王子(千年戦争アイギス)

登録日:2017/12/06 Wed 12:55:58
更新日:2024/03/12 Tue 15:55:34
所要時間:約 6 分で読めます





「・・・・・・」


■概要

千年戦争アイギス』の主人公にしてプレイヤーの分身。
女神アイギスの加護を受けた亡国の王子。
滅びゆく王国から政務官アンナ達数名の腹心と共に辛うじて生き延び、最後の王族として王国復興を目指す。
かつての千年戦争でアイギスの加護を受け魔物と戦った英雄の末裔で、彼がアイギスの加護を受けられるのもその血筋が関係しているらしい。

キャラクター名であると同時にプレイヤーの代名詞でもあり、「初心者王子」や「ベテラン王子」のようにプレイヤー自身を指すこともある。
意外と見られる女性プレイヤーの場合は「〇〇王女」と自称することも。


■人物

個人名に関しては一切不明。プレイヤーのアカウント名がユニット名として表示されるので、強いて言うならそれが名前に当たるだろうか。
なお、なぜかほとんどのキャラクターは「王子」と呼び、敬称である「殿下」とはごく僅かな例を除いてまず呼ばれない(「王子殿下」と呼ばれることはある)。
父王が魔物の襲撃で亡くなっているので国のトップなのだが、王都奪還してから数年経つ……どころか、魔王を滅ぼし英雄王の再来と称えられる今でも戴冠する様子は全くない。

まるで昔のギャルゲーのように前髪で顔が隠れているため、風貌は不明瞭だが少なくとも多くの女性キャラから好感を持たれるようなイケメンであろうことはわかる。
覚醒後はよりはっきりとイケメンであると察せられる格好になる。
身長は175㎝ほど。身体はしっかりと鍛えているようだ。

基本的に無口で、彼の意思は政務官アンナが代弁することが多い。アンナさん黒幕説
とはいえ、締めるべきところはキッチリ自らの言葉で締める。ごく稀に口を開くとプレイヤーからはキャアアアアアアアアア!シャベッタアアアアアアアアアア!的な反応が続出する事態に。
いちおう、一人称は「俺」。また、交流などでは(セリフはないが)きちんと喋っている模様。
プライベートと戦場では口数が違うのかもしれない。言葉責めとかたまにするし……

性格としては非常におおらかで寛容。「来るものは拒まず」を地で行く人物であり、
敵であろうと人外であろうと老若男女関係なく困っている人がいれば、躊躇わず助ける。
その性格のせいで罠にかかったことも一度や二度ではないが、それでもこの性格を改めるつもりはないようだ。
実際彼のこの人格故に、元々敵だった白の皇帝や暗黒騎士団長も最終的に彼に協力することになるので一概に問題であるばかりとも言えない。
何より、嵌められても最終的に丸く収めてしまう実力と人徳を持っているため結果オーライか。

因みに漫画版ではキャラクター紹介欄にて 少々女性にだらしない と書かれていた。
第一話でいきなり ヒロインのおっぱいを鷲掴みにする(そして殴り飛ばされる) など、 何でこんなのが慕われているのか不明 なレベル。
逆に小説版では非常にウブで真面目な人物として描かれており、周囲の女性から誘惑されても全く手を出さない。
まぁゲーム版と各種媒体は別人扱い*1なので……

ゲーム上では後述の通り神器抜きの戦闘力はそれほどでもないのだが、交流会話を見る限りでは設定上の個人戦闘力は非常に高い。
手合わせで負けたことはほとんど無いらしく、おそらく白の皇帝と同等(アイギス神器の王子と皇帝のステータスはほぼ同じ)の戦士である様子。
各種イラストを見る限り左利きである。
師匠(武芸指南役)が槍使いであるためか、実は剣より槍の方が得意なのだとか。

◆寝室では

通称ベッドヤクザ。普段の優しさはどこへやら、女の子を困らせて楽しむ鬼畜と化す。
とはいえ、女の子が本気で嫌がることはやらないので一線は弁えている……はず。
ゲーム自体の空気もあってプレイの限界はソフトSM程度。ガチ鬼畜なことはあまりやらないのでそこは安心。何人かガチレ○プしてるような例もあるけど…
逆に手玉に取られることもあり、攻守逆転、あるいは王子が一方的に受けという寝室もちょくちょく見られる。

一般交流ですごくいいことを言ったと思ったら同じキャラの寝室でとんでもないプレイに走ったり、基本SなのにたまにドMになる。
それどころか常人の理解を超えた奇怪な言動や行動もしばしばでキャラが安定せず、寝室の王子は多重人格などとネタにされることも。
製作体制の関係か寝室では設定がガチで考慮されていないことも稀にある。

