秋山優花里(ガールズ&パンツァー)

登録日:2017/02/12 Sun 03:18:20
更新日:2024/04/09 Tue 08:32:46
所要時間:約 3 分で読めます




ヒャッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!!

秋山優花里とはアニメ『ガールズ&パンツァー』の登場人物である。
主人公が属する戦車道チーム「あんこうチーム」の一員であり、コミカライズ版では主人公を務める。
またDVD特典の戦車道講座の司会も務める。

CV:中上育実

所属校:県立大洗女子学園
学年:2年生(普通ニ科)
所属:あんこうチーム(旧Aチーム)
担当:装填手(模擬戦では砲手、またコミカライズ版では車長も務めた)
身長:157cm
家族:父・母
誕生日:6月6日(ふたご座)
年齢:16歳
血液型:O型
好きな食べ物:母のカレーライス、たくあんの缶詰、バウムクーヘン
嫌いな食べ物:酢の物
好きな教科:戦車道
嫌いな教科:国語
趣味:戦車グッズ収集
日課:筋トレ
好きな花:たんぽぽ
好きな戦車:7TP(双砲塔型)、ナヒュール中戦車も気になっている


概要



大洗女子学園に通う女子高生、誰に対しても「です、ます」調で話し、軍隊形式の「○○殿」で呼ぶ。
丁寧口調のミリオタキャラということでよく勘違いされるが、「~であります」とは喋らない(本編中でこのような口調を使うのは主に知波単の面々)。
また丁寧語で喋るのは先輩と同輩に対してのみで、家族と下級生に対してはタメ口で喋っているのがOVAなどで確認できる。
ただしドラマCDやゲーム作品など派生作品では公式でも「であります」口調になる事があるため、特に徹底したこだわりというわけでもないようだ。
まあ単純に監修が甘いだけかもしれないけど。

なによりも戦車が大好きで、知識も豊富。時に普段からは想像もつかないほどのハイテンションになることも(主人公の西住みほ曰く、パンツァーハイ)
その趣味故に友人はいなかったようだが、戦車道を通してみほをはじめとする数多くの戦車道履修者と仲良くなっていった。
社交性自体は決して低くはなく(少なくとも転校直後のみほよりはある)、自チームのあんこうチーム以外でも趣味範囲が被っているカバさんチーム(歴女チーム)、特にエルヴィンとは気が合う。
ただし「人との距離」を測るのが苦手な一面があり、自分の趣味の事となると相手の都合を考えずにまくしたててしまうというオタクあるあるな癖持ち。ただしやり過ぎたと思ったら謝罪する等少しは自覚はあるようだ。
明るく礼儀正しい上誰とでも仲良くなれそうな彼女が今まで友達が出来なかったのもその辺りが理由だとファンからは推測されている。

両親は学園艦で散髪屋を営んでおり、寮には入らず自宅で生活している。
中学までは癖毛を気にしてパンチパーマで過ごしていたらしく、武部沙織からは「だから友達がいなかったんじゃないか?」と言われている。

校内唯一戦車道経験者であるみほの事は転校前から憧れており、率先して彼女の役に立つべく行動する。
また彼女が困っていれば他の友人たちと共に励ましたりする等、友人としても大切に思っている。
しかしリボンの武者の解釈では心酔しているわけではなく、とあるキャラクターに「大隊長としては無能」と断じられた際にアリサやダージリンが不快感を顕にするなか、彼女は何か合点のいったかのような表情を見せていた。
そういう意味では彼女は西住みほの友でもあり、理解者でもあるのだろう。


能力


装填手を務める事になり、素早い装填を心がけるべく日夜筋トレは欠かさないらしい。
また元々戦車が好きなだけはありその知識を生かし様々な方面で活躍する。
練習試合で砲手を務めた際には近距離・互いに静止状態だったとはいえ3車両全てを1発ずつの砲弾でで仕留るなど、砲手としてもそれなりの腕を持つ模様。

