秋本・カトリーヌ・麗子

登録日:2018/10/01 (月) 17:20:16
更新日:2025/01/29 Wed 19:28:37
所要時間:約 8 分で読めます





もうおこったわ ゆるせない!!


秋本・カトリーヌ・麗子とは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物である。

CV:森尾由美(テレビアニメ)/土井美加(イベント用アニメ)
演:香里奈(ドラマ)/細川直美→大河内奈々子→森下千里→原幹恵(舞台)

●目次

プロフィール


生年月日:7月7日
年齢:23歳くらい?(登場当初は19歳)
身長:170cm→177cm
体重:46kg→56kg
スリーサイズ:95.87(ブラジャー着用時は95.3) / 59.0 / 90.0
血液型:O型
出身地:兵庫県神戸市(生まれはパリ)


人物


警視庁葛飾警察署交通課に所属する婦警で亀有公園前派出所に勤務している。階級は巡査。
世界的に有名な貿易商「秋本貿易」の社長令嬢でもあり、同僚の中川と同じく社長として幾つもの会社の経営に携わっている。
社長業の他にもファッションモデル、パーティーやお菓子のプロデュース、ピアノの家庭教師等もやっている。
記念すべき第100話で登場。おたふく風邪で病欠となった寺井(現・丸井ヤング館)の補充要員として派出所へやってくる。
だが寺井が戻ってきても派出所にい続けており、いつしかレギュラーメンバーと化した。
ちなみにアニメ版では第1話で登場しており、寺井と一緒に派出所に勤務している。
登場当初から両津の事を「両ちゃん」、中川の事を「圭ちゃん」と親しみを込めて呼んでいる。

日本人の父とフランス人の母を持つハーフ。
ブロンドのロングヘアが特徴の美人で日本人離れした抜群のプロポーションを持つ。
登場当初から胸は大きいほうであったが、連載が進むに連れて段々と大きくなっていった。
あまりに胸が大きすぎるため、両津の実験で弓を空撃ちさせたら弦が直撃し頽れた*1
勤務中は特注のピンクの制服を着用。婦警帽はあまり被らない。スカート丈が異常に短い理由は「動きやすいから」とのこと。*2
ちなみにこの制服は中川と同じくちゃんと警視庁から許可を得て着用している。…だが、階級章すら付けないのはどうかと思うが。
派手すぎる外見のため、初見で警察官だとわかる人はほぼいないようで、警察の仕事でアパートに調査訪問に行った際には両津が説明するまで誰一人信じなかった。
なお、アニメ版及びドラマ版では、(流石に無理があるせいか)単純に色違いなだけで、ミニスカ以外のデザインそのものは正規の婦警制服と同じになっている。

趣味はケーキ作りで、プロ級の腕前を持つ。
お菓子作りのキャリアは10年以上なので料理に関しては一切の妥協を許さず、少しでも気になる点があれば一から作り直させる。
料理に対する拘りは凄いだけにその腕前は確かなので、デパート等から出店の依頼が来る事もよくある。

テディーベア作りにも凝っており抱いて寝る事もあるようだ。

中川がフェラーリに乗り出した時期からポルシェに乗るようになり、それと同時期にスピード狂である事が判明。高速道路ではいつも200kmで走行している。
苦手なものは水泳と犬であったが、どちらも現在は克服済みである。

後にセアラという大型犬を飼っており、そのセアラに変装した両津と一緒に寝た。

実家は神戸の山中にある大豪邸。敷地には彫像や噴水があり、庭の手入れも行き届いている。
現在は東京の高級マンションで1人暮らしをしているが、数年ごとに父親が買ってくれたマンション等に引越しをしている。
中川と同様に世界各地に別荘を保有しており、休暇の際にそこに両津達を招待してバカンスを楽しんでいる。

