パンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス

登録日:2018/11/09 Fri 03:49:01
更新日:2025/06/14 Sat 18:28:51
所要時間:約 4 分で読めます





僕はドナルド!

俺はホセ・キャリオカ!

俺はパンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス!

はぁ?なんだって?


パンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス3世は、ディズニー映画『三人の騎士』及び2018年のディズニーアニメ『三人の騎士の伝説』の登場キャラクター。
声はホアキン・ガライ*1
日本語吹き替えは古川登志夫だが、歌のみ藤島新が担当している*2


ラテンアメリカに住むドナルドダックの友人の真っ赤な羽毛の雄鶏の青年。
メキシコ・シティ出身でメキシカンハットを被り、拳銃を二丁持ち歩いている。投げ縄も得意。
メキシコ出身だがブラジルやチリの血も引いている。

映画ではもう一羽の友人であるホセ・キャリオカと共に、ドナルドの誕生日を祝い、南米(初っ端から南極の話だが)に住む奇妙な鳥たちを紹介する映像を収録したフィルムと共に自分たちを郵送、最初のプレゼントの鳥の映像鑑賞、二番目のプレゼントから現れたホセのバイアの紹介が終わると、一際大きな最後のプレゼントから姿を見せ、ドナルドとホセと共に三人の騎士を結成。
結成時に披露された歌では毒を盛られたり燃やされたり埋葬されたりと、何故かドナルドとホセに本気で殺しにかかられるが、不死身っぷりを見せつけている。

ホセと共にピニャータを使ってドナルドをからかって遊んでから、写真やイラストを見せながら、メキシコの成り立ちを一通り解説すると、二人に現在のメキシコ(放映当時)の写真を見せ、行ってみたいという声が出るやいなや魔法のサラペに乗せて写真に入り込み、メキシコ(実写)を訪ね案内した。


なお、この映画の時点ではパンチートとしか名乗っておらず、拳銃使いなことから「早撃ちパンチート(Panchito Pistoles)」なる愛称で呼ばれていた。




「パンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス(Panchito Romero Miguel Junipero Francisco Quintero González III)」という長いフルネームが設定されたのは、ディズニーキャラクター総出演のお祭りTVアニメシリーズ『ハウス・オブ・マウス』の「グーフィー大変身?」というエピソード。


ホセの指導により、何もかも完璧な一流ウェイターへと変わり果てたグーフィーに本来の自分を取り戻させるために、自分らしさをテーマとした歌を披露し、その中で由来と共に名乗った。

ミゲルは父親、ロメロは両親の結婚の付き添い人、フランシスコ・クインテロは挙式を執り行った神父、フニペロは母親の兄弟、ゴンザレスは祖父のロベルト・ゴンザレスから受け継いでいる。
また、原語版や『三人の騎士の伝説』では最後に「III(three、3世)」がついており、吹き替え版でも『三人の騎士の伝説』にて「パンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス3世」に統一された。
平たく言うとルパン三世(アルセーヌ・ルパンの孫で同名を名乗るから三世)みたいな感じ。

余談だが、親族の名前を受け継ぐという命名方法はスペイン語圏では一般的で、パンチート・ロメロ……ゴンザレスほどではないが長い名前の人間が多い。

映像では名前の由来となった以外の親族も映されているのだが、人間がいたりホセがいたり唐揚げになっていたり、非常にカオスかつダーク。
なお、グーフィーには何の効果もなかった



『ハウス・オブ・マウス』では「スリー・キャバリエロ(三人の騎士)」というエピソードでもメインとなっており、こちらではイタチのマネージメントで一流スターとなり、名前も捨て「かつてドナルドと呼ばれたダック」となったドナルドの目を覚まさせる内容と、どちらも自分らしさを取り戻させる話となっている。


追記・修正は自分らしくお願いします。

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最終更新:2025年06月14日 18:28

*1ハウス・オブ・マウス』ではカルロス・アラズアキが担当。

*2 『ハウス・オブ・マウス』では歌も古川登志夫が担当。