また他校へのスパイ活動や偵察任務等の裏方仕事もこなす。

趣味の関係でサバイバル知識も豊富であり、キャンプ等でも活躍する。その時には一個数万円もするレーション等も持参していた。
そして何故かみほのスリーサイズを把握している*1

+ ※最終章第3話ネタバレのため折り畳み
生まれ変わった知波単学園相手に苦戦中、視界不良から敵を見つけるためにみほが麻子を車長にした際、麻子の代わりに操縦手となった。
…麻子とみほ入れ替えるだけでいいんじゃと思われるかもしれないが、みほは曰く「操縦が苦手」なのでこうなったのだろう。代わりにみほは練習試合以来の装填手となり、貴重な弾込めシーンも見られる。
臨時車長の麻子の「進行方向だけ」というアバウトすぎる指示に即座に反応しパンツァーハイになりながら疾走したが、さすがに多勢に無勢でだんだん追い詰められ、遂には撃破される事となった。
とはいえ碌な灯りも無い荒路を難無く疾走し多数の砲撃をかわし続けたおかげで勝利に貢献できた。これは優花里殿の手柄なのは間違いない。
ちなみに漫画版では車長も経験している為、これにて彼女とは公式媒体で装填手、砲手、操縦手、車長と4つのポジションを務めた事となる。
残りは通信手。普段から口数は多く説明が得意なので向いてそうだが、延々喋り続けてしまってダメな可能性もある。


本編での行動


彼女が2年生になった時に始まった選択授業、「戦車道」
勿論彼女は迷いなく選択するも、戦車探しの際に1人になってしまう。
そんな時憧れのみほに話しかけられ、彼女の友達である沙織、華と共に一緒に戦車に乗ることになる。
最初の校内模擬戦では全車両に狙われる危機に陥るも、偶然出会った冷泉麻子の活躍もあり勝利する。
そして麻子を加えた5人で「あんこうチーム」を結成するのだった。

聖グロリアーナ女学園との練習試合が決まり、他チームが思い思いに戦車をカラーリングしていく中、沙織もやろうと言い出した際にはダメですと否定していた。しかしクッションなどの備品を持ち込むのには反対していなかったが。
結果試合には敗北するも、生徒会から次は全国大会に出場する事を知らされる。

その抽選会の帰り、立ち寄った戦車喫茶でみほの姉であり黒森峰女学園の隊長、西住まほと副隊長、逸見エリカと出会う。
過去のいざこざからエリカに悪態をつかれるみほをフォローしつつも自分に何ができるのかを考えていた彼女は……。

翌日、学校を休んだ優花里を心配して家を訪ねてきたあんこうチーム一同、しかし彼女は留守だった。
しばらくして帰ってきた優花里は皆にある映像を見せる。

それは、1回戦の相手であるサンダース大学付属高校の映像だった、彼女は学校を休んでまで相手校への潜入調査をしていたのだ。
その甲斐あってか1回戦は何とか勝利、その後行われた2回目の戦車探しではカバさんチームと共に行動し、「グデーリアン*2」というソウルネームを授かった。

2回戦のアンツィオ高校では本編とコミカライズ版で状況が異なり、本編では事前に偵察して情報を入手する等の活躍をし、
コミカライズ版では新たに発見された戦車、ルノーB1bisの車長としてエルヴィン、ウサギさんチームの大野あやと共に乗り込み奮戦した。

準決勝のプラウダ高校戦では、今まで伏せられていた「負けたら廃校」という事実を聞かされるも勝利の為にエルヴィンと共に偵察任務を行う。偵察中はエルヴィンと一緒に帝国陸軍の軍歌「雪の進軍(替え歌版)」を歌いながら行進していた。
その後の決戦では西住みほの意向により、高所から戦況の観測を頼まれる。装填手ならではの活躍の仕方だった。

そして始まった黒森峰との決勝戦、相手フラッグ車との一騎打ちに持ち込み、
ドリフト中で強力な横Gがかかっている車内で次弾を急速装填するという離れ業をやってのけ(映像には映っていないが)
最後の一撃が命中、優勝を掴み取る。