第100話にて、ミニパトで派出所の入り口に突っ込むというある意味ド派手な初登場をする。
当時はヒラヒラのスカートを着用し、髪も少し短かった。


性格


活発で社交的な性格。
並外れた行動力も持ち、6歳の頃には1人でパリから西ドイツまで行って両親を心配させている。
中川と同様に金持ちである事を必要以上に誇示せず、サバサバとした嫌味のない性格なので男女問わず人気が高い。
葛飾署の婦警からの人望も厚く、署で何かあった場合は婦警達の陣頭に立って上司に意見をする事もある。アニメだと小野小町、清正奈緒子という後輩がおり、彼女達からは慕われていて、相談を聞いたり3人で旅行に行ったりしている。
とても気が強く、曲がった事は大嫌い。凶悪犯相手でも物怖じせず立ち向かうほど度胸も据わっている。
両津とも互角に渡り合う事が出来、両津のせいで被害に遭う度にほぼ泣き寝入りしている中川とは違い、両津に利用された時にはきっちりとお仕置きをする。
怒らせるととても恐く、頭に血が上った時には(相手が両津だった事もあるが)ためらう事無くマシンガンを乱射する事もあった。

登場当初は非常識かつ我儘な性格で両津達を振り回していたが、連載が進むに連れて常識のあるスーパーレディとなった。


能力・特技


スイスの名門女学校を卒業しているので、礼儀作法や教養等を身につけている。
語学も堪能であり、外国の知人との会話は全て英語で行っている。パーティーでは通訳を行う事もある。
しかし中川と同様にロシア語は苦手である。
幼い頃から英才教育によって美術や音楽等の芸術的感性が養われており、特にピアノは幼少の頃から得意だった事もあり、
モーツアルト・コンクールで優勝を果たした事もある。

身体能力も抜群で、両津と喧嘩になった時には得意の合気道で豪快に彼を投げ飛ばしている。
思春期の頃をスイスで過ごしているためスキーが得意。ワールドカップ・女子スラロームで金メダルを獲得した事がある。
学生時代は長距離ランナーだったので、逃走した犯人を長時間追いかけるほどのスタミナを持っている。
一番得意なスポーツは射撃。自宅には専用の射撃場があり、警察学校での射撃実習では教官も舌を巻く程の腕前を見せている。
過去には射撃でメダルを受賞した事もあるらしく、スナイパーライフルで上空数千mから降下する両津の
ハングライダーの紐だけを撃ち落とすという絶技まで見せていた。
水泳は苦手であったが、現在では普通に泳ぐ事が出来るようになっている。

運転は荒いものの抜群のドライブテクニックを持っている。
車だけでなくバイクにも乗る事が出来、白バイ隊員に志願して合格した事もある。
他にも軍用ヘリの操縦も出来る。

中川よりは金銭感覚はしっかりしたほうだが、お金の話題になると中川のほうに着く事が多く、100円ショップの存在を知った時には「信じられない!」と素直に驚いていた。

ゲームやアニメの知識もあまりなく、ゲームギアゲームボーイと呼んだり、
組み立てている途中のコン・バトラーVの超合金を見て「壊れてるの?」と言ってしまい両津を激怒させた事がある。
しかし超機動戦隊ガムダン(機動戦士ガンダムのパロディ)はとある事情によってオタクとも違和感なく話せるほど詳しくなっている。
また女の子向けアニメや社会現象になったアニメの主題歌はノリノリで歌う事は出来る。


秋本貿易


麗子の父・飛飛丸が社長を務める、神戸を本拠地とした貿易会社。
年商は約2000億円。宝石から石油まで扱う大企業である。
貿易業以外にも海外でのホテル経営等様々な業種を手広く手掛けている。
ちなみに白鳥麗次の父親が経営している白鳥鉄工は秋本貿易の下請け会社であった。


生い立ち


196X年。
フランス・パリにて秋本貿易の社長・飛飛丸とフランス人のファッションデザイナー・フランソワーズの長女として誕生。
オリエンタルな雰囲気を持つ美少女へと成長するが、その容姿とは裏腹に女の子のオモチャより男の子の好んでいた。
この時期にモデルにスカウトされた事があり、5歳の頃に有名菓子店のマスコットガールを務めた事でフランス中の注目を集めるようになる。
あまりに有名になりすぎて誘拐されかけた事もあるが、恐がる様子を見せずに立ち向かい犯人を捕まえるという大手柄を立てている。
6歳の時には別荘を抜け出して列車で西ドイツまで行ってしまい、男勝りの行動力に両親は落ち着く暇もなかったという。
小学2年生の時には父親の仕事の関係で、絵画を日本の小学校へ届けるためにフランスの親善大使として日本を訪問。空港に大勢のマスコミが押し寄せる騒ぎとなった。
15歳でスイスの名門女子学校へ入学し、親元を離れ寄宿舎で生活するようになる。在学中には級友達を率いて寄宿舎に忍び込んだ泥棒を捕まえた事もある。
17歳で卒業後はフランスの両親のもとに戻り、父の事業の基盤を築くために家族揃って日本へ行き、その年に日本の大学へ進学。
だが元々正義感が強かったため、卒業後は父が決めた就職先を蹴って警察学校へ入学した。
そしてその翌年に葛飾署交通課勤務となり、補欠員として公園前派出所に配属され現在に至る。