それでも、アンナとの行為の際には非常に緊張していたりと、ずっと苦楽を共にしてきた彼女は別格の扱いである様子が垣間見える。
あと王子がどれだけ致しても誰一人被弾しないのはアンナさんの避妊魔法のおかげだとか。

ちなみに寝室でのイラストではブルーマンと呼ばれる青い半透明の人型として描かれている。
これは開発から絵師への指示である模様。


■ゲーム中の性能

基本的にアイギスは15名のユニットでチームを組んで攻略していくのだが、王子はこの15人の枠に含まれない16人目のユニットとしてあらゆるステージで編成に組み込まれている。
チュートリアルなどで存在が示唆されないため、ゲームを始めていきなりよくわからない男キャラがいるのを見て「誰だコイツ?」と思った人も少なくないはず。
「女性限定」や「遠距離ユニットのみ」のような配置ができないステージでも編成には入っている。

何気にこの手のソーシャルゲームとしては珍しく、「プレイヤーキャラであり、戦闘ユニット」という特徴を持つ。ただ、出撃させるかどうかは任意であるし、力尽きても特に敗北には直結しない。

性能はコスト10の近接型1ブロックユニット。
他のユニットと異なり、合成でレベルを上げることはできず、プレイヤーランクに応じてステータスが上がっていく。
ステータス的にはそう高くなく、Lv99になってもクラスチェンジしたワルキューレあたりとどっこい。
(プレイしているだけでCC後LvMaxのワルキューレ程度になるということではあるが)
後述のスキルを除けば何ら特殊な能力を持たない近接1ブロックユニットであるが、コスト10ということを考えるとソコソコ強い。
なお、レアリティはブラック相当。「ゴールド以上のユニットの配置コスト3倍」のようなマップではコストが増えてしまうので注意。
一方全てのマップで強制的に編成される都合か、「レアリティシルバー以下の編成でクリア」のようなミッションは彼を配置してもクリア可能である。

最大の特徴はスキル「士気高揚」。「王子が配置されている間全てのユニットの攻撃力と防御力を倍率で強化」というもの。
強化倍率はレベルで上がっていき、最終的には12%もの倍率で強化可能で、この状態で称号「大英雄」をセットするとバフ倍率は21%となる。
「距離や対象ユニットの制限一切なし」ということを鑑みると破格。それをコスト10のユニットが持っているのだからなおのこと。その効果の高さゆえに基本的にはほとんどのマップで配置することになるだろう。
前線を任せることも不可能ではないが、倒されたり撤退させたりすると全軍が弱体化することになるため、拠点前の最終防衛ラインに配置することが多い。
撃ち漏らしを処理する程度の能力は十分にあるが、基本的に立っているだけなので置物とか軍旗とか揶揄されてしまうことも。一応主人公なのに…

またゲームを進めることで手に入る「称号」を切り替えることで、攻撃力やHPの上昇など、パラメーターに様々な恩恵を受けることができる。
ただ、基本的には「スキル効果強化」系が強力なのでこれ一択になりがちだが…

専用のサポートユニット「政務官」が編成に入っていると、さらに称号に応じた強力な効果を得られる。
特に攻撃系称号の「攻撃の魔法攻撃化」と防御系称号の「ブロック数+1」は戦略に組み込みやすいため、十分選択肢に入る。

下記覚醒王子とは比べ物にならないほど貧弱ではあるのだが、コストが安いというメリットがあるため、高難易度ミッションでこちらが選ばれることもままある。

神器系装備

◆王子【神器装備】

ストーリーミッションを進めると称号「神器の継承者」を獲得し、女神アイギスの神器を受け継ぎ覚醒が可能になる。
絵師が変わり、イラストの雰囲気は大幅にイケメン化。
もはや魔物の軍勢から為す術も無く逃げだした亡国の王子では無い。

他の覚醒ユニットと異なり、称号の切り替えで覚醒するため、通常状態と覚醒状態を任意で切り替え可能。
とはいえコストが増える以外のデメリットはないため、置物としての利用価値しかない通常状態はお役御免となるだろう。
エースユニット一人分の編成枠・出撃枠が王子一人に集約されるため、そのデメリットは帳消しになっているからだ。
この「神器の継承者」に関して言えばヘビーアーマーと同等以上の戦力となるため、これまでの王子バフ用コスト10+ヘビーアーマーのコスト16分と考えると、総合的なコスト損失はないも同然なのだ。