そして、両親に敬礼を返しながら大洗へと凱旋するのだった。特に彼女の場合は負けたら母校どころか実家すら失う所だったので正に九死に一生を得た思いであろう。

だが、真の危機はまだ終わっていなかった……。


ガールズ&パンツァー 劇場版では、全国大会優勝の名誉を得たにもかかわらず廃校が決定した大洗女子学園の学園艦から家族共々退艦せざるを得なくなる。
山奥の分校に移されてからは、他の生徒の士気がガタ落ちする中で唯一テンションが跳ね上がっていた。というのも、自前のサバイバルグッズを存分に使ってテントの設営や糧食の手配などができたからであった。

+ ※最終章ネタバレのため折り畳み
無限軌道祭でも相変わらず他校へ潜伏し情報収集を続けていた。
だが、初戦の対戦相手「BC自由学園」にてスパイ行動をした際はまんまと彼女たちの演技に騙され「BC自由学園は生徒間の仲が悪く、戦車道どころではない!」という結論を出してしまい、結果的に大洗女子全体の油断を招いてしまうという大洗女子学園の苦戦の元凶を作ってしまう。
その為、秋山殿はずっと平謝りをしていたが、酷な言い方をすると彼女のみにスパイを任せ、更に見たままを信じたみほ達にも責任がある。
とはいえ、実際にはBC自由の遺恨は完全に解消されたわけではなく、同士討ちを誘う事によって相手の数を減らし何とか勝利となった。

これ以降、大洗女子は他校の情報は秋山殿だけでなく手の空いている生徒が全員で観戦しにいくという方法に切り替えている。

第二戦の知波単学園では前述の通り、麻子の代わりに操縦手となって勝利に貢献した*3




余談


初期設定では「不敵な表情を浮かべる、悪い意味でミリオタじみたキャラ」として設定されていて、あんこうチームで一番初期設定との乖離が激しい。

サンダース潜入時に咄嗟に名乗った「オッドボール三等軍曹」の元ネタは1970年のアメリカの戦争映画「戦略大作戦」。
名乗った際にケイだけが吹き出していたいたのはケイが戦争映画マニアであったことから唯一元ネタを理解できたため。
後にドラマCDのエピソードで正式にサンダース学園艦を訪れた際にはマニア同士意気投合している。
なお「オッドボール」の意味は(野郎)である。
オッド(odd)はオッドアイのオッド、つまり「片方」の意味。

こちら葛飾区亀有公園前派出所とコラボした小説「VSこち亀」では主人公、両津勘吉とラジコンや本物の戦車で対決し、同じ戦車マニアという事で親交を深めた。

他のキャラに隠れがちだが彼女のスタイルはかなり良い方で、おまけ回の水着を着るシーンではSEAL'Sの潜水服の下に着ていた水着はおそらく本作における随一のセクシーシーンだった。
また装填手なのでパワーにも優れており、冷泉麻子を片腕で人形のようにぶん回していた。

映画『シン・ゴジラ』のとあるシーンで、彼女が使っていたものと同じリュックを背負ったエキストラの人が確認できる。






不肖、秋山優花里の追記、修正講座!!!

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最終更新:2024年04月09日 08:32

*1 作中でパンツァージャケット製作の際に計測役していたそど子がスリーサイズを読み上げていた場にいたのでそれを覚えていた可能性が高い

*2 第二次世界大戦中のドイツ陸軍の将軍ハインツ・グデーリアンと思われる。大戦初期のドイツに勝利を齎した「電撃作戦」の発案者。

*3 ただし、この試合でも大洗女子学園は苦戦している。その原因はBC自由戦後にアヒルさんチームが福田と夕食を共にしており、その時の会話がきっかけで彼女に「自由な突撃」のヒントを無自覚の内に与えてしまい、2戦連続で味方が原因で苦戦する結果となった。