秋本一族



  • 秋本飛飛丸
麗子の父で秋本貿易社長。名前の読みは「ぴゅんぴゅんまる」。若い頃は両津に似ている。
派手好きな性格でパーティーをよく開いており、登場の際にはほぼ毎回コスプレを披露している。
麗子を溺愛しており、麗子が早く結婚してくれる事を願っている。
妻はフランス人だがフランス語は一切話せず、毎回通訳を使って会話をしている。

  • 秋本フランソワーズ
麗子の母でマリイ・ローランという別名を持つ有名ファッションデザイナー。
回想と現在とで容姿が大きく異なっており、飛飛丸とは反対に日本語が一切話せない。
年商は7兆円を超えるとも言われており、秋本貿易は彼女の経営するグループの末端会社の1つである。
麗子の憧れの存在でもある。

  • 秋本優
麗子の妹でオックスフォード大学の学生。
麗子に引けを取らないほどの才女で、麗子以上に行動力がある。
街角でスカウトされた事で芸能界入りするも、現在は芸能活動を自分のそっくりさんに任せて普通の生活に戻っている。
なぜか両津の事をとても慕っている。

  • ダニエル・アルベーヌ
麗子の祖母で現在は故人。
麗子は彼女がつけていたカメオを形見として大事にしている。

  • アニー・ルモアン
麗子の従妹。
フランス王室の血筋を引いている。


両津との関係


両津のほうが階級は上だが、初登場以来両津の事を「両ちゃん」と呼んでいおり、敬語も使わない。
時々喧嘩をする事もあるが、両津に負けず劣らず気が強いので両津に圧勝する事もよくある。

しかし両津に対し好意を抱いているような面もあり、初期の頃は普通にデートをしていた事がある。
その際には「いきそびれたら両ちゃんのところにでもいこうかしら」と発言していた。
他にも両津を自宅に招いた際にバスタオル姿で接する等、両津に割と心を許しているようである。
両津からも女性として興味を持たれる事もあるが、描写はマチマチである。
両津が纏と結婚するという噂が流れた*3時にはつい切なそうな表情を浮かべ、
出張版で両津が交通課に異動となった際には「心に穴が開いたようでさみしい」と語っている。
また財閥の御曹司にプロポーズされた時には憧れの人として両津の名前を出しており、
出張版では目の前の占い師が変装した両津と知らずに「両津勘吉という男性が好き」と明かしていた。
等身大麗子フィギュアを作る際、両津に薬で眠らされ服を脱がされて採寸されたことがある。
測定中に起きかけるが、「ねんねんころりよ」を微妙に変えた子守唄で寝かされる。2000年を迎える時に、夜勤中の両津を思いだしわざわざフランスから急遽日本に来ていて、アニメで両津が大原部長の紹介でお見合いをして、互いに付き合い始めた時は「両ちゃんの良さが分かる子がやっと現れたんだから、喜んであげなきゃ」と小野小町と清正奈緒子に言っていたが、そのあと辛そうにため息をついていた。

行動力があって多くの趣味を持ち、拘る時はとことん拘る等、実は結構似ているところが多い。
両津のほうもたまに彼女を恋愛対象と見る事があるが、彼女の男勝りな行動を見た時には「あんな奴を嫁にしたら恐ろしくてたまらん」と言っていた。なおこれには中川や寺井も同意していた。
もしも将来二人が結ばれたなら、両さんは100%麗子の尻に敷かれるだろう。




追記・修正やってあげるわよ!


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最終更新:2025年01月29日 19:28

*1 実際に女性が胸当てを付けないでやると起こりやすいらしい

*2 もちろん、正規の制服も持ってはいるが、度々着ていた中川と違って麗子はほとんど着ない

*3 実は互いに本気だったが、色々な事情でお流れとなってしまった。