登録日:2018/01/07 Wed 01:00:00
更新日:2024/09/08 Sun 20:36:47
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開発は、「カードファイト!!ヴァンガード」に引き続きフリューである。
かつては
クソゲーオブザイヤー常連とも呼ばれたが、このシリーズは無難に仕上げている。
●目次
◆概要
基本的には同社開発の
これとほぼ同じである。
ストーリーに沿ってファイトを勝ち抜いていくことでBP(バディファイトポイント)を稼ぎ、ショップでカードを買ってデッキを強化していく。
ショップの品揃え(パック、構築済みデッキ)は、発売時点での現実のものに沿っている。商品定価もほぼ一致している。
ただし構築済みデッキは、一箱買った時点で全ての収録カードがMAXまで揃う。複数買いする必要無し。
ヴァンガードよりも一戦ごとに貰えるBPは多めで(弱い相手でも倒せば1500BP程は稼げる)、序盤から積極的にカードを買いに行ける。
ダブったカードはCP(カードポイント)に変換され、CPを消費することで
- すでに持っているカードを増やす(レア度が高いほど高くなる。)
- プロモーションカードが手に入る「スペシャルパック」を買う
- 何が出るか分からない「ランダムパック」を買う(最低1枚はまだ持っていないカードが出る)
- ギャンブル(神経衰弱)に挑戦してBPを増やす
といったことが可能となる。
なお本作はバディモンスターを1枚決める都合上、モンスターは6枚目以降、それ以外のカードは5枚目以降がダブりと判定される。
◆シリーズ
フューチャーカード バディファイト 友情の爆熱ファイト!
記念すべき一作目。収録カード数約1000枚。
500円スタートデッキ「強ドラ」~「アスモ大集結☆」までの全てのトライアルデッキと、エクストラブースター「ヤバすぎ大決闘!!ドラゴンVSデンジャー」までのパックを収録する。
プレイヤーは、熱血系ショタの天堂勇気(CV:
めぐみん)と、優等生系ショタの月宮真の二人のどちらかを主人公として選ぶ(いずれも名前変更可能)。
未門牙王の弟子的存在になって、アニメ一期(無印)をベースにしたオリジナルストーリーを体験できる。
各種
必殺技を繰り出した際の派手なエフェクトも見どころ。
この時点では
必殺技の数も少なかったためか、ほとんどの技に専用演出とボイスがある。
まだバディファイトというコンテンツ自体が手探り状態でのゲーム化であり、使えるフラッグは8種類しかない。
原作最終盤に出てくる特殊フラッグ《ドラゴン・アイン》は実装が間に合わなかったため、
ラスボス(選ばなかった方の主人公)が
闇堕ちし、当時最新だったダークネスドラゴンワールドのデッキを使ってくる。
隠しキャラは
先導アイチ。
姉妹作品(?)であるロクビクのセーブデータを読み込ませることで対戦できる。
ただし対戦自体は普通のバディファイトであり、デッキにもそれほどアイチ要素は無い。
フューチャーカード バディファイト 目指せ! バディチャンピオン!
2作目。
収録カードは前作から大幅に増え約3400枚。
「友情の~」から持っているカードの引継ぎができる。
DDD編のクライマックスブースター「ドラゴンファイターズ」までのカードを収録する。
二期(ハンドレッド)から三期(DDD)までのカード
プールをほぼ網羅しており、この手の
ゲームでは削除されがちな店舗コラボカードやジョークカードまでもバッチリ収録。
例外として「ドラゴン・ドライ」他
ラスボスのカード群は収録の都合上パックに入っていないが、パスワード入力で手に入る。
もちろん『変身』『搭乗』『ドラゴンフォース』『必殺モンスター』等の新ギミックにも対応している。
そのため、少なくとも対戦ツール的には前作よりも進化している。だが…
- 体験版が「それなりにチューンしたデッキを回してくるタスクを、トライアルデッキ無改造で迎え撃つ」という公式ネガキャンめいた無理ゲー
- チュートリアルバトルの相手が前回のラスボスで、下手すると勝てない
- ストーリーの主人公が未門牙王に固定され、前作に登場したゲームオリジナルキャラクターの存在が無くなった
- ストーリー中盤で「タスク編」「ガイト編」と称して、デッキ完全固定での戦いを強いられる。固定されるデッキはお世辞にも強力とは言えない上、決め手となるドラゴンフォースも無い。しかもその間に戦わされる敵がやたら厄介。勝てない相手に対してカードを吟味して立ち向かうというゲーム自体の楽しみを全否定される。
- DDD環境の主役である必殺モンスターのエフェクトが乏しい
- シナリオは「制作陣の内部分裂」「唐突なバディの入れ替わり」「二期(ハンドレッド)以前から登場している一部キャラの転がし方と決着の付け方の雑さ」が原因で正直評判があまりよろしくないアニメ三期(DDD)をなぞるだけで、二期についてはほぼフォロー無し
- クリア後のやりこみで二期のキャラとも対戦できることは出来るが、キャラクターボイスやイベントは無い。
と、手放しで褒められない点もある。
フューチャーカード バディファイト 誕生!オレたちの最強バディ!
