…
眠りに落ちた瞬にトドメを刺そうするヒュプノスだったが、今度は紫龍と氷河が 龍星座の神聖衣・ 白鳥星座の神聖衣を次々と発現。
一対二の状況に再びエターナルドラウジネスを放つ。
さぁおまえたちも眠れ!!
うっ くっ
エターナルドラウジネス!!
しかし聖闘士に一度見た技は二度と通用しない理論によって技を回避されてしまい廬山昇龍覇とダイヤモンドダストを受けたヒュプノスはタナトスに続いて敗北を喫してしまう。
バ…バカな!!E・D(エターナルドラウジネス)の闇を引き裂くとは!!
冥衣も砕かれ、倒れたヒュプノスは星矢たちが神殿でハーデスの肉体に手を出そうとしていること察知し紫龍たちにそれを止めるよう忠告するが、時既に遅くハーデスが目覚めてしまう。
ハーデスの覚醒を知り全てが破壊されることを忠告したヒュプノスはその場で力尽きたのだった。
お…愚か者めらが…
つ…遂に…遂にハーデス様の肉体を復活させてしまったのだ!!
こ…これですべては闇と化す…
に…人間は…滅ぶ…
【能力】
神であるためその能力は絶大。他者を永遠の眠りに落とす能力を持ち、女神アテナや神聖衣を纏った聖闘士でさえた易く眠りに落としてしまうことが出来る。
「双子神の前では冥界三巨頭すら赤子同然」と評され、ハーデス軍本来の戦力はヒュプノスとタナトスだけであるとさえ言われる。
しかし作中では神聖衣持ち三人を続けざまに相手に善戦しつつもタナトス大暴れで消費された尺の都合もありその強さを見せつける暇も無くあっさり倒されてしまった。
タナトスのほうが青銅五人を同時に下し黄金聖衣を粉砕するなど分かりやすい描写で強さを示されているので余計に残念である。
一応神聖衣を着た星矢のペガサス流星拳を正面から受け
マントと兜を飛ばされるだけで済んでいたり、OVAでは神聖衣状態の氷河のオーロラサンダーアタックや紫龍の
エクスカリバーを凌ぐ場面が追加されていたりするので決して弱いわけではないが……
【技】
ヒュプノスの必殺…いや必眠技か?
両手を上下に伸ばした構えから相手を深く静かな永遠の眠りに落としてしまう。
神聖衣の加護すら利かない驚異的な技だが、ヒュプノス自身が死ぬと解除されてしまう。
今作恒例の画面だと何が起こっているのか分からない技。
あと技の性質上と都合上、凄く地味…。
LCで使用。
幻影の風景を見せ その幻影の風景を実在のものとして相手に認識させる、一種の仮想現実を創り出す技。
作中では高度一万メートルから生ダイブさせたり隕石を生でぶち当てたりした。
てかまともに受けて何でハクレイ爺さん生きてんの…?
ヒュプノスの纏う鎧。
タナトスの冥衣と酷似したデザインでかなり装甲が厚い。相違点としては黒地に金の装飾、やや丸みを帯びた末端部、兜の右側面から伸びた翼など。
背面の翼は孔雀の羽のように広がった派手なデザインで、必要に応じて折りたたむことも出来る。
オブジェ形態はヒュプノスの姿を模したものとなる。
【派生作品でのヒュプノス】
ハーデス様……
どうやら、ハーデス城へ単身乗り込んできた者がいるようです。
前聖戦より二百数十年もの間、我ら双子神を倒すために全てを捧げた男……
フッ、人間とは……実に面白いものだ。
OVA『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 第二章』
第23話「幾星霜」予告ナレーションより
ヒュプノスと共にハーデス軍の幹部として聖戦に参加。
当代のハーデスの器であるアローンに干渉し、ハーデスの覚醒を促そうと彼の精神を追い詰める。
神に抗おうとする人間の姿を愚かだと見なしながら侮るようなことは無く、むしろその強さに興味を持っている。
その態度は、教皇セージが命と引き換えに早々に封印されたタナトスのことも「人間を侮ったお前自身が悪いのだ。しばらく数百年くらい反省していることだな」と大して気にも留めず関心を得るような姿から明らかである。
その後、ハーデス城に祭壇座のハクレイが潜入した際に彼を迎え撃つ。
ハクレイの援護をしようとついてきたシオンとユズリハを倒すも、前聖戦を戦った聖闘士たちの魂を呼び寄せたハクレイの積尸気転霊波の前に敗れ去り、人間達の強さを評価した。
フフ……執念だけで私に一撃を与えるとはな
やはり人間とはどうしようもなく愚かだ
……だが 見事だ
全体的に見て原作に比べるとS気が増している気がしないでもない。
また今作では夢を司る以下の四神を自身の配下としている。
「夢神オネイロス」
「仮象者パンタソス」
「造形者モルペウス」
「幻夢イケロス」
【余談】
OVA版で声を当てた二又氏はTVアニメ版で海闘士スキュラのイオを演じており、後の『
Ω』でも
二級刻闘士エウロパ役で出演している。
「神の側近」「二人組」など似たような立ち位置であるがキャラは大分違っている。
追記・修正はよく寝てからお願いします。
- これほどわかりやすく尺の犠牲になった中ボスもそうはいない -- 名無しさん (2016-11-08 00:40:11)
- ↑タナトスよりも強そうだったのに結果だけ見たらタナトスよりもアッサリやられてるしね…打ち切り間際で後にハーデスが控えていたから仕方なかったけど -- 名無しさん (2016-11-08 01:10:44)
- 結局、双子神は神聖衣インフレの犠牲者だよね。タナトスも星矢が神聖衣をまとった途端にあっさりやられたし・・・ -- 名無しさん (2016-11-08 08:47:54)
- 尺もあるだろうけど、もう一つの理由は、作者がE・Dの破り方を思いつかなかったから、「同じ技は」で敗れることにしたのではないかと推測w -- 名無しさん (2016-11-09 19:24:16)
- せめて廬山百龍覇とオーロラ・エクスキューションで、とどめを刺してほしかった -- 名無しさん (2016-11-10 00:06:54)
- 星矢って他のバトル漫画以上に幻覚・幻術技が優遇されているけど、ラスボス一歩手前のボスが物理最強のタナトスと幻覚技最強のヒュノプスでそれぞれ頂点にいるのは面白いなと思った -- 名無しさん (2016-11-10 01:52:48)
- ヒュプノスは兄じゃなくて弟だと思うんだが…どこかにヒュプノスが兄だって書かれてたの? -- 名無しさん (2016-11-13 23:06:23)
- 尺の犠牲者でタナトスよりあっさりに見えるけど、見下してはいるけど冥王軍やそれこそ人間に対して一定の見方してるからわりと人格的には全うな部類に入るのよな -- 名無しさん (2020-09-11 11:47:42)
- ↑方向性が違うだけで結局酷薄で傲慢な根っこは変わらない、でも神は本来そういうものだし、そこに文句をつけても始まらないという納得もある -- 名無しさん (2020-10-21 23:48:47)
- LCでもう一つ出てきたけど、長生きしてる神だったら聖闘士対策にたくさん技を編み出しておくべきだったんだ -- 名無しさん (2023-02-11 01:37:56)
最終更新:2024年01月03日 01:22