具体的な性能はというと、コストが26と激烈に重くなった代償に全てのステータスが大幅強化、さらにブロック数が3に増える。
自軍へのバフはスキルからアビリティ「戦意高揚」となり、全てのユニットのステータスを20%強化できる
(前述の通り通常王子だと21%強化できるのでその面では僅かに劣るが、内部的な扱いが変わった影響で他スキルとの組み合わせで強化になったりもする)。
さらにスキルは通常のユニット同様、点火型の「アイギスの神器」を新たに獲得。30秒間攻防3倍+50%の確率であらゆる攻撃無効化という強力なスキルだが、使用後必ず麻痺するというデメリットを持つ。

また、特殊能力として「魔界耐性」を持つ。
これは通常なら全てのユニットの攻撃力・防御力が半減してしまう魔界ステージでも能力が半減せずに済み、自身の配置中は他のユニットへの魔界デバフを無効果するというもの。
魔界ステージでは必須に近いため、是非とも連れて行こう。

実装から年数が経ち徐々に徐々にインフレが進んでいるので、現在はエースとまでは言えない。
攻防はともかくHPが大物受けをするにはやや低いのが問題である。
とはいえ、魔界適応の付与、置物がブロッカーになるなど、通常王子の出番がほとんどなくなることは間違いない。

◆王子【ケラウノス】

緊急ミッション「神殺しの聖槍」をクリアして手に入る「神殺しの英雄」という称号を装備することで、ケラウノスの神器を装備しこちらの覚醒スタイルになる。
通常王子、「神器の継承者」と異なり武器は剣ではなく三鈷杵のような魔道具になっている。
無数の電撃を身にまとい、まるで魔導士のような戦闘スタイルになっているが、近接ユニットである。

コストは通常王子の3倍となり、とうとうコスト30に達してしまう。
また、HP、防御力は「神器の継承者」よりも下がっているがその一方で攻撃力はさらにアップ。
またプリンセスと同じく通常攻撃が魔法攻撃になっている。王子がプリンセス化…
相手の防御を突き破って大ダメージを与えることができる攻撃特化王子と言えるだろう。
ブロック数は通常王子と同じ1だが、防御面が不安なのでむしろ余計な敵を抱え込まずに済むのはありがたい。

最大の特徴はスキル「ケラウノスの神器」。15秒間攻撃力が2倍になり、さらに長射程で5体まで同時に攻撃できるというすさまじいスキルであり、発動中の殲滅力は全ユニット中最高クラス。
ブラック扱いなので、配置1秒で発動可能。下手なガチャ黒は裸足で逃げ出す強さである。
ただし「アイギスの神器」と同じく発動後は麻痺してしまう。効果時間が短く、スキル回転率も悪いので長丁場のステージでは意外と使い処に悩む面も。
また、「殴ってはいけない敵」が登場するステージでは、攻撃範囲の広さから必然的にスキルを使えなくなってしまう。

アビリティ「戦意高揚」と魔界耐性は「神器の継承者」と同様に持っているが、コストの悪化が著しいためサポート面では弱体化している点に注意。
できれば政務官を編成に組み込み、「コスト-3」を獲得しておきたい。
もし王子のコストを最大で-10できる王宮侍女武官セーラを持っているのなら併用するのも手。

ストーリー系装備

周年ミッションで実装された王子の新たな姿。メインストーリーとも密接にかかわっている。

◆王子【英雄王】

称号「英雄王を継ぐ者」によりこの姿に。
6周年イベント「英雄王を継ぐ者」の後半戦中級をクリアすると入手できた。
かつて魔王を封印した王子の先祖である英雄王の名を受け継いだ王子。
立ち絵なのに椅子に座っている。そして配置ドットも椅子が付いてくる。
王子本体は豪華になりつつも魔改造度控えめだが、やはり椅子の印象が強い。

最大の特徴はアビリティの英雄の鼓舞。従来の攻防20%配置バフに加えて編成バフで全味方HP+20%という、かなり便利なバフになっている。
王子が出撃出来ない女性限定マップなんかでも有用なので、従来のバフとは一線を画している。
スキル救世の剣は魔法剣士のような近接遠距離攻撃。範囲はそこまででもないが、範囲内全員へのマルチロックなのが今風で嬉しい。
加えて、スキル時間中は全味方のスキルが自動発動+攻防20%アップするので、ボスへ一気に畳みかける際の起爆剤として有用。
発動したくないスキルなんかも一緒に発動するデメリットでもあるが。

一方でスキル非使用時は0ブロックという癖の強い面も。
魔界適応も神器装備ではないので自分だけであり、魔界マップでは少々使いづらいか。今後の展開的に魔界マップが少なくなりそうなのは追い風かもしれない。