3作目。
収録カード数約4000枚。
1~2作目のいずれかからカードの引継ぎが可能となっている。
「コンプリートカオス」までが収録対象となっている。
4期までのカード
プールはコンプリートされているが、「ファイナル番長」は収録されておらず、パスワードでの解禁も無い。
主人公は空峰翔太、バディは「バーン」と呼ばれる「炎竜」である。
初期デッキの切り札であるが、初期デッキは基本カードバーンを詰め込んだだけのお粗末な物であり、チュートリアルで戦う相手(敵の幹部キャラ)には大苦戦することは確実である。最悪ワンショットキルされる可能性もある。
なお、この非常に難易度の高いチュートリアルを乗り越えなければデッキの組み替えもできない。一応、「アドバイスを聞きながら進める」ことで必ず勝つことが出来るが、相手が露骨に舐めプをした上でのかなり不自然な勝利となる。
選択肢を間違うとガチファイトを挑む羽目になってしまうので注意が必要。
バディとなった「バーン」とのキズナ値を貯めていくことでストーリーが進む。
キズナ値は(会話だけのイベントも含む)サブイベントを消化していけば貯めることができ、「バーン」シリーズのカードの使用率などは一切関係ない。
バーンの能力は決して弱くはないのだが、環境上位であるthe Chaosや次点の竜牙雷帝に太刀打ちできるほどのパワーは無く、かといってプレイヤーがそれらのデッキを使った場合、バーンは投入することすら出来ない。
したがって、実はバーンを一切使わなくてもクリアには何も支障はなく、むしろバーンを使って勝つ方が縛りプレイの域である。
自称弟子なんだからせめて雷帝軍に入れてあげてください・・・。
ストーリーはアニメ4期を忠実になぞったストーリーである。
しかし現実のバディファイトのカードパワーのインフレの影響がストーリー上にも出ており、
CPUが平気で1ターンキルを仕掛けてくることもあるため、ストーリーの難易度はかなり高め。
ネット対戦は良好ではあるが、持ち時間制の時間が足りないという問題がある。例えば今作環境トップである「ザ・カオス」を使う際、展開しきるまでに時間がかかり、持ち時間が切れることもしばしばある。時間切れになると操作不能になるため切断するしか無い。
一方、ストーリーで
CPUが使ってくるザ・カオスや竜牙雷帝といった環境デッキは、
CPUが使うには処理が複雑すぎるのかあまり強くない。
また、コンプリートカオス以降のパックが出てもしばらくの間大会を席巻し続けたバディファイト最強カード「ギアゴッド1000」は、アニメで登場しなかったこともあって使ってこない。
シミュレーターとしては傑作といえるがカードゲームのインフレにゲームがついて行けてないゲームとなっている。
オープン・ザ・フラッグ!
ツイキワールド!シュウセイワールド!
- ストーリーが一期と三期で全く違って二期が無い説明もいるんじゃない? -- 名無しさん (2018-01-17 01:19:42)
- ゲーム発売前に離れたから知らんかった 2は賛否両論なのか? -- 名無しさん (2018-01-17 23:08:46)
最終更新:2024年09月08日 20:36