◆王子【神槍】

称号「神を討つ意志」によりこの姿に。
7周年イベント「新たなる千年戦争」の前半戦上級をクリアすると入手できた。
手にする槍はケラウノスを討った巨大な神槍「グングニル」を、プリンセスたちが魔剣の魔力を注ぎ込み、王国の鍛冶師が総出で鍛え上げたもの。
躍動感のある絵が評判。転びそう

対天使・神に特化した性能を持つが、常時貫通攻撃であることが最大の特徴だろう。
スキル中は遠距離攻撃を行うので、王子の定位置である後方からも仕事ができるのがうれしい。
(しかも持続は60秒と長め)

ただし、神と天使と神獣でない相手の時は能力の半分くらいが活かせない。
普段使いしやすい性能ではあるのだが、やはり本領はそちらである。

◆王子【宣誓】

称号「誓いの英雄」によりこの姿に。
10周年イベント「神の時代、人の時代」を最後までクリアすると入手できた。
神器王子をさらに豪華にしたような感じで、装備構成も鎧+右盾+左剣と同じである。
立ち絵でうっすらと翼が生えており、スキル発動中はしっかりと翼が生えて中々に幅を取る。

バフは英雄王と同一で編成HP20%+配置で攻防20%だが、神器王子と同じく味方全体への魔界デバフ解除を持つため、魔界マップではさすがにこちらが上となる。
ブロック数も神器と同じく3ブロなので、ある程度前線に置いても気を遣わずに済む。
スキルはやや広めの遠距離攻撃で、スキル中範囲内の味方攻撃力1.2倍+被ダメ30%カットを持つが、よく使われる範囲攻撃バフのイムラウと被ってしまうのがネック。
スキル発動中の攻防バフもないため、英雄王装備よりも火力は出せない。

ただ、10年目から始まった魔神最終決戦は魔界マップなので英雄王が使いづらく、その代わりになる装備としての価値は高い。
神器やケラ装備は流石に古いので、実装後はこちらが使われるだろう。実装直後の最終決戦は魔界マップじゃなかったが。


大総力戦報酬装備

不定期に開催される大総力戦の極級を★1以上でクリアすると入手できる。
神器系装備とは異なり、いずれも魔界耐性の機能は備えていないので該当マップに行く場合は要注意。
その代わりということなのか、特定のクラスや種族に対するバフや特攻などを備えているのが特徴である。
上記神器系や周年系に比べると汎用性には劣るものの、何かしらのコンセプトパーティを組む際には使ってみるといいかもしれない。

◆王子【砂漠】

「神獣スフィンクス降臨」で手に入る称号「獅子女を討伐せし勇者」でこの姿になる。
きらびやかな砂漠の衣装に身を包み、2枚刃の曲刀を持った王子。
砂漠に侵攻してきたスフィンクスを討伐したお礼として、砂漠の民から称号と武器が授与された。攻撃時には軽快な空中一回転斬りを披露してくれる。

こちらはコスト22の1ブロックユニットであり、順当にコストとステータスが増している以外は普通の近接ユニット。
代わりに戦意高揚が戦意高揚【砂漠】となっており、編成にいるだけで砂漠の国出身ユニットの攻撃力が+10%上昇するようになる。

スキルは「獅子刀ズルフィカール」。20秒間攻撃力が2.5倍になり攻撃後の隙が短縮、70%の確率で物理攻撃を回避し、状態異常をスキル中無効化する。
見ての通り麻痺の状態異常を与えるような敵を抱え、圧倒的手数と回避性能で倒し切ることに主眼を置いているらしい。
入手容易かつドラゴンゾンビ等といったボス級の麻痺持ち敵を抱えられるユニットはこの王子ぐらいなので、該当する敵との戦闘はかなり有利に進められるようになる。
逆に言えば、それ以外の時は神器・ケラウノス王子にしたほうがいい場面が多い。授与される時にも言われるが、使う場所をかなり選ぶ……というか正直あんまり使えない称号である。
この称号が手に入るスフィンクス&取り巻きのサソリ達が丁度麻痺を扱うため、そこで使えということだろうか。遠距離から防御力無視攻撃が出来るケラウノス王子の方が相性が良いのは秘密である

◆王子【獣装】

「神獣ベヒモス降臨」で手に入る称号「巨獣の大牙を砕きし者」でこの姿になる。
ベヒモスの牙を加工した武具を装備し、重装+ハンマーというスタイルになる。

これまでの覚醒スタイルと比べてかなり高水準のステータスに加えブロック数が2になっており、前線での殴り合いに強くなっている。
一方で攻撃速度が遅くなっており、また魔法耐性は0のため神器と比べると魔法敵の相手は苦手。またコストも29と非常に重くなっている。
お馴染みの戦意高揚は「戦意高揚【獣】」となっており、基本の攻防20%に加え獣人属性ユニットの攻撃力を10%強化する。
スキル「巨獣の牙鎚」は、攻撃力を大幅に強化し広範囲5体マルチロックの攻撃を1発放つ。まさかのボム型スキルでさながらソードマスターのようだが、ソドマスが全体的にスキル回転が良いのに比べるとこちらは回転が悪く、いまいち使いにくいスキルである。

◆王子【巨像】

「神獣ヘカトンケイル降臨」で手に入る称号「百の巨腕を超えし剛拳」でこの姿になる。
背後に巨大な腕を4本背負った姿となる。巨人の闘争本能を秘めた装具で、巨人が憎んでいる天使と人間に対して特に効果を発揮するという。

バンデットに近いステータス傾向で、HPと攻撃力が非常に高く、代わりに防御力が極端に低く魔法耐性も無い。
さらに天使と人間の敵に対する特効を持ち、それらに対して攻撃力1.2倍となる。
コストは33と超重量級。さらに1ブロックで攻撃速度は遅い。
戦意高揚は「戦意高揚【巨像】」で、攻防+20%に加えてスキル使用時に天使と人間の敵を約7秒停止させる。
スキル「天仇の崩岩」は、その巨大な腕で岩を投げつけ、30秒間攻撃速度が低下し防御力が0になる代わりに攻撃力2.5倍で長射程の遠距離攻撃を行う。

対単体火力は称号の中でも最高峰であり、全体的に少数精鋭の敵の対処に向いているが、天使の傾向とは若干ずれている。
真価を発揮するのは少数精鋭の人間の敵が現れる帝国との合同演習系ステージだろうか。

◆王子【風護】

「神獣ガルダ降臨」で手に入る称号「神鳥を討つ狩人」でこの姿になる。
羽根で彩られたコート風の出で立ちで、この状態では空を常時飛ぶことが可能となり、他の物よりはシンプルだがやはり人間やめちゃっている様な感じに。
これはガルダの力を帯びた羽根を素材にしているせいなので、特に異常な現象というわけでもないのだが。

特徴としては0ブロックで射程約200の移動速度減少効果のある遠距離物理攻撃ユニットとなること。既存のクラスでは風伯に近い。
アビリティとして、味方への全体バフが攻防18%とやや控え目だが、それに加えて5%の確率でダメージ無効化のバフも付く。
スキル「暴嵐の双刃」は20秒攻撃射程1.5倍 遠距離攻撃2連射とやや控えめだが、砂漠王子と同様に回転率は並なので普通のマップでも複数回の使用が見込める。
他の特殊称号と比べると火力で劣る上、戦意高揚の効果が攻防18%と僅かに低いのが難点ではあるが、コスト18と中堅コスト帯であり、これまでの覚醒王子の中では最も低くて出しやすいことも特徴。
もちろん、強敵がうろついていて他の王子の置き場に困る場合や、王子自身に常時遠距離攻撃が求められる場合など、その性能を生かせる状況も少なくはない。

◆王子【英魂】

「神獣エインヘリヤル降臨」で手に入る称号「英魂の解放者」でこの姿になる。
エインヘリヤルを撃破したことで、英魂に選ばれた王子が彼らの武器と魂を受け継いでいる。
王子本体は(今までに比べると)魔改造度控えめだが、周りに漂う武器と魂によって立ち絵の画面占有率は過去最高レベル。

恒例となった「戦意高揚【英魂】」は通常の攻防20%アップに加えて、エインヘリヤルとの戦いで強化されていた5つのクラス*2へさらに5%のボーナスを与える。砂漠や獣装と違って追加ボーナスも配置中のみである点に注意。
スキル「ヒーロースピリッツ」は自己強化+復活スキル。ただ、ステータス的に攻撃面はあまり高くないので、攻めるよりは守るためのスキルと言えるか。持続が長いのも安心感がある。
最大の特徴は特殊トークン「英霊魂」。これは味方一体を回復するヒーラー型のトークンなのだが、なんと攻撃力と防御力が1440(王子込)もある。
更にこのトークンはスキル「弓手の魂」を持ち、発動すると20秒間射程が1.5倍となって弓による遠距離攻撃を行う。
このように通常のヒーラーやアーチャーの第二覚醒を遥かに上回るステータスを持ち、しかも出撃枠を消費しないという至れり尽くせりっぷり。
ただしストック数は1体しかなく、トークン自身の回復は当然不可能。あくまでも使い切りである点には注意されたい。

なお、トークンが回復能力を持っていることにより、この王子本体も「回復できるクラス」として扱われる。
一部の「回復クラス出撃禁止」のステージでは王子が全く出撃できなくなるので注意しておきたい。

◆王子【四神】

「神獣四神降臨」で手に入る称号「四神の試練を超えし者」でこの姿になる。
四神の試練を超えたことで四神+黄龍の加護を得ている。
四神の宝玉が王子の四方に浮いており、黄龍が身体に巻き付いている。画面占有率は比較的高め。

いつもの戦意高揚は「戦意高揚【四神】」で、攻防20%上昇に加え、味方全体のHPを徐々に回復させる。
スキルは帝国妖狐キュウビ等と同じ段階強化型で、防御1.5倍の「玄武の加護」、HP1.5倍の「朱雀の加護」、攻撃1.5倍の「青龍の加護」、そして攻撃後の待ち時間を短縮する「白虎の加護」、最終的に30秒遠距離貫通攻撃の「黄龍の刃」になる。
最終的なステータスはHP6000、攻防1500程度(魔法耐性は10)かつ、ブロック数が1なので、壁役の後ろに置く使い方が良いかもしれない。
ネックなのはコストと最終スキルまでの時間。コスト34に加え、強化スキルのCTが30秒なので最終スキルまで約120秒かかる。
また、「黄龍の刃」もCTが50秒で回転が良いとは言えないので、後衛軍師などのスキル再使用までの時間を短縮できるユニットを編成に入れておきたい。

◆王子【白牛】

「神獣ナンディ降臨」で手に入る称号「白牛を御す者」でこの姿になる。
ナンディの鎧と斧を人間用に整形して身に纏っている。王子の装備としては珍しく、顔がほとんど見えないフルアーマー状態。

戦意高揚に【白牛】が付き、編成に居るだけで2021年実装ユニットの攻防7%が追加された。
2021年は丑年なのでこのような能力と思われる。
出撃しなくても良いので、塔でハイスコアを狙うときなんかに有用。あえて21年度ユニットで縛りプレイしても面白いかもしれない。

スキル「歳司る白牛の威容」は珍しいデバフスキルで、30秒間30%攻撃減と数値こそやや控えめだが、持続の長さはかなり優秀。
21年以降はデバフが刺さる場面も増えているので、高難易度ミッションに駆り出される日があるかもしれない。

◆王子【海鎮】

「神獣バハムト降臨」で手に入る称号「海威を鎮めし者」でこの姿になる。
バハムトの魔力が宿った要石を素材として、青い鎧と銛を纏った涼しげな色合いの王子。

戦意高揚【海鎮】は海に関係する各クラスを強化するいつものやつ。
だがそれ以上に大きいのが、水中適応を全味方へと与える配置バフである。
ストーリーミッションの水中ミッションと言えば、後に難易度緩和が図られたくらいの高難易度ミッションとして知られ、
そんな水中ミッションでのデバフを緩和してくれるのだから強くないわけがない。
魔界適応の様に完全にデバフを消するわけではないが、それでも水中ミッションの攻略に置いて非常に心強いバフである。
バハムト戦も水中マップなので、極級でこれを取ってから神級で早速デビュー戦なんて様子も見られた。

スキル「静波を割く波濤」も、攻撃倍率はさほどでもないが、長射程、マルチロック、鈍足と今風の優秀な追加効果が揃っており、
水中じゃなくても普段使い出来るくらいには優秀なスキル。

◆王子【ドゥン】

「神獣ドゥン降臨」で手に入る称号「雷虎を征す者」でこの姿になる。ここにきて何故か【】内の文字が漢字ではなくなった。
ドゥンが残した戦輪を素材として作られた、雷ほとばしる鎧。

前年のナンディに引き続き、こちらは2022年のユニットを強化するバフを持つ。数値や撤退支援も同様。
2022年といえば、塔の記録を塗り替えていくエフトラが居るので、彼女の実装後から早速バフが生きている。

スキル「早き雷虎の戦輪」は射程範囲内に防御魔耐の40%デバフを与えながらの遠距離攻撃だが、
ドゥン王子自体の特性によって攻撃が2hitするため、見た目以上の火力を出してくれる。
その代わり攻撃速度はやや遅め。

◆王子【焔竜】

「神獣ニーズヘッグ降臨」で手に入る称号「竜焔を纏いし者」でこの姿になる。
ニーズヘッグの魔力が残る鱗を使って作られた、竜焔が燃え盛る黒い鎧。

恒例の特定バフは竜族とドラゴンライダーというニーズヘッグに即したものとなっている。

一方で、王子本体の性能がやや特殊になっており、HPの常時減少、HP残量が高い程与ダメ強化、スキル「焔竜の溶弾」で広範囲遠距離攻撃と、
これまでの神獣系称号としてはかなり火力に振った性能と化している。
HP減少速度が思った以上に速いため、デメリット込みでの超攻撃型という感じか。

◆王子【天羽々斬】

「神獣ヤマタノオロチ降臨」で手に入る称号「遠呂智を断つ者」でこの姿になる。
ヤマタノオロチの鱗を使って作られた、東の国風の鎧と剣。

案の定というか東の国属性へのバフであり、妖怪をはじめ東の国属性はメンツがそろっているので、これまでの属性バフよりは使いやすいだろう。

素で射程の短い魔法遠距離攻撃を持っており、スキルは段階スキルで最後には発動時間無限になるため放置向き。
東の国属性へのバフが防御に特化しているものの、妖怪をはじめ防御向きのユニットは多いので地味にかみ合いを見せている。

◆王子【玉兎】

「神獣玉兎降臨」で手に入る称号「玉兎の祝福を受けし者」でこの姿になる。
玉兎は目覚めて暴走していたとかではなく、玉兎を祀るためのお祭りとして戦ったので、玉兎の素材から作られた装備ではなくお祭り用の衣装である。

毎年恒例の年度バフver2023であり、例によって塔におけるハイスコア要因が主となる。
ただ、非ブロック中は味方を回復したり、スキルも範囲内へのバフなどサポートが主となっているのは珍しい。

◆王子【麒麟】

「神獣麒麟降臨」で手に入る称号「麒麟に選ばれしもの」でこの姿になる。
王子を認めた麒麟が去り際に残した反物を使って作られた衣装。

長らく放置されていた華の国のストーリーが動いた2023年だけあってバフ対象も華の国に。
スキルも昨今の情勢に合わせて今風の遠距離攻撃+デバフと優秀。さすがに英雄王や宣誓にはかなわないが。

◆王子【竜王】

「神獣倶利伽羅竜王降臨」で手に入る称号「竜王の炎を祓う者」でこの姿になる。
倶利伽羅竜王が遺した剣を装備した状態……なので鎧の方に何があるのかは地味に不明。

恒例の年度バフ2024年バージョン。
スキルはいまだ珍しい「攻撃後継続ダメージを与える」タイプ。ユーザーの間では毒とか呪いとか言われてるアレである。
大嶽丸に出てくる鬼蜘蛛の呪毒とか、味方ユニットならイヴリールのスキルと言えばわかりやすいだろう。

その他

◆王子【幼少】

称号「小さき英雄」により、一部のイベントで登場していた王子の幼少期の姿に変身する。通称:子供王子。
称号の獲得条件はプレイヤーランク401到達。長期間プレイし、かつ育成に石を割りまくっているプレイヤーでなければまず到達しないような数字である。

コストは10で据え置きだが、各種能力がダウンし、特に生命線の戦意高揚も10%まで低下してしまう。
代わりにスキル「英雄の片鱗」を持ち、自身の能力を大幅に伸ばし、戦意高揚の効果を20%底上げする。
これによりスキル中のみ他の称号を大きく上回る30%のバフを掛けることができるが、効果時間が短く戦闘中1回しか使えないので使い勝手が良いとは言いがたい。
基本的には実用性度外視で特殊な遊び方をしたい人向けの称号。
ただしスキル中だけは通常王子よりバフ性能が高いので、ピンポイントで使われることも……

◆ちび王子

称号「ちび英雄」により、ちびバージョン(SDキャラ)の王子となる。
こちらはプレイヤーランク501が獲得条件で、上の子供王子よりもさらに取得までが遠くなっている。

こちらもコストは10で据え置きで、ステータス面も通常王子と大差なし。
バフのほうは10%にダウンしているが、ちび属性ユニットに対してさらに攻防+15%となっており、これらに限れば通常以上のバフを付加してくれる。
スキル「ちび英雄の鼓舞」もやはりちび属性限定のバフスキル。ただし倍率は攻防1.2倍、持続20秒と大分控えめ。
一応本体の攻防も1.5倍となるが、元のステータスが低いのであまり意味はない。
子供王子と同じく、趣味で遊ぶための称号と言えるだろう。

◆王子【ダーク】

称号「闇の英雄」によりこの姿となる。
毎年恒例四月馬鹿イベントの2019年度版「千年戦争アイギス ダークネス」の最後のミッションをクリアすれば入手できた。
「ダークネス」で登場したダーク王子の意志と剣を受け継いだ王子。
立ち絵では設定通り左手に剣を持っているが、ドット絵ではなぜか右手に剣を持っている。
なお10周年目にしてダーク王子も貴重な男ユニットとして別途で実装されている。

ステータス面は2ブロのケラウノス神器王子といったところで、こちらも通常攻撃が魔法攻撃。
戦意高揚は「戦意高揚【ダーク】」となり、通常の攻防20%バフに加えて、魔界出身種族*3のユニットにHP10%のバフを与える。
スキル「暗黒の波動」は10秒とかなり短い持続だが、全ての敵に攻防40%減という強烈なデバフを与えてくれる。ダーク王子が使っていたものに比べるとだいぶ劣化しているが、それでもかなり貴重なタイプのデバフである。
ダークなので魔界適応も持っているが、神器ではないので味方へのデバフは緩和できない。

◆王子【水着】

称号「真夏の主役」により鎧を脱ぎ捨てて爽やかなスタイルに身を包んだ夏の王子。
水着ユニットも増えてきたころ、突然発表され翌日のアップデートで配布された。

戦意高揚は15%と控えめだが、サマー属性には攻撃+10%のおまけ付き。
スキルはスイッチスキルとなっており、最初はなぜか釣りをしながら敵にデバフを振りまき、休暇を取った後は自身とサマー属性ユニットをパワーアップさせ、その後は再び釣りへと戻る。

サマー縛りを組むならイメージ的にもぴったりだろう。

◆王子【正月】

称号「新年を祝う者」でいかにもな装いのめでたい王子。
正月属性へのバフを持ち、地味にだが水着の次くらいに強い季節属性なのでバフだけなら価値は高い。

スキルは確率で貫通化する遠距離高速攻撃。
基本的にはネタだが、なかなかの速度で羽を飛ばしているので一度ご覧あれ。

◆王子【ファンダム】

称号「星を追う者」で星(アイドル)を応援する王子の姿。
突如始まったトンチキアイドルイベントの終了時に配布された。

近接ユニットながらブロ0と化し、能力も味方へダンサー系のバフを与えるキワモノ王子と化す。
スキル中は体力を減らしながらサイリウムをブンブン振り回す。非常に迷惑と思われる。
スキル名も「開演の声援」「歓喜のシャウト」「熱烈なるアンコール!」と強化されていくネタ全開。

◆王子【正装】

称号「祝いの正装」で豪華な服に身を包んだ王子。
アイギス10周年記念として配布された。
今まで地味になかったシンプル正装系王子である。

戦闘力はデフォルト王子に毛が生えた程度で、スキル中のバフも条件を満たして英雄王と同じくらい。
記念という意味合いが強いだろう。

◆王子【祝賀】

称号「祝賀の戦旗」により戦旗を持って出撃。
DMMGAMES10周年記念として配布された。

バフは数値の下がった英雄王といった感じだが、地味に魔法耐性のアップも含まれた地味に貴重なユニット。
ただし、他の魔耐上げユニットとは異なり割合でのアップとなるので、元から魔耐が高いユニットならともかく、低いユニットに魔耐を与える目的では使えないのが痒い所。
スキルも同様にHP、攻撃、防御、魔耐へのバフである。

◆王子【時空太鼓】

称号「時空太鼓で祝う者」で太鼓を担ぎ出した王子。
コラボイベントのストーリー内で披露され、終了後に配布された。

編成、配置バフ共にやはり数値の下がった英雄王という感じだが、まさかのダンサー効果を獲得し、
さらにスキルを発動することで疑似デモサマになるという、よくわからない混沌とした能力を持つ。
おまけにスキルは永続で発動中はブロ0と、癖の塊のような性能。

◆王子【対魔忍】

称号「今日から対魔忍」で対魔忍スーツに身を包んだ王子。
対魔忍コラボイベント後に配布された。

サイリウム王子に負けず劣らずの変な称号だが、地味にこれまでなかった忍者系ユニットへのバフを持っている。
忍者はほとんど東の国属性なんだから東の国バフでいいじゃんは禁句。
スキル中は王子が4体の分身を生み出す。いつの間に修得したのやら…




追記・修正は国を滅ぼされてからお願いします。

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最終更新:2024年03月12日 15:55

*1 このことは公式に明言されており、他の登場キャラクターも媒体ごとにパラレルワールドの住人である

*2 ソルジャー系、ワルキューレ系、ヘビーアーマー系、アーチャー系、ヒーラー系

*3 ゴブリンオーク、アンデット、